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お知らせ
お知らせ
2024/05/21
マスク着用のポリシーについて
いつも鍼灸指圧Akariサロンをご利用いただきありがとうございます。
Akariサロンにおけるマスク着用についてのお知らせです。

鍼灸指圧Akariサロンは2021年2月というコロナ禍真っ只中に開業され、以降マスク着用をはじめとする感染症対策には慎重に向き合ってまいりました。サロンが感染拡大の場にならないよう、自分が感染源にならないようと最新の注意をはらい、マスク着用、手洗いうがい、手指や各所の消毒を徹底してまいりました。
2023年5月、新型コロナウィルスも2類感染症からインフルエンザと同等の5類感染症となって以降も、お客様に関してはマスク着用は自由としておりましたが、自分は引き続きマスクを着用し、医療機関、医療従事者として感染症と向き合ってまいりました。
この度新型コロナウィルスが5類感染症となってから1年が経過したこと、以前と比較して感染者数や重症者数を考慮するにその危険性は和らいだのではないかという判断にいたり、施術中のマスク着用も施術者に至っても方針を変更することにいたしました。
岩手県内、および盛岡市内において新型コロナウィルス、インフルエンザ、その他の感染症が特別に増加していない場合に至っては施術者もお客様もマスク着用を自由とさせていただきます。
またお客様のご家族、お仕事、ご本人の体調や持病によって通常異常に感染症へ注意をされている方は、施術者にマスク着用をするようお申し付けください。施術室に備え付けのマスクを着用し、施術をさせていただきます。ご遠慮なくお申し付けください。

こうして医療従事者としての感染症対策の基準を引き下げることを検討できるようになったというのも、みなさまの感染症対策のご協力あってのことです。コロナ禍となってから4年間、いつ明けたと明確にすることはまだ難しいところではありますが、ひとまず、段階的なさらなる復帰を目指し、Akariサロンとしても引き続き慎重に、しかし少しずつ向かって行きたいと思います。今後とも鍼灸指圧Akariサロンをどうぞよろしくお願いいたします。
2024/05/01
2024年5月のお休みのお知らせ
いつも鍼灸指圧Akariサロンをご利用いただきありがとうございます。
5月のサロンのお休みのお知らせです。

5月のお休みは
・11日(土)
・12日(日)
・18日(土)
となっております。
18日は北上にてSDGsのイベントに多様性の一部として参加します。
2024/04/03
2024年4月のおやすみのお知らせ
いつも鍼灸指圧Akariサロンをご利用いただきありがとうございます。
4月のサロンのお休みのお知らせです。
4月のおやすみは
・10日(水)
・13日(土)
・14日(日)
とさせていただきます。
新生活、新年度の慣れない生活での疲れをぜひAkariサロンで癒していただければと思います。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。
2024/02/29
2024年3月のお休みのお知らせ
いつも鍼灸指圧Akariサロンをご利用いただきありがとうございます。
3月のサロンのお休みのお知らせです。
3月のお休みは
・9日(土)
・16日(土)
・17日(日)
・18日(月)
・28日(木)
となっております。
3連休は静岡と東京に出張に行って参ります。視覚障害当事者団体の委員会議、という内容で美味しいものを探してきたいと思います(笑)
2023/12/31
2024年1月のお休みについて
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
来年1月のお休みのお知らせです。
1月のお休みは
・1日(月)
・4日(木)
となっております。

………
なんかまちがってお休みがなくなっちゃいました(笑)
他のお仕事が入っている時間帯もあるのでご予約が取りにくい日もあるかと思いますが、基本的にはサロンにおります。ご遠慮なくお問い合わせください。

2023年もAkariサロンをご愛顧いただき本当にありがとうございました。2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
2023/12/22
年末年始のおやすみについて
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
2023ー2024年の年末年始のおやすみについてのお知らせです。
年末年始の営業スケジュールは
・2023/12/31 15時クローズ
・2024/1/1 終日休業
・2024/1/2 15時オープン
・2024/1/3 15時オープン
とさせていただきます。
年末年始で家族も集まり、少し騒がしい状況にあると思いますが、ご都合が合う方はぜひご利用ください。
また1月のその後のおやすみについては追ってお知らせさせていただきます。
2023/12/02
2023年12月のサロンのお休みについて
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
今月のお休みのお知らせです。
12月のお休みは
・10日(日)
・16日(土)
・23日・土)
・24日(日)
となっております。
今月からサロンはみたけ3-19-8に移転をいたしました。心機一転がんばっておりますので、今後もどうぞAkariサロンをよろしくお願いいたします。
2023/10/24
Akariサロン移転のお知らせ
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
12月1日よりAkariサロンは盛岡市みたけ3-23-44からみたけ3-19-8に移転いたします。柳家さん横の路地を少し入ったところになります。
11月中は移転の関係でお電話に出られない時間帯がありますので、ご予約やお問い合わせはメールもしくはGoogleフォームの予約システムからお願いいたします。

お電話に出られない時間帯:11月7日以降の9:00ー19:00
2023/10/01
2023年10月のお休みのお知らせ
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
10月のお休みのお知らせです。

10月のお休みは
・7日(土)
・8日(日)
・13日(金)
・・22日(日)
・29日(日)
・・30日(月)
となっております。

9月のお知らせをし忘れていたことに気づいてショックを受けておりますが、今月もどうぞよろしくお願いいたします。
ご予約は電話・メール・サイト内のGoogleフォームから受け付けております。
2023/07/31
2023年8月のお休みのお知らせ
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
8月のサロンのお休みのお知らせです。

8月のお休みは
・6日(日)
・13日(日)
・14日(月)
・15日(火)
・19日(土)
・20日(日)
・26日(土)
とさせていただきます。
祖母の初盆のためお盆にも少し連休をいただきます。
8月も暑い日が続くと思われますが、みなさんもお体にお気をつけてお過ごしください。
2023/07/01
2023年7月のお休みについて
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
7月のサロンのお休みのお知らせです。

7月のお休みは
・7日(金)
・16日(日)
・17日(月)
・22日(土)
・30日(日)
となっております。
30日は岩手県視覚障害者福祉協会の大会に理事として出席させていただきます。当日現地で参加される方もいらしゃると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2023/06/02
2023年6月のサロンのお休みについて
いつもAkariサロンをご利用いただき、ありがとうございます。
6月のサロンのお休みのお知らせです。

6月のお休みは
・9日(金)
・10日(土)
・11日(日)
・24日(土()
・25日(日)
となっております。
今月もどうぞAkariサロンをよろしくお願いいたします。
2023/03/14
Akariサロンのマスク着用に関する方針についてのお知らせ
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
2023年3月13日より、政府によるコロナウィルス感染対策防止のためのマスクちゃくようの指針が変更されたことにともなう、Akariサロンでのマスク着用に関するお知らせです。
Akariサロンでは皆様に安心して施術を受けていただけるよう、施術者は引き続きマスク着用と徹底した消毒での対策を行い、皆様に快適に施術を受けていただけるようお客様のマスクの着用は自由とさせていただきます。
医療機関では引き続きマスクの着用が推奨されていますが、Akariサロンは予約のシステム上、お客様がすれ違うことが少なくなるようにもなっていますので、安心と快適の両立を考え、このような方針とさせていただきます。
これからもAkariサロンをよろしくお願いいたします。
2023/05/04
2023年5月の追加のお休みのお知らせ
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
5月の臨時のお休みのお知らせです。

5月のお休みは
・7日(日)
・13日(土)
・14日(日)
・21日(日)
・27日(土)
となりました。14日日曜日は岩手県鍼灸マッサージ師会の総会に出席いたしますので、追加でお休みとさせていただきます。
今後もAkariサロンをよろしくお願いいたします。
2023/04/29
2023年5月のお休みのお知らせ
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
5月のサロンのお休みのお知らせです。

5月のお休みは
・7日(日)
・13日(土)
・21日(日)
・27日(土)
となっております。
GWもまだ施術枠に空きが少々ございますので、ぜひサロンにお問い合わせください。
5月もAkariサロンをよろしくお願いいたします。
2023/03/29
2023年4月のサロンのお休みのお知らせ
いつもAkariサロンをご利用いただき、ありがとうございます。
4月のサロンのお休みのお知らせです。
4月のお休みは
・1日(土)
・2日(日)
・11日(火)
・22日(土)
となっております。
新年度で生活やお仕事の環境が大きく変わる方もいらっしゃるかと思います。大きな変化で疲れを感じたり、体調や体質の変化を感じることなどがございましたら、ぜひ鍼灸・指圧・マッサージなどでお身体を整えにいらしてくださいね。
みなさまのお越しをお待ちしております。
2023/03/10
3月21日、臨時休業のお知らせ
いつも鍼灸指圧Akariサロンをご利用いただき、ありがとうございます。
急なお知らせとなりますが、3月21日(火)をお休みとさせていただきます。
祝日で施術を受けやすい日のところご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
3月のお休みは
・12日(日)
・16日(木)
・21日(火)
・25日(土)
となっております。
2023/02/25
2023年3月のお休みのお知らせ
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
2023年3月のサロンのお休みのお知らせです。

3月のお休みは
・4日(土)
・5日(日)
・12日(日)
・16日(木)
・25日(土)
とさせていただきます。3月もどうぞAkariサロンをよろしくお願いいたします。
2023/01/19
2023年2月のお休みのお知らせ
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
2月のサロンのお休みのお知らせです。
2月のお休みは
・3日(金)
・11ー13日(土ー月)
・19日(日)
・25日(土)
とさせていただきます。
2月は土日に公演依頼が重なってしまいご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
2月もAkariサロンをよろしくお願いいたします。
2022/12/28
2023年1月のお休みのお知らせ
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
2023年1月のサロンのお休みのお知らせです。

1月のお休みは
・5日(木)
・7日(土)
・14日(土)
・28日(土)
となっております。
また12月30日から1月2日までは年末年始のお休みをいただいております。
Twitterの方でまた年あけの施術可能なお時間をお知らせしていきますので、そちらも合わせてご確認いただけるとありがたいです。

2022年もAkariサロンをご愛顧いただき、本当にありがとうございました。
皆様のおかげさまで今年は新聞の取材をしていただけたり、ラジオに出演するなど、鍼灸師として施術以外のお仕事も楽しむことができました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年を!
2022/12/23
ニッポン放送主催 ラジオ・チャリティ・ミュージックソンに出演します!
2022年12月24日から25日にかけて放送される「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン(ラジソン)」に出演します。
出演時間は24日19:20頃から、岩手県内ではIBCラジオにて聴くことができます。またスマホではradikoアプリで聴くことができ、radikoの場合は聴き逃してもアーカイブで後から聴くことができます。
ラジソンは全国の信号に音声信号を設置するための寄付を募る毎年恒例のイベントです。音声信号ということで、視覚障害者の自分が今年はお話をさせていただきました。サロンのことや視覚障害のこと、その他自分が行なっている活動について、たくさんお話をさせていただいたので、ご都合が合う方はぜひお聴きいただけると幸いです!
2022/11/30
二千二十二年12月のお休みと年末年始のお休みについて
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。二千二十二年12月のサロンのお休みのお知らせです。
12月のお休みは
・5日(月)
25日(日)
とさせていただきます。
また二千二十二年12月30日(金)から二千二十三年1月2日(月)までは年末年始のお休みをいただきます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
2022/10/24
2022年10月のお休みのお知らせ
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。11月のサロンのお休みのお知らせです。
11月のお休みは
・5日(土)
・13日(日)
・26日(土)
・27日(日)
となっております。11月もAkariサロンをどうぞよろしくお願いいたします。
2022/09/28
2022年10月のお休みのお知らせ
いつもAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。10月のサロンのお休みのお知らせです。
10月のお休みは
・10日
・15日
23日
29日
となります。来月は営業日をたくさん確保できました。皆様のご予約をお待ちしております。
2022/08/29
2022年9月のお休みとお休みに関わるサロン利用期間の特別延長についてのお知らせ
日頃よりAkariサロンをご利用くださりありがとうございます。9月のサロンのお休みのお知らせです。
9月は
・5日(月)
・16日(金)ー23日(木)
にサロンのお休みをいただきます。
16日から20日までは日本視覚障害者団体連合の青年部大会に青年部常任委員として参加するため、福岡に出張に行って参ります。また21日から23日までは新型コロナウィルス感染拡大防止のため自主隔離状態の期間とさせていただきます。
16日から23日までと長期のお休みをいただくため、9月15日までにサロンの利用を開始された方には、サロンの利用期間を1週間延長させていただいております。
(例:9月10日にサロンの利用を開始された場合、通常10月9日までの利用期間のところ、10月16日までに延長)
大きなイベントがあり、皆様にはご迷惑をおかけしますが、視覚障害者の今後の生活をより良いものにすべく活動してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
2022/07/28
2022年8月のお休みについて
日頃よりAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
8月のサロンのお休みについてのお知らせです。

8月は
・6日(土)
・11日(木)
・21日(日)
・27日(土)
をお休みとさせていただきます。
お盆も営業予定ですので、ぜひ日々のお疲れと暑さで消耗した英気を養う癒しの時間を過ごしにサロンに来ていただければと思います。
皆様のご来店をお待ちしております。
2022/06/30
2022年7月のお休みについて
日頃よりAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
2022年7月のお休みについてのお知らせです。

7月のお休みは
・6日(水)
・10日(日)
・16日(土)
・17日(日)
・24日(日)
となっております。
16・17日は障害者の障害受容に関する講話依頼があり福島県まで出張に行ってまいります。鍼灸とは全く違う分野ではありますが、一人でも多くの人の心の支えになるというのもAkariサロンの開設の目的の一つですので、目的のために楽しんで行って参りたいとおもいます。
土日と重なるところも多いですが、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
2022/05/24
2022年6月のお休みについて
日頃よりAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。2022年6月のお休みについてのお知らせです。
6月のお休みは
・6/2(木) 終日
・6/4(土) 終日
・6/5(日) 終日
・6/6(月) 17時クローズ
・6/9(木) 17時クローズ
・6/17(金) 18時クローズ
・6/19(日) 終日
・6/20(月) 17時クローズ
・6/28(火) 17時クローズ
となっております。
6月もどうぞAkariサロンをよろしくお願いいたします。
2022/04/22
2022年5月のお休みについてのお知らせ
日頃よりAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。
Akariサロンの5月のお休みのお知らせです。
5月は
5/1(日)) 終日
5/2(月) 午後
5/6(金) 午後
5/7(土) 午後
5/12(木) 夜)
5/21(土) 終日
5/23(月) 夜
5/25(水) 夜
5/28(土) 終日
5/30(月) 午後

となっております。
前半は少しお休みが多くご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。
2022/03/30
Akariサロン 4月のお休みについて
日頃よりAkariサロンをご利用いただきありがとうございます。2022年4月のお休みのお知らせです。
4月のお休みは
・4/5(火 夜お休み)
・4/6(水 終日)
・4/8、9、10(木ん、土、日 終日)
・4/14(木 夜お休み)
・4/16(土 夜お休み)
・4/17(日 日中お休み)
・4/20(水 終日)
・4/21(木 夜お休み)
・4/28(木 夜お休み)
とさせていただきます。
4月は事情により少々お休みが多くご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。
今後の施術力向上のためしっかりと学んでまいりますので、4月もどうぞAkariサロンをよろしくお願いいたします。
2022/03/01
Akariサロン 3月のお休みについて
日頃よりAkariサロンをご愛顧いただきありがとうございます。3月は以下の日程でお休みをいただきます。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
・3/8(火)
・3/12(土)
・3/13(日)
・3/19(土)
・3/26(土)
これからのAkariサロンのサービス向上のためにしっかり学んでまいりますので、重ねてよろしくお願いいたします。
2022/02/14
オープン1周年記念キャンペーンについてのお知らせ
2月15日をもってAkariサロンはオープン1周年となりました。
日頃からサロンにいらしてくださる皆様や、SNSを応援してくださる皆様への感謝をこめて、「Akariサロンオープン1周年記念キャンペーン」を開催いたします。

通常¥11,000-で施術を何度でも受けられるサブスクリプションサロンですが、
キャンペーン中は週1回の施術を4週分、合計4回の施術で¥6,600-でサロンの施術のサブスクリプションをお試しいただけます。
お申し込み期間は4/30まで、お一人様キャンペーンでの申し込みは施術4回分までとさせていただきます。
「週に何度も施術を受けられる時間を作ることができない」という理由から検討中の方にも試していただきたいので、ぜひこの機会に施術を受けてみてください。
お電話でのご予約お待ちしております。
2022/02/05
クレジットカード決済・キャッシュレス決済対応を大幅拡大しました!
 この度各種クレジットカード・QR決済・電子マネーでのお支払いに対応できるようになりました。
 現在対応可能な決済方法は現金の他
クレジットカード(VISA・mastercard・JCB・楽天カード・AMERICANEXPRESS・DinersClub・DISCOVER)
QR決済(PayPay・LINE Pay・楽天ペイ・auPay)
電子マネー(Apple Pay・交通系IC・nanaco・Edy・waon・QUICPay・ID)
となっております。
 店頭カウンターにも詳細を掲載しておりますので、お支払いの際にお申し付けください。
2022/01/24
1月の臨時休業と2月のおやすみについて
日頃よりAkariサロンをご愛顧いただきありがとうございます。
2月末までのサロンのお休みは下記のようになっておりますので、ご連絡・おこしの際はご理解賜りますようよろしくお願いいたします。

1月 30日(臨時休業)
2月4・11・12・19・23日

皆様にご提供できるサービスをより良いものにするためにこれからも努めてまいりますので、今後ともAkariサロンをよろしくお願いいたします。
2022/01/07
福利厚生倶楽部の加盟店になりました!
この度Akariサロンは株式会社リロクラブ様が運営する「福利厚生倶楽部」の加盟店となりました。
福利厚生倶楽部会員様はさらにお得に鍼灸・指圧・マッサージ・整体の施術をサブスクリプションで何度でも受けていただけるようになりました。
福利厚生倶楽部会員様はぜひ国家資格を保有する施術者の安心の施術をどこよりもお得に受けられるAkariサロンをご利用ください。
2022/01/05
1月のお休みについて
日頃よりAkariサロンをご愛顧いただきありがとうございます。
2022年1月のお休みのお知らせです。
1月は、8日・10日・12日・16日・29日・30日をお休みとさせていただきます。
まことに勝手ながらご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
また当日は施術はお休みですが電話でのご予約には対応可能ですので、そちらはお気軽にお問い合わせください。
今月もAkariサロンをよろしくお願いいたします。
2021/12/05
12月・年末年始のお休みについて
日頃よりAkariサロンをご愛顧いただきありがとうございます。
12月と年末年始のお休みについてのお知らせです。
12月中は18日、19日、26日を終日お休みとさせていただきます。
また年末年始の12月31日から1月2日までをお休みとさせていただきます。
当日は施術はお休みですがお電話でのご予約は承っております。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますが何卒よろしくお願いいたします。
2021/11/12
ホームページを開設しました
”鍼灸指圧Akariサロン”のホームページをご覧いただきありがとうございます。
当ホームページでは施術やお得な情報などお客様にとって有益な情報を発信していきますのでぜひチェックしてみてください。
今後も”鍼灸指圧Akariサロン”をよろしくお願い致します。
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2024/06/12
懇親会と式典 第77回全国視覚障害者福祉大会記録2
ごきげんよう。盛岡市みたけもいよいよ気温30度を超える日が出てきました。どこまでエアコンを付けずにいけるかと無駄な足掻きをしていましたが、ついに昨日今シーズン初の冷房を稼働させました。春に行ったエアコンの大掃除もあり、非常に快適な施術室となりました。
毎年思いますが、暑い中1日お仕事をしてこられた方が涼しい部屋のなかマッサージを受けられて気持ちよさそうに寝ているのを見ると、このお仕事をやっていてよかったなーとやりがいを感じます。ヘルスキーパーとして東京で勤めていたころから自然とこの感覚が身についたので、自分は本当に鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師という職業、そしてヘルスキーパーという職種が向いているんだと思います。

さて、前回からの続き、6月2日・3日と熊本で開催された「第77回全国視覚障害者福祉大会熊本大会」の報告です。前回は全国の視覚障害者が抱える悩みを核省庁や地方自治体に対して要望する陳情内容を決める分科会についてでした。詳細は前回ブログを参照。今回はその後の懇親会と式典についてです。

6月2日、半日に及ぶ会議の後、連合加盟60団体からの大会参加者による懇親会が開催されました。47都道府県60団体から核3人程度の参加があったので会場はかなり大きなホールでした。その中に視覚障害者ばかり集まるのですから我ながら、というか我らながらなかなか異様なものです。全盲も弱視も入り乱れ、片手には乾杯用のグラス、片手には白杖と名刺入れを持って日頃お世話になっている方やこれからお世話になる方のもとへご挨拶に行く、行くかう名刺には全て点字がついているという視覚障害者ファーストの懇親会です。
自分は名刺を持ち歩かないのでお渡しすることはできなかったのですが、青年らしくlineを交換させていただきました。自分が普段関わる素論以外のお仕事はこうしたデジタルな繋がりが多いのですが、やっぱり名刺も作った方がいいのかな?と少し感じました。

そして6月3日、我々視覚障害者数百人による大会式典が行われました。熊本県知事、熊本市長方々、厚生労働省、文部科学省をはじめとする省庁関係者、地元障害関係団体の方々にもご出席とご挨拶をいただき、コロナ禍以降5年ぶりの現地開催を喜びつつ、今後の連合の活動に向けた想いを新たにしました。
こうした大きな大会が地方で開催されることによって、その地方の県知事や市町村長の方々ご本人の出席もしていただけて、我々視覚障害当事者の声も直接行政にお伝えすることができます。地方で開催することは集まる大変さもありますが、地方の福祉の活性化にはとても重要なことなのです。岩手でも数年に一度でも大きなイベントを催して我々の声を発信していきたいと思いました。特に自分は青年部として、若い世代の団結に向けた活動をもっとしていかなければと感じました。

今回のブログはここまで。次回は出張のおまけ部分、ちょっとしたアクシデントなどのおもしろエピソードをまとめたいと思います。
2024/06/06
熊本出張 第77回視覚障害者福祉大会記録1
ごきげんよう。無事熊本から盛岡に戻ってきました。
毎回大きな出張の度に出先で台風に直撃されて一泊多く滞在することになったり、乗る予定のなかったバスにキャリーケースを持っていかれたり、白杖が折れたりといった事件が起きるのですが、今回は比較的軽微な事件、というか未然にギリギリ大惨事を避けることができました、事件発生してるじゃないかというのは置いておいて(笑)。
ということで今回からもしばらくシリーずとなった出張の様子をお送りしたいと思います。今回の出張は大部分が移動時間でしたし、スケジュールも詰まり気味だったので、そんなに不思議なことはありません。今回は視覚障害者の珍道中というよりは岩手県視覚障害者福祉協会の理事として、加えて日本視覚障害者団体連合の青年協議会の活動の報告という内容になると思います。ブログ3回くらいで終わるんじゃないかと…。

今回の出張は熊本で行われた「第77回全国視覚障害者福祉大会」という大会に出席するためのものでした。毎年開催地を変えて開催されている大会、77年前、第二次大戦直後から続く視覚障害当事者団体のイベントとしては最も歴史あるものです。
今年は視覚障害者の生活・教育・就労に関わる福祉用具や福祉機器の展示会に始まり、国内最大の視覚障害当事者団体として今年核省庁を通じて国に持ち寄る陳情内容を決める分科会、分科会全体の報告と日本視覚障害者団体連合加盟団体による意見交換を行う交流会、大会開催に関する式典と進んでまいりました。
分科会は視覚障害者としての要望があまりに多岐にわたるため3つの分科会に分かれて開催されていました。鍼灸指圧マッサージや他の就労に関わる職業分科会、日常生活に関わる制度や状況の関わる生活分科会、公共施設や交通機関の利用、ICT活用におけるバリアフリーを求めるバリアフリー分科会の3つです。自分は常日頃「岩手にヘルスキーパーを」と岩手における視覚障害者の就労に関わる活動をさせていただいていることもあり、職業分科会に出席しました。
職業分科会では大きく分けて鍼灸・指圧・マッサージに関わるものと、他の業種に関わることと2つに内容を分けることができます。鍼灸に関わることの内容としては、マイナ保険証の取扱について視覚障害者も鍼灸指圧マッサージ事業者として確実に取扱ができるよう求めるといった内容や、保険取扱上の制度の複雑さや他の医療との併用を認めるよう求めるなどといった内容がありました。自分もAkariサロンとして保険適応施術を行わないのはその制度の複雑さ故にといったところが大きいのですが、頻繁に改定される制度や複雑な仕組みは視覚障害者としてはなんとかならないかと思うところです。その他にも自分が日頃訴えている一般企業におけるヘルスキーパーの導入をはじめとする法定雇用率遵守を促すもの、などもありました。
鍼灸以外の内容については、こちらでも法定雇用率の遵守と、それを国や地方自治体が率先して取り組むようにといったないようです。特に岩手のような地方では視覚障害者の就労先がまだまだ多くありません。法や条例を示す国や地方自治体は、確かにこれを率先して遵守するよう取り組むというのも必要だろうと、改めて思いました。
また今回かなり新しい内容だったのですが、法定雇用率だけではなく、雇用されている条件や状況を継続的に追跡調査し、より就労の質の改善を求める内容も提案されました。これは自分には全く盲点で、とにかく視覚障害者が雇用され、働く機会が増えることが目的となっていましたが、その内容についてもしっかりと考え、当事者団体の理事として考えていく必要性を感じました。無論岩手や盛岡においては質以前に機会の量自体が圧倒的に少ないという問題があるのですが、この問題の次にはこういったことも考え、サポートが必要であるということを気付かされました。

今回の出張報告はひとまずここまで。次回のブログでは懇親会と式典についてまとめたいと思います。
2024/05/28
熊本へ
ごきげんよう。週末に熊本への出張をひかえて少し楽しみになっています。行く予定ではなかったのですが、組織の出席者の都合で岩手からはるばる日本列島をほぼ縦断して岩手から行くとなると経路も楽しみたいところ。今回は新幹線と夜行列車を乗り継ぐ狂った陸路の旅です(笑)。

6月2日・6日と、熊本で自分の所属する日本視覚障害者団体連合という視覚障害当事者団体の大会が行われ、その中の青年協議会の役員として出席いたします。去年の7月に岩手県視覚障害者福祉協会の大会が行われ、こちらのブログでもその大会の決議を紹介しました。視覚障害者が日常生活や就労、交通、ICT活用などにおいて困っていることを出し合い、地方自治体や関係企業へ陳情をするということになっているのですが、これの全国規模の大会、国への陳情内容を決めるということです。
日本全国の視覚障害者の困りごとを集めると大変な量になっていて、今回はとてもとても全てこちらのブログに書き記せる量ではありません。ちょっとした短編小説くらいの文字数になっています。それだけ視覚障害者の社会参加にはまだまだバリアがあるということを改めて感じました。
盛岡市に住んでいる自分として普段感じるものとしてはバスの減便、タクシーの台数の減少、などと言った交通の問題はたしかに感じます。また鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師としての医療保険制度の複雑さや他の医療行為(投薬、リハビリテーションなど)との併用が認められない点など、視覚障害以前の問題も陳情内容に含まれています。Akariサロンとして目指している岩手の企業での視覚障害者の就労機会の拡大に関わるヘルスキーパーに関すること、企業による障害者雇用率(法定雇用率)についての内容もあり、こうしてないようの種類をざっくりと区分けして書いているだけで大変な量になっていくことが想像していただけると思います。

このような大会に規模の大小をさまざまに参加していますが、自分の中で最近特に大事だと思うようになった法則のようなものがあります。どの陳情ないようにおいても、根本にあるのは「自分たちのことを、自分たちを抜きにして決めるな」ということです。
障害者に関わることを決めるのはいつも健常者を中心とした議会、そしてその決定した法や制度を執行するのも健常者を中心とする行政であるということです。障害者とよりマイノリティのことだと実感が湧かない読者の方もいらっしゃるかもしれないのでもっとマジョリティにも起きていることに話を移すと、女性に関わることなのに、その決定権がまだまだ男性に偏っているというのと本質は同じところにあります。
子育てをしている女性に関わることを男性中心の議会が決定し、男性中心の行政が執行する。故に、今や子育てはどんどんとハードルの高いものとなり、言わずもがなという流れと同じということです。
本来議会の構成者、市議会議員、県議会議員、国会議員というのが我々のような多様な意見を聞き、汲み取り、議会で最適な形に擦り合わせるというのが役割のはずなのですが、最近は人間の声ではなく金に議会が動かされるようになったようです。これ以上政治の話はやめておきましょうか(笑)。

いずれにせよ、我々視覚障害者というマイノリティの感じていることと、人間の半分の数を占めているはずの女性というグループの感じていることに大きな違いはありません。自分たちのことを自分たちで決められる、そんな未来のために、この週末の大会を熊本で過ごしてきたいと思います。
2024/05/16
みんな!歯医者に行こう!
ごきげんよう。春服・梅雨服・夏服と毎日考えるのがファッション好きとしては楽しい悩みの日々です。盛岡市みたけも一時の涼しさと春特有の強風で、屋内と屋外と車内とで感覚が全く変わってしまうので、体調管理は少し難しいですね。そういった体調の管理のお手伝いのために、鍼灸、あん摩マッサージ指圧師としてAkariサロンをやっております、という定番の宣伝(笑)。

今回はそんなサブスクでみなさんの体調管理のお手伝いをさせていただいている鍼灸指圧Akariサロンが鍼灸やマッサージ以外にある程度の頻度で定期的に通われることをおすすめしたい場所のご紹介です。鍼灸やマッサージの自然的な体調管理はもちろんおすすめなのですが、我々鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師には手が出せず、全身の健康に大きく関わる部位。定期的なケアをしっかりしてほしい部位だからこそ、専門家に躊躇せず頼ってほしいことについてです。

ずばり、歯医者さんです。
我々が扱う鍼灸や指圧でも歯痛を抑えるツボ、施術というのが存在します。が、それはあくまでも痛みを抑えているにすぎず、施術の効果が切れればまた痛みが再燃するどころか、痛みがない間にも歯の問題は進行し続けます。歯科医師の知り合いがいるならばAkariサロンとして歯科医分野も鍼灸やマッサージとセットにしてサブスクにしたいくらい、日々のケアが物をいう部位です。
歯が痛いこと自体も問題ですが、その痛みによって他の部位に正常な力をかけられずに他の症状を引き起こすケースも非常に多くみられます。歯痛からの頭痛、首や肩の凝り、腰痛などの症状の治療は我々鍼灸師だけではどうしても及びません。また歯がなくなってしまった後の噛み合わせの悪さも全身の筋肉のバランスを欠くことになり、より広範囲の身体のトラブルの原因にもなります。歯がなくなってしまう前に、しっかりと口内の状態を歯科医師にチェックしてもらいましょう。
他にも口内のトラブルはうつ病や認知症の原因となることも研究で明らかになっています。そのメカニズムは未だ不明な部分もありますが、統計データ上、口内のトラブルはそういった脳のトラブルに繋がる可能性が高井とされています。いつまでも心も体も健康でいるために、その入り口である口内のことは大切にしたいですね。
そんな歯科医ですが、鍼灸やマッサージと相性がいい部分もあります。歯医者さんに行った後の身体の緊張を緩めるという目的でAkariサロンでゆっくりマッサージを受けられるかたも少なくありません。午前中に歯医者さんが入っているから午後にAkariサロンと予定を被せて来られています。実際歯医者さんの後は大変な緊張があり、鍼灸師として緩めがいがある楽しい施術です(笑)。こういった相性の良さもあって、サブスクの鍼灸マッサージサロンとサブスクの歯科医院はどこかでいっしょにできたらなーと夢見ています。もっとも歯医者さんは週に1回というのはそこまで高頻度でなくてもいいかなーと思うので、月に1回程度の検診とお掃除と考えると1年ごとのサブスクという形になるのでしょうか?細かなスタイルはまあいつかやる時に考えることですが…。
例外として子供は毎月の通院でもいいかもしれません。刻一刻と成長することで歯並びも代わる幼児期、小児期は毎週の検診での確認と、正しい歯磨きの仕方と歯磨きの習慣化を目的とする高頻度の通院はありだなーと思っています。三つ子の心百までとも言いますが、健康の習慣は本当に幼少期の影響を受けます。というのもいつかブログにしましょう。健康のためにみなさんにおすすめしたい習慣はたくさんありますが、どれほど幼少期にその習慣の大切さを教えてもらえるかというのが大きい、というお話も鍼灸師としてしたいところですね。

自分も歯列矯正をするほどではありませんが上の前ばがねずみのように飛び出ています。何かの拍子によくぶつけて折ってしまって定期的に被せているものを交換したいところなのですが、盛岡市みたけ付近で自分で行けるあたりのおすすめの歯医者さんはありませんかね?けっこう真剣に探しているところです。みなさんも身体を大切にするということで、定期的に歯医者さんには通うようにしましょう!
2024/05/13
新しい活動を始めました!
ごきげんよう。先日世間とは1週ずらしたGWのお休みをいただきました。と言ってもいつものようにサロンとは別のお仕事で盛岡市を離れていただけなのですが(笑)。やはりたまにはいつもと違う活動から刺激を受けて新しいことを考える時間が必要だなと思っています。視覚障害者というのは単独での移動に障壁を感じやすい特性がある障害ですが、その辺は東京での生活で培ったもので克服しながら、これからも岩手県内、県外問わず歩き回りたいと思います。近日では18日に北上、6月には熊本にも行くので楽しみです。

今回はそんな刺激と思考についてちょっとしたお知らせです。鍼灸・あん摩マッサージ指圧師、食生心理講師として活動している日野沢ですが、この度ひっそりとアーティストとしての活動を始めました。
アーティストといっても歌ではありません。というか歌だけではありません。楽器はいろいろとやって音楽には十数年関わりがあるのですが、歌は地震がないのでそちらはほどほどに。むしろ自分が今回始めたのはファッションやインテリア、ボディメイクなど、もっと複合的で日常的な部分を芸術的に考える、提案する、という活動を始めました。
視覚障害者でファッションやインテリアなどの視覚的な要素の強い芸術分野を取り上げるアーティストは多くありません。ということで文章を主体に見えている人が多い社会に、視覚障害者としてどのような新しい提案ができるか、という活動をアーティストという形で始めてみることにしました。
ファッションやインテリアは趣味程度はありますが、学生のころから人体というのは人それぞれ絶対に同じということのない唯一無二の芸術品だと思っていました。鍼灸やマッサージの施術をする度に触れる方々の身体から、絶対に美しいと思える部位を探して来たという意味で、ボディメイクというのも芸術品を人生をかけて磨いていく行為だと思っています。自分の身体と向き合うという制作活動や芸術鑑賞をもっとみなさんに楽しんでもらえるような活動をしたいというのが目的です。もちろん身体という作品に洋服などのファッションアイテムを組み合わせるというのも制作活動ですし、もっというならばどんな場所でその作品を見せるかというインテリアも人間が織りなす芸術です。みなさんにもっと自分の体を大切にしてほしい、もっと自分の身体を好きになってほしい、そんな活動を始めました。

始めました、が、この活動を完全に匿名で行っていくということもテーマにしました。性別、年齢、能力、個人なのか集団なのかも明かさずに活動をしていくことにしました。ということで鍼灸指圧Akariサロンのホームページにはアーティストとしての活動へのリンクは作らないことにします。日野沢のアーティストとしての活動にも興味を持っていただける方は、まだまだ駆け出しの小さな全盲のアーティストをネットの海から探し出してください(笑)。視覚障害者で全盲であること、アーティストであること、文章がどことなく日野沢であること、匿名にするつもりですが、以外と簡単に見つかってしまうような気がしています。見つけてしまった時は別人だと思って関わっていただけると嬉しいです(笑)。

ということで今回はまた新たなサロン外活動が始まった、ということだけお知らせさせていただきました。サロンの外で見かけた際はどうぞよろしくお願いいたします!
2024/05/09
多様性の端っこのお話
ごきげんよう。盛岡市は急激な気温の上下があり毎日洋服も布団も考えるようですね。先日冬用の毛布を片付けてしまっていたので今朝は大変に寒い思いをしました。なかなか冬物が完全には片付けられないものですね。

しかしGWの盛岡市は天気に恵まれ暖かかったですね。むしろ暑い日もあり、自分も少し時間が空いた時には家族とアイスを食べに出かけることもありました。冬ものも片付かず、季節としては春のはずで、気温はたまに夏、地球も多様性ですね(笑)。
そんなGWの間に来月の出張のための切符を買いに盛岡駅に行っていたのですが、その時にあった多様性(?)みたいなお話を少ししたいと思います。久しぶりの鍼灸、指圧、マッサージサロンのブログの横道シリーず、視覚障害者の一端のできごとをお楽しみください。

5月4日、とても天気のいい日にバスを使って盛岡駅に向かいました。日差しも強すぎず、程よい風もあり、お出かけ日和の午前中のことです。あまりにも気持ちのいいお出かけ日和だったのでバス停でどんな立ち姿でバスを待っているのが一番かっこいいか?という不審な実験をしてしまいました(笑)。その日の該当時間帯に三愛病院前のバス停で日野沢を見かけた人も車通りから考えると少なくなかったかと思います。
そんなルンルンの中で盛岡駅付近を歩き回っていたのですが、バスターミナルの地下通路で靴紐が解けていることに気づきました。視覚障害者の単独移動は常に危険を避けて行いたいものですから、すぐに傍に寄って結び直そうと思い、荷物と杖を足元に置いて屈んで結び直していました。
そうしていると屈んだ自分の頭上から声をかけられました。杖を持って歩いていると声をかけていただけること自体は多いのですが、今回は思わず返答に困るようなお声掛けでした。
「お姉さん、この後暇じゃないですか?よかったらお茶しませんか?」
地下道の中や夜などの暗い場所でマスクをしていたり靴紐を結ぶために屈んでいる時に「お姉さん」とか「お嬢さん」とか声をかけられることは、まあ極たまにあるのですが、大体は「大丈夫ですか?」とか「どちらに行かれるんですか?」といった内容で、視覚障害者としては慣れてすぐにお返事できるのですが、まさか人生のうちにナンパされることがあるとは思いませんでした。自分の体格は細さはともかく身長では女性と見るには少し珍しいと思うのですが、屈んでいたことや髪型のこともあって女性と見えてしまうこともあるのでしょうか。ともかく20秒ほどフリーズしたあげくに「あ、いえ、用事があるので…」とお返事をして、お兄さんを驚かせてしまい、お互い微妙な雰囲気を残しながら無言でお別れをした、ということがありました。

好きで多様性の端っこに向かって走る傾向がある自分ですが、選択的に多様性を個性にすると時々こういう面白いこともあるもんだなーと改めて考えさせられました。ちなみにこちらは社会的に全くネタにできないお話なのでブログにまとめる予定はないのですが、実は夜道で痴漢にあったこともあります。視覚障害者としてこんなことを言うのもなんですが、見えている人の視力も意外とガバガバだなーと思わされる事件でした。自分には武術の心得が少々あり自分の身を守ることくらいはできますし、まずもって男なのであまり怖いという感情は湧かなかったのですが、女性が暗く人通りの少ない場所を一人で歩くことの心配な気持ちを理解できたような気がしています。視覚障害女性に対する痴漢やストーカー、セクハラなどの被害も当事者団体の中にいるとたくさん耳に入ります。この辺は社会的に、もっとどうにかせねばと他人事ではなく思っています。弱者が弱者のまま尊重され脅かされない、本来の意味でのフェミニズムとしっかり向き合って考えていきたいですね。
2024/05/02
Akariサロンのインテリア リラックスの照明
ごきげんよう。年々時間が過ぎるのが早く感じるようになるといいますが、自分は毎月その速度が更新されているような気がしています。4月がこんなに早く過ぎてしまうとは(汗)。
盛岡市は暖かくなったり涼しくなったりを繰り返しています。サロンの施術室のエアコンをつけようか窓を開けようかタオルのの大きさをどうしようか、毎日考えさせられる日々です。鍼灸施術を受けられる方は薄手の施術着で寒いだろうし、指圧やマッサージの施術をして身体を動かす自分は暑いし、快適な室温や湿度も身体のバランス調整には重要な要素です。バランスと体調を崩さないよう、しっかり管理していきたいですね。

さて、今回のブログは前回の続きです。前回の内容をざっくりまとめると、
・身体のバランスは自律神経やホルモンなどのスイッチのオンとオフのことですよー
・自律神経やホルモンのオンオフのバランスは脳がコントロールしていて、脳は五感の影響を大きく受けますよー
・五感の影響を大きく受ける=視覚効果で自律神経やホルモンのバランスを調整するようなアプローチができますよー
・お部屋の照明を使って自律神経やホルモンのオンオフをうまくコントロールできますよー
というお話でした。
「これからお仕事や勉強などでがんばるぞ!というオンに向かう時にはお部屋の中も昼の太陽の光に照らされるように頭上から明るく照らし、これからリラックスするよ、寝るよ、という時には夜の焚き火のように目線より下の灯を使うよう、使い分けが効果的です。目の疲れや寝る前の原因としてよく取り上げられるブルーライトなどの他の光の問題も、この自律神経とホルモンのオンオフと照明の基本大原則から生まれたお話です。

そして前回のブログの最後に
「Akariサロンの施術室も鍼灸・指圧・マッサージサロンというリラックス空間としてこの照明効果を取り入れるインテリアにしました。」
と書きました。
移転前のサロンは前の薬局さんの居抜きのまま施術室を使っていました。薬局の調剤スペースだったそうなのですが、もちろん調剤作業というのは精密作業、集中力を高めるための「オンの照明」でした。オフィスライクな天井からの明るいお部屋、清潔感を演出するにはとてもいいお部屋だったのですが、鍼灸指圧マッサージサロンとしては他の方向性も検討できます。
もちろん鍼灸もとても精密な分野です。胡麻つぶほどのツボを狙って鍼をするので集中力は必要です。視覚障害のない鍼灸師はツボを指で探し、そこにペンでマーキングをして鍼をするので明るさも必要でしょう。でも自分は考えました
「視覚障害者だから作業としては明るさ必要なくない?」
ということで、リラックス空間としてお客さんの移動の安全性と、お客さんのリラックスという2つの目的だけで照明を組むことにしました。自分の事情は省いて考えることができる、これが移転で新しい施術室を作る時のコンセプトになりました。
このコンセプトから現在のメインのペンダントライトで部屋の最低限の明るさを作り、施術のベッドの下に貼り付けるバーライトで足元の安全性を確保し、施術着の着替えスペースで鏡を見るための灯を追加するという照明のスタイルが思いつきました。他の鍼灸院・整体院・整骨院などと比べると圧倒的に暗い、「夜これから寝ますよー」というようなリラックス空間を意識させるオフのインテリアの施術室の誕生です。

移転の頃にちょうどインテリア研究にハマった、というか移転で新しい施術室を作るためにインテリアの勉強をしたらこんなにハマってしまいました。インテリアというのはオシャレさんの趣味というだけではなく、健康を考える上でも非常に合理的なギミックです。視覚障害者なりに見え方というのを理解するための題材としても本当に合理性と芸術性を同時に学ぶことができるテーマです。これからも実践を積み重ねてお見せできるものがあれば写真で発表できたらなと思います。
みなさんのご自宅でもどのスペースをオンにし、どのスペースでオフにするのか、いつオンにする必要があり、いつオフにする必要があるのか、そういった心と身体のことを考えたインテリアと生活を取り入れてみてくださいね!
2024/04/25
自律神経とホルモンを自動で調節するライフハック!
ごきげんよう。盛岡市みたけ付近もたくさんの鳥の声が聴こえる楽しい季節になりました。Akariサロン周辺は盛岡運動公園という大きな自然スポットの側ということで特によく聴こえます。表通りから1本入り込んだ静かな通りに移転したこともあって指圧やマッサージ施術中に天然の鳥の声が聴こえるなんて、しかも車の音も聴こえないし、こういうところにも移転してよかったと思わされています。

さて今回もそんな明るい話題から、日常にリラックスを作り出す簡単な方法について書いていきたいと思います。
ワークライフバランスが大事と言われるようになって久しいですが、ライフの時間にリラックスを作り出すことが必要なわけですが、その作り方を知らなければライフの時間にも仕事のように消耗してしまいます。自分はどんな方法でリラックスできるのかというのも人によって違ってしまいます。
なので鍼灸師らしく!身体の仕組み、ホルモンや自律神経のことも踏まえて、科学的に、そして自動的にリラックスを作り出す方法をご紹介したいと思います!しかもめちゃオシャレ!!

最初に答えを書いてしまうと
「間接照明を使ってください!!」
というお話になります。リラックスを作り出すインテリア、住空間のお話です。

どうしてインテリア、間接照明がリラックスを作り出すの?ということをお話するために、医学の視点からホルモンと自律神経の仕組みについてお話します。
みなさんもいろんなところで聞くことの多い自律神経nバランスですが、とても簡単に自律神経の役割をまとめると、「これから活発に動くぞ!」というスイッチで心も身体もオンの状態になる「交感神経」と、「これからゆっくり休みますよー」というスイッチで心も身体もオフになる「副交感神経」という2種類のスイッチです。これが活動前に交感神経によってオンになり、休憩前に副交感神経によってオフにしっかり切り替わるのか、というのが世間で気にしている自律神経のバランスの正体です。
またホルモンのバランスというのもホルモン自体はたくさんの種類が存在していますが、大きく分けると自律神経と同じように心と身体のオンとオフを実行する役割を担っています。これから胃腸などの消化管の活動を活発にして食事の時間に入るというオフを作り出すホルモン、筋肉に蓄えられた脂肪から筋肉が活動するためのエネルギーを生み出し活動の準備のオンを作り出すホルモンなど、たくさんのホルモンたちが自律神経と協力して心と身体のバランスを保とうと働いています。

自律神経やホルモンによる心と身体のオンとオフは全て脳がコントロールしているのですが、脳は五感の影響を大きく受けます。五感の1つである視覚によって自律神経とホルモンのバランスを調整するようにアプローチすることができるということです。そしてそのないようとして「間接照明はリラックスを作り出す、心と身体をオフにしてくれる視覚的作用があります!」ということです。
人間n脳は明るい光が頭上から当たると「今昼なんだなよしこれからがんばるぞ!」という自律神経とホルモンたちのオンのスイッチが入ります。天井から明るく白い光で部屋を照らすと心と身体はオンになります。オフィスで働く時にはオンが必要ですが、寝室でこれから寝ると言うときや食卓でゆっくりとくつろぎたいと言うオフにしたい時には向いていません。
オフにする祥明というのは、目線より下から、黄色やオレンジの穏やかな光で照らすというのがポイントです。天井から吊るして低い位置まで光源を下すペンダントライトやテーブルなどに置くテーブルライト、床に置くフロアらいとなどで目線より下に光源を配置するようにしましょう。
朝の通勤や通学前、これからオンになる前には天井、頭上からの明るい光で心と身体をオンにし、帰宅してこれから夜に向けてお休みモードになりますよという時には間接照明で、タイミングに合わせた照明の使い方が自律神経やホルモンのバランスを整えてリラックスを作りだしてくれるのです。

実は移転後のAkariサロンも鍼灸・指圧・マッサージサロンとして、リラックス空間を作るために照明にこだわりました。次回のブログはその辺についても触れながらさらにインテリアと自律神経とホルモンのバランスについて書いていきたいと思います!
2024/04/21
骨盤は歪まない!?骨盤の歪みビジネスについて
ごきげんよう。本日4月21日日曜日はAkariサロン周辺は交通規制が入っています。盛岡市みたけ付近は小雨もある中ではありますがランナーのみなさんはお気をつけて、そして何より楽しんで走ってくださいね!応援の太鼓の音も聴こえてきて楽しいお祭り気分です。愛犬は慣れない音で遠吠えを続けているので、これまたサロンに来られる方はお気をつけて!

今日も京都て鍼灸指圧マッサージサロンらしい健康にかんするブログを書いていきたいと思いますが、業界でも衝撃として近年取り上げられている話題について書きたいと思います。ずばり「骨盤の歪み」についてです。
たくさんの広告で「骨盤の歪みを解消します!」という広告を見かけることが多い現代。商品としても骨盤の歪みを矯正する椅子、骨盤の歪みを補正する下着、骨盤の歪みを予防する寝具など、「骨盤の歪みビジネス」が横行しています。00整骨院、XX整体院監修、と名前を付けた商品だけでなく、鍼灸院や整体院としても骨盤の歪みへのアプローチを広告に掲げるサービスとしての骨盤の歪みビジネスも多数存在します。
ここまで書いたように骨盤の歪みというのはビジネスによって利用されています。ビジネスからの視点からではなく医学からの視点に立ち返って正直に申し上げます。残念ながら事実としては骨盤は歪むことはなく、骨盤の歪みというのはビジネスによって「作り上げられた幻想」です。がーーーん!!!

骨盤の歪みというのは存在しないということを説明する前に、骨盤が一体どのような構造なのかを説明しましょう。
骨盤は、3種類の骨で構成されています。 お尻の中央部にある逆三角形の「仙骨(せんこつ)」、その下部にある「尾骨(びこつ)」、仙骨の左右の斜辺に寄り添い側面と前部までを覆う大きな2枚の「寛骨(かんこつ)」です。寛骨は、さらに3つの骨に分かれています。仙骨と接続するいわゆる腰骨として目立つ「腸骨(ちょうこつ)」、腸骨から前部にのびて前で両寛骨を接続する「恥骨(ちこつ)」、座った時に座面に触れる「坐骨(ざこつ)」です。この腸骨・恥骨・坐骨という3つの骨は解剖学上3つに分かれるというだけのことで、完全に1つの骨となっており歪むことはありません。骨盤の歪みビジネスで取り上げる歪みとは仙骨・尾骨・寛骨の関係性においての歪みのことを指しています。
通常骨と骨というのは関節という形で接続されますが、骨盤に関わるこれらの骨はかなり例外的な接続方法を取ります。前部での両恥骨間の接続は非常に強靭な繊維による結合、後部の寛骨と仙骨の間はほぼ運動性のない半関節という接続携帯を取ります。こちらも非常に強靭な接続であり、唯一妊娠や出産の時にだけ仙骨と寛骨の間に隙間をつくる程度の動きしか受け付けません。それほどの力がかかった時に初めて動き、そして終わったあとは自然と元の位置関係に戻るようになっています。そして尾骨、これは名のとおり古代の類人猿としての尻尾のなごりであり、現代の人間の運動には関係がありません。骨盤を構成する3つの骨は妊娠と出産以外ではどんな運動をしても位置関係が変わらない、という意味で骨盤は歪み用のない一塊の構造なのです。実際レントゲンの統計的データとしてもこれら3つの骨の間の隙間が運動によって変化するというのは認められていません。

しかし実際は骨盤周囲の状態が全身の症状に大きく関わっています。仙骨の上に積み重なる腰椎・胸椎・頸椎は腰痛や肩こり、首の凝りに影響し、さらに上部の頭蓋骨のことも考えると頭痛の原因になりうる可能性もあります。骨盤は歪まないけれど全身には影響する、骨盤では一体何が起きているのでしょうか?
答えは骨盤ではなく「股関節」です。寛骨と大腿骨によって構成される股関節は実に多彩な動きが可能であり、多くの筋肉の影響を受けています。股関節の曲げ伸ばし、開き閉じ、内捻り外捻りと、人間が二次元ではなく3Dな生き物であることを十分に表現している関節です。
多くの動きが可能である以上、人間の生活でも多くの活躍をしています。ベッドからの起き上がり、立ち上がり、歩行に至るまで、股関節の運動なしにはできないことがたくさんあります。使う頻度が多い関節であり、股関節に関わる多くの筋肉の使用頻度も高く、疲労や緊張も避けがたい。これら股関節に関わる筋肉群の疲労や緊張が左右さを生じ、一つの塊となっている骨盤に傾きを起こします。骨盤は歪んでいるのではなく傾いているのです。

骨盤の歪みビジネスは主に「骨盤を引き締めます!」という効果を掲げていますが、一つの塊に周囲から圧力をかけて引き締めても大きな意味はありません。問題となっていたのは股関節の筋肉でした。Akariサロンでも骨盤の歪みではなく股関節周囲の筋肉の疲労や緊張状態を診ながら左右差を調整し、骨盤の傾きを調整しています。骨盤の歪みビジネスのアイテムを使っているけどなかなか腰痛が治らないなーという方もぜひAkariサロンにお問い合わせくださいね!
2024/04/16
健康食品について思うこと 健康の基本は………
ごきげんよう。盛岡市みたけ周辺も桜や春の花々が咲き始めいよいよ冬の洋服やお布団をしまう決心ができました。先日外出した際に近くの盛岡城北小学校から毎年恒例の吹奏楽部の練習の音が聞こえてきて楽しい気持ちになりました。五感で楽しむ春ですね。

さて、今回は春の新生活にあらためて知りたい健康に関する情報について、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師として書いていきたいと思います。ずばり、先月から医療と健康業界だけでなく経済や産業まで騒がせている健康食品についてです。
はじめに書いておことわりしておくこととして、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師は食品や薬剤については国家資格取得に必要な科目として設定されてはいません。食品の栄養や健康については栄養士・管理栄養士の方々、医薬品については医師・薬剤師の方々の発信を主に、今回の自分のブログは医療従事者の発信ではあるけれど食品・医薬品以外の側面も含めた総合的な健康の作り方について、「そういう考え方もあるのか」という程度に考えていただけたらと思います。それでは書いていきましょう。

3月、大手製薬会社小林製薬さんにより製造されていた健康食品のうち「紅麹」を含む一部の製品群を日常的に摂取していた方の中から健康被害が確認されました。後に死者も確認され、小林製薬さんだけでなく関係取引企業全体の商品の製造・販売に及ぶ医療業界と食品業界の大きな問題になりました。これ以上の詳細はあえて自分が書きまとめる必要もないでしょうから省略させていただきます。
早速自分の、一医療従事者、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師としての意見を書かせていただきますと、「やっぱり一つの要素だけで健康を作るというのは難しいんだなー」という感想です。
ここでいう一つの要素というのは食事という意味です。健康において重要なことは「バランスの取れた栄養」「適度な運動」「十分な休養」の3つです。健康の実現にはこの3つにおいてもバランスが必要である、というのが基本であり結論です。この3つのバランスを取ることが必要であるのを、食事と栄養だけで3つのバランスを取ろうとするというのはやはり無理を感じると思います。
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師というのはいかに3つ目の休養を提供するか、いかに2つめの運動のサポートを提供するかという立場の医療従事者になるので、より食事だけに重きを置くのはどうかな?と偏りのある意見であることは書き添えるとして、だからこそ鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師として提供している休養だけでは人の身体は健康にはできないということを自覚し、運動や食事の専門家とも手を取り合い、みなさんの生活の中に健康の習慣をシステムとして構築していくことがお仕事になるのだなーと自分の使命を再確認しました。

栄養・運動・休養の3点のバランスを栄養だけで取ろうという考えに無理があるという自分の意見を医学と化学の偉大な先人の言葉を紹介しながらもう少し書きましょう。
「あらゆるものは毒であり、毒なきものなど存在しない。あるものを無毒とするのは、その服用量のみによってなのだ。」
16世紀に活躍した「医化学の祖」と呼ばれる医師パラケルススの言葉です。
あらゆる食品、栄養素、成分が摂取する量によって人体に有益な薬となるか、人体に有害となる毒となるかを決めるということです。例え人体に必要な水ですら多量の摂取によって水中毒くになります。呼吸に必要な酸素も必要以上の高濃度であれば人体に有害となり、通常は毒となるボツリヌス菌によるボツリヌス毒そも医療現場においてはごく少量で神経薬として応用されています。今回の問題の原因も紅麹が問題だったのではなくその製造過程で予期せぬ成分が混入してしまったことにあり、紅麹もその成分も完全な毒ではなく薬となる量を超えてしまったがゆえに毒として問題になってしまったに過ぎません。
水も酸素も毒になりうる、生活習慣病の原因として取り上げられがちな糖質や脂質や塩分なども人体に必要な薬の量があり、それを超える毒としての量が現代社会では問題となっている。食事と栄養というのはとてもシビアな世界です。これだけで健康のバランスの全てを取ろうとする難しさがみなさんに伝わっていると書きがいがあるのですが、三脚の1本の脚がめっちゃつよいからこの三脚は絶対に倒れない、とはなりませんよね?その三脚の他の2本の脚、運動と休養もこの騒動からみなさんに考えていただけたらなーと思いました。
もちろん休養だけ、運動だけでも健康は実現できません。鍼灸やマッサージの施術を受けられている方にはぜひ適度な運動も取り組んでいただきたいですし、バランスの取れた食事も心がけていただきたい。運動に取り組まれている方には栄養と休養にも目を向けていただきたい。宣伝になりますが、休養のことを考える際にはぜひAkariサロンをご利用ください、と思いました(笑)。
2024/04/12
生活から健康を!エアコンのメンテナンスについて!?
ごきげんよう。盛岡市みたけ周辺も天気が落ち着きエアコンを使わない日が増えてきました。運転が落ち着いたところでエアコンのフィルター掃除をしましたが、いつものことながらたくさんの綿埃が出てきて感動しました(笑)。
実は掃除の中でもエアコンのフィルター掃除が大好きです。フィルターからたくさんの綿埃が出てくると「おー!がんばっててくれてたんだなー!」と感動します。本当はそこまでなる前に月1程度のこまめな掃除がメンテナンスとしては最適らしいのですが、この綿埃が見たいがために貯めてしまう癖があります。鍼灸師としていつも「身体のケア・メンテナンスは日頃から!」と言っている立場なので反省ですね(笑)。
ともかく、冬シーズンの誇りを取り除き、春夏の‘準備もできました。盛岡では短いエアコンのお休み時期をおいて、また夏にお世話になりたいと思います。
エアコンネタがまだ続きますが、みなさんはお掃除以外のエアコンのメンテナンスをされていますか?エアコンの寿命を少しでも長くし、快適な室内を実現するために気をつけたいポイントというのは自分が知る限りでもたくさんあります。ということで今日はこのままエアコンのお話をしていきたいと思います。鍼灸マッサージ師のお仕事は皆さんの健康な生活の実現ですから、おうちの環境での健康実現のための情報も少しずつ発信していきましょう、と言い訳をしながら大好きな機械と生活のネタをブログにしたいと思います(笑)。

まずエアコンの室内機についてこちらは先ほども書きましたがこまめなお掃除が何よりも大切です。本当は1ヶ月に1回ほどした方がいいらしいですが、ついついシーズンの初めと終わりだけになっちゃうこと、ありますよね…。身体のケアと同じくなるべくこまめに気を遣いたいところです。
最近はエアコン自信が自分でクリーニングをしてくれる機種もあるようなのですがどれくらい綺麗になるのかいつか最新エアコンを買ったらそのクリーニング性能を楽しみたいと思います。最近の機械は自分で自分のケアをするようになってきました。人間も自分で自分のケアをされている方もいらっしゃいますが、それでも我々鍼灸師やマッサージ師、医師などの仕事がなくならないことを考えると機械のメンテナンスも全く無人ということには当分ならないのかなーとは思っています。どこまで便利になるかはとっても期待していますが!
日々の使い方としても意外と知らない効果的な習慣があります。これは以前電気屋さんに聞いたことなのですが、冷房か暖房での運転をさせた後、おふにする前には10分ほど逆の運転をさせるというのがエアコンの寿命を長くし、冷暖房の性能と省エネ性能を保ようです。冷房で運転させたらオフにする前に暖房で10分、暖房で運転させたら冷房で10分、という具合らしいです。外出前や就寝前にそのような運転を毎回させるのだとか。
これは運転からそのままおふにするとエアコン内部の湿度によって結露状態になってしまうことに由来しているようです。それを逆の運転をし、屋外の気温とエアコン機器内部の温度・湿度状態を近づけることによって結露を避け、エアコンを守ることができるのだとか。2。・3年前に聞いたお話なので詳しい仕組みは忘れてしまいましたし、最新機種ではまた状況が違うのかも知れませんが、身体のメンテナンスと同じく見えないところへの気配りもだいじなんだなーと思わされます。

そしてエアコンの室外機について。こちらは有名ですが直射日光が当たらないように、風通しがよくなるよう周囲にはあまり物は置かないよう、枯葉や小枝が壁と室外機の間に詰まらないようチェックと掃除を、というのが大事なようです。盛岡でも冬ばは設置の仕方によっては雪を被ってしまうことがありますが、エアコンのために気をつけて掘り出してあげたいところですね。

ということで今回はエアコンの日々の使い方とメンテナンスについて書いてみました。季節の変わり目、来る春夏も快適に過ごせるよう、この落ち着いた天気の時にしっかりとチェックしておきたいですね!何度も書きますが、鍼灸師としてみなさんの健康に繋がる情報であればなんでもこのブログで取り上げたいと思っています。鍼灸マッサージサロンのブログでもありますが、ライフハックブログブログでもあります(笑)。少しでも参考にしていただけたら幸いです!
2024/04/09
新生活スタート!予防医学で見落としたくない身体の変化について
ごきげんよう。新年度が始まって1週間、みなさんの新生活はいかがでしたでしょうか?お仕事でも生活でも代償はあれどみなさん少しずつ変化があったかと思いますが、心と身体は無事ついてきているでしょうか?小さな身体の変化も見逃さずにケアしていくことが未病治、健康の基本です。小さな変化に寄り添うのがヘルスキーパーのお仕事であり、鍼灸指圧Akariサロンの設立の理由もここにあります。ぜひ何かあればAkariサロンにお任せいただければと思います。

さてそんな今回のブログは、「その身体の小さな変化ってどういうもののこと?」というお話をしたいと思います。医師をはじめとする鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、薬剤師、看護師など、医療従事者はみーんな「身体のどんな小さな変化やお悩みでも相談してくださいね!」とことあるごとに発信しますが、具体的にどこを見たらいいのかというポイントについて、新生活の初めにあらためてブログにしたいと思います。
実際に鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師としてお力になれない症状もありますが、そのへんも正直に「そのお悩みは00に聞いてみることをおすすめします!」という風に書いてお茶を濁していきます(笑)。お力になれないことも「任せてください!」っていうよりはいいんじゃないかなと(笑)。
それでは身体に起きる小さな変化について見ていきましょう!

1.皮膚
皮膚は身体の最も表面にあり、常に多くの刺激にさらされています。紫外線、熱、花粉や粉塵、洋服との摩擦、水に触れることもお肌にとっては無視できない刺激です。
また皮膚は外部からの刺激だけでなく、身体の内部からの老廃物の排出の経路にもなっています。汗をかいたり皮膚呼吸を通じて二酸化炭素を体外に放出したり、健康でいるための十分な酸素と栄養の循環の状態が簡単に現れる大事な部位です。
実際に見逃したくない変化としては肌の色や乾燥がわかりやすいポイントになります。青白くなったりくすんできたりといった変化、カサついたりひび割れたりといった症状、身体で最も目につきやすい部位なので、毎朝の洗顔やお化粧で鏡を見た時に少し注意をはらったり、お風呂に入る時に全身を見てみましょう。
鍼灸師の中でも美容鍼灸を専門としている鍼灸院や病院では皮膚科の医師、より身近な職業だと美容師も皮膚について詳しい智式を持っています。美容師さんは特に頭皮の状態ということになりますが、顔のお肌もご相談されるとしっかり相談に乗ってくれます。Akariサロンとしても美容鍼灸のサブスクとか本当はやりたいんですけれど肌の状態を見ずにお顔に鍼をして痣や赤みを作ってもなーと長年検討で止まっています(笑)。規模を拡大する時はぜひ美容鍼灸に詳しいスタッフを募集しようかなーと思います。

2.髪の毛
こちらも生活状況がすぐに現れる身体の部位です。特に栄養状態や精神的ストレスによってすぐに変化します。色が抜ける、毛が抜ける、切れ毛など、見た目にもわかりやすい形で現れます。こちらもお肌同様毎朝鏡と向き合う時に確認しましょう。
言わずもがな相談したい専門家は美容師や理容師です。みなさん定期的に通う場所なので、行くたびに状態がどうか評価してもらうのがいいかもしれませんね。

3.体臭
自分で気にすることは少し難しいのですが、自分の身体ではなく身につけている者の臭いをチェックしていくとしっかり確認できます。まくらやマスク、下着など、洗濯機の中に入れる前に、ちょっと嫌な感じはしますがチェックしてみましょう。汗の臭い、口臭、頭の臭いなど、意外と変わるものです。東洋医学でも体臭を5つに分類して診察をすることがありますし、西洋医学にも特定の臭いから原因を診断することがあります。
鍼灸師の中でも東洋医学系、経絡治療を強みにしている鍼灸院や、内科の医師、口臭に関しては歯科医師に相談してみるとさまざまな症状の予防に役立ちます。

今回は新生活の変化d見落としたくない身体の変化について鍼灸師として書いてみました。Akariサロンとしてできること、あんまりありませんね(笑)。書きながらもっと勉強が必要だなーと思いました!
2024/04/05
緊張とリラックスの仕組み 力を抜けない人などいない!?
ごきげんよう。盛岡市を飛び出した静岡出張のネタも書き尽くし、これからはまた鍼灸や指圧、マッサージといった整体分野のことをブログで書いていきたいと思います。これまでの傾向から考えると頻繁に整体以外のネタも出てくるでしょうけどね(笑)。それもAkariサロンのブログということで!

今回は鍼灸師として緊張とリラックスのお話をしたいと思います。緊張もリラックスも筋肉に起きる肉体的な現象ですが、それを引き起こすのは神経や脳である、という医医学的なお話をこれまでも何度かしてきましたが、そのシリーずです。身体の衝撃の真実が明らかに!!

ずばり今回のブログのまとめを最初に書いてしまいますが、「緊張は成長とともに習得し、リラックスは成長とともに忘れていくものである」ということです。
赤ちゃんを思い浮かべてみましょう。筋肉がガチガチに緊張している赤ちゃんというのは存在しません。立ったり歩いたり物を持ち上げるどころか首も座らずにグラグラの状態、人間というのは生まれた瞬間に究極のリラックスができるようになっています。内臓の筋肉も究極のリラックス状態にあり、ゲップも自分ではできず、うんちやおしっこの排泄も自力で行うことも我慢することもできません。せいぜいできるのは呼吸と手に触れたものを握りしめることくらいです。
それが成長と発達の段階で首の筋肉が適切な緊張を習得し首が座るようになったり、体幹の筋肉や手足の筋肉が発達して寝返りを覚え、ハイハイを覚え、立ち上がり、歩き出す。このようにしてだんだんと適切な緊張というのを習得していくのです。
しかし習得するのは適切な緊張だけではありません。力を抜くのが苦手、リラックスするのが苦手な人というのが体質的にあるように思われていますが、これは適切な緊張以上の強度の緊張を繰り返し経験することによって、リラックスや適切な緊張というのを脳が忘れてしまった状態のことを「体質」という大雑把な言葉で表現しているのです。

適切な緊張以上の緊張というのはどのような時におきるのか?これは痛みを感じた時に、痛みがある部位を守るための防衛行動として緊張が蓄積されていきます。怪我や病気など、些細な痛みでも痛み感覚の裏には必ず緊張が発生します。痛みを全く感じずに成長していくことなどできませんから、異常な緊張をどう蓄積しないかではなく、どのように適切な緊張やリラックス状態を思い出すかというのを考えるのが建設的な考えになってきます。

リラックス状態を作る一つの方法として鍼灸や指圧、マッサージという施術がある訳ですが、他にもスポーツを通じて適切な緊張を思い出す習慣を作ることもできます。自分は活法整体という古武術由来の整体術を師匠から学んでいましたが、そこでは活法整体だけでなく、この適切な緊張状態を思い出すための柔術の稽古もありました。柔道と柔術の違いはこれまた長いお話になるので違う機会に書きたいのですが、柔術や合気道といった自分の力ではなく相手の力を利用するスポーツというのはまさにいかにリラックスするか、いかに自分の適切な緊張を相手の異常な緊張(これをすきというようです)にぶつけて相手を崩すかという武術の基本になっていくのです。面白い世界でした。
よく「日野沢さんは何人も施術をして疲れたり体が痛くなったりしないんですか?」と聞かれますが、活法整体を習得する過程で師匠から受けたこの柔術の稽古の中で自分はリラックスと適切な緊張というのを思い出しました。もちろんまだまだその道では門前の小僧なので身体の使い方として甘い部分はたくさんあるのですが、それを知っていて指圧やマッサージの施術をするのと知らないでしるのとの違いが自分の壊れない身体にある、というのが答えです。もちろんお腹がすくというスタミナの問題はいくら身体の使い方を工夫しても限界があるので連続の施術は3人くらいにしておきたいところですけどね(笑)。

ということで今回はリラックスと適切な緊張について、鍼灸師として書いてみました。みなさんも腰痛や肩こりといった痛みから緊張を蓄積しないよう、日々の身体のメンテナンスを欠かさずこころがけましょう。ぜひAkariサロンの施術を!!
2024/04/03
多様性のお話 日野沢の個性って?
ごきげんよう。盛岡市みたけは毎年のように春の突風が吹いています。暖かく乾いた風に花粉やPM2.5が乗せられ、巻き上げられて花粉症や鼻炎などのアレルギーの方が大変なことになっています。
鍼灸指圧Akariサロンでも花粉症や鼻炎の対策の施術を行っています。少しでも症状を抑えてこのシーズンを乗り越えていきましょう!

今回のブログは先日の静岡出張の番外編です。いつまで引っ張るんだ?という感もありますが、時代を感じる面白いできごともあったのでこちらもブログに書き残しておきたいと思います。
視覚障害者としての配慮をしていただくことは多いですが、自分の格好、特に髪型故に配慮されることもある、そんな時代になりました。

ことは3月16日、静岡へ向かう道中、東北新幹線の車内でのことでした。自分はお手洗いのために座席からデッキへ向かっていました。デッキに着いて、いざお手洗いへと思ったところ
「お手洗いをお探しですか?」
と親切な方に声をかけていただきました。こうして声をかけていただけるのは本当にありがたいことです。例えよく通う場所でお手伝いが必要ないところだったとしても、声をかけていただける心の温かさが嬉しいです。「いえ大丈夫です。」とお断りすることもありますが、必ず「ありがとうございます!」と感謝をお伝えすることにしています。
今回は新幹線のデッキということで道に迷うような場所でもなかったのですが、お言葉に甘えて相手いるお手洗いまで案内をお願いすることにしました。そこでの一言が時代だなーと感じるものだったのです。

「男性用のお手洗いで、大丈夫ですか///?」

なるほど、これはたしかに多様性社会においてすばらしい、先進的な配慮の行き届いた声かけだなと感じました。自分のことをリアルで知っているかたはご存知かもしれませんが、自分の髪は「鍼灸師としてどうなの?」というくらいのばしています。後ろから見るとたまに女性に間違えられることもあるくらいには、実際駅のお手洗いの入り口で「女性用はこちらですよ…」と後ろから肩を叩かれたこともあります。その時は「あ、男性なんです…」という風にちょっとお互い気まずい雰囲気になってしまったのですが(苦笑)。

この多様性社会においては何事も黒白といった二極ではなくグラデーションで考えるようになってきました。男女においてもさまざまな要素で男女ではなくLGBTQ+といったよりカラフルな捉え方が広まってきています。もちろん視覚障害者の中にはそんなことはない、なんて例外はありません。視覚障害者というマイノリティの中にもさらにマイノリティとしてトランスジェンダーの方もいます。
自分はその時ジーンズにシャツとシャツジャケットというどちらかというとメンズライクな服装をしていました。身長や肩幅も女性と考えるよりは男性と考える方が自然な姿だったでしょう。しかし髪型一つを見て、本人がどちらとして認識されることを望んでいるだろうか?というところまで配慮されたあの方はなんと多様性を理解された方なんだと感動しました。自分は自分を男性だと自認しているのでそんなに必要な配慮だった訳ではないのですが、このような配慮が毒になることはないので、このようにマイノリティに対する配慮に触れて心が暖かくなりました。

ちなみにカミングアウトというほどではないのですが、自分の性別のポジションについてブログで明確にしておきましょう。
LGBTQ+といったように性別も多様化されて複雑になっていますが、性別の概念というのは主に以下の4つの概念で考えるのが主流なようです。
1.肉体の性別=生殖器の構造と機能、医学的領域から考えた性別です。自分は堂々と男性です。
2.性別自認=心の性別、自分をどちら、あるいはどのような性別だと思っているのか。社会からどのように認識されたいかという性別です。自分は男性だと思っていますが、女性だと思われたり女性として扱われても嫌だとは思わないので肉体とのギャップはなく、どこかでギャップが起きてしまったとしても問題がないという自由なポジションを意識しています。
3.好みの性=性的にどのような性別に引かれるか。自分は女性に引かれますが、バイセクシャルのように同棲も愛せるという思考の柔軟性や自由度には尊敬を感じます。まだ同性、つまり男性に対する性的魅力を自分の中では見出せていません。いつかバイセクシャルの方に会う機会があったら男性の魅力について議論をかわしてみたいものです。人の魅力を探せる能力というのは幸せを見つけ出す能力ですからね。自分がバイセクシャルになるかどうかは別として、その概念自体は理解してみたいと思っています。
4.様装=容姿を男性のように見せたいのか、女性のように見せたいのか、という概念です。男性だけどスカートを履いてみたい、髪をのばしてみたい、あるいは女性だけどマッチョに見せたいなど、髪型・メイク・ファッション・体系などを総合してどのような姿でありたいかという概念です。自分はここも自由に選べたら楽しいだろうなと思っています。自分のことをビジュアルから男性だと判断した方がいたら「かっこいいって思ってくれたのかな?」と思うし、「女性だと判断した方がいたら「美しい自分でいられてるんだな」と嬉しくなるし、どちらかわからないと思った方がいたら「芸術的に個性を発揮できているんだな」と楽しくなります。ファッションというのは芸術ですから自己満足で好きなように表現し、鑑賞者にその感覚も委ねるべき、と思っています。お互いに自由であることが楽しいですよね!

ということで今回は視覚障害以上の個性が発揮されて時代を感じた出来事のお話でした。個性的に自由であるということはみなさんの配慮の上で成り立つという前提はありますが、他人の目を気にしない、自分の場合はそこに執着が少なくお互いに自由であろうという考えでいるとマイノリティなりの楽しさがあるなという体験でした。既に視覚障害者という非常識な存在なのだから他にどんなマイノリティ要素を積み重ねても大差ないだろうという楽観的な部分もありますが、マイノリティをこれからも個性として輝きたいものですね!
2024/03/31
静岡出張 ネタのようなまじめな話
ごきげんよう。盛岡市も三寒四温から安定した暖かさの春の季節になりました。今年は暖冬でしたが、大きなズレもなく桜が近づいているようで楽しみですね。
移転する前のAkariサロンの前には桜並木があり毎歳だんだんと咲き始める桜から散っていくまでを楽しんでいましたが、移転したことによってそれが見れないのは少し寂しいような気もしています。風邪で舞い込む桜の花びらを掃除しなくていいというのは楽なのでいいこともあるんですけどね。

さて、今回も引き続き静岡出張についてです。今回は静岡での活動を終え、次の日の東京での活動前の一泊の内容です。鍼灸やマッサージとはやはり全く関係ありません(笑)。ただ視覚障害者としては個人的には挑戦すること、そしてこうして書き残しておくことに少しだけ意味があるんじゃないかな?と思っている内容です。ふざけているように見えますが、よくよく考えるとちょっとした問題がある真面目なお話なので、「なるほど多様性って」と考えるきっかけにしていただければと思います。

今回東京での一泊、最近はコロナ禍が落ち着き、国内外での旅行がまた増加してきました。特にインバウンド需要が高まり、ホテルの確保はだんだんと難しくなってきていますね。数ヶ月前からの予約、ホテルの価格高騰、ビジネスホテルを押さえるのがとても大変でした…。というかできませんでした(笑)。
ではどうしたのか?今回はちょっと遊びも兼ねて、ラブホテルに泊まる計画をたてました。広いベッド、広いお風呂、充実したアメニティ、結構ラブホテルは好きだったりします。コンドームやバイブのようなおもちゃを見ることすら嫌というかたでなければ旅行中の宿泊先として自分は選択肢の一つとして検討する価値が十分にあると思っています。…できるならば恋人やパートナーと2人で行きたいところですけどね(笑)。

しかし視覚障害者にとってのラブホ利用というのはかなりハードルが高くなってしまっているのが現状です。まず自分でラブホテルの入り口を探す時に周囲の人に道を聞くことになったらなんと聞いたらよいものか、パネルでn部屋の選択や支払いをどうクリアするか、エントランスから自分の部屋までどうやって行くか、たくさんの恥をかくことになります。その恥を感じない自分はやはり非常識なんだなと改めて感じましたが(笑)。
今回は宿泊予約の際に「視覚に障害があるのでエントランスからお部屋までの案内をお願いできますか?」とホテルの方に問い合わせをしており、快く快諾していただきましたが、ラブホテルは予約せずにデートのその場の雰囲気で入れることが理想ではないかな?と思うと、やはり健常者と同じように使える施設とはまだ言えないよなーと思うところです。
実際視覚障害者のカップルでラブホテルに行ってみたいけれど勇気がでないという知り合いは何組か知っています。施設の構造的なバリアフリーだけではなく、この世界には精神的なバリアというものも存在し、それをどうしたらより多様性に配慮した状態にできるか、というのもこれからの多様性社会の時代に有意義な考え方だなーと、今回の宿泊で感じました。

この間お客さんとこの話を笑いながらしたのですが「ラブホテルなんてあからさまな名前だから入りにくいんじゃないですか?もっとプロダクティブホテルとかだったら入りやすそうですよね!」という素晴らしい意見をいただきました。なるほどそれなら生々しくなくて入りやすそう。
自分もその時ラブホテルの芸術性やエンターテイメント性、非日常かんをピックアップして「エンターテイメントホテル」「アートホテル」なんてのはどうかと考えました。アートほてるは既に立派なホテルがあるので使えませんが、そういった面を取り上げた名前になって、障害がある人にも羞恥心をあまり感じずに入れるラブホテルになればいいなーと思いました。ラブホテルもステキな日本文化ですからね。もっと外国の方にも楽しんでもらえるようにもなると思います。

ということで今回は視覚障害者のラブホテル利用に関する精神的バリアフリーについてでした。視覚障害者の小さくて大きな悩み、もっと先に解決されてほしい問題はたくさんありますが、こういった悩みもおきたりするんです、というお話。
2024/03/26
静岡出張 念願のご当地グルメ「さわやかハンバーグ!」
ごきげんよう。気づけば3月も最終週、今年度の締めのお仕事や新生活への準備にお忙しくなる方も多い季節となりました。
自分の周りでも先日行われた鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師国家試験の合格発表を待ちながら新生活の準備をしている鍼灸学生がたくさんいます。自分も2018年に鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師免許を取得してから今年で6年が経ったと思うと時間の流れを感じます。いつも書くことですが、こんなに早く鍼灸師として独立するなんておもわなかったなー(笑)。

さて、今回も盛岡市を飛び出した静岡出張の様子をお送りします。今回は鍼灸やマッサージといった整体分野でも視覚障害者特有の旅の様子でもなく静岡の有名なご当地グルメ、「さわやかハンバーグ」についてです!

さわやかハンバーグ、正式名称炭焼きレストランさわやか、全国でも有名な静岡にしかない美味しいハンバーグ屋さんです。自分も高校の同級生に静岡出身の友人がいて、その頃から認知しておりました。地元の人も美味しい、遊びに行った人も美味しいと口を揃えて言うのでずーっと食べに行きたいと思っていたので、今回の出張でいよいよだと楽しみにしていました。2022年のIBCラジオでご一緒した弦間さんともすこしだけこのお話で盛り上がったことを覚えています。
そんな楽しみ中でしたが、出発直前にはさわやかハンバーグに関する大変なニュースも、創業者である富田会長が亡くなられたというニュースが3月14日に報じられ、さらに深くその味を楽しむ覚悟もできました。富田会長の思いをいただきに!

当日はなんと90分待って店内へ、これでも会議中に出席者の旦那さんが整理券を取ってくださっていたので90分ですみましたが、そうでなければ会議終了後に2時間待ちとなるところでした。他の店舗では300分以上の待ち時間になっているところもあり、静岡にこんな夢の国があったとはと感動しました。静岡県外にあえて進出しないということで作り上げられたさわやかブランド、ブランディングというのはいろんな形があるものです。鍼灸指圧Akariサロンのブランディングについてもこっそり待ち時間に考えてしまいました(笑)

そしていざテーブルへ、提供されるプレートが牛の形をしているということで焼く前に触らせていただいたり、テーブルでの仕上げ時の焼き工程での油はねの対策を教えていただきながらハンバーグがやってくるのを待っていました。この辺はちょっとだけ視覚障害者っぽいかもしれませんね、でも触らなければわからないし焼いている熱い状態では触れませんから。
プレートがとてもリアルな牛の形をしているのですが、目線が完全にお腹の方を向いていて、これから牛肉を食べる人間に牛の運命を感じさせてくるところにさらにこれからの食事への覚悟が問われました、美味しくいただかせていただきますと!

やってきたハンバーグはスタッフの方が半分に切って断面もしっかり焼いてくださいました。このパフォーマンスが見たかった!しっかりとスマホのカメラに動画で収めましたが、他の人が映っていないかと心配なので個人的に見返して楽しんでいます。SNS非公開映像…。2つに分かれたハンバーグを別の味で楽しめるようになっています。一度で2度美味しい!自分は特製のオニオンソースと、素材の味をより楽しめる塩胡椒でいただきました。
ハンバーグは粗挽き?というか半バーグとは思えない弾力でかなりの食べ応えがあり、肉肉しいハンバーグでした。食感も味覚もその辺のステーキを食べるより肉肉しいハンバーグ、ハンバーグも作り方次第でこんなになるのかと食に関する仕事をする立場からも食のあり方を考えさせられました。静岡に行く機会があるならば何時間待っても食べるべきです!
盛岡市にもハンバーグといえば全国で有名になったびっくりドンキーがありますが、肉一つで突き抜けるさわやかハンバーグと家族との時間と空間を演出するびっくりドンキーとではやはり提供する体験も代わり、コンセプトもブランディングの仕方も変わります。近いうちにびっくりドンキーにも行ってその違いを確認してきたいなと思いました。何を見てもビジネス的に考えることができる、お仕事は本気になるほど全てが楽しくなりますね!

ということで静岡のさわやかハンバーグ、みなさんもぜひ旅行の際に食べてみてください!
2024/03/21
静岡出張 新幹線でのトラブル!
ごきげんよう。自分の筋肉痛も治り、日常の施術にすっかり戻りました。股関節の動きはそのまま骨盤と腰の動きに関わるので、他の症状に繋がる前に回復できて本当によかったです。自分には鍼灸もマッサージも全力ではできないので、身体の動かし方を整える形での予防と負担軽減が何よりも大切です。

ということで静岡出張シリーず!今回は視覚障害者の移動における大変なトラブルについて書いていきます。まさかこんな遠出の出張の始まりにトラブルに見舞われるとは、自分の備えが甘かったなーと反省しました。

ことは3月16日午前10時、盛岡駅発の新幹線の座席に到着し、さて座ろうとしたときのことです。我々視覚障害者が外出するときには白杖という杖を持ち歩きますが、あの杖には実は折り畳めるタイプがあるのです。数本の短いパイプの中心をゴム紐が貫通する形になっており、そのゴムが収縮しようとする力を利用して1本の長い杖を曲がらないように組み立てることができるのです。
が、い座席に座ろうと杖を折り畳もうとしたところでその中心のゴムが切れてしまいました。プツンというゴムが切れる音、カランカランと床に散らばるカーボン製の白杖のパイプ、人間驚くと本当に大きく息を吸うものなんだなと体感しました。
数秒のフリーズの後にまず思ったのは「なんでこのタイミング??」と込み上げてくる笑。こういうトラブルでまず最初に笑える自分のメンタルはさすが心理学講師というか、鍛えられてきているなーと関心しました。去年の9月の北海道出張でもバスのトランクからのキャリーケースの運び出しのトラブルで自分の荷物が旭川まで流されてしまった時も笑っていましたからね、トラブルを笑えるメンタルというのは人生には便利かもしれません。もちろんトラブルに見舞われないこと、トラブルを避けられるよう備えていることが一番大事なんですけどね(笑)。身体のトラブルも鍼灸やマッサージによって予防するのが大事なように、避けられることを未然に避ける努力というのは大事です。
とはいえ起きてしまったトラブル、これからの3日間、どうやって杖なしで移動しようかと考えました。ゴムが切れた場所によっては自分で結び直すことによって応急処置はできるので試みましたが、どうやら自分の手ではどうにもできない部分で切れてしまっていたようでそれもかないません。東京の高田馬場には駆け込みでも白杖を直してくれる偉大な日本点字図書館がありますが、途中下車する時間的余裕もなく、何より東京駅から高田馬場まで杖なしではさすがに危険だと思い違う手段を考えました。
幸い会議で集まるのは全員視覚障害者、グループlineでの報連相をし、修理キットか予備の白杖をメンバーからお借りできないかと投稿したところ、今回は無事お借りして今回の出張を乗り切れることになり、このトラブルはひとまず解決となったのです。自分の白杖を早急に買い替えてお返ししなければ。

ちなみにこの様な事態への完全なる備えの正解は「カバンの中にもう1本予備の杖を忍ばせて持ち歩くこと」です。これがあれば自分も…。自分は先天的に杖を持ち歩くような視力ではなかったので白杖がいつまでたっても身体の一ぶというより持たなければいけない荷物という認識でいます。ただでさえ片手を荷物で塞がれているのにカバンの中にさらに荷物が増えるのかと思うともやもやしますが、今回のようなことがあるのでしっかりカバンの中にもう1本入れておかなければなーと反省しました。
繰り返しにはなりますが、みなさんもトラブルに、ことに鍼灸師として身体のトラブルにはしっかり施術で備えましょうね!
2024/03/19
静岡出張の目次
ごきげんよう。3日間盛岡市を離れて静岡出張に行ってきました。視覚障害当事者団体の会議ということで、いつもはオンラインでしている活動なのですが、今回は4年間会長として活動されていた先輩が退かれるとのことでせっかくだからと全国から役員が集まって対面での会議となりました。
ということで長期の出張の恒例、旅の様子のブログをしばらくの間書いていきたいと思います。今回も視覚障害者ならではのトラブルに見舞われるなど道中笑いの絶えない旅となりました。今日のブログはそんなこれからのシリーずの目次のような内容となります。

まずは出発、3月16日朝に盛岡駅を出発、新幹線の中で既にトラブルに見舞われました、早すぎ!!(笑)。我々視覚障害者が使う白杖は折り畳めるようにパイプの中心をゴムが貫通しているような構造になっているのですが、その中心のゴムが切れて杖がバラバラになってしまいました。詳細と経過は後日のブログで!

東京で乗り換えいざ静岡へ。途中多くの人に道を尋ねたり案内していただきながらバスにて会場でありその日の宿となるホテルに到着しました。静岡の方々も暖かい方々で安心して移動することができました。杖がなくても安心できるのだからかなりの暖かさに包まれての移動であるt言えますね!
17日、実際に会議をし、静岡と言えばのさわやかハンバーグをいただきに。しかしこれが90分待ち!千葉県にある東京夢の国のアトラクションのような長さに驚きました。飲食店でそんなに待つというのもなかなかありませんし、待ってでも食べたいと思う方がこんなにいるのかということ自体地元に愛された食べ物だなーと感動しました。本当に美味しかったです!岩手にも誇れるびっくりドンキーがありますが、盛岡市にさわやかハンバーグがなくてよかったと胸を撫で下ろすほどにおいしかったです。

17日夕方、静岡から新幹線にて東京へ。別の仕事の関係で18日に東京にいる必要があったので17日は東京で一泊しました。この一泊もなかなか楽しい夜となりました。詳細は後日のブログにて!

18日、仕事を終えた後、長年のビジネスパートナーと夕食。池袋にてシカゴピザをいただきました。ピザにはイタリア式、ニューヨーク式、シカゴ式と大きく3種あるのですが、その中でもシカゴピザは特に異様な形をしています。厚さ4cm、ピザというよりもはやタルトのような小麦とチーズの塊を楽しんできました。お互い人生初のシカゴぴざということで、美味しさとしても体験としても素晴らしい時間でした。

18日夜の夜行バスに乗り、19日朝に無事盛岡駅に到着。3日間キャリーケースを引いての歩き通しだったので鍼灸師でありながら恥ずかしいことに若干股関節付近の筋肉痛を感じながら帰宅、筋トレは欠かさないようにしていますが実用と観賞用の筋肉はやはり違うなと反省しました。もう少し実用的な筋肉にも心を配りたいと思いました。とりあえず自分のマッサージと指圧で動きには全く問題のないところまで回復しましたが、明日くらいまでは無理をして腰痛になったりしないよう身体の使い方にはいつも以上に気をつけたいと思います。こういう時に自分も鍼灸・指圧・マッサージのサブスクリプションサロンとか、通いたいなーって思いますね(笑)。

ということで3日間の出張のおおまかな報告はここまで。これから数回にわたって視覚障害者の移動のこと、宿泊のこと、社会の多様性についてブログにしていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!
2024/03/13
リラックスが正義なのか??
ごきげんよう。今年も3.11、東日本大震災からの年をまた重ねました。そのうちの半分以上は岩手から遠く離れた東京で過ごしましたが、そのうち盛岡市に戻ってからの方が長くなるのでしょう。そう思うと過去があっという間に過ぎたように、未来もすぐにやってくるような気がしてきます。
昨年からの空前の盛岡ブームもあり盛岡市には大分人が集まるようになったように見えます。こうして人が集まること、集まれることも復興あってこそです。沿岸も内陸も、岩手全体の復興に関わられた方々の力強さを深く感じています。自分も鍼灸師としてみなさまの健康面からそんな力の一端になりたいとあらためて思いました。

さて、今日のブログは前回のブログで少し書いた姿勢を無理なく整える方法についてです。正直超優良級です!こういう健康法を提案している方は鍼灸師はおろかどの医師や整体師も言っていないと思います。生まれてこのかた27年と半年、視力の関係もあって自分も長らく猫背に悩まされ、改善しようとは思いつつ改善できずにいました。それがこの方法で正しい姿勢を作れるようになってきました。そういう目から鱗な発見をお伝えしたいと思います!

ずばり、結論から言うと
「いい洋服を着ましょう!」
ということです!
……………なんで??
となっていると思うので順番に解説していきます。

まず猫背の一番の原因は腹筋や背筋など体幹の筋肉をほどよく緊張させ続けることができないことにあります。よく筋力の問題にすり替えられがちですが、厳密には筋力では解決できません。自分も正しい姿勢を作りたくてトレーニングを10年近く続けてきましたがそれでは変わりませんでしたし、「トレーニングしているのになんだかあの人猫背が直らないな」という方を見かけたこともあるのではないでしょうか?鍼灸師としても施術の中で猫背に悩まれている方の背中や腰の筋肉がみなさん弱いかというとそんなことはありません。むしろかなりみなさんしっかりした背中をされています。
本来正しい姿勢というのは「正しい」というだけあって人間にとって最も楽な姿勢なはずなのです。余計な筋力は必要なく、負担となる緊張もなく自然と作れる姿勢、筋力が弱い、筋肉が足りないから作れないといった特別なものではないのです。よほどの病気や障害でないかぎり、誰にでも作ることのできる楽な姿勢が正しい姿勢、いい姿勢だとまずは認識しましょう。

では筋力ではなくどこが問題なのか?それは体幹の筋肉を程よく緊張させ続けられない神経、もっというと脳の問題です。もう一度重要なな部分に鉤括弧を付けて書きます。「体幹の筋肉を適度に緊張させられない脳の問題」です!
筋肉は勝手には緊張しません。神経によって伝わる電気信号によって緊張します。その電気信号の大元は脳です。この大元が程よい電気信号の量をわかっていない、というのが猫背の原因です。
現代、少なくとも日本には「リラックスこそ正義」というような健康意識の風潮があります。「お家の中を快適に
」という時にはリラックスできる住環境nことを取り上げられ、「快適な着心地」というといかに柔らかくリラックスできる服であるかを取り上げ、我々鍼灸師をはじめとしたマッサージや指圧などの整体の分野も「リラクゼーション」という形でひとくくりにされたコンテンツにされて取り上げられます。
しかし医療としての鍼灸、特にスポーツ分野においてはリラックスこそが正義ではありません。正しい緊張、適度な緊張を作ることこそが正義であり、ゆえにプロのスポーツ選手には姿勢が悪い人がいないのです。
程よい緊張を10としましょう。普通の人は生活の中で20の緊張になってしまいます。医療を学んでいない整体師は施術によって0を作ることを目指し、医療の立場に立つ我々鍼灸師はまず5を施術で作り、生活のなかで10で止まる方法をお伝えしているのです。そして10で止める方法、それが「いい洋服を着ましょう!」ということです!

いい洋服は正しい姿勢でもっとも格好良く、あるいは可愛く、美しく見えるように作られています。スーツはソファでねっころがるためにあるのではなく、正しい姿勢で座り、立ち、歩くことを想定して作られています。僕たちが作りたくて作りたくて仕方ない正しい姿勢のためにある洋服はリラックスウェアではなくおしゃれ着なのです。
おしゃれ着を着た状態でソファにねっころがろうとは思わないと思います。皺や汚れを避けるために動きは自然といつもとは違うものになります。最初は慣れないが故に首や肩が凝ったり腰痛になってしまうかもしれませんが、その正しさになれるまでは20の緊張を5にする鍼灸や指圧やマッサージの施術を受け、日常は洋服で10を目指す、という繰り返しが正しい姿勢を作る習慣としての今回の提案です。

この立場で言うのもなんですが、本当に現代はリラックスビジネスです。プロスポーツつ選手以外はたしかにリラックスが苦手であるのでその方法が広まることはいいことだと思います。ただとにかく0の緊張を目指すのではなく、10の緊張を目指すことが心n健康にも身体の健康にも理想なんだという事実がもっと広まったらいいなと思いました。
2024/03/06
健康のために!
ごきげんよう。今シーズンは全然みかけなかった雪が盛岡市に、衣替えの準備だけしていましたがもう少しツイードが楽しめそうですね。みなさんの春の準備はいかがでしたか?お洋服、お布団、冬タイヤ、もう少し出番が続きそうですね。

お天気が定まらない季節なので、今回のブログは鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師らしく身体の健康について、トラブルを避ける予防の内容をお話ししたいと思います。鍼灸やマッサージは幅広い症状の治療のための技術であると同時に、「未病治」すなわち予防医学的な役割も大きいです。体調を崩しやすい季節の前後に、ぜひサブスクで施術を受けていただけたらと思います。
今回はそんな施術以外の部分で未病治、日常から取り組める予防医学の習慣をまとめていきます。みなさんも取り入れらてている常識的なものも多いですが大事なことなので見かけるたびみなさんに意識していただけるよう口を酸っぱくして書きたいと思います!!

「白湯をのみましょう!」
コーヒーやお茶ではありません!白湯です!体温が上がることで免疫力を高め、血流を正常化し手足の冷えを改善してくれます。胃腸などの消化器にも温熱刺激が加わることで機能を高めてくれます。自分のおすすめは朝起きてから何よりも先にコップ1杯の白湯、これが1にちのスタートのルーティーンです。

「頭寒足熱を意識しましょう!」
足はむやみに冷やさない、頭や首周りに熱が篭らないように気をつけましょう。特に女性はスカートだと足が冷えてしまいがちです。ブーツや厚手のタイツなどがまだもう少し手放せない季節が続きそうですね。自律神経のバランスを整えたり、女性の性周期にも関わる東洋医学の基本のきです。

「適度な運動をしましょう!」
激しいトレーニングかゆるやかな有酸素運動かはご自分の習慣化しやすい内容でいいのですが、それよりもリズムに合わせた反復運動というのが重要です。音楽に合わせてリズミカルな運動を取り入れることでセロトニンやドーパミンといった幸福ホルモンの分泌が促進されます。リズムに合わせた運動は鬱の回復プログラムにも取り入れられるほど、ぜひ日常に音楽と運動の習慣を取り入れて心も身体も整えましょう!

「姿勢を正しくしましょう!」
背中が曲がった姿勢は肩こりや腰痛などの原因として有名な他、胃下垂などの内臓のトラブルの原因にも繋がる油断できない習慣です。といいつつ自分も最近までなかなか丸い背中をしていました(笑)姿勢を正しく保いい方法を最近発見したので、近いうちに別のブログでご紹介したいと思います!我ながら自然とい姿勢が作れる妙案だと思っています!

ここに「ストレッチをしましょう!」を加えたいのですが、それは自分ができていないので今回は書かないでおきます(笑)。鍼灸、指圧、マッサージなどの整体も習慣として受けるのはとてもいいのですが、ぜひ日常の細かなところから健康を積み重ねて貯金していただけたらと思います!おたがいがんばりましょう!
2024/03/01
5年目の春
ごきげんよう。鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師国家試験が終了して1週間、自分の知り合いの受験生からは続々と自己採点での合格点の報告が届いて嬉しく思っています。確定は3月末とまだ先のことで完全な油断はできないのですが、受験生たちには「ひとまずゆっくり休んで美味しいものでも食べて!」と伝えました(笑)。この緊張の合格発表前の時期も懐かしいですね。ちなみに自分の年の国家試験はいまだに歴代最高難易度の出題の年と言われているようです、鼻が高いですね(笑)。

2024年、4年ぶりの閏年、4年ぶりの2月29日でした。2020年の閏年は新型コロナウィルスの流行が始まり、日本にもその影響が見られ始めていた時期でしたね。前職で勤めていた自分は「いつ全面出社停止になって鍼灸マッサージ業務ができなくなるだろうか?このリモートワークの流れの後に果たしてマッサージルームにお客さんはもどってくるのだろうか?」ということを真剣に考えていました。
結果3月末には全面出社停止に、出社再開の目処は明確には決まっておらず、マッサージルームの再開もなんとも言えない状況に。鍼灸師として施術をすることが好きな自分のヘルスキーパーのキャリアを考え、4月第2週には上司に9月末で退職し、鍼灸師として独立する決断をすることになりました。当時自分は24歳、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取って2年半、鍼灸師としての独立wするには今考えても速すぎです(笑)。
しかしいずれは岩手、盛岡市に戻って独立したいとは思っていました。就職したときには「20代は務める」と決めていたので6年ほど予定が早まっただけ、いや早まりすぎなんですが…。ともかく、コロナの、ある意味おかげで今のAkariサロンが形になっています。
視覚障害者が大企業の社員向けマッサージルームのスタッフとして働くヘルスキーパーという職業もコロナの影響で少なからず形を変えました。いまだにマッサージルームとして残っている会社もありますが、マッサージルームとしてはその役割を終え、雇用されていた視覚障害者は事務やエンジニアへ職種を変えたという声を少なからず聞きます。意図せず働き方が改革されたことになります。自分のように意図的に働き方を変えた視覚障害者もいます。こうしてだいぶコロナの影響が引きはじめた5年目の春、しみじみとこれまでのことを考えさせられますね。これからがどうなっていくのかも気になるところです!より明るく楽しい流れが舞い込むようになるといいですね!
2024/02/20
そんなことも!?幅広い視覚障害者の趣味事情
ごきげんよう。いよいよ今週末、年に一度のあん摩マッサージ指圧師・鍼師・灸師国家試験となりました。鍼灸師国家試験、懐かしいなーと毎年思いながら、今年の受験生にエールを送っています。終わったら趣味なり旅行なりお酒なり自由に楽しんで、あと1週間がんばれ!

今回のブログはそんな国家試験、のことは何度も書いたことがあるので、その先の視覚障害者の娯楽について書いてみたいと思います。同じ視覚障害者ながら「それどうやって楽しんでるの?」という趣味を持つ視覚障害者がたくさんいます。幅広い視覚障害者の趣味の世界の本の一部ですが、楽しんでいただければと思います!

「グルメ・料理・お酒」
これは視覚障害者でも遜色なく楽しめる趣味ですね。自分も美味しいものを食べに行くこと、実際に自分で作ること、美味しいお酒を探すことは大好きです。いろんな地を巡ってその地の美味しいものを食べられるからいろんな役員をやっているところもあります(笑)。3月には静岡、9月には大阪に行く予定ですが、今から楽しみになっています。盛岡市内でも常に美味しいものを探しています。

「アニメ・声優・アイドル」
これも視覚障害者にはよくある趣味です。特に若い人たちにはどんどん人気が高まっていて、声優になりたいという人も増えてきています。問題は声優養成所のプログラムを視覚障害者がクリアできるのか、声優業界の仕事をどうやったらできるのか、このへんの社会的なバリアは課題として残ってはいますが…。台本は点字ではないし、映像の口に合わせて喋るというのも難しいですからね…。この辺も技術と社会の多様性の受け入れでだんだんとクリアできていく問題だと思っています。

「鉄道」
視覚障害者の鉄、意外とたくさんいます。乗り鉄、音鉄、時刻表鉄など、驚くことに撮り鉄もいます。自分は鉄道に移動手段以上の意味を感じられていないのであまり詳しくかけませんが、かなり多いです。鉄道模型とかも自分で作られる方もいます。マジでどうなってんだ???

「カメラ」
見えないのに?と思いますがどうやらみえないからこそカメラなんだそうです。自分の目では見切れない風景や瞬間をてもとのディスプレイで大きく、ゆっくり、じっくり、明るさや色味を調整して自分の見やすい形に変えてみることができる、そういった技術の進歩故にカメラが弱視の方の趣味として広まってきています。

「パズル」
ナンプレ、クロスワード、ジグソーパズル、立体パズルなど、頭と手を使う趣味として人気です。自分も一時期論理パズルにハマっていました。アインシュタインの5色の家の住人のやつとか、楽しいですよね!

まだまだいろんな趣味がありますが今回はひとまずこの辺で。我ながら視覚障害者も見えないなりにいろんな楽しみを持っているんだなーと驚くようなものばかりです。自分は「衣食住に趣味がまとまっていたら生活のQOLが最も効率よく高まる」という理由で主な趣味はぐるめ・料理・お酒・ファッション・インテリアとミニマルに収まってしまっていますが、どんなことでも障害に関係なく楽しみを見出せるものだなーと書きながらも思わされますね。

 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
 Akariサロンではサブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を広める活動に協力していただける施術者を探しています。
 ご連絡は
電話:019-656-6499
mail:akaris.hand@gmail.com
までご連絡お待ちしております!
2024/02/12
視覚の攻略
ごきげんよう。最近ますますインテリアにハマってきています。常々インテリアやファッションは視覚という感覚を理論化してみるゲームとして調べたり実践したりしていると書いていますが、本当に情報が自分の中に蓄積されていくのが楽しいです。サロンの中にまた飾りたいアイテムを手に入れたのですが、どのようにディスプレイしようか楽しく考えています。今日はそんな感覚と理論のお話。

この世界には何十億という人がいて、それぞれに得意なことがあります。天性の才能、あるいは努力によって会得したもの、いずれにせよ、2つと重なることのない、科学ではなく芸術的な様相をなしています。人間の個性というのは芸術に近い、いや自分としては芸術的だと思っています。
一般的に芸術は感覚で営まれるものです。もちろん芸術にも学問的側面があり、ある程度の再現性もできるようになっていますが、新しく何かを生み出す時には基本的には感覚や直感というものが先立つでしょう。しかし、それでは、感覚のうちの一つ、視覚が欠けた自分には何も生み出すことができないのか?ということになってしまいます。
自分はこの問いに「NO」と答えたい。「NO」と答えられる人間でありたい。そのために理論で感覚、とりわけ視覚を攻略し、視覚を攻略したいと思っていろいろなことに取り組んでいます。ゆくゆくは写真や動画も題材にしてより深く視覚の仕組みを理解したいものですね。ファッションやインテリアを攻略ゲームにするのも楽しいですが、洋服のワードローブ、生活や仕事の空間が完成してしまうと実践の場も減ってしまう。成長の速度が落ちてくる未来もそう遠い話ではありません。それに比べて写真は日常の一コマを切り取って芸術化していく、いつでも実践できる芸術活動です。常に成長し続けられるテーマとして、次はここかなーと思っています。
感覚を理論化することはとても難しく、とても楽しい活動です。自分の考えていることを言語化することの難しさ、楽しさというのがこれの原点であり究極店でしょう。言語化、理論化されることによって見えないものを見えることにしていくのが科学、見えるようになったものを自分の手で触れられるようにするのもまた言語や理論というものがあるからこそ、みなさんと同じテーブルでお話ができるのも言語と理論があるからと思うと、ますますこの活動が楽しくなってきます。

取り止めのない話になりましたが、感覚を理論化すること、理論を新しい感覚に導かせるクリエイティブな活動というのをこれからものんびり続けていきたいですね。

 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
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2024/02/07
2月は花粉症対策!Akariサロンもやります!!
ごきげんよう。2月になっても盛岡しに雪がこない、これは一体どんな異常気象でしょうか?暖冬だと聞いていましたが、こんなになるとは思いませんでしたね。今の所この先にも大雪の予報は見られませんし、今年はもしかして水不足とかになったりしないでしょうか?
と、降っても降らなくてもなんだかんだと言ってしまうのも雪国らしいなと楽しんでいます(笑)
 2月になると鍼灸院の毎年恒例のお声かけが始まります。悩まれている方も多い、「花粉症対策」です!
毎年倍々ゲームになって天井しらずの花粉飛散料、今年もそろそろシーズンの対策を初めていきましょう。おたがいに!

というのも、鍼灸や指圧などの分野での花粉症は何よりも対策が重要、つまりシーズンが始まる直前のこの2月が勝負時なのです。治療ももちろんできますが、より快適なシーズン過ごすためにはぜひ事前の対策から取り組んでいただきたいです。
ちなみに、Akariサロンの花粉症対策は鍼灸ではなく指圧、つまり手技にて行います。活法整体という日本古武術n裏技として伝わる技術の中に花粉症対策の施術があります。花粉が原因だったかどうか、戦国時代当時の武芸者たちが知っていたかはわかりませんが、症状自体はそんなに昔からあったようです。
この活法、事情があって書物では残らず、全て口伝で伝わっているのですが、その口伝の中にも事前に施術しなさいと伝えられるようになっています。口伝で伝わる中でいつか抜け落ちてしまってもおかしくない情報ですが、抜け落ちずにしっかりと伝わっているので、やはり大事なことなのでしょう。

ということで、今年も花粉症についてのお声かけでした。このブログを読まれている方、そして読まれている方のお知り合いの花粉症の方に、花粉症h事前の対策が大事ですよということと、Akariサロンの施術のサブスクなら施術を重ねてしっかりシーズンに対策できますよという情報が伝わることを願っております。

 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
2024/02/07
2月は花粉症対策!Akariサロンもやります!!
ごきげんよう。2月になっても盛岡しに雪がこない、これは一体どんな異常気象でしょうか?暖冬だと聞いていましたが、こんなになるとは思いませんでしたね。今の所この先にも大雪の予報は見られませんし、今年はもしかして水不足とかになったりしないでしょうか?
と、降っても降らなくてもなんだかんだと言ってしまうのも雪国らしいなと楽しんでいます(笑)
 2月になると鍼灸院の毎年恒例のお声かけが始まります。悩まれている方も多い、「花粉症対策」です!
毎年倍々ゲームになって天井しらずの花粉飛散料、今年もそろそろシーズンの対策を初めていきましょう。おたがいに!

というのも、鍼灸や指圧などの分野での花粉症は何よりも対策が重要、つまりシーズンが始まる直前のこの2月が勝負時なのです。治療ももちろんできますが、より快適なシーズン過ごすためにはぜひ事前の対策から取り組んでいただきたいです。
ちなみに、Akariサロンの花粉症対策は鍼灸ではなく指圧、つまり手技にて行います。活法整体という日本古武術n裏技として伝わる技術の中に花粉症対策の施術があります。花粉が原因だったかどうか、戦国時代当時の武芸者たちが知っていたかはわかりませんが、症状自体はそんなに昔からあったようです。
この活法、事情があって書物では残らず、全て口伝で伝わっているのですが、その口伝の中にも事前に施術しなさいと伝えられるようになっています。口伝で伝わる中でいつか抜け落ちてしまってもおかしくない情報ですが、抜け落ちずにしっかりと伝わっているので、やはり大事なことなのでしょう。

ということで、今年も花粉症についてのお声かけでした。このブログを読まれている方、そして読まれている方のお知り合いの花粉症の方に、花粉症h事前の対策が大事ですよということと、Akariサロンの施術のサブスクなら施術を重ねてしっかりシーズンに対策できますよという情報が伝わることを願っております。

 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
2024/01/25
鍼灸国試だ!鍼灸師って?
ごきげんよう。盛岡市が久しぶりに寒くなったような気がします。というか今年はやっぱり雪がまだ少ないですね。そのつもりでいたら昨日どっさり降って「あー、いつもの冬だなー」という雰囲気になったというところでしょうか。
毎年この時期になると鍼灸、あん摩マッサージ指圧師国家試験を思い出します。毎年2月最終週の土日に実施されます。受験生はいよいよここからが追い込み、鍼灸学生、がんばれ!
ということで今回は、視覚障害者の職業選択の第一候補になりがちな鍼灸、あん摩マッサージ指圧氏とはどんな資格なの?という医療系資格の基本に立ち返ってブログで解説したいと思います。わかりやすいよう柔道整復師、理学療法士(PT)、整体師、医師と比較しながらお話を進めていきたいと思います。
「自分の身体の症状はどの施術所に通ったらいいかな?」という参考にしていただけたり、医療系の職種を目指す方の参考になればと思います。

鍼灸、あん摩マッサージ指圧師とは?
自分の保有する国家資格ですが、実は「あん摩マッサージ指圧師」という免許上と、「鍼師」という免許上と、「灸師」という免許上3種に分かれています。移転したAkariサロンの施術室右手の壁に額縁に入れております。
ここで「免許」と「資格」の違いも明らかにしておきましょう。資格も免許もその能力を認められるものですが、免許は特に「法律上通常は許されない行為を特別に許可される資格」ということになります。自動車の運転は事故などが起きれば人命に関わる危険な行為として誰にでも許可はされない、でも免許によって特別に許可されるということです。
鍼灸も施す部位を間違えば内臓や血管や神経を傷つける危険な行為ですが、「特別に!」それが許される免許です。
危険性に対しての許可の他に「医療行為として人体に触れることが許される免許」というのもこの3つの免許の特徴です。ここで比較に出すとわかりやすいのが医師免許、医師は「医療に関わる全ての手法として人体に触れることが許される」という医療系最強万能な免許であり、鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師の3つの免許はその中の一部だけを特別に許可される限定的な免許という構造になっています。なので本当は医師も鍼灸やマッサージをしてもいいんです、医学部で鍼の打ち方は科目にないので実際にできるかどうかはまた別のお話ですが、法律上医師には許可されます。
まとめると鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師は
・医療行為として(症状の治療目的で)
・人体に触れることは法律上通常許されないんだけど
・鍼灸、マッサージの分野に限ってはあなたたちはやってもいいですよー
という資格ということです。では次柔道整復師

柔道整復師とは?
柔道整復師もさきの3つの資格と同じ国家資格であり免許になります。医療行為として治療目的で人体に触れることを特別に許される免許上であり、その分野の限定条件は
・捻挫、打撲、骨折、脱臼
の4つの症状に関しては治療目的で触れていいよ、という資格です。
柔道整復師は「整骨院」や「接骨院」という名称で開業されていることが多いですね。
……あれ肩こりの時にも接骨院や整骨院に行くぞ?
いいところに気がつきましたね。本当は法律上アウトです。柔道整復師が許可されるのは先の4つの症状に限定されています。肩こりや腰痛を「脊椎周辺の捻挫」という・こ・と・に・し・て・触れていい、と主張しているようです。自分たち鍼灸師がメスや注射を握るようなものだと自分は思っているのですが、長く続く慣習というのは自分一人では変えられません。せめてこのブログを読まれた方は先の4つの症状以外の場合は医師の病院か、鍼灸院、マッサージ院などw選択していただけると法の適正化という意味では嬉しいと思います。
しかし柔道整復師は鍼灸師などと違いレントゲンを使用することが許されます。そういった意味で骨のことをより細かく検査したい場合は柔道整復師を頼ることを強くおすすめします。

医師とは?
医療系最強、万能の免許上です。診断を下す行為、薬剤の処方、手術、鍼灸やマッサージなども含めたあらゆる物理的処置、全てが許される免許です。他の医療系資格は限定的な条件かで、限定的な手法を用いることが許されているという構造。先も書きましたが、許されてはいるけど実際医学部では教えキレない鍼などの分野も実際はありますが、そういった分野を補うのが我々鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師という職業なのです。

理学療法士(PT)とは?
鍼灸師や柔道整復師とは少し構造が違うのがこちら。リハビリテーション分野に関して、医師の指示のもと、運動、温熱、電気などの物理的処置を行うことが許された資格です。リハビリテーション分野での医師の手です。
手であり、頭部分のことは基本的にはしてはいけません。あくまで理学療法士のお仕事は医師の許可のもと行われることになっています。この都合上、鍼灸師や柔道整復師とは違い理学療法士には開業権はありません。残念ながら自分の施術所を開業し独立することは許可されていません。…ということになっています。

整体師とは?
我々医療関係資格保持者が頭を悩ませる問題。整体師という国家資格は、実は存在しません。国としては、法律上、医療行為として(治療目的として)整体師という存在は許可していません。彼らが人体に触れるのは「リラクゼーション目的」でなければいけません。
実際広告も「あー楽、りら0る」というように、リラクゼーションの範囲に留めるようにしています。
が、今まで書いたような法律や資格、免許というようなことを知らなければ違いはわかりません。この目的の違いをもっと明確にしないと医療とリラクゼーションが混在、混同してしまう、というという医療界と経済界の闇です。
医師や鍼灸師、柔道整復師を養成する学校や免許は厚生労働省管轄、りらくぜーしょんn目的の整体師は核技術に関する民間団体が行っている経済活動として経済産業省管轄という風に管理管轄も異なり、余計にことがややこしくなっています。行政にもこの2つの目的別の活動を理解している専門家が少ない、果たしてどうしたものか。
ということで、いつもブログに書いているフッターのようなことが大事になってくるわけです。今回はあらためてそちらも読んでいただけるとありがたいです。

ということで医療とリラクゼーション、資格と免許、医療と経済、それぞれの症状と立場など、ざっくばらんにまとめてみました。鍼灸師というポジショントークではありますが、複雑な構造になっているんですね。


 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
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2024/01/19
数千の身体を見てきた男 ボディメイクの新説について
ごきげんよう。盛岡市に束の間の暖かさがやってきて油断しています。オークションやフリマサイトで夏服を探すくらい油断しています(笑)。洋服はあまり新品では買わずにオークションやフリマサイトを利用するのですが、誰も注目していないシーズンオフの掘り出し物をびっくりするようなねだんで買うのが本当に楽しいです!ファッションはシーズンオフを狙え!

夏服は冬服よりもアイテム数が減る分、一つひとつのクオリティで勝負することになる、というのが夏ファッションのセオリーなんだそうです。視覚研究で積み重ねた理論にすぎませんが…
そして最近鍼灸マッサージ師として身体と向き合う中でこの理論の極論であり結論n辿り着いてしまいました。「何も身につけてない状態でかっこよく美しくなれたら最強じゃね?」。
ということで、鍼灸、指圧、マッサージの施術で何千という人の身体を触ってきた立場からこの極論を満たす、夏に向けたボディメイクについて冬のうちに書いておきたいと思います!夏のために!冬から!備えるんだよ!!!(Akariサロンの今年のテーマですからね笑)

ボディメイクとなった時に最初に「痩せる!」ということを考えますが、ただ痩せることを考えても美しいボディラインにはなりません。落ちてほしくないところのボリュームが落ちてしまったり、そもそも狙ったところだけボリュームを落とすなどということは理想のようには絶対にいきません。カロリーは蓄えやすい身体のタンク、つまり腰回りやお尻周りに優先的に蓄えられ、その一方で使われる時は全身から満遍なく使われる、蓄え方と使い方のルールが違う以上、痩せるというだけのボディメイクは身体のルールに合っていない…。
ではどうするのか?痩せることと同時にボリュームがほしいところを脂肪ではないもので足していく、つまり筋肉で盛り上げるということです!
具体的に身体の中で美しいラインのためにボリュームが必要な部分は男女関わらずお尻(骨盤周り)と肩まわりです。この2点を大きくすれば腰と手足が細く見えます。お尻の土台にしっかりとした筋肉があればだらしのない大きなお尻ではなく、安定感のある健康的な骨盤になる、男性の胸筋は言わずもがな、女性のバストのラインも筋肉の土台があればボリュームを盛ってみせることができ、胸筋を鍛える際に副産物として鍛えられる肩と背中の筋肉が姿勢と肩こりの問題を解決してくれます!筋肉最強!!!

美しいボディラインには臀筋と胸筋がポイントです。本当はこのブログでその2つをどう鍛えていくのがいいのかも書きたいのですが、文章だけではとても難しい(写真や映像なしで文章だけで読者のみなさんが理解することが難しい)ので、その内容についてはサロンで日野沢に聴いてください(笑)。気が向いたらXなどで筋トレの様子とか撮影しようかしら?

 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
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2024/01/15
2024年 日野沢の個人テーマは?
ごきげんよう。愛犬愛猫共にすっかり盛岡市の雰囲気に慣れてきたようで、だいぶそわそわした仕草がなくなってきました。八幡平ではまだ猫の方が犬の激しい動きに警戒していましたが、最近は少し距離があるものの同じソファで2ひき並んで寝ていたりします。そんな可愛い2匹に癒されながら生活できるのも家族で盛岡市に移住したメリットに感じています。

さて、今回のブログは2024年の日野沢の個人目標です。前回サロンとしては「備える」と書きましたが、個人としてはもっと内観的なテーマになっています。鍼灸師だけどそういえば今まで鍼灸や指圧、マッサージなどの整体分野を1年のテーマにしたことがないですね。そういうことに取り組むなんて当たり前だからあらためて設定するほどでもないかな?と思っていたり…

2024年、日野沢のテーマは
「何が欲しい?何がしたい?」です!
自分の「したい」という行動意欲が欲しいものや報酬に支配されていないか?ということを最近考えていました。
何も狙わない、余裕と余白のような、ただやりたいからやってみるという文化的、芸術的な時間と行動を今年は意図的に作って楽しみたいなと思っています。
気づけば仕事でスケジュールを詰めてしまったり、何事も成長のためとか考えて固くなりがちなので、今年はもっと身体を楽しませるような活動、ですかね?
今の所ちょっと考えているのはダンスとか、ちょっとやってみたいかなーと思っています。聴いた音楽にその場でのって自由に身体を動かすフリーダンスのような、身体のままに心のままにやってみる感覚、そういうものに少し手を出してみるのはどうかなーと、バンドでステージに立っているときはできるんですけど、楽器がなくなるとどうしたらいいかわからなくなってしまうので、「もっと身体のままに心のままに」という感覚を磨けるんじゃないかと期待しています。

ということで、今年のサロンテーマ、個人テーマ共に発表しました。2024年もテーマに沿って楽しくやっていきたいと思います!あらためて、鍼灸指圧Akariサロンをよろしくお願いいたします!

 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
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2024/01/10
2024年 Akariサロンのテーマは?
ごきげんよう。1月になっても路面が乾いている日が多いのは盛岡市では珍しいような気がしています。旧サロンよりも暖かい建物ということもあって寒さに少し麻痺しているのか、本当に今年は暖かいのか、一体どうなんでしょうか?(笑)。

今回のブログは予告どおり「2024年Akariサロンのスローガン」です。2月にはオープンして3年となる鍼灸指圧Akariサロン、今年のサロンとしての動きかたを書いておきたいと思います。

2024年、Akariサロンはずばり
「備える」
というシンプルなテーマで行きたいと思います。
備えるというと控えめなイメージがありますが、意外と準備を始めると言うのは劇的で革新的なことでもあります。今までしてこなかったことをしなければいけないことも可能性としてはありますし、少し長期的な未来をしっかりと想像しなおす必要もあります。自分の中ではまだまだ活動的なテーマの部類です。
アメリカ大統領で革命を起こしたリンカーンが準備についてこのように残しています。
「6時間で木を切るなら、4時間半は小野を磨く時間に使え」
準備というのはそのくらい大きなことだと意識しての備えです。
自信のような備えることしかできない出来事から始まった1年だからというのもありますが、自分のもう一つのお仕事の占いの方でも今年は備える年なのです。サロンの名前のアカリというのも星の名前なのですが、アカリの今年は備える年、だから今年は徹底的に備えて行きます。いつかくる伏線回収を楽しむために、着々と、坦々と、緻密に取り組んでいきます。何がどんな伏線になるかわからない、それが今年のアカリです。

ということで、一見地味そうなスローガンではありますが、中ではみっちりと詰まった活動をしてていこうと思います。自分の中では大きな動きですが、あまり見せつけるようなものではないというのも地味に聞こえてしまいそうですね(笑)。ともかく、しっかりと備えて行きたいと思います。

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2024/01/03
新年、あけましておめでとうございます。旧年中は突然の移転などもありまして、大変お騒がせいたしました。今年もどうぞAkariサロンをよろしくお願いいたします。

2024年、穏やかに迎えると思っていたはずなのですが、北陸沖での地震により穏やかな始まりとはいきませんでした。被災された方々、復興に取り組む方々の1日も早いいつもの日常がもどりますように。
震源地から遠く離れた盛岡市でも微弱ながら長時間の揺れを感じました。この後の余震はどうかなど考えると2011年の東日本大震災のことを思い出します。自分に今できることは少々の募金をお送りすることと、鍼灸、指圧、マッサージなどで緊張したみなさんの心と身体を緩めることくらいです。日々のニュースなどの情報でメンタル的にきている方もいらっしゃると思いますので,こういう時に自分の施術をより多くの人に受けていただけたら嬉しいです。自分のできることをいつもどおり続けていきたいと思います。
そうそう、Twitter、あらためXで「タイムラグはあるけど北陸にふるさと納税するのもいいぞ」という投稿をみかけました。確かに北陸のものを購入して寄付→購入したものをSNSで紹介という方法もありですよね。制度に乗っかって自分の負担できる範囲で復興に協力できるといいですね。北陸のお米、日本酒、海産物、美味しいですよね!!

年末年始、またサロンの目標と個人の目標を立てたいところですが、まだサロンの目標が明確になっていません。ということで2024年の目標については後日また別のブログで書きたいと思います。今日のところは年始のご挨拶として、短いですがここで失礼させていただきます。2024年も鍼灸指圧Akariサロンをどうぞよろしくお願いいたします。




 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
 Akariサロンではサブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を広める活動に協力していただける施術者を探しています。
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2023/12/28
2023年の振り返り ヒノサワのスローガンは?
ごきげんよう。今年最後のブログとなりました。予告どおり日野沢の個人的な2023年の振り返りをしてこのブログの年末としたいと思います。
なお、1月の営業スケジュールのお知らせがあるのでこのページの最終更新ということにはならなさそうです。31日まで営業は続くのでTwitterあらためXの方もまだまだ年内の更新は続きます。引き続きお楽しみください!

このブログで個人的な2023年のスローガンも発表していました。過去のブログの過去のアーカイブにもありますのでそちらもぜひ、という宣伝もしておいて(笑。

「もっと理論的に もっと芸術的に」

いつもながらおおよそ鍼灸師らしくないスローガンでした。整体分野全く関係ないじゃん!というところもありますが、いつも書いているように視覚障害者の可能性を広めることが自分にとって重要なことであり、楽しいと思えることなのでこればかりはもうしかたないですね。
このスローガンを忘れた日はない、というと全くウソになってしまいますが、しっかり覚えて意識していました。視覚障害者として見えないことを克服する、そのために見えないということはどのようなことか、見えるというのはどのようなことかを分析し、言語化し、表現するということに挑戦していました。その集大成として言語表現だけでなく芸術品、というと大層に聞こえてしまいますが、形に残るものとして表現してみるところまで挑戦することもできました。そう、新しい施術室のプロデュースです。実は今年の日野沢のスローガンもあって施術室の構成というのは手が抜けない部分だったりしていたんです。はからずしも急遽舞い込んだ移転すらスローガン達成のために使っていました!
去年くらいからファッションについて特に興味の目を向けていて今年も引き続き注目していたのですが、今年はさらにインテリアについてもアンテナを広げていたんです。特に照明の使い方というのに心をひかれるところがあり、家具のハイブランドの照明器具をいろいろと見ていました。結果的にサロンに導入したのはそれほど高価なものではありませんが、だからこそ価格だけでなく使い方で勝負するという基礎理論と芸術センスというスローガンに沿ったテーマで取り組めたとも言えます。
ファッションは基本的に全体を手で触れてアイテムを選んで行くことができますが、インテリアはそうはいきません。サロンの移転についての外観編でも書きましたが、どのように視界が遮られているかとか、視野はどれくらいかというよりマクロな物を扱う側面が増える空間芸術は難しかったです。故に理論の理解にはこの上ない題材でもありました。難しいと思いながらも常に興味深いという好奇心を持って表現活動に向き合えて非常に楽しい一時でした。
ちなみに、サロンの施術室の資格芸術はおおよそ完成したということで、これからは聴覚と嗅覚の演出を考えています。もう少し施術室は進化する予定なのでお楽しみに!

このようにしっかり年末に理論と芸術の集大成を形に残すという実践もでき、個人としてもスローガンを意識できた1年間でした。来年の話をすると鬼が笑うと言うもんですから来年のスローガンはここではまだ発表しません(まだ決まっていないことを巧妙に隠す手口笑)。
来年も個人としてもスローガンを設定して楽しんでいきたいですね。それではブログでは今年はここまで、来年の鍼灸指圧Akariサロンのブログもどうぞよろしくお願いいたします。



 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
 Akariサロンではサブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を広める活動に協力していただける施術者を探しています。
 ご連絡は
電話:019-656-6499
mail:akaris.hand@gmail.com
までご連絡お待ちしております!
2023/12/27
2023年 Akariサロンの振り返り!
ごきげんよう。土日に今年最後の出張も終え、2023年は残すところ通常営業のみとなりました。Akariサロンは31日15時まで営業いたします。年末仕事納めをされた方、今年の疲れたお体を鍼灸指圧Akariサロンにお任せください!

今回は今年の振り返りのサロン編です。個人的な振り返りも後日しっかり。
今年のAkariサロンは「テレビ出演」という目標でやっておりました。意図せずに早々5月に目標を達成し、それ以降はレギュラー番組というふざけた目標でやっていましたが、さすがにそちらは未達です(笑)。テレビに呼んでいただけたのは鍼灸や指圧といった整体分野とは全く関係なく視覚障害者のAI活用という部分でしたが、これは個人的にはむしろ嬉しいことでした。専門は鍼灸師という身体のプロではありますが、より広い分野での視覚障害者としての活動を広く知っていただけるというのが重要だと思っています。来年も引き続きいろいろな活動に取り組み、多くの人にAkariサロンのこと、鍼灸のこと、視覚障害者のこと、そして日野沢のことを知っていただけるようにがんばっていきたいと思います。

そして急遽舞い込んだサロン移転という大イベント!9月に話が舞い込み10月に決定、11月には生活基盤を完全行こうし、無事12月からサロンも移転できました。盛岡市みたけ3丁目内、300m程度の本当に近い移転ではありますが、新しい施術室のプロデュースなど、視覚障害者でありながら資格を楽しんでいただけるための挑戦をしてみたり、とにかく考えさせられました。こちらの深い内容は個人的な振り返りの次回のブログに回したいと思います。とりあえず急ピッチなサロン移転を無事に完了できて年末年始も落ち着いて過ごせそうです。

もう一つ、岩手県視覚障害者福祉協会の理事に就任したことも個人的にもサロンとしても大きな出来事です。視覚障害者としての活動でより強い影響力を持つということ、その責任とともに感じています。未来の岩手での視覚障害者の生活がどのようになるのか、そこを想像しながらこれからも組織としての活動をして行きたいと思います。

さて、サロンとしての2023年はかんたんですがこのようなところでしょうか、来年2024年はどのような目標を立て、どのような1年になるのか、楽しみですね!

 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
2023/12/19
施術の組み立て 鍼灸師は何を考えてる?
ごきげんよう。盛岡市もまた朝晩に水道が凍るような時期になりました。どうしてそう思うかって?今朝凍ったんだよ!(笑)
サロンには影響しない洗面所部分だったので営業は問題なくしておりますが、このイベントが来るとまた季節を感じますね。3月ころまで要注意です。

先日Twitterで「施術で触れる場所の順番で施術者の施術の組み立て方が見えてきます」ということを呟きました。今日のブログはここを掘り下げて暴露していきたいと思います。最初に書いておきますがデータがある訳ではなく、学生時代の先生やヘルスキーパー時代の同僚、自分の師匠など自分が今まで関わってきた鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の施術を見てきた上での感覚的なものです。

まず施術の最初、ここでどこから触れるかは大きいです。主訴部位から触れる施術者は局所的な診察を大切にする西洋医学重視の鍼灸師か、「お話聞いてましたよー」というコミュニケーションとしての導入を試みるリラクゼーション的な要素を考慮するマッサージ師です。首が痛いなら首から、膝が曲がらないなら、ひざから、そういった局所の状態を最初に確認し、その上で全身を診ていく、ミクロからマクロに視点を移していく、西洋医学、西洋哲学的な施術の組み立てです。科学的であり、統一された技術であり、再現性も生まれるのですが、マニュアルが以上きんたろうあめになるという否定的な見方もできてしまう悩みもあります。

このような形が西洋医学的な見方であるならば、対照的な東洋医学的な施術の導入とはどのようなものなのか?東洋医学は全体を診てから局所の状態を診ていくことになります。どこが全身の状態を確認しやすい場所かというのは施術者の経験や感覚、流派によって考え方が違いますが、自分は師匠に「腰はニクヅキに要、身体の要は腰」と教わったので腰から診て考えることにスタイルが落ち着いてきています。「主訴部位よりも先にまずここ!」という場所が決まっているのは全身のバランスを確認するという東洋医学の診察法です。感覚や経験といった曖昧な基準になってしまいますが、神業と呼ばれる先生はこちらのタイプの方が多いようにうかがいます。流派の考え方を突き詰めた上で至る技術の局地という意味では差別化できる個性とも言えますし、こだわりの強い職人的な思考もここに現れます。

好きなものは最初に食べるか、最後に食べるかのような施術の最初にどこを診るか最後にどこを診るかというのは鍼灸やマッサージなどの整体分野ではかなり重要なことなのです。本当は施術の時間配分や最後にどこに触れるのかというのもいろいろあるのですが、本当に長くなる、本が書けるくらい長くなるので今回はこの辺で。



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2023/12/14
知ってた?鍼灸を受けるのは人間だけじゃない!
ごきげんよう。サロンも移転、家族も移住、ペットの犬もだんだんと盛岡市の街の空気に慣れてきました。お客さんが来られる度に少し吠えてしまうところはありますが、みなさんにたくさん撫でていただいてむしろ楽しそうにしています。
近日中にネコの方も大移動を敢行する予定です。においがついたお気に入りの毛布なども一緒に持ってくる予定ではいますが、果たしてネコの方は盛岡に慣れてくれるでしょうか?

そういえば、自分は全く専門ではないのですが、鍼灸を受けるのは人間だけではないと言うのをみなさんはご存知でしたか?
ペット病院の獣医さんの中には積極的に犬や猫に鍼灸施術をされる方もいらっしゃいます。鍼灸専門の獣医さんも中にはいらっしゃいます。お薬があまり聞きにくい子、症状によっては鍼灸の小さな負担でというのも選択肢の一つ、とくに高齢ののんびりした子はお灸の暖かい刺激が好きだったりするみたいですね。ネット上に画像がありますが本当に気持ちよさそうにお灸を受けているみたいです。

自分は人間以外の鍼灸は専門外ではありますが、たまに犬もネコもマッサージをしています。身体のケアをしてあげているというよりは人間との違いはどういうところかな?という興味から隅から隅まで触って観察しているというな内容ですが、親指ではなく小指で軽く指圧する感じだとやはり気持ちいいのでしょうか、大人しくうとうとしたりするようです。特に頭や耳周り、両目の間などがうちの子はお気に入りのようです。何度も言いますが整体的な効果があるのかはわかりませんただスキンシップという意味ではおそらくお互いに精神的なメリットがあるのではと思っています。

また医学研究においてはマウスn対しての鍼もよく行われています。あんなに小さな生き物に鍼を精密に施す研究者の技術には学生時代から驚かされていますが、小さな生き物にとって鍼は人間にとっての鍼よりはるかに大きい、つまりより大きな影響があり、明確な変化が見られるということで、経絡を科学的に解明する上ではとても重要な実験なのです。

今回歯人間以外の鍼灸についてでした。そういえば、岩手大学にも獣医学部が新設されるんでしたね。鍼灸については研究されるでしょうか?

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2023/12/11
久しぶりに 身体の話をしよう 踵の
ごきげんよう。ブログで全然鍼灸・指圧・マッサージなどの整体分野について書かない鍼灸院、Akariサロンです(笑)。
最近は移転のことばかり書きまとめていましたが、そろそろ鍼灸院らしい内容も書いておかないとかなーと思うところ。ということで今回は身体のトピックから、最近自分で研究というか観察と施術の模索をしている「踵(かかと)」についてブログに書いていきたいと思います!踵、めっちゃ大事です!

何度かこのサロンのブログでも過去に「人間の身体は建物ですよ」ということを書きました。建物をバランスよく丈夫に立てる上で最も大切なのは基礎造り、つまり土台となる地面と地中のが重要です。人間も建物と考えると足がとても重要な役割を果たしていると言えます。
2本の足で立っていますが、それぞれの足は概ね3点で体重を支えています。1脚ではなく3脚、人間は2つの3脚の上に建てた建物ということです。
ここからさらに、この3脚は均等に重さがかかっているわけではありません。通常、つまり健康的な立ち方では踵が70%ほどの重さを支えています。残りの2点は足の親指の付け根で20%ほど、小指の付け根で10%ほどです。ここから踵というのは家で考えると大黒柱と地面の接点、というか地面に刺さっているところのようなものです。重要さがわかっていただけましたでしょうか?
このように踵は身体の中でも大事なところであるわけですが、さらに過労死寸前のような仕事を割り振られています。足の指を曲げる筋肉や膝を曲げる筋肉も踵についているのです。人の弱点を「アキレス腱」と言いますが、あれも踵についていますね。
これほど重要な踵ですが、ケアをすることはとても難しいです。そもそもケアをしようと思ったことがある方が少ないでしょう。踵のカサカサとかは気にしますけどね(笑)。運動器として、解剖学的な重要性を理解してアプローチをしている人が少ないのは確かでしょう。
踵には鍼はできません。足の裏の皮膚は感覚が鋭く激痛が走ります。足の裏に画鋲が刺さったら、想像だけで激痛です。お灸も同じ理由であまり用いられません。ということで基本的には手でケアすることになりますが、あの硬い踵をどう揉んだらいいかということと向き合う施術者もまた多くはありません。骨は揉んでも弛まない、踵の骨表面の骨膜などの柔らかくなりうる組織を揉むよりはふくらはぎなどもっと柔らかくなりやすい、揉みがいのある部位の施術に重きをおきがちです。自分も最近までそうでしたしね(笑)。
でもしっかり緩みます。膝や腰など多くの部位に影響しているなーと最近注目して施術をしています。細かな部位ですが、本当に見ていて楽しいです。「神は細部に宿る」、細かなところほど重要だったりするとあらためて感じさせられています。


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2023/12/08
移転完了!新しい鍼灸指圧Akariサロンは?
ごきげんよう。11月最終日、移転の日がまさかの盛岡市積雪でした。寒さと雪の中大移動となるとは(笑)。こんな寒い時期にはやっぱりホットストーンマッサージを受けたくなりますね。自分もしょっちゅうストーンを温めて自分のお腹に施術しています。


ということで鍼灸指圧Akariサロン、盛岡市みたけ3-19-8にてリニューアルです!お店のような雰囲気から一転、省スペースながらの落ち着いた雰囲気になりました。
なりました、というか、まだ未完成なんですけどね(笑)。もう少しかけてドアや照明などを変更していきます。とりあえず完成となった時はあちこちに写真を載せたいと思いますのでお楽しみに!
写真はまだ載せられませんが新しい施術室について少しだけご紹介です。
前の施術室は天井の高井ところに上からライトを当てていました。前のお店が薬局だったということもあり、作業のしやすいオフィスライクな雰囲気のまま作りましたが、今回は元が通常の住宅ということで天井はそれほど高くありません。また広さも8畳から6畳に小さくなりました。こういうところから広々とした空間というよりはコンパクトな雰囲気になっています。押入れの中とか好きな方にはいいかもしれません。(自分は好きです笑)。
ライトも今回は天井からではなくペンダントライトで目線より低いところからの照明を考えています。メインのアイテムがまだ届いていないのでここがまだ未完成なところです。なかなか珍しいアイテムを知り合いに教えていただいて導入することにしました。届くのが楽しみ。
施術室の色合いも白とグリーンの感じから床がフローリングになったことでブラウンが加わり、明るすぎないカラーリングになりました。カーテンにグリーンを入れたことでAkariサロンのトレードカラー(実は)も引き継いでいます。そのうちドアも木目の入ったブラウンのものに入れ替えて床のフローリングに合わせていく予定です。

装飾、これだけがまだ検討中の要素です。落ち着いた雰囲気と調和するように、それでいて少し暗くなってしまいがちなので照明を補助するようなちょっとした小物での装飾が必要かなーと思っています。これがまた視覚がないとどうしたらいいか考えもので、見えていたころにもっと絵を書いたり美術に触れておけばよかったなーと悩まされています。ちょっとゴールドとかでライトを反射させることで明るくする、というのを考えていますが、どうしても実際に見えるのと理論とは違うものですからね…

ということで、いよいよ移転が完了したAkariサロンの施術室についてでした。


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2023/11/21
質問をいただきました 「「見えないを理論で補うってどういうこと?」
ごきげんよう。盛岡市も雨が続き、いつこれが雪になるかという季節になりましたね。毎朝毎夕短い距離ながら歩いてサロンに通勤する日々ですが、いよいよ秋野ジャケットから冬のコートになりました。日本よりももっと寒いイギリスの生地、イギリスの仕立てのコートともあり、快適に通勤しております。ツイードはやっぱり最強ですね!

さて、鍼灸指圧Akariサロンの移転もいよいよ大詰めとなりました。サロン兼自宅となっていたのはすっかり自宅部分は新居へ移動。サロンに残ったのは施術用のベッドと医療面接用のテーブルと椅子、待合のソファと下駄箱ほどになってしまいました。空っぽになったサロンの奥を見ると2年半の活動がどこかに行ってしまったような気までしてくるくらいです。
そn一方で新居はどんどんと完成に向かっています。施術室がオープン前にかんせいするのは難しいことになってしまいましたが(笑)、生活空間はすっかり整理されて便利に生活できるようになりました。

 さて、今回こうして進めている移転計画についてブログでもまとめてきました。内観、外観共にどうするのか、どう視覚障害者なりに作っていくのかということを書いてきましたが、ありがたいことにリアルで質問もいただきました。「見え方の勉強ってどういうこと?」と。
確かにそうですよね。視力があれば当たり前のことを自分は学ぶことで理論的に解釈することしかできません。視覚で感じる感覚を理論化するというのはどういうことか、というのが今回の内容になります。

理論的にとらえる上で効果的なのはとりあえず何でも数字に置き換えることです。例えば照明では明るさは「ケルビン」という単位の値で表現できます。値が大きければ明るいよ、3000K以下だとLEDならオレンジの光で落ち着いた雰囲気が作れるよ、5000とか6000とかに高めるとオフィスのような冷たい雰囲気で白い光になるよ、などなど。
高原の高さも数値にできます。目線の高さを基準に高井位置から照らすと明るいけどリラックスからは離れるよ、足元に近づけると暗いけど落ち着いた雰囲気を作れるよ、など(目線は身長によりますがおおむね150cmくらいかなーと考えています)。
照明だけでなく色も数値に直せます。プログラミングの勉強を少しして便利な概念だなーと最近しったところですが、web制作などで使われるカラーコードでRGBで表現するのはとても想像しやすい、そして現在はスマホでもカメラで写したもののカラーコードを出してくれるアプリなどもあります。新居の床のカラーコードは?壁のカラーコードは?そこに合う色合いのドアや家具は?という風に色合いも数値で組み立てていくことができるでしょう。これはまだまだ感覚が十分に発達していないので慣れていって習得していくことになりますが、色を数字で表して理解するというのは非常に可能性のある方法だと思っています。

見えていればリラックスできる雰囲気、カジュアルな雰囲気、暖かい雰囲気など一目でわかることですが、こうして全て理論的に仮想で作っていくことが必要です。簡単なことではありませんが、少なくとも自分はこういう可能性を模索することが楽しいのでこれからもこうしていくことでしょう。

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2023/11/08
サロン移転 内装について
ごきげんよう。あっという間に11月も1週間が過ぎAkariサロン移転の日が近づいてきています。盛岡市みたけもすっかり樹々の葉が落ちて少し寂しい雰囲気に、この物件とのお別れとも重なってしみじみとする日びです。
昨日は電話とWi-Fiの移設工事があり、いよいよ今のサロンからいなくなってしまいました。電話が通じない鍼灸院、致命的…。ご予約の際はしばらくメールやXのDM、ホームページ下部のオンライン予約ツールからよろしくお願いいたします。
鍼灸、指圧、マッサージなどの整体に関する道具はまだまだ移動は先ですが、日常生活の道具は地道にキャリーケースで毎日運んでいます。2回の生活スペースはベッドやタンスを残すくらいになりました。30日が本格的な引越しですが、それまでにはかなり簡単な状態にできると思っています。

さて、サロン移転について視覚障害者が考えていること、今回は内装についてです。最近自分のちょっとした趣味にインテリアというのが入りつつありますが、それも含めて書いていきたいと思います。
内装は外観に比べるとできることが増えます。部屋の中に入らない大きさのものは扱わなくなる、全て手で触りながら考えて構築していくことができるようになるからです。視界が遮られて圧迫感を与える配置になっていないか、全体の雰囲気の統一感は取れているか、インテリアのセオリーが理解できれば楽しく想像できます。問題は視覚的な要素の多いインテリアのセオリーをどう学ぶかです、今のサロンを作る時はそこがあまかった(笑)。前回は開業や起業に関することを調べるので精一杯でしたから、それだけではありませんでしたからね。

そして今回特に自分が楽しみながら考えているのは施術室の採光についてです。今のサロンは居抜きのままなんともオフィスのような明るさになってしまっていましたが、次はもう少し目線の低い位置から光を作ってよりリラックスできる空間を作れたらなーと思っています。
これまた見えないのに光をどのように演出するかというのはむずかしく、セオリーを知るのも大変でしたが、少しずつわかってきたので楽しみながら作り上げています。お楽しみに。自分も完成がとても楽しみです。 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
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2023/10/27
サロン移転 外観について
ごきげんよう。盛岡市みたけ3丁目から盛岡市みたけ3丁目への超近距離のお引越しの準備が少しずつ進んでいます。11月からは電気が開通、7日にはサロンの電話とWi-Fiが先に移転される予定になっています。
鍼灸院開業から2年半、大きな通りに面した好立地なところがお気に入りではありましたが、もっとお気に入りの空間を作るために視覚障害者なりに試行錯誤中です。
今回のブログはそのお気に入り空間を作るの第一段、外観について考えていることなどについてです。

自分には視力が12歳まであったので色や見え方というのは少しだけ理解できるのですが、それでもサロンの外観を作るのは非常に悩まされています。テーブルや何やらの家具などは全て手で触ることで大きさを確認できる、視界が遮られないかとかなんとなく理解できるのですが、外観というのはお隣の建物の大きさや道からの角度など、手で触りキレないスケールの物体を把握しなければいけません。そういう意味で外観は視覚障害者だけではかなり限界のある要素だと感じています。
実際に現在のサロンでも入り口の上に大きな看板をかけているから車に乗っているヒトカラでもよく見えるかなーと思っていたのですが、意外と桜並木があってそこまで目立つ訳ではないということを知ったのはオープンから半年ほど経ったころのことでした。次のお店は住宅地の路地に入って行ったところになるので、余計に看板がしっかり見やすいところにあるかなど、自分で確認できないけれど重要なことが増えています。初めて来られるかたが夜にご予約を取られた際にしっかりと見つけていただけるような工夫が必要です。それでいて近隣の住民の方に看板の大きさや置き場所、ライトアップの加減なども配慮する必要があります。これがとっても難しい。
幸いにも現在入り口の上の「鍼灸指圧Akariサロン」の緑の看板と猫のポストはそのまま持っていけるのですが、このトレードマークをどこに設置するのかでサロンの探しやすさが大きく変わる訳です。さてどうするのがいいですかねー?ということを家族の目を借りて検討中です。
手で触れて確認することができるサイズに人間の身体がおさまっているからこそ鍼灸やマッサージなどの整体の分野が仕事として成り立っているとも言えますね。やっぱり視覚と触覚というのは収集できる情報の種類が違うということをこういう時に感じます。違うということが理解できて、ではどうすれば視覚情報を補えるかということを考えるプロセスを現在は楽しんでいます。

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2023/10/21
Akariサロン 移転に向けて
ごきげんよう。盛岡市も涼しいを通り越してあっという間に寒さを感じるようになりました。施術のベッドに電気を入れて温めるのは当たり前、エアコンもどんどんつけていかないとという感じですね。

少し前にTwitterで報告しましたが、鍼灸指圧Akariサロンは12月より移転をいたします。同じ盛岡市ないどころかみたけ3丁目内、距離にして300mほどの移転です(笑)。現在移転に向けた各種手続きや新天地の準備でいつも以上に忙しくしております。ただでさえ10月はAkariサロンの年度締めの付きでもありますし、いやー大変大変!!
今の場所も鍼灸やマッサージなどの整体のサロンを営業するには目立ってとてもいい場所だったのですが、八幡平から毎日盛岡に仕事で通っている父の仕事との関係や、雪かきの手間を考えて自分が盛岡市で開業しようとする数年前から家族としては盛岡移住を検討していました。それがっこの旅ご縁があって家族での移住ということになったのです。個人的にはほとんど距離の離れない場所に移転できただけでもとてもありがたいお話です。また新たに外の道を覚えなければいけないということもなく、歩いてサロンに来られる方にもほとんど影響なく済ませられて安心しています。
これからは家族も同居するということで一層生活感が見えるサロンになってしまいそうですが、がんばってリラックスできる空間を作っていきたいと思います。

ということで、これからからしばらく移転についての話題をブログでまとめて行きたいと思います。新しいサロンを作っていく様子をブログやTwitterでお楽しみください。
立地、施術室の空間作り、新体制など、視覚障害者としてどのように考えているのかからお話していきたいと思います。

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2023/10/11
お久しぶりです(笑)
ごきげんよう……………いや久しぶりすぎるだろ(爆)。
最後のブログは8月、2ヶ月もたって盛岡市はすっかり秋になりましたね。季節が過ぎてAkariサロンもこの期間本当にいろいろ新しいことをたくさんやっていたのですが、Twitterでぼそぼそと呟くだけでブログに書かずにいてしまいました、いけないいけない(笑)。
ということで今回は2ヶ月間、鍼灸指圧Akariサロンがどんなことをしていたのか、ざっくばらんに書いていこうと思います。

まずサロンとして一番大きな活動はオンライン予約システムを構築したことです。GASというGoogleが提供するサービスを連携させるプログラミングツールを使って、Googleフォームで予約リクエストを送信→スプレッドシートでデータを収集→Googleカレンダーでリクエスト時間が空いていたら予約完了、空いていなければ予約失敗とメールで通知、というシステムを組んで構築しました。元となるGASのコードはネットから拝借し、さらにサロンで必要な機能はココナラでエンジニアさんに追加していただきました。実はまだ若干未完成、というかもっとこんな機能があったらなーというポイントがいくつかあるので、そちらは少しずつ自分で追加していきたいと思っています。
こういったツールが自分の知識と技術次第で無料で作れて無料で実装できるというのは本当に便利な時代になったと感激しています。サロンをやっていると感じますが、既存のエキテンなどの予約システムは月額5000円くらいするもので、ケチる訳ではありませんが固定費というのはかけずに済ませられればそれに越したことはありません。我ながら鍼灸マッサージ業界にとって革命的な発想なのでは?と誇らしく思っています。開業の参入障壁はどんどん便利さによって下がってきています。その事実を視覚障害鍼灸師にもっと発信したいものですね。

そして視覚障害者の活動として最も大きなできごととしては、9月の日本視覚障害者団体連合青年協議会の全国青年研修大会、札幌大会への参加です。視覚障害当事者団体の役員として、年に1度の大イベント、日本中から視覚障害者が集まって意見交換と交流を深めました。
自分も役員としてちょっぴり目立つような仕事をしておりました。参加された方々からも名前を覚えられるくらい特徴的な役員なもので、若輩ながら少しずつ知名度が高まっています。Akariサロンの活動だけでなく、こういった部分でもこれからさらにできることが増えていきそうで楽しみにしています。

そしてブログ投稿が空いてしまった最大の原因、webデザインの勉強をしていました。HTMLやCSSといったwebページを作るプログラミング言語、正確にはプログラミングではなくまだマークアップ言語なのですが、ブログを書くよりもコードを書く方にはまってしまっていました。
視覚障害者が音声でインターネットを閲覧する時、どういうページがわかりやすく、どんな構造がわかりにくいのか、そういった仕組みも含めてwebページの構造について調べては作り、調べては作りということをくり返していました。これが本当に面白い!
Twitterでいつも書いていますが、視覚障害者としてなにが不便で、それをどのようにしてほしいのかというところまで理解して発信できるというのが見えている人たちと対等にお話をするためにとても大事だと思っています。ただ「これでは視覚障害者には読めない」というのではなく、それはなぜなのかというのを知るのは裏を返せば見るというのがどういう文化なのかを理解することにも繋がります。異文化というのは研究すると楽しいものです。と思っていろいろ試しているうちにブログが空いてしまったというわけです(笑)


この他にもTwitterではいつものようにたくさん呟いていました。気になる方はそちらもこの機会にフォローして楽しんでいただけると嬉しいです。

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2023/08/27
岩手県知事・県議選挙が始まりました!みんな選挙に行こう!
ごきげんよう。すっかりブログが空いてしまいました。お盆休みということにして書くのをサボっていましたがまた少しずつ書いていきたいと思います。
一応少し言い訳をすると、書くのは久しぶりですが外に出る活動はコロナ始まって以来の多さでした。祖母の初盆、上田のマッサージセンターの見学、一関の地ビールフェスティバル(これは完全にオフ(笑)など、こんなに出歩くのは数年ぶりということになります。コロナというのは本当に生活の仕方も人生も大きく変えたなーと改めて感じますね。これらの出来事もそのうちブログに書きたいと思います。ネタがたくさんあるのでネタ切れの心配はありませんね(笑)。

さて、それより先に差し迫る大きなイベントのことについて書きましょう。岩手県知事、県議会議員選挙です。鍼灸マッサージ師、というかお仕事であまり積極的にすべきではない話題の中に「まさむねの皿」というのがあります。政宗のサラ、政治・宗教・野球・サラリー(収入)ですが、自分は政治のお話をするのがけっこう好きなのでお客さんともたまにお話してしまいます。自分は社会の仕組みについて知らないことが多いですし、国政の状況はニュースでよく報道されたりSNSで話題になりますが地政は比較的話題になることも少なく、どこに、誰に投票しようかいろんな人の意見を聞く必要があると思っています。盛岡市に住んで3年、まだまだ岩手のことには詳しくありません。誰に任せたら自分や視覚障害者にももっと住みやすい街になるのか、投票日までもう少しいろいろ調べていきたいと思います。みなさんもぜひ投票にいきましょう!

お客さんからたまに聞かれるのですが、視覚障害者の選挙のやりかたについて今回のブログではご紹介します。候補者の選び方、投票の仕方など、ちょっと特殊な視覚障害者の選挙事情をお楽しみください。

視覚障害者の大きな特徴として情報の収集の難しさというのがあります。人間は通常情報収集の8割を視覚に頼っていると言われますが、選挙にもその影響が大きくあらわれます。例えば選挙ポスターが見えない、つまり誰が立候補しているのかという情報に触れる機会が少ないいというところにこの特徴が現れます。
ではどうやって立候補者の情報を得るのかというと、選挙カーの声で立候補者の名前を聞いたり、選挙管理委員会のホームページをのぞいたり、SNSで触れたりなどです。立候補者がそれぞれどのような主張をしているのかというのは選挙管理委員会が発行する選挙広報を確認します。なんとありがたいことにCDで視覚障害者の家庭に届けていただいています。自分もこの後県知事選、県議選の広報CDをしっかり聞いて投票に行く予定です。
そしてしっかりと投票先を選んだら次は投票となるわけですが、これもしっかり点字投票ができるようになっています。全ての投票所に点字を書く筆記用具が準備されており、開票時に点字の投票用紙が出てきた時は点字を読むことができる方にしっかり読んでいただいて一票とさせていただいております。
自分は点字を書くことができる視覚障害者ですが、中途失明の視覚障害者、つまりおとなになってから目が見えなくなった方の中には点字を読み書きすることができない方もいらっしゃいます。そういう場合は代筆措置がとられるのだとか。ともかく視覚に障害があるからといって投票権が侵害されることはないような仕組みがしっかりととられています。ちょっとブラックなことを付け加えるとすれば「少なくとも視覚の単体の障害であれば…」ということがついたりしますが…。視覚障害だけではなく他の病気による移動障害や意思疎通の問題、知的障害も併発している場合はなかなか難しいところがあります。自分はまだまだその辺は不勉強なので今回は触れることができませんが、こういった人のためにもどこでも投票ができるようなオンラインの投票のシステムができたらより嬉しいなーと思っています。なんでも技術を導入すればいいというわけではありませんが、自分は技術は基本的に物事が便利になるためにあると思っています。便利に使えるような作り方で実現されてほしいですね。

 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
 Akariサロンではサブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を広める活動に協力していただける施術者を探しています。
 ご連絡は
電話:019-656-6499
mail:akaris.hand@gmail.com
までご連絡お待ちしております!
2023/08/08
校訓を大事に 岩手の偉人に学ぶ
ごきげんよう。盛岡市は晴れが続き畑の土がひび割れるような夏です。自分は日頃サロンに引きこもっているので少し外出しただけで日に焼けて痛くなってしまいます(笑)。鍼灸マッサージ師として健康について発信することがお仕事ですがなんたる反面教師(笑)。もう少し陽に当たる活動をした方がいいなーと自分お生活を反省しています。
今日は母校である岩手県立盛岡視覚支援学校の校訓と岩手の視覚障害者についてです。自分も今でも校訓を大事に活動の軸としています。誰かのためにというこの余裕のない時代に少し難しいことではありますが、それを少しだけやってみようかな?と思わせてくれる、勇気をくれる言葉の紹介です。


母校の岩手県立盛岡視覚支援学校の校訓は
「自分のことは自分でやれ。不具だからといって決して卑下してはいけない。公然として天を仰いで歩け。」
です。日露戦争の戦地の銃弾で両目を失明した創設者の柴内先生のお言葉、自分も深く心に刻んでいます。
「自分」のことを「自分たち(視覚障害者)」に拡大して思考した柴内先生のおかげで当時の視覚障害者も教育を受けられ、先生方の活動のおかげで現代の視覚障害者は公教育を受けられている訳です。 盲学校がないなら自分の軍の退役金で作ってしまえ、自分たちのことを自分でやろうということを考えながらAkariサロンの活動もしています。
柴内先生のお言葉は時代を超えて岩手の視覚障害者の活動理念の土台となっています。 博物館の物に手で触れられないなら触れていい博物館を作ってしまおうと活動された櫻井先生、視覚障害者の職業として鍼灸マッサージの仕事をどう次世代に残すか、どう無免許整体と向き合うかと考え行動する岩手県視覚障害者福祉協会と岩手県鍼灸マッサージ師会、 自分だけでなく自分たちの居場所を切り開く岩手人の活動が続いています。
ビジネスの場でよく使われるさん方よし」、自分よし・組織よし・顧客よしですが、Akariサロンがよしとしたい組織というのはまさしく視覚障害者、お客さんに提供する施術でもちろん顧客よしを実現しながら、視覚障害者全体にとってよしとなる形を模索しています。


自分のことを自分たちのことと思って活動すると自然と勇気が湧いてくるような感覚があります。「自分が選べる仕事が少ない」というのは視覚障害者全体の問題です。自分はもっといろんな分野で、いろんな仕事で活躍したい、そのために活動する副産物として視覚障害者全体にとって有益な結果がもたらされる、逆に自分の限界を感じてどうにもならない時は他の視覚障害者の未来を思うともう少しだけ立っていようと思える、こういった繋がりで自分の活動は自分たちの活動だと思っています。
おそらく視覚障害以外の当事者活動をされている方々も同じような心なのかなーと最近いろんな人と出会って共通点を感じています。そのような活動をしている方々と少しずつ繋がりを広め、影響を受けながら視覚障害鍼灸マッサージ師の問題解決に向き合っていきたいと思っています。

 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
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2023/06/30
岩手県視覚障害者福祉協会理事就任のご挨拶(転載歓迎)
 この度新理事に就任いたしました。日野沢と申します。普段は「食生心理(食の生理的欲求における心理学)」という人間の食材に対する好き嫌いと精神的トラウマやストレス状態の関係性や、食材の味覚刺激が精神やストレスにどのような影響を及ぼすのかということを扱う心理学の一分野の講師をしつつ、Akariサロンという鍼灸院の経営をしております。27歳という新しいものに触れる機会が多い立場から、将来的な視覚障害者の岩手県での生活の最適解を模索、提案、実現できるよう努めてまいりたいと思っております。今回はまずその内容についてまとめさせていただきます。本来であれば声を通じて直接お話しさせていただきたいところではありますが、この度は文章にて失礼させていただきます。

 率直に申し上げますと、私が理事就任を引き受けさせていただいたのは2つの目標のためです。1つめは「県内の視覚障害鍼灸師の雇用拡大のための新しいヘルスキーパー制度の確立」、2つめは「視覚障害者の新たな職種の模索」です。この私的目標のために理事という公的なポジションを最大限利用し、視覚障害当事者として公的利益のために私的能力を注いでまいります。

 目標の1つ目、新しいヘルスキーパー制度の模索として、Akariサロンというサブスクリプション制の鍼灸院を開業し2年ほど活動しております。都市部では普及しつつあるヘルスキーパーですが、岩手ではまだこの働き方は広まっていません。「ないものは自分で作ってしまえ」の精神で、まずは個人と契約するヘルスキーパーというコンセプトでサブスクリプション制の鍼灸院を立ち上げました。SNSを利用した発信をきっかけにテレビやラジオにも取り上げていただき、そろそろ協力者を募って制度として盤石なものにしていきたいと思う段階になってきました。複数の施術所でエリア展開し、顧客の奪い合いではなく共有をすることで視覚障害鍼灸師全体に利益となるような次世代の鍼灸院の形を目指して活動しています。この活動への施術での協力者、発信での協力者を探すことを目的とし、あはき師として豊に生活できるほどの収入の実現を公的利益として作り上げていきたいと思っております。

 2つ目、新しい視覚障害者の職業の模索について。前述の通り私の現在の本職は食と心理に関わるフィールドです。スマホや最新のICTを利用したオンラインでのお仕事です。ICTを活用することにより、視覚障害者が活躍できるフィールドはさらに広まり、活躍できる方法も増え、活躍できる可能性も今後高まっていくと考えています。この可能性の認知を広め、岩手県ないでもあはき以外の方法で生計を立てる視覚障害者がもっと増えるよう、地方自治体や地元企業と連携を取りながら目指して行けたらと思っております。

 あはきという長い伝統の上に成り立つ分野に関わっているからこそ思うことがあります。なぜ歴史と伝統は紡がれていくのか?この答えは「思いは変わらず、形は時代に合わせて変化してきたからではないか」と。遥か昔、日本の医学が東洋医学しか存在していなかったころから現代まであはきが認められて来たのは先人たちが人のためにという思いを変えずに、西洋医学などの他の技術との融合で時代に即した形に変化をし続けてきたからです。近年は情報の流れる速度も速まり、時代の流れる速度も速くなったと言われるようになりました。当然、我々に求められる変化の速度も速まっています。ICTやAIといった技術の開発に、我々はついていかなければ、次の時代に伝統と歴史を紡ぐことはかないません。「自分のことは自分でやれ」という柴内先生の思いを継ぎ、次世代でのあはきの働き方はどのようなものであるか、どのようにこの協会を残していくか、大きく、また比較的速やかに物事の形をかえる方法を協会に提案してまいります。2年間の任期の間、どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。
2023/08/01
視覚障害者の困りごと 福祉大会決議文
 ごきげんよう。7月30日に自分が理事を務める岩手県視覚障害者福祉協会主催の「岩手県視覚障害者福祉大会」という大会が開催されました。
県内に住む視覚障害者が一どうに集まり、組織として地方自治体や民間事業者に対して働きかけをする方針を議論する大きな会議です。今回はその内容となる大会の決議と、それに対して自分が思うところ、自分がこれからしていきたい活動についてコメントを加えて転載いたします。自分には不勉強な部分もありますがご容赦ください。それではまいりましょう。

 障害者差別解消法の周知徹底とその理念を広く県民に啓発すると共に、行政の窓口や民間事業者に対して適切な合理的配慮が行われるよう要望する。
※障害者福祉の入り口、基本のきともなる内容です。「弱者が弱者のまま認められる」という優しい社会の実現のために、視覚障害当事者団体はこれからも活動してまいります。

 日常生活用具の給付品目とその耐用年数の見直し、物価高騰に対応した基準額の引き上げを要望する。
※外出するための白杖、実は1本五千円くらいする代物だったりします。しかもこれも物価高騰によって値上げをされています。地方自治体によって割合は違うのですが購入の際に補助していただいていますが、この値上げに対して補助の見直しをしていただきたい、という要望です。給付の対象も杖など従来のもの以外にも今こうして文章を書いたり書類をカメラで読み込むためのスマホも日常生活必要品と言えるような時代になりました。給付品目の見直しというのはこうした時代の変化に合わせて柔軟に給付対象物品を見直していただきたいという内容も含まれています。

 読み書きが困難な視覚障害者に対して意思疎通支援事業の「代筆・代読」支援を拡充するよう要望する。
※様々な部分でペーパーレス化が進んでいますがいまだに手続きに書面への記入が必要なことはたくさんあります。その書面の確認をするための代読、そして記入のための代筆を十何二受け入れてほしいという内容です。自分も直筆での記入以外認めないという理由で銀行口座を作れなかったというような経験もあります。

 同行援護において地域間格差の是正、従業者養成の推進とヘルパーの資質工場を要望する。
※例えば盛岡市でサロンから盛岡市役所まで行きたいということになれば(自分は利用したことはないのですが)ヘルパーさんにお願いして連れて行っていただくこともできるのですが、これが八幡平市であれば不可能だろうなーというのは簡単に想像がつきますね。岩手は広いが故に何事も地域感覚さが大きな地域です。

 アイーナ3階とマリオす3階の間の横断歩道にエスコートゾーンの不説を要望する。また道路の亀裂や損傷箇所の修繕を早急に要望する。
※アイーナもマリオスも視覚障害者が非常によく利用する施設です。とくにアイーナの4回には視聴覚障害者情報センター、および点字図書館があります。その付近の道路状況を改善していただきたいという内容です。エスコートゾーンというのは横断歩道の中央につける点字ブロックのような凹凸で、これに沿って歩くことで横断歩道から逸れずに道路を安全に横断できるようになります。ここ以外にも盛岡市内にもっとたくさん敷設されてほしいところです。

 弱視者(ロービジョン)が安全に移動できるよう、公共施設および駅や商業施設等の点字ブロックと階段の段鼻は黄色にするよう要望する。
※点字ブロック=黄色というイメージがありますが最近は施設の雰囲気作りのためにフロアや周囲に溶け込むような他の色にされることが増えています(白い床にグレーの点字ブロックなど)。点字ブロックは足で探って歩くだけではなく弱視者が視力で道標に使うことも多いのですが、このように周囲に溶け込む色だと弱視者には探しにくいという問題が発生します。黄色や周囲とはっきり区別がつく目立つ色にしていただきたいという要望です。

 公共交通における利便性向上のため、長距離バスや路線バスの廃止、減便、休日の運休を見直すよう要望する。またこれに関する経費を県、市町村から助成するよう要望する。
※これは視覚障害者以外にも比較的関わる方が多いのではないでしょうか?言わずもがな、視覚障害者は自動車が運転できないが故に単独での外出には公共交通機関が必須です。

 スーパーやコンビニなどのセルフレジは視覚障害者単独での操作が困難なため、サポートのための店員を配置すること。また従来の店員対応の有人レジを残すよう要望する。
※お店に店員が一人もいなくなってしまったらいくら「視覚障害者っぽくない」と言われている自分でも買い物は不可能になるでしょう。技術は自分たちの生活を便利にしてくれるものだと思っていますが、不便にしてしまう技術の使い方もあるというのも事実です。開発・導入・運用の際には「誰一人取り残さない」という視点を大事にしていただきたいですね。


 重度心身障害者医療給付費償還払を早急に受領委任払とするよう要望する。また、委任払いを導入した際の補助金の減額を実施しないよう強く要望する。
※自分はほとんど病院に行くことがない珍しい存在ですが、視覚障害者は基本的に眼科をはじめとした通院が多くなりがちです。障害の原因が難病指定の疾患であることも多く、医療費事情は複雑を極めます。自分もまだまだ不勉強でこれ以上のことはあまり書けませんが、視覚障害者の医療費の高額化と手続きの複雑さに対しての改善要望です。

 マッサージにおける無免許・無資格者医業類似行為者、違法業者の取り締まりを強化すると共に無資格者養成研修会等が開催されることのないよう関係団体に注意喚起をはかるよう要望する。
※自分がよく話題にあげる無免許整体についての内容です。岩手県視覚障害者福祉協会をはじめ、日本視覚障害者団体連合、岩手県鍼灸マッサージ師会、そしてAkariサロンとしてもこちらの発信、要望を引き続き行っていきます。


 行政手続きのオンラインかに伴い視覚障害者が取り残されることのないよう点字、拡大文字、音声読み上げ等アクセシビリティに配慮した情報発信を要望する。
※これまた技術のお話です。技術は基本的に生活を便利にしてくれるものですが以下略、我々視覚障害者にも使いやすい技術開発をお願いいたします。

 以上が決議内容になります。岩手県ないに住む視覚障害者、たくさん困っているんだなーと自分も改めて感じる大会でありました。協会の理事としてこのブログのように少しでも多くの人の目にとめていただけるような発信で協会に貢献していく必要性を再認識しました。

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2023/07/27
雑記 五感と肉体・心理
 ごきげんよう。サロンの側にもついにセミの声が聞こえるようになりました。ここからの猛暑は本当に大変な時期です。盛岡市は東京よりは涼しい、とはいえ熱中症には気をつけて過ごしたいと思います。
 こんな暑い日に、涼しい部屋で鍼灸やマッサージの施術が受けられたらなー(笑)。

 今日は暑いのでちょっと真面目な話は横に置いて雑記を、近日中の個人的な楽しみなことについて書きたいと思います。
 7月29日に香水と心理学のセミナーを受けることにしています。食生心理という味覚と心理についてのお仕事をしていますが、今度は嗅覚と心理の関係性についてということです。事前準備として3ヶ月ほどアロマ検定の勉強も少々していますが、嗅覚というのも本当に面白いメカニズムの感覚だなーと、鍼灸マッサージ師として医学を学んだところではありますがあらためて感心しています。
 嗅覚や味覚というのは鼻や舌の受容器(センサー)に匂いや味の成分が触れることで発生する感覚です。センサーに成分が触れると感覚神経が反応っし、その刺激の電流は脳に伝わります。しかしこの時「匂いや味の物質がきましたよー」というのに反応する部分だけでなく、脳の感情を司どる部分やホルモン分泌を司どる部分も同時に反応するようになっているようです。これがアロマが心理的、肉体的に効果があるとされるメカニズムであり、同時に味覚が心理に影響しているというメカニズムにもなっています。 自分の専門が味覚であり、今回嗅覚について勉強し始めた段階ではありますが、こうした心理への影響、そしてホルモン分泌を通じた肉体への作用は味覚や嗅覚だけに起きるメカニズムではありません。視覚にも色彩しんりという分野があり、見た人の血圧を一時的に高める色や一時的に不安にさせる色の組み合わせなどが研究で明らかになっています。こうして味覚について収め、嗅覚についても学んでみてみて思うのは「鍼灸やマッサージというのはこの触覚的な心理作用と肉体的作用を応用した整体法っだったんだな」ということです。肉体のところは鍼灸マッサージ師の国家資格を取得するための過程で隅から隅まで学びましたが、心理については国家試験の出題範囲外、こうして学んでみて初めて気づく部分です。東洋医学で経絡や経穴といって日常的に当たり前のように使うお仕事ですが、その実科学的な実態が解明されていないものでもあります。先人たちは「このラインにこのように触れるとこういう気持ちになってホルモンバランスが整い、身体の症状が改善される」といったことをまとめて東洋医学としていたのかなー?と、味覚と嗅覚だけでなく自分の鍼灸マッサージ師としての仕事にも関わることなのではないかと考えていました。視覚障害者として、味覚・嗅覚・触覚・聴覚という他の感覚を日び追求していますが、まだまだ感覚というのは医学的にも心理学的にも奥が深いなーと、29日の香水の講座を楽しみにしているところです。

………まじめな話は横に置いてと言ったな。あれはウソだ。

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2023/07/21
大雨 サロンは無事でした
 ごきげんよう。盛岡市ないをはじめとして東北地方は大雨に見舞われてごきげんようどころではありませんが…。みなさんのおうちや職場にはお変わりありませんか?
盛岡市の中でもみたけは水害に強いようで、単独行動が苦手な視覚障害者としてはこういった部分でもみたけは住みやすい地域だと感じています。おかげさまでサロンは無事です。非常時でもすぐ隣の隣に避難場所となる城北小学校もあります。鍼灸マッサージサロンを営業する上でもなかなかの好立地ですが、視覚障害者の生活としても好立地、本当にありがたい場所にお店を構えることができました。
 自分はよく「視覚障害者らしくない」と言われるもので嬉しく思うところはありますが、天地がひっくり返るまではそれでも自分は視覚障害者です。地震かみなり火事おやじ、いろんな非難が必要となる要素がありますが、自分一人で安全なところに避難するのは不可能なことだなーと常日頃肝に命じています。自分が避難できるようにということでサロンのご近所の方々に「ここに視覚障害者が住んでますよー」ということを認識していただいたり、非常時に避難のお手伝いをお願いするなど、視覚障害者として備えることは少々多いです。だんだんとSDGsの「誰一人取り残さない社会」という理念も広まって多くの方に視覚障害についてご理解いただけるようになったのも本当にありがたいことです。自分の身の安全もですし、こうして発信することで、どこかに住む視覚障害者の生活の安全も確保されれば嬉しく思います。あなたのお家の近くに住んでいる視覚障害者のことも、こうした機会に少しだけ興味を持っていただければ嬉しいです。

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2023/07/13
現行保険証廃止に思う 視覚障害鍼灸師事情
 ごきげんよう。連日の暑さと湿度に耐えかねてついにサロンのエアコンを解禁しました。
盛岡市みたけというのはよく風が通り比較的すずうしい地域のような気がしています。またなぜかサロンの施術室は他よりもさらに涼しいようで、どこまで扇風機と冷凍ペットボトルでいけるだろうかと考えていましたが、ついに限界がやってきました。自分だけなら我慢でいいのですが、施術を受ける方には快適に一時を過ごしていただきたいですからね、いじははらずにここからはエアコンのお世話になりたいと思います。

 先日岩手県知事の達増拓也知事のTwitterを拝見していて、このような岩手日報の記事をシェアされていましたので今日はこちらについて書いていきたいと思います。まずはその記事から(このブログからリンクに飛べない場合はURLをコピーしてブラウザに貼り付けてごらんください。こういうのはHTMLタグをつければ直接リンクを作成できるのでしょうか??)
https://www.iwate-np.co.jp/article/2023/7/8/145470
岩手県議会にて来年秋に廃止される保険証について、廃止見直しを求める意見書を国に提出することが可決されました、という内容です。Akariサロンでは保険を使った鍼灸マッサージの施術は行なっていないので一見無関係のようですが、自分が理事を務める岩手県視覚障害者福祉協会やその日本全国の連合組織である日本視覚障害者団体連合、さらには鍼灸マッサージ師会としてはかなり大きな動きと言えるので、このブログを使って視覚障害者として、鍼灸マッサージ師として意見をまとめておこうかと思いました。

 Twitterで少し書きましたが現行の保険証を廃止して完全にマイナ保険証に切り替えることに対して自分の身近な視覚障害者や鍼灸マッサージ師は比較的反対あるいはもう少し準備期間をしっかりと設けて移行してほしいという意見が多いように思います。個人的には普段から身の回りの多くのことを科学技術やIT技術に任せているのでカード1枚に面倒なことがまとまってくれるのは嬉しいというのも感じながら、現在のセキュリティレベル、個人情報の取り扱いの手違いのレベルなどを考えると、来年秋に完全に切り替えるというのは信用し難いというところではありますが…。 視覚障害者全体としては保険を使った鍼灸マッサージ院を経営されている方もとても多く、このカードの読み取りについてというところで視覚障害当事者団体としても鍼灸マッサージ師会としても完全な切り替えにはもう少し準備が必要なのであh?という意見を国に再三掛け合っているところです。
マイナンバーカードを読み取るデジタル機器を視覚障害者は果たして使えるのか、我々が不利を被らないような工夫を考えていただけているのか、「マイナ保険証を使っての保険施術を受けられないから視覚障害オーナーの鍼灸マッサージ院に行くのはやめよう」ということになってしまってはせっかく便利な技術でも障害者差別の種になってしまいます。国が作るもので差別が生まれてしまうというのはあまりにお粗末ですし、その意識が一般企業に広まってしまっては視覚障害当事者として非常に困ります。国には民間を扇動するような配慮の姿勢を取っていただけるといいのですが…。
ということもあり、来年の秋までに切り替えるということを再検討するという意見書を県から提出していただけたと言うのは非常に大きな意味があるのです。視覚障害者だけの声ではなく国民の声としてより一般的な意見であるという事実がここにある、ぜひ信頼度と利便性とマイノリティへの配慮を整えた上での切り替えという形になってほしいものですね。

 盛岡市の鍼灸指圧Akariサロンでは鍼灸マッサージの価値をより多くの方に知っていただけるよう、サブスクリプション制の鍼灸マッサージ院を展開しています。医療目的でのあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師国家資格を持つ施術者の安全な施術の適切な価値を広め、無免許整体との違いを明確にするための活動をしております。
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2023/07/08
SNSはやっぱりすごい!いつも言ってるけど超絶すごい!
 ごきげんよう。ついにサロンの隣にあるお野菜の直売所にお野菜がやってきて嬉しくなっています。去年から始まった直売所ですが、今年はまだかなーまだかなーと首を長くして待っておりました。自分もお客さんもたくさん買っていつも完売状態の人気の直売所です。美味しい奥中山からのお野菜、みなさんもぜひチェックしてみてください!

 盛岡市で鍼灸・マッサージサロンを開業して2年半、先日ついにTwitterでの活動の成果か、県外の方からご予約をいただきました。しかも隣県ではなく日本の半分より向こう側の地域からのご予約!TwitterをはじめとするSNSってあらためてすごい威力ですね!これからももっとTwitterでの発信をがんばっていこうと思いました!
 視覚障害者福祉協会でも鍼灸マッサージ師会でも、視覚障害者がいざ開業してみてもなかなかうまく行かないケースが多いというお話をよく耳にしますが、これからの認知度を広げる活動にはSNSが必須だなーと感じています。自分はインスタグラムはなかなか更新できていませんが、Twitterだけでも徐々に認知度が高まっていくわけですから、やらない理由はないですね。視覚障害者福祉協会の理事として、視覚障害者のスマホの使い方の普及やSNSを活用した鍼灸マッサージ院の経営などもしっかり伝えていく必要も感じています。本当に理事としてやりたいことがたくさんあります。Akariサロンもサブスクの鍼灸マッサージサロンという他にないシステムで整体に関する施術を展開していますが、このオンリーワンなポイントの認知度ももっともっと多くの方に知っていただけるようなSNS展開が必要です。日本の向こう半分の方にも情報が届くところまではきてますが終わりはありません、何よりTwitter大好きですからね(笑)。お客さんとしての認知度はもちろん、施術を請け負ってくれる鍼灸師・マッサージ師の協力を集める段階に入ったAkariサロンとしては、そういったサブスクの鍼灸マッサージ院の可能性も、これからもっと発信していきます。
2023/07/04
視覚障害者ですが自動車運転をしてきました
 ごきげんよう。7月2日に2023年の半分が終わったとTwitterで見かけてしまいました………、ひぇっ………。
自分も10月には27歳になり、Akariサロンの3期目の決算も10月に、やはり時間が経つのは早いものですね。やりたい活動がいくつもあって焦る日々です。これから夏もあっという間に過ぎていくのでしょうか?
ちなみに自分は極度の暑がりなので夏はさっさとお帰りになって、どうぞ、と思っています(笑)。それでも今年は少し涼しいようで、施術室には扇風機、2回の生活スペースは窓を開けるだけで過ごせています。盛岡市ばんざい!

 前回のブログは予告を無視して岩手県視覚障害者福祉協会の理事就任挨拶をブログに転載しました。これからの岩手の視覚障害者の生活や働き方、鍼灸・指圧・マッサージなどの整体の分野の展開の仕方や食生心理のお仕事についてなど、ざっくばらんにこれからの2年間の活動目標について書かせていただきました。理事長にも「日野沢を加えてよかった」とおっしゃっていただけて、こちらも嬉しく思っております。口だけではなく行動で実現していけるよう、これからの2年間、さらにがんばって行きたいです。

 さて、すっかりブログにまとめるのが遅くなってしまいました。6月23日の自動車運転体験についてブログに書き残していきたいと思います。「視覚障害者なのに自動車運転??」、もちろん公道ではないですよ(笑)。その辺の経緯も含めて書いていきましょう!

 最初にお声がかかったのは赤澤号の赤澤さんからでした。「県内の自動車教習学校の社員研修で、思いやりや連携といったことを考えるきっかけになる研修をするために、視覚障害者に自動車運転を教えるというテーマでプログラムを組みたいので、ご協力よろしくお願いいたします。」、いつもながら赤澤さんの冴わたる型破りな発想だなーと爆笑しながら「ぜひよろしくお願いします!」と即答しました(笑)、自分も大概型破り(笑)。
赤澤さんとは自分が岩手に戻ってきたころからのお付き合いで、視覚障害者という多様性の一端を題材にしたイベントの際にお声をかけていただいています。3年も一緒にお仕事をしていて、去年の夏には一緒に福島にも行かせていただきました。過去のブログにアーカイブがあるので、そちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです。
 当初はバイク運転の講習というプログラムだったのですが、赤澤さんやクライアントとの打ち合わせの中でいつの間にか自動車に内容変更、見えていたころに自転車は乗り回していたのでバイクはまあ行けるだろうと思っていましたが、車!!!???、ますます楽しみにしておりました!
 当日の研修の内容はあまり触れずに、今回は初めての自動車運転に大して視覚障害者の自分が感じたことを素直に書いていきたいと思います。
 自動車運転ってめちゃくちゃ難しいんですね。これは自動車事故が起きる訳だと思ってしまいました。これから自動車の運転をしてくれる人にはもっと感謝をしたいと思います。
 両目で何枚ものミラーを確認し、両手でハンドルとレバーを、さらには両足も使って、まさに全身で運転すると思うと頭を使うスポーツみたいなもんだなーと、走りながら本を読んだらそりゃぶつかりもしますよね…。もちろん慣れてくれば自然にできるようになってくるのだと思いますが、慣れていくからこそ生まれる油断もあると思うと、いやどうしたら事故を防げるのかということを考えるのは非常に難しいなと思いました。ちなみに難しい難しいと書いていますが、当日の日野沢は終始笑顔だったようです(笑)。楽しいものは楽しい!
 こんなに難しい操作をいつまでも人間がやっているのはどうだろうか?それこそ自分が期待しているAIの方が向いている操作なのでは?ということを少し真剣に考えました。もちろん視覚障害者として自動運転の技術というのが早急に実用化されてほしいという贔屓目にみた意見も含まれていますが、AIは油断や疲れという不確定な要素に影響されません。しっかりと学習をつみかさねたAIの方が安全な公道になるんじゃないかなーと自動車運転の難しさを体験して感じました。

 免許というのは「通常許されない行為を特別に許可されるもの」です。自動車運転がとても繊細で人命に関わるものである以上、誰にでも許可されるものではありません。鍼灸・マッサージ師もただの資格ではなく免許、医師免許と同じく、通常は許可されない業務を特別に許可されている状態です。鍼をしてはいけない場所には鍼をしない、揉んではいけない状態の人を揉まない、こういった判断を確かな医学を収めた上でしているというのもまた、自動車運転と共通している部分です。やはり無資格の整体の乱立にはしっかりと対抗していく必要があるなーとも思いました。初めのまくらにもどりますが、このような活動も理事として取り組んでいきたいですね。
2023/06/27
視覚障害者から見た盛岡という街
 ごきげんよう。盛岡市も暑くなってきて、いよいよ施術室に扇風機を出しました。鍼灸の施術ならそうでもないのですが、マッサージは施術をする側になるとやはり身体を動かすので少々汗をかきます。エアコンでも扇風機でもお客さんに直接風が当たらないようにしつつ、自分の暑さ対策に機を配る季節です。といっても、何度もこのブログで書きますが、盛岡市はまだ涼しく住みやすい気候なので大分助かっていますが。

 さて、前回で視覚障害者が視覚障害者を案内する盛岡市散策旅行記が一区切りを迎えましたが、引き続き視覚障害者からみた盛岡市についてもう少し書いていきたいと思います。普段は鍼灸やマッサージなどサロンにこもっているか、オンラインで食に関わる仕事をしているか、何にせよほとんどは自宅にいて街に出ることが少ないのですが、自分以外の視覚障害者も集まって客観的にこの盛岡の街を見てみるという体験をしたので、これは書き残しておきたいと思います。

 まず自分も含めて旅団全員が感動したのが人の温かさです。飲食店の盲導犬受け入れ拒否ゼロ!街やえきを歩けば自然と声をかけて道案内を申し出てくださる方々!グルメと文化を楽しむ旅行のはずだったのですが、人の魅力が伝わっていました。同じ岩手県民としてとても嬉しいですね。岩手県ないには盲導犬ユーザーはまだまだ少なく、今回自分たちが行ったお店は全て盲導犬が初めてだったようなのですが、わからないけどお店を楽しんで欲しいという思いで全力でおもてなしをしていただきました。この暖かさとエンターテイナーな県民性はいつまでもこのままであってほしいですね。

 そしてもう一つ、楽しい観光名所が盛岡駅から比較的近いところにたくさんあるというところもなかなか有意義な旅になった要因となりました。駅と大通りにたくさん美味しいお店が揃っており、宮沢賢治や石川啄木に触れられる施設が材木町に密集している、視覚障害が集まっているのでタクシーを使いましたが、使わなくても歩いて散策できるこのコンパクトな観光まちづくりはよくできているなと感じました。ルートによってはでんでんむしも使えるので観光しやすい街なのでは?と我がまちに感心していました。これから視覚障害者を盛岡市に招待するときも堂々と案内できそうです(笑)。

 しかしこのコンパクトの良さとは正反対に、岩手という大きな県を楽しみつくしてもらうには公共交通機関の不便さが大きな問題であることを感じました。県南の平泉、沿岸のグルメ、県北の自然、岩手にはまだまだ見せたいものがありますが、自動車がないとなかなかそのような場所にお連れすることは難しいなというのことに気付きました。そもそも自分の自宅から盛岡駅に行くバスも休日は少し減ってきているところ、これは視覚障害者をはじめ、自動車を運転できない身の上には厳しいものがありますね。この辺は再三再四声をあげていきたいなと心を新たにしました。五日視覚障害者だけでもっと便利に沿岸や山々を巡る旅ができるようになればいいですね。

 そろそろ6月も終わろうとしていますが、まだこの旅行について書きたいことはありますので、もう少しシリーずは続きます。が、次回はTwitterで書いていた自動車運転についてです。こちらもお楽しみに!
2023/06/20
視覚障害者団の盛岡市散策旅行記3
 ごきげんよう。先日から去年に引き続きサロンの窓際でゴウヤときゅうりをそだてはじめました。少しでも涼やかに過ごせるよう、グリーンカーテンの手入れを今年もがんばっていきたいと思います。

 さて、3回目となりました視覚障害者が視覚障害者を案内する盛岡市散策旅行記、今日は3日目、6月11日の様子をお送りしたいと思います。
鍼灸・マッサージのお仕事も益々増えて気づいたらもう1週間が過ぎていたとは、急いでまとめなければと慄いていました(笑)。それでは書いていきましょう!

 6月11日、最初の活動は高松の池近辺での「森の探検隊」というイベントでのバードウォッチングからスタートです。旅団は全員視覚障害者、鳥を見て楽しむなんてどうやるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは鳥の鳴き声を楽しむんですね。実際見えていても鳥の姿を目視で観察することは難しく、バードウォッチングというのは音や空気を楽しむものなのだそうです。そういう意味では視覚障害者も変わらずに楽しめるレジャー体験と言えます。
 日本野鳥の会の方々と高松の池周辺をのんびりと2時間ほど歩きながら、鳥だけでなく植物も観察しながら歩いてきました。自分が八幡平市の七時雨山の出身ということがバレると何故か野鳥の会のみなさんがざわざわと、どうやら七時雨山というのは日本百名山だというだけでなく、野鳥でも珍しい種が生息していたのだとか。小さなころから自然に触れて育ってきましたが、そんなところでも有名な山だったとは知りませんでした。個人的には祖母が「ぬえ」と呼んでいた夜にピーピーと鳴くちょっと不気味な鳥が「トラツグミ」という名前だったと知れたことが発見でした。ちょうどこの時期に実家で毎年鳴いているので、今度実家に帰った時はまたじっくりと聞いてみたいと思います。

 2時間ほど自然の中を散策した後は盛岡駅に戻ってお昼ご飯です。駅なかの豚カツのむら八さんへ、変わらぬ美味しさここにありですね。盛岡駅の中もサイゼリヤが入ったりと少しずつ変わってきていますが、名店が変わらず揃っているのをみると嬉しくなりますね。

 ここからは少し旅団が別れて別行動を。自分の中学の同級生が盲導犬ユーザーになろうかと検討していると最近聞いたので、せっかく盲導犬ユーザーが盛岡市にやってくるのだからということでゆっくり会ってお話をすることにしました。3日間盲導犬と一緒に盛岡市ないを散策してきた盲導犬ユーザーと、これから盲導犬ユーザーになろうかなーと考えている立場からの意見の交換、自分も盛岡という街がこんなに盲導犬の受け入れに暖かく対応してくださるとは知らなかったもので、時間がたつのがあっという間に感じるようなお茶会をしました。
 ちなみに会場はチーズケーキのチロルさん、こちらも岩手の名店ですね。お店にお邪魔するのは初めてでしたが、視覚障害者と盲導犬の一団を暖かく受け入れてくださいました。とろけるような柔らかいチーズケーキも最高においしかったです!春の季節のイチゴのチーズケーキもいつか食べてみたいですね!
 いなだ珈琲舎さんもそうですが、小さなカフェでもこのように盲導犬を受け入れてくださるのは本当に嬉しいですね。街の温かさ、人の温かさを感じる盛岡市のカフェ文化、珈琲だけでなく岩手の人間の温かさも伝わるような、こんなスタイルがいつまでも続いていってほしいなと思いました。

 3回に分けて投稿してきた視覚障害者の盛岡市散策旅行記の概要はここまで。3日間のことはまとまりましたが、まだまだ書きたいことはたくさんあります。手で見る博物館のこと、盲導犬との旅行のこと、盛岡市という街のこと、しっかりブログにまとめたいので、もうしばらくお付き合いいただければと思います。
それではまた次回!
2023/06/15
視覚障害者団の盛岡市散策旅行記2
 ごきげんよう。盛岡市も梅雨らしく雨が朝晩に降る日が続いていますね。3連休の旅行にぶつからなくて本当によかったと改めて天気に恵まれたことに嬉しく思います。
 ということで、早速前回の続きを、視覚障害者が視覚障害者を案内する盛岡市散策旅行記、2日目の様子をお送りいたします!
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今月中は鍼灸やマッサージなどの整体の話題はないかなー(笑)←鍼灸・マッサージサロンのブログとはいったい??

 6月10日土曜日、朝からちょっとしたトラブルに見舞われました、自分だけ(笑)。
旅行中はビジターは盛岡駅まえのホテルに宿泊し、自分は自宅のあるみたけのサロンから通っていました。サロンの最寄りのバス停は城北小学校まえ、15分ほどバスに乗れば盛岡駅に行くことができる、公共交通機関が唯一の移動手段の視覚障害者にも便利な立地です(自分で言うか?)。ともかく、3日間の朝はバスで盛岡駅に向かって合流する予定だったのですが、最近のバス事情というのは厳しいみたいですね。土日は減便しているみたいです。
トラブルというのはこれではありません。減便自体は対応できるのですが、問題はその減便した時刻表がいつも使っている乗り換えなびアプリにも、実際のバス停の時刻表にも反映されていないことです!、アプリで見た時刻にバスが来ると思っていたら全然来ない、通りかかった方にバス停を見ていただいて時刻を確認したけどその時間にも来ない!結局30分ほど待って来なかったのでタクシーをお願いしました。公共交通機関が弱ると視覚障害者の地方での生活はいよいよ厳しくなります。どうにかならないものですかね、早く自動運転車の実用化と法整備が整って欲しいと改めて思いました。旅行のガイドが遅れちゃなー…。

 ということで自分は少し遅れてタクシーで光原社さんへ、盛岡駅での合流ではなく1日目の最初の散策場所で現地合流しました。盛岡駅から近いところが最初の散策場所だったので一団もなんとか到着できたようで自分も安心しました。宮沢賢治の像に触れ、岩手の民芸品の技術に感動しました。ステキな手提げがあって買おうと思ったら桁が一つ違くて会計時に恥ずかしいことになったのは内緒の話(笑)。
 この日はお昼にチャグチャグうまっこを見るという予定を立てていたので、盛岡駅付近から盛岡市中心街に向かうあたりに馬群が差し掛かる13時前後を目安にホテルでブランチをいただきました。料理、もっと上手くなりたいなーと悔しくなりました(笑)。食も自分の仕事ですからね、人並み以上の技術でありたいと常に思っていますが、当たり前ですがホテルのお料理には敵いません…。


 そしていよいよ岩手の伝統イベント、チャグチャグうまっこの拝聴、我々にとっては目で見る以上に鈴の鳴る音や馬の歩く音の方が重要ですからね。いつも思いますが思ったよりも速っく歩いていってしまうので、手綱を持って歩く人はよく14kmも歩いていけるなーと感心します。自分たちのすぐそばで馬の「ひひーん!」のファンサービスもいただき(笑)、存分に盛岡市の伝統を視覚障害者に感じていただきました。盲導犬も馬の匂いとその大きさにちょっと緊張気味だったのが個人的にクスッときました(笑)。

 午後は盛岡市に視覚障害者が実は一どは行ってみたいという理由になるスポット、視覚障害者のための手で見る博物館、桜井記念館にお邪魔しました。普段は触ることができないようなものを盲学校教員だった櫻井先生が資私財を投げ打って収集されて立てられた博物館。みなさん、サメとか触ったこと、ありますか?写真で見ることすらできない我々視覚障害者がどうやってサメを感じるかといえば、一つの方法としては剥製に触れてみるというのがあります。模型でもいいのですが、その大きさや鮫肌というのがどういうものなのかとか、歯が折れても奥から次から次へど出てくるというのはどういうことなのかとか、これはもう実物に触ってみるのが一番速いのです。生物学、歴史や文化、宇宙のことなど、広い分野の模型や実物大のレプリカを触れに触れ、あっという間の3時間でした。自分は盛岡市北山の盛岡視覚支援学校時代に毎月のように理科の先生に連れて行っていただきましたが、それでも10年ぶり、新作もたくさん増えていて、まだまだたくさん触ってみたいものが増えていたように思います。またいつかお邪魔します。

 ということで2日目は良くも悪くも非常に盛岡市らしい日となりました。悪い部分に接触したのは自分だけだったのでよかったですが(笑)。櫻井記念館のことは中学生のころのことも含めてもっと書きたいことがたくさんあるので、またいつかの機械にブログにしたいと思います。今日のところはここまで
2023/06/13
視覚障害者団の盛岡市散策旅行記1
 ごきげんよう。Twitterで少しずつ書いていましたが、6月9日金曜日から11日までの3日間はサロンをお休みしていました。少し遅めのGWと称して視覚障害者4人の盛岡市散策旅行のガイドをしていました。今回のブログからしばらくの間、この視覚障害者が視覚障害者を案内する盛岡市散策の様子をお送りしたいと思います!
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普段はサロンの中に缶詰な鍼灸・マッサージ生活なのでちょっと歩いただけで疲れてしまいました、自分弱い(笑)

 まず今回の旅の1日目、6月9日の12時半に3人の視覚障害者と1頭の盲導犬が盛岡市に到着しました。見え方も年齢も経歴もバラバラ、それでもなぜこうして集まったのかといえば、全てはclubhouseという音声だけで繋がるSNSがきっかけです。コロナによって普段は会わない人たちが声を通じてSNSで繋がり、コロナが落ち着いていよいよこうしてリアルでも会えるようになったわけです。面白い時代になったなーと思いました。
 まずは荷物をホテルに置いて盛岡駅からタクシーに乗車、いなだ珈琲舎さんへお邪魔しました。盲導犬との旅ということで、巡る前に全てのお店にお邪魔する旨をお伝えしていたのですが、その時点からとても暖かい対応をしていただきました。盲導犬と一緒に来られるお客さんは初めてでわからないこともありますがぜひおこしくださいと、一同感動しておりました。やはり盲導犬と一緒の訪問は少しずつ理解が広まっているとはいえまだまだ断られてしまうこともあるのですが、実は今回の盛岡市散策では一ども事前のお電話で断られることなく行きたいお店にお邪魔することができました。岩手県民として誇らしく、みなさんに盛岡市をなんの障害もなく満喫していただけて、本当にうれしく思いました。
 いなだ珈琲舎さんはこれだけではありません。なんと盲導犬も受け入れていただいた上に、点字メニューまで置いてくださっていたのです!しかも1冊ではなく2冊も!一団の4人のうち自分も含め点字使用者は3人、2冊あることでかなりスムーズにメニューを確認して注文することができました!盲導犬の受け入れも、点字メニューも、日本のカフェのお手本にしたいようなステキなお店でした!!

 その後は宮沢賢治や石川啄木のゆかりの地を巡り岩手人の魂に触れる旅を、優れた詩才がありながらも生前には評価されなかった2人、優れただけでは目標を達成し名を残すには至らないと思うと切ないですね。自分は目標を達成したいので、どう生きるか改めて考えさせられました。

 夜はやはり岩手といえばということでみなでわんこそばを。もうこの時は旅のガイドであることなどかなぐり捨てて自分の記録のために奮闘しました。が、惜しくも自己新記録を更新できず!155杯というところで限界を迎えました(泣)。自己記録は二十歳での167杯、6年も経つと人間の体は変わるものかと、鍼灸やマッサージといった整体に関わるお仕事をしているからこそ理解していましたが、悔しいですね…。いつかリベンジをば。
 ひさしぶりにわんこそばをやりましたが、実はあれって意外と視覚障害者も自由に楽しめるイベントだなーと感じました。持っているおわんに給餌さんが「コン」と器をぶつけてそばを入れてくれるので、その音と感触を頼りに食べることができます。全くの偶然ですが、以外と多様性に対応できる娯楽体験ですね。


 旅の1日目はここまで。それではまた次回のブログで続きを!おたのしみに!
2023/06/06
身体が動かないのはダメなのか??
 ごきげんよう。今日はちょっとまじめなお話なので前文省略、早速本題に進みたいと思います。

 鍼灸・マッサージ師として整体に関わるお仕事をしていて、お客さんからよく聞く言葉
「身体がいうことを聞かなくなってきてダメだ」
というお話。
 自分はこれに対して明確に否定的な考えを持っています。もし身体のパーツが本来の機能を十分に果たすことができない状態をダメで悪いことだとしたら、視覚障害のある自分の目はダメで悪いものなのか?そう思うとあまりに虚しく悲しくなってくるので、この言葉には人生を賭けて抗います。
 何かができる・できないとか、できるようになった・できるようにはなれないというようなことで人間の価値を推し量ることはできません。最近は男女格差の解消のために使われることが多い「フェミニズム」という概念の日本での第一人者である上の地図こ先生は「弱者が弱者のまま尊重される」ことをフェミニズムと提唱しました。男女どころか障害の有無など、もっと大きな要素を含んだ、人間を生産性で評価するのではなく、存在そのものと向き合っていく概念です。自分の目は見えないけれど、それで自分のめの価値がないとは思わないし、視覚障害によってできないことがあったとしてもひのさわのかちが低いとは言えません。それと同じようにこれを読んでいるあなたがもし何かの症状でできないことがあったとしても、あなたの価値は下がったり低いなどということはけっしてありません。

 しかしこのようなことを施術中に言えない自分もいます。おきゃくさんの言葉を否定するのは、おきゃくさんの弱さを弱さのまま尊重していることにはならないからです。この言葉を否定せずに自分のこれまでの考えを伝える方法が自分にはまだわからない、なので施術ではわざわざ言いません。もう少しこの言葉とじっくり向き合い、フェミニズムが当たり前のことのようにスマートに伝えられるような鍼灸師になりたいですね。

 マザー・テレサの有名な言葉があります。
「思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。」
自分の言葉を一番よく聴くことになるのは自分です。自分の身体を「ダメ」とする言葉を、どれだけ口にしているでしょうか?この言葉の続きは結局運命に行き着きます。いろいろな経験をしてきた価値ある人生を言葉でダメとするのか、存在ごと尊重できる運命とするのか、自分が使う言葉が大きな鍵を握っています。どうか自分の最大の見方が自分でありますように…。
2023/06/03
師匠について
 ごきげんよう。連日ブログで報告していたサロンの花壇のいちごがいよいよ食べ頃になりました。朝には「まだ少し白い部分がありそうだなー」と思っていたのに、夕方に来られたお客さんに「いちごすっかり赤くなってますよ!」と教えていただいて、急いで夜に収穫する日びです。いちごの隣のバラも咲き始めて、季節の移り変わりを感じます。
 この時期に毎年ツイッターやブログで書いていますが、こうしてのんびり植物に注目して日びを過ごせるのが盛岡市で鍼灸・マッサージサロンを開業してよかったなーと思うところです。東京で満員電車に揺られながら通勤していたころはこんなに季節感を意識することはありませんでした。やっぱり生まれ育った岩手の生活のペースが板についているんですね。

 今日は自分の師匠のお話です。自分は鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格取得を目指す専門学校に通っていましたが、それと同時に、学校のOBの師匠のところに通って学んでいました。そんな学生時代を振り返りながら、師匠のことを書いていきたいと思います。

 師匠との出会いは2016年夏、鍼灸の専門学校2年の夏のことでした。その年から自分は高校生の頃から生活していた寮を出て一人暮らしを始めていました。一人暮らしを始めて約半年、そろそろ慣れてきて、自由な時間も増えたから何か新しいことを始めようかなーと思い、学校主催のマインドマッピングの課外講座に参加し、そこで同じく受講していた師匠に出会いました。
 当時自分は鍼灸の専門学校の教員を目指していましたが、学校の授業を受け、資格をとった後、どうやって技術を高めていけばいいんだろうか?ということに悩んでいました。まだ10代の自分が30年後先生方のような技術を、もっと言えば先生方以上の治療の技術を、どうやったら手にできるか?そんな悩みを解決するためにマインドマッピングという方法ならどうだろうかと考えて受講したのですが、マインドマッピングを使う前にその学びたい技術を手にした人に会ってしまったわけですね。この時のエピソードはかなり面白いので、また改めていつかブログにしたいと思います(笑)。
 かくしてその夏から師匠について技術を学ぶことになりました。師匠が使っていたのは「活法」という、日本古武術に由来する整体術です。戦国時代には敵を素手や武器を用いて倒す方法「殺法」が研究されていましたが、その一方で稽古中の負傷を回復させたり、戦場で即時復帰させるための技術も編み出されました。敵を倒すための人体の研究が整体という回復術に応用されていたのです。そこには当時医療や武術の主流となっていた陰陽五行論だけでなく、日本古来の神道や仏道などの心の置き方についての考え方も含まれます。強くあるために体だけでなく心の活殺も含めて活法なのです。こういう部分からも、自分が鍼灸・マッサージの身体の側面だけでなく、心理学的な方面も重視する考え方が築かれてきたように思います。
 師匠のところには東京での仕事を終える2020年9月まで通い続けました。学校の授業が終わって師匠のところに行き、終バスで自宅へ帰って次の日に学校へ、休日も師匠のところへ行って、会社員になっても師匠のところへ行って、4年ほど活法が生活の大半になっていました。今考えると、その時がんばった自分と、そこまで長く時間をかけて技術や考え方を教えてくださった師匠にとにかく感謝が湧いてきます。まだ10代だったころの自分が目標にした先生方を超える域には遠く及びませんが、そこに向かうために必要なものは全て師匠にいただきました。これからも師匠の教えを忘れずに、鍼灸・マッサージ師として、技術を磨いていきたいと思っています。
2023/05/30
Akari「サロンのロゴについて
ごきげんよう。先日サロンの花壇に植えたいちごの第1号を食べました。まだまだスズナリなので、これから数週間、少しずつ食べられるのが楽しみです。

 先日TwitterでAkari「サロンのロゴについての解説を書きました。Twitterだけに置いておくといつかネットの海に流されて探すのが大変になってしまいそうなので、改めてこのブログにも書き残しておこうと思います。今回のブログ、コピペです、ごめんなさい!!

 TwitterのアイコンやHpのトップ、サロンの入り口に使っているAkariサロンのロゴ、自分なりに意味を込めて作っています。さすがにこれは画像生成AIにではなく人に依頼しました。円・五角形・門という3つのモチーフからできています。

1つめの円、これは人とエネルギーが集合し一丸となるようにという思いです。多くのお客さんにご利用いただき、鍼灸・あん摩マッサージ指圧の価値を感じていただけるような、お客さんの集合ももちろんですが、サブスクの鍼灸院はそもそも一人でやりたいことではありません。というか盛岡市で鍼灸院を開業当初から一人で成り立つビジネスモデルではないと見越した上で始めた計画です。
 視覚障害者の新しい働き方の一つの形として成り立たせるために、より多くの鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師といった施術者の協力が必要です。自分の仕事ではなく我々の仕事にしたい、仲間の集合を願って、円というモチーフを組み込みました。

2つ目の五角形、これは拡大と繁栄の数字です。多くの文化で「5」というのは拡大と反映のモチーフとして表現に使われます。両手両足を伸ばしたような広く大きく拡大するイメージを、人間は古くから5という概念に感じていたようです。障害に関わらず広い分野に可能性を探求する、この自分の希望と好奇心自体も伝播し拡大するように。まずは自分がそんな存在であることを心掛けています。

 3つめの門、これはそのまま新たなものが開けるようにという意味です。ちゃんと開かれていますね。学門、働く楽しさ、才能の開花、一丸となった人たちが開く新時代に至るまで、目の前にある閉ざされたゲートが解放するように。
 日野沢は大体サロンの中にいるじゃないかって?? んーーーーー🤣(爆)
 まあ外に出る方法はなにも一つではありません。それぞれの適正に合った方法で門を開ければいいと思います。自分はオンラインが多い、ということで(笑)。もう少し外に出て活動もしましょうかね…。
2023/04/14
なぜ幅広く学ぶのか?
 ごきげんよう。盛岡市にも桜が来て、次には黄砂がやってきました。来られるお客さんが「黄砂で岩手山がみえない」とおっしゃっていて、その量のすごさを見えなくても感じます。鍼灸院として衛生管理はとても重要です。この時期は一層こまめな掃除が必要になってきますね。

 今回は「なぜ日野沢はそんなにいろいろ勉強するの?」ということについて書きたいと思います。前回のブログでも書きましたが、自分で言うのもなんですが本当に幅広い学問に対して興味があります。苦手なのは語学と法学くらい、この2つも苦手ですがいつかは理解できるようになりたいと思うくらいには時々挑戦したりしています。
 視覚障害というのは学ぶ上でも支障をきたすことが多いです。出版される書籍の中で点字になるものは1%もないでしょう。読むことができる書籍に制限があるどころではなく、視覚障害者の学習にはいつの時代も課題が多いです。技術の発展で少しずつ解消されてきてはいますが、学び続けることは簡単なことではありません。
 それでもなぜ学ぶのか?自分にとって「科学が自分の目になってくれるから」というのが学ぶ理由です。

 自分は小学校6年生の時、網膜剥離という病気でわずかにあった視力すらなくなって全盲となりました。それまで通っていた学校に通うことも、教科書を読み、自分で字を書くこともできなくなりました。友達と遊ぶこともできなくなりました。本当に何もできなくなった魔の時期です。
 それでも親や学校は自分に引きこもりをさせてはくれませんでした。残酷とも言えますし、今となってはそのスパルタな部分が活きているのでそれはそれでよかったとも思っています(笑)。点字を習得し、杖を持って一人で歩けるようにし、視覚障害者としてなんとか生きていけるように、一つずつできることを増やしていくわけですが、そのできることを一つずつ増やしていく過程に、感動的なツールとの出会いをしました。科学です。
  中学校1年生の最初の科学の授業で「光の性質」というセクションを先生が取り上げました。ムシメガネや鏡を使って光の性質を知っていくセクションです。自分が見えないものでも科学的な知識があれば光さえ見ているように扱うことができる、これが科学の可能性です。科学が自分の視力の代わりになってくれる、故により広く深い見識で世界を見たいという欲求を満たすために、自分には学ぶことがやめられないのです。

 もう一つ、「科学は差別をしない」というのも自分が科学が好きな理由です。
 これは先ほどの中学の先生ではなく、高校の科学の先生の言葉ですが、「視力があっても原子を見える人はいない、力の矢印を見える人もいない。視力がある人だって見えたことにしてものを語ることしかできない分野だから、あなたたちも臆する必要はない。」というのが科学です。科学は自分のことを孤独にしたりはしない、できないことを責めたりもしない、科学は自分のできないことを補ってくれる、この素晴らしい科学にいつかささやかでも何か残せたらというのが今の自分の夢、幅広く科学を学ぶ理由です。医学、心理学、物理学、量子物理学、全てが自分の目であり、全てが自分の夢をかなえる可能性です。本当に向き合うのが楽しい、これからもじっくりと向き合っていきたいと思います!
2023/05/28
準備は大事!マジで大事!
 ごきげんよう。5月も最終週となりました。Akariサロンの花壇のバラも蕾ができて、去年植えたイチゴも実がついてきています。毎年綺麗に咲いてくれるバラを見ると「自分も咲いてやるぞ!」と思ってしまいます(笑)。足があって動く訳ではありませんが、彼らも1年かけて花を咲かせる準備をしているのかと想像すると、自分はもう少し準備にかける時間が必要だと反省します。

 大事なことなのであらためて、準備はとても大事です。革命をなしたアメリカ大統領リンカーンは、木を切るために6時間の時間を用意されたら5時間はオノを研ぐ時間にすると言ったそうです。リンカーンほどの人物にもそれほどの準備が必要ならば、自分のような凡人にはどれほど時間が必要でしょうか?(笑)
 自分もこうして盛岡市で鍼灸・マッサージサロンを開業するにあたっていろいろと準備をしましたが、今思えばもっと準備できることはありましたし、もっと準備しておけばよかったなーと思うことがあります。特に情報発信についてはもっと早くからすべきでした。AkariサロンのTwitterの開設はサロンオープンの数日前でしたが、これから鍼灸・マッサージ院を開業したいという視覚障害者に会うことがあるなら
「SNSはフライングでやれ!オープン予定がずれ込んでも詐欺にはならないし恥ずかしいことではないから倒れる勢いで前のめり前倒しで初めて認知度を確立しろ!」
と伝えたいです(笑)。特に自分は9年近く東京に行っていて、盛岡市ないでの人脈的地盤が全くないところから始まったというところもありますが、本当に早めに初めて鍼灸・マッサージなどの整体の技術だけでなく、人間としてのキャラクターの発信が必要です。リスクはゼロ、本当にプラスしかないので1年以上前からやってもいいんじゃないかしら?(大真面目な話)。
 こうしてサロン専用のホームページを持つことは最初からしなくてもいいですが、SNSは本当に簡単に情報を発信できますから、ここをもっと有効に活用した開業準備がこの時代には必要ですね。自分が失敗したからこそ言えることです(笑)。

 視覚障害者として、どうしても見えてる人たちと同じ速さで歩くことはかないません。杖をつき、あらゆるものを視力の代わりにしていって、どれほどみんなと同じ速さで歩けるようになるかということをわりかし悲観的に考えることがあります(少なくともこういうレースのような実力主義的な社会であるということから目を背けるのは危険だと思っています)。だからこそ、どれだけ堂々とフライングするかということは賢く考え、行動力を持って取り組むのが懸命かなと思います。レースのような一面はありますが、誰かとスタートが一緒になることは少なく、スタートを一緒にしないと反則というルールがあるような訳ではありません。視覚障害者としての生き方にフライングは有効、ビジネスにもフライングは有効なのかもしれませんね。
2023/05/24
再会 テレビを通じて
 ごきげんよう。先日ついにAkariサロンがテレビに取り上げられてニコニコしています。鍼灸やマッサージなどの整体分野とはあまり関係がないところだったんですけどね(笑)。ともかく、視覚障害者のことについて、テレビでお話しする機会がいただけたのがなによりも嬉しいのです!去年はラジソンでラジオに出演したので、今年はテレビと目標を立てていましたが、上半期のうちに目標を達成してしまいました。次はレギュラー番組、などど調子に乗っています(笑。

 自分で鍼灸院を立ち上げるというのは自分でビジネスを立ち上げることです。会社員時代とは全く考え方が違うとわかっていましたが、実際にやってみると思っていた以上に違うものですね。会社員として施術をしていたころは鍼灸やマッサージなどの整体に関する情報を収集・整理し、自分の施術に組み込む臨床の実践のことを考えるのがほとんどでしたが、自分でビジネスをするとなるとそれだけでは認知度を高めて鍼灸院を成り立たせることはできません。こうしてブログを書いたり、Twitterを使って認知度を高めていく、言ってみれば集客も必要です。これもまたただ続けるだけでは大きな効果がすぐに現れるわけでもない、非常に根気のいるお仕事です。こうしてテレビやラジオに出させていただいて、いろいろなところから反響の声をいただいたり、実際にご予約に繋がるなどの動きが見えないとモチベーションを保つのが難しい人も多いような地味さです。自分も「情報発信のセンスがあれば」といつも思いますが、そんなことで悩む時間があるのならできるところでこうして文章を書いている方が建設的です。もっとセンスがあればなーと思い悩む姿がAkariサロンのインスタグラムです(笑)。マジで写真、どうしたものかなー?

 しかし情報発信を続けているとこうして機会をいただけるという報いもあります。もちろんすぐではありません。自分も盛岡市で鍼灸・マッサージサロンを開業して2年たってようやっとここなわけです。すぐではないから早く始めなければいけない、すぐではないからしっかり頻繁にやらなければいけない。もし今後鍼灸・マッサージサロンを開業したいという視覚障害者に会うことがあればここはしっかり伝えたいと思います。
 そして思った以上の出会い、というか再会をいただきました。盛岡視覚支援学校の中学部時代の担任と副担任の先生方から出演後にサロンにお電話をいただきました。高校進学をきっかけに状況して以来、12年ぶりです。いつの間にかヒノサワが盛岡市に戻ってきていて、いつの間にか鍼灸・マッサージサロンを開業しているとテレビで取り上げられたとのことで、驚いてお電話をくださいました。自分もこんなに若く開業鍼灸師になる予定はなかったという意味では驚いているので、先生方の驚きはいかばかりかと想像できません。しかしこうして実際にお電話をくださるのは本当に嬉しく、ありがたいことですね。陰ながら応援してくださるのも嬉しいですが、ご連絡をいただいて言葉で伝えていただけると、それに叶うものはありません。これからも岩手での視覚障害者の職域拡大のため、ヘルスキーパーという制度の普及のためにがんばっていこうとあらためて思いました。
2023/05/21
岩手の視覚障害者を取り巻く課題 Akariサロンリサーチ
 ごきげんよう。もう来月には年の半ばを告げる夏至がやってくると思うと時間の流れる速さを感じます。はやすぎーーー!!!

 盛岡市で鍼灸院を開業して2年と3ヶ月、最初は施術のお仕事だけだったのが、少しずつ公演のご依頼や社内研修のご依頼なども増えてきて忙しくなってきました。コロナも落ち着いた風潮になってきた影響もあり、県内各地の視覚障害者の方々に直接会う機会も増えてきました。そうすると東京で暮らす視覚障害者と、岩手で暮らす視覚障害者にはやはり大きな違いがあることを感じます。視覚障害者に違いがあるというか、視覚障害者を取り巻く環境に大きな違いがあり、残念ながらその違いがあまり好ましくない状況にあるというところに、いつも課題を感じます。今日はそんな自分が感じる、岩手の視覚障害者を取り巻く環境の課題について書いていきます。
 最初に書いておきますが、自分は岩手が好きで岩手にUターン移住しましたが、視覚障害者が住むならまだ東京の方が便利で住みやすいという私見が根本にあります。「東京のようになってくれたらなー」という思いが強いので、偏った書き方になることをご了承ください。

 まず一つ目はAkariサロンの存在意義ともしていますが、視覚障害者の仕事の少なさです。職種という意味でもほとんどが鍼灸やマッサージに偏っていることがありますし、職場も急激に減っているというのが大きな課題です。鍼灸師となった自分がいうのもなんですが、視覚障害者の職業=鍼灸やマッサージという認識がまだまだ強いんだなーと感じます。東京では事務やシステムエンジニアとしてだけでなく、色々な職業で視覚障害者が活躍しています。職場で視覚障害者と関わる人も多くなる関係もあり、視覚障害者に対する認知度・認識も多様性の本質を捉えた、障碍者を特別な人としてとらえない考え方が定着してきています。
 働ける場所があり、安定した・十分な収入を得られる方法がある。仕事は個人というミクロ単位での生活を持続可能にする上で最初に課題となるものだと思います。ここが未だ選択肢が少ないというレベルにある以上、岩手は視覚障害者が住み続けることが簡単な街とはいえません。「視覚障害者にはこんなことができるぞ!こんな仕事もできるぞ!」という発信を続け、岩手県内での視覚障害者の雇用がもっと増えるよう、これからも発信を続けていきたいと思います。

 もう一つの問題は視覚障害者間の情報交換の難しさです。特に沿岸。
 自分は長年東京に住んでいてApple製品がボイスオーバーという視覚障害者向けの画面読み上げと操作アシストを導入した初期から使い始めることができました。失敗しながらも同じ境遇の仲間と試行錯誤を繰り返し、文字通り手探りで使いこなせるようになってきましたが、岩手は広く、仲間が近くにいるとは限らない。自分のように最新のツールを仲間とともに開拓するということが難しいこともあるのでしょう、このオンライン時代になっても、沿岸の方々がどのようなことで困っているのか、どのような生活をしているのか、その情報をこちらから収集することが難しい。何せインターネット上で発信できるようになるまでの開拓は一人孤独に進めなければいけない。発信されていない情報は流石に自分では収集できません。やはり対面で人と会い、手をとって学ぶことが視覚障害者にとって最適な学習環境である以上、オンラインが発達しても課題が残る地域が出てしまうようです。
 かといって自分で自動車を運転することができない以上、現在の岩手県内の公共交通機関の充実度では気軽に対面の機会を設定することも難しい。難しいばかり言いたくありませんが、どのように県内全域の視覚障害者とコミュニケーションを深め、まとまった組織としての活動をするのかということが大きな課題となってしまっています。沿岸と内陸の距離は数値よりも大きく感じる今日この頃です。

 まだまだ岩手は発展途上です。自分も視覚障害当事者として、これらの課題とこれからも向き合っていき、解決に向けて取り組んでいきたいと思っています。
2023/05/19
夏は鍼・冬は灸 東洋医学の季節感?
 ごきげんよう。盛岡市にもついに暑いと感じる日がやってきましたね。自分もついにリネンのシャツを準備しました。Tシャツ1枚で生活するのがなんだか落ち着かなくていつも襟のついたシャツを着ているのですが、夏のリネンの涼しさ、夏独特の心が軽くなるような色使いと模様のシャツの魅力に最近やっと気づいて少しずつ集めているところです。

 夏といえば鍼灸…、仕事なので年中鍼灸なのですが(笑)。特に夏は鍼の季節と言えます。これは自分が勝手に言っているのではなく、東洋医学の数千年の歴史の上で言われているセオリーです。今日はそんな東洋医学の基本について、久しぶりに書いていきましょう!

 東洋医学の基礎となる考え方は「陰陽」と「五行」です。全てのもの(人体も)は5つの要素で構成される(五行)、その5つのものがそれぞれ陰陽どちらかにバランスを崩すと身体に症状や障がいが生じる、という理論です(めちゃざっくり)。五行についてはまた別の機械に書かないと文章量が3倍くらいになってしまうので今回は触れずに、いわゆる東洋医学が「身体のバランス」と言っている部分で大事になってくる「陰陽」についてのお話しです。なにしろここに夏は鍼、冬はお灸というのが詰まっています。
 陰陽というのがどういうものなのか?どういう状態なのか?というと、暖かく、よく動き、上に登ろうとするものが陽、逆に冷たく、停滞し、下に降りようとするものが陰です。陰が圧倒的に悪いものっぽく見えてしまいますが、両者バランスを取れていることがだいじなので、「陽を高めればいいんですね!」ということではありません。陽が高まって起きる症状、障がいというのもあります。熱中症とか、わかりやすいですね。熱が溜まって、頭がぼーっとしてくる、専門的にはもっといろんなケースの違いを鑑別できる必要がありますが、感覚的にこの例が非常にわかりやすい。

 ともかく、この陰陽のバランスが大切です。「
大切なのはわかったけれど、崩れてしまったバランスはどうやって整えるの?」
というバランスを整える手段の考え方で「補捨」という理論がでてきます。多すぎるものを捨てる、少なすぎるものを補うということです。先ほどの熱中症の例でいうと、熱、すなわち陽が多すぎるので捨てるというアプローチが必要になってきます。この補捨の具体的な手段が、鍼は捨法、お灸は補法とされることが(東洋医学においては)多いのです。
 夏は慢性的な持病が悪化するというより、急性的な症状が現れるケースが多いです。慢性的(停滞した症状)より急性的(よく動く)という視点で、古代の先人は「夏は陽が高まっている。この高まった陽をどう捨てるか?」というのを治療のパターンとして確立していました。夏に高まる陽を捨てる方法として、鍼の方がお灸より優れているんですね。
 もちろん鍼で補い、お灸で捨てる方法も存在します。鍼の素材や打ち方、お灸の種類や練り方でより柔軟なアプローチができるよう、先人たちは時間をかけて研究してきました。この辺は西洋医学にはないバリエーションの豊富さですね。残念ながら自分は視覚に障がいがあり、火を使うのを避けたいという都合上、お灸の方はホットストーンマッサージという1種しか手段を持たないので、ここまでバリエーションに富んだ施術は実現できません。ご興味がある方は「経絡治療」に精通した鍼灸院をお探しいただけると、豊富な手段で施術していただけると思います。

 ということで、これからは鍼の季節となります。ファッションだけでなく、医療にも季節感がある、東洋医学というのはこういった粋な部分もおもしろいところですね。
2023/05/15
両輪の車
 ごきげんよう。屋内での生活でエアコンが必要ない快適な季節になりました。盛岡市もいよいよ夏に向かっていくんですね。施術中の自分の格好もついに素足にリネンのシャツとなりました。今年はどれほど暑くなるのでしょうか?


 先日はTwitterにも書きましたが、岩手県鍼灸マッサージ師会の総会に出席いたしました。当日は岩手県視覚障害者ふくし協会の会長さんもご出席されていて、ご挨拶にあがることができました。今年から自分も福祉協会の理事となったこともあり、これからの活動をご一緒に盛り上げてまいりましょうと、あらためて組織で活動できることの心強さを噛み締めてきました。
 鍼灸師の業界団体と視覚障害者の当事者団体は古くから深い繋がりを持っています。生活の困りごとを当事者団体が組織として向き合い、就労についての問題を鍼灸マッサージ師会が向き合ってきた、このように視覚障害者の生活とお仕事を両輪の車で支えて動かしてきた歴史と実績のある団体です。自分もこの歴史を途絶えさせないよう、新しい時代に合わせた改革をし、盛り上がっていくよう人を集める仕事を、これからさらにしていきたいと思いました。視覚障害者か安全に快適に暮らせるような社会をめざし、視覚障害者が安定した仕事を続けていけるような職を生み出す、どちらも東京から戻り岩手でAkariサロンを設立した理由に深く関わっています。
 先日ブログにも書きましたが、福山雅治さんがラストマンなら、Akariサロンは視覚障害者のフロントマンとなるように、と最近思っています。視覚障害のことについて困った時にまずどこに相談しようかと困る方もたくさんいます。病気によって視力がだんだんと低下していく時に、福祉協会や核都道府県の視覚支援学校に早期に辿り着く方はあまり多くないと言われています。Akariサロンはそういった方への専門的なサポートを業務とすることは今はまだできません(けっこう小難しい法律や特別な資格が関わってきます)。が、Akariサロンや日野沢に聞いてみたら何か情報が得られるんじゃないか?というような気軽な思いで連絡をしてもらえるような、そういう存在になりたいと思っています。まずは岩手から、テレビやラジオの力を借りて、あるいはお客さんや一緒に活動をしているコミュニティのみなさんの力を借りて、広い岩手の中でも少しずつ認知度と影響力を広めて行くことを心がけています。みなさんの身の回りにも見えない・見えにくいことでお困りの方がいらっしゃいましたら、Akariサロンに気軽にご連絡いただけると幸いです。
2023/05/10
 ごきげんよう。先日サロンの電話にAIから電話があって驚きました。ついにAIが電話をかけてくる時代になったんですね…。
 これはいつもの冗談ではありません。まあまあ、まず何が起こったのかから書いていきましょう。
 サロンのお昼休みでご飯を食べていたら電話がかかってきました。サロンの固定電話は市外局番から判断してどこから電話がかかってきたのかをしゃべって教えてくれます。019から始まる番号からの着信なら「盛岡市からです」というように。その音声によるとどうやら東京都からの電話とわかりました。東京からのご予約なんてことはまあ考えにくいですから営業だろうなーと思っていましたが、出てみると「Googleマップです」とのこと。マップに載せている鍼灸院の営業時間の情報の確認の要件のお電話でした。これがAIだったのです。
 目の代わりに耳や手を使っている視覚障害者の特性上耳には自信があるのですが、電話を切るまでAIだという革新が得られないくらいにはスムーズで自然な発音と会話でした。細かく聴くと少しこちらの発言の後の間が長いとか、文章の間の間が逆に短い(です、ますの後が短すぎるなど)ありますが、対応をしている間はそこまで気づきませんでした。電話を切る直前に、不自然に相手の息遣いが含まれていないことに気づいて、相手が実態のある人間ではないということに気づきました。
 こういった単純な確認作業は確かに人を使って電話をかけるよりAIに任せる方がコストもかからないし、より柔軟性の必要な仕事に人的時間を割くことができるのでいいですよね。さすがGoogleと感心しました!
 Akariサロンの予約も自分のスケジュールの空きと合わせて電話だけでなくネット上で完結するようなツールができたらいいなーと思っています。以前ツイッターやブログに書いたことがありますが、既存の大手のプラットフォームが展開している予約システムは視覚障害者が音声で確認することは少し難しい状態です。ここをクリアした予約システム、自分で作ってしまおうかなーと最近は考えています。
 Akariサロンのようにサブスクの鍼灸・マッサージサロンをこれから増やしていくには視覚障害のある鍼灸師の協力が必須です。自分もそうですが、そういった視覚障害者でも便利に使える予約管理・受付の仕組みはとても重要だと考えています。携帯電話の料金プランを比較しても、最近のプランは電話をかけることを想定していないものも多いです。そういった意味でも、予約方法が電話だけという今のAkariサロンはこれでもまだまだ時代遅れな部分があると若干の危機感を感じるほど。このホームページから直接空き時間を確認できて予約までできてしまうのが本当は一番いいんですよね。自分も知らないところに電話するの、苦手ですし(笑)。電話でなくネット上で予約ができる方法を模索する今日このごろです。
 この程度のツールにはAIほどの複雑な機能は必要ありません。自動で学習する必要はない作業になるので、簡単なツールになるのですが、はたして完成するまでどのくらい時間がかかるのか…。開発可能なレベルまで自分のプログラミングの学習が進むのがいつになるのか、楽しみにお待ちください(笑)。びっくり!AIから電話!
2023/05/08
岩手県視覚障害者青年部!
 ごきげんよう。連休明けがこんなに寒いとは思ってもみませんでしたね。朝布団から出るのも大変だったので、職場に出勤された方々には頭が上がりません。お疲れ様でした!
 盛岡市は明日には暖かくなるようで、今度は急激な気温差、気圧の変化に注意が必要ですね。体調がすぐれないなどありましたら鍼灸やマッサージをぜひおすすめします。こんな時に特におすすめなのはお灸やホットストーンマッサージです。鍼のような鋭い刺激ではなく、ゆっくりと温めて身体全体を整えていくのがいいですね。

 GW(ゴールデンワーク)で連休中も仕事をしていたAkariさろんも7日日曜日だけはお休みをいただいていました。盛岡視覚支援学校卒業以来の当時の同級生と先輩とのご飯に行ってまいりました。卒業して12年、それぞれが学んできたこと、体験したこと、今のお仕事の状況など、当たり前ですがみんな違くてあっという間に時間がすぎるほど話が盛り上がりました。
 そして過去のことだけでなく、自分が呼んだ本題としての未来の話も大いに盛り上がりました。これからの岩手県で視覚障害者の職域を拡大していくためには?今の視覚障害学生たちにより広い学びの場所、手段の選択肢を伝えるためには?視覚障害学生に今関わっている学校の先生方やご家族の力になるには?20代の心も体も身軽な人たちで考えると、一人でいつも考え込むより多くのやり方が見えてきます。これからの県内での活動がまた一段と楽しみになりました!視覚障害でもこんなことができるんだ、こんなことが得意なんだということをより多くの人に広めて、鍼灸以外の形で県内各地で働くことができるようになるよう、これからは一人ではなく集団で取り組んでいけたら嬉しいですね。未来の視覚障害のあるこどもたちのために、がんばって行きたいと思います。こちらのブログやTwitterでも引き続き視覚障害のことやお仕事のこと、そしてこれから企画が始まるイベントについても発信してまいりますので、これからもAkariサロンのことをチェックしていただければと思います!
2023/05/06
「ラストマン 全盲の捜査官」が始まりました!
 ごきげんよう。みなさんはGWを楽しんでいらっしゃいますか?盛岡市はたくさんの観光客で賑わっているみたいで、気温だけでなく経済の暖かさも帰ってきたような春ですね!コロナ以前の開業鍼灸師事情は詳しくないのですが、Akariサロンもお客さんが増えてきて、やはりコロナウィルスが多くの人の行動を制限したんだなーと感じるようです。

 今日のブログは、ついに話題になっている「あれ」について触れたいと思います。そー、TBS系日曜劇場にて4月23日から放送が始まった「ラストマン 全盲の捜査官」です。以前このブログでも少し触れました。福山雅治さんがどんな視覚障害者を演じるのか?とても楽しみにしていましたが、やっぱりかっこいいですね(笑)。福山雅治、ずるい!!(爆)。
 もちろん全てが作り物なので、「いやそんな全盲いねーよ!」とつっこんで笑ってしまうようなところもありますが、それを含めてもシナリオもキャストも引き込まれる要素がたくさんあって今週日曜日の放送も楽しみにしています。
 名言も飛び出しています。障害という多様性を活かしてお仕事をするとはどういうことか?社会に投げかけるような、「そういうこと言いたかった!」と思うようなセリフの数々、「視覚障害者の仕事を生み出す」というAkariサロンの設立理由を思い出し、改めて心に刻む日々です。ぜひみなさんも日曜夜はラストマンをみましょう!

 多様性を活かした仕事、とはまだ言い切れないような発達途中の段階ですが。日野沢にも県内各地から視覚障害者としての視点を話してほしい、視覚障害者を見せてほしいというお仕事の依頼が少しずつ増えてきています。鍼灸やマッサージなどだけではなく、もっといろいろな分野に視覚障害者が関わっていけるような環境、そういうお仕事を少しずつ生み出している…と言えるのでしょうか?鍼灸院として開業して2年、いよいよ本当にやりたかったことが仕事として成立してきていると感じて嬉しく思います。これからもTwitterやブログを通じて視覚障害者のことを発信していきたいと思います!

 インスタ?何のことかな(笑)
2023/04/30
やったぜ!2023年の目標早々に達成!
 ごきげんよう。あっという間に4月も終わりが近づいて、GWという楽しみが近づいてきていますね。Akariサロンは7日にお休みをいただき、他の日は通常営業することになりました。GW(ゴールデンウィーク)ではなくGW(ゴールデンワーク)です(笑)。もう1日くらい、お休み作ればよかったかなー…。

 鍼灸院を盛岡市で開業して2年ほど、だんだんとサロンの知名度も視覚障害者として日野沢の知名度も高まってきてうれしく思う日々です。去年の7月頃から県外での公演、新聞の取材、ラジオの出演、鍼灸マッサージ師会での講師登壇と、順調に露出の機会をいただいています。今年の年始には「去年はラジオに出たから、今年はテレビに出てみたいなー(笑)」なんて図々しく書いていましたが、なんとこの度本当にテレビに出てしまうことになりました!今年の目標、上半期のうちに達成してしまうとは…。
 こちらも放映時間はまたお知らせやTwitterで告知しますが、今回は鍼灸もマッサージも関係ありません。なんと視覚障害者のAI活用についてという内容です。

 Twitterで
「ホームページに使用している写真をフリー素材から新しいものにリニューアルしたいと考えていましたが、AIに力を貸してもらうことにしました!」
というツイートをしたところ、このような取材の運びとなりました。どのようにAI活用をしていくのかはというところは実際に放映で楽しんでいただけたらと思うので、詳しくはまだ書かないことにしておきます(笑)。ですが視覚障害者にとってAIは本当に便利なものになっていくと自分はかなり期待しています。だんだんとAIでできないことはなくなっていく、そんなAIに何を任せるのか?どんな課題がAIで解決することができるのか?それを探していくことが、AI活用に必要な発想ですね。今回に関しては「AIに自分の目の代わりをしてもらうにはどういうオーダーをかけるのがいいか?」ということをしっかり考えることが必要です。ということで、その内容については、またテレビでお会いしましょう!

 テレビに出るって目標は達成したから、次はレギュラー番組とか、ほしいなー…
2023/04/21
Akariサロンが保険診療をしないのは?
 ごきげんよう。盛岡市みたけには自衛隊滝沢駐屯地の訓練の「どーん!!!」という音が響く時期になりました。鍼灸院を開業して3度目の春、毎年思います。いつもお疲れ様です!
 政治的な立場を表明したり意見を発することはビジネスの上ではあまり好まれることではありませんが、自分はどちらかというと左側の人間です。左側の人間ですが、自衛隊の皆様には本当に感謝しています。東日本大震災をはじめとする災害の救助活動、支援活動をしてくださったり、彼らがいるからこそこうして日本で安心して生活できるんだということを、この音を聴くたびに思い出します。どうかこの先も、彼らも危険なところに行かなくていいような、平和な日本でありますようにと思っています。

 今回は鍼灸院・マッサージサロンによくいただくご質問についてです。「保険は使えますか?」というご質問について、ちょっと過激な書き方になってしまいますがまとめたいと思います。

 結論から書くと、Akariサロンでは保険診療は行っておりません。全て自費診療となっております。自費診療としている理由が大きく2つあります。
 1つ目は、保険診療に関わる業務をする時間があるなら施術や職人関わる仕事をする時間にしたいという点。保険診療をするのは結構面倒が多いです。施術を受けられた方の分のレセプト請求を月一でまとめる事務作業が増え、頻繁に変わる保険制度について常に新しい情報を追いかけなければいけません。勉強は大好きですが、この手のすぐに変わってしまうことを更新していく勉強会はあまり好きじゃないところがあります。自分の精神衛生上よくないというのと、施術や食といった自分の成果物を提供し続けることが自分の存在価値だと思っているところも、なるべく施術や他の人前にでる仕事に時間を費やしたい理由です。なのでよっぽどのことがない限りAkariサロンは保険診療は行わないでしょう。

2つめは、自分の施術の価値を自分で決めたいからです。保険は医師が我々の施術の価値を認めて担保してくれているからなりたっているといういいところもありますが、医師がというか保険制度が自分の施術の価値を決めるという受け身の立場になるということでもあります。マーケティングの専門用語を使うと、医師がPRをしてくれるといういいところはあるけれど、自分でブランディングをすることが不可能になるということです。最近の保険制度では理学療法士(PT)の方が診療ポイントが高井という点でお医者さんも鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師よりPTを評価し、そもそも保険診療の同意書を書いてくれないことも増えてきています。保険制度の勉強をするのも(こういってはなんですが)面倒臭いし、勉強するコスパ(最近はタイムパフォーマンスからタイパと言う言葉があるみたいです)もよくない。ものぐさなようですが自分なりに合理的な選択の結果なのです。そもそも回数制限のないサブスクという方式と回数制限のある保険診療は相性が悪いので相容れない部分もあったりしますし…。

 以上のことから、Akariサロンでは保険診療は行っておりません。こうして文章でまとめてみるとますますAkariサロンのサブスクという方式が異形であるかが見えてきますし、そもそも自分の考え方が粗野であることが露呈してしまいますね(汗)。それでも新しい鍼灸・マッサージ院の可能性を模索していくために、もう少しこの形で続けて行きたいと思っています。今後ともAkariサロンをよろしくお願いいたします。
2023/04/19
足うら・足ツボが重要な理由!足ってめちゃすごい?
 ごきげんよう。盛岡市、なんか寒くないですか?(汗)。気温が一桁という季節が巻き戻ったような日が続いています。こういう寒さになってきたので、サロンではまたホットストーンマッサージのご予約が増えています。
 鍼灸院ではありますが、視覚障害という特性上火を扱うことはなるべく避けたいという理由から、お灸ではなくホットストーンマッサージをサロンでは導入しています。専用の特別な石を60度前後までお鍋で温めて、その石とアロマオイルを使ってゆっくりとマッサージを行う施術です。お灸のようにドンドンと温度が上がっていって暑くなるのではなく、最初から60度という温度の上限が決まっていて、それ以上暑くならないので火傷の心配も少ないというのも人気のポイントです。寒さで少し体調がすぐれないなどありましたら、サロンにお問い合わせください!

 今回は久しぶりに鍼灸師として身体のことをブログに書きたいと思います。最近は視覚障害者としての立場から考えていること、感じたことを書くことが増えていましたが、ここは鍼灸院のホームページですからね、たまには健康についての発信もしていきましょう。

 今回注目するのは「足」、さらに限局して足うらについてです。足ツボなんていう言葉もあり、無資格の整体院でもこの部位だけでビジネスが成り立ってしまうくらい認知度・人気ともに高井分野です。感覚が鋭い部位なので鍼灸の施術がされることはほとんどありませんが、指圧やマッサージの分野ではやはり超重要な身体の一ぶです。
 ところが、こんなによく注目されるのですが、純粋な東洋医学における経絡理論においては実は足うらにツボ(東洋医学の経絡理論では経穴といいます)は1つしか存在しません。「湧泉(ゆうせん)」という経穴がポツンと足裏の真ん中よりすこしつま先側にあるだけです。重要だと言いながら東洋医学でみると実に寂しいものです。「指圧の心はは心、圧せば命の泉湧く」で有名な指圧の浪越徳次郎先生のお言葉の元となった経絡なのでこれだけでもかなり重要な経穴であることに変わりはないのですが…。

 ではなぜツボが1つしかない足うらが足ツボなどと呼ばれて重要視されているのでしょうか?それは東洋医学以外の理論ではこれに限らない、つまり経穴という見方以外の見方をすると、重要なポイント(ツボ)が増えてくるのです。
 例えば西洋医学の中でも基礎医学となっている解剖学、身体の構造について解き明かすこの学問では、足うらに身体中の筋肉を包む筋膜がおおよそまとまっているということが言われています。身体中の筋肉は伸び縮みするゴムのようなものなのですが、そのゴムが連動して動けるように、チューブのようなものにつつまれています、これが筋膜です。このチューブが足うらをターミナル駅として身体中をぐるぐると取り巻く線路のように走っています。身体中の筋肉を調整するのに、この足うらというターミナル駅をうまく活用することが効果的だということです。西洋医学でも足うらはとっても重要なポイントなんですね、詳しくはトーマス・W・マイヤース先生の「アナトミートレイン」という書籍をご覧ください。

また医学以外でも足うらが重要だと言えます。物理学、特に建築において、建物で一番重要なのは基礎だと言えます。どんなに建物の目に見える地上部分が綺麗でも、地面と設置している基礎部分が脆弱では地震や台風などの災害に耐えることはできません。人間の身体も例外ではなく建物のようなもの、安定して立っているためには基礎となる足うらやその周囲の関節の状況が大きく関わっています。やっぱり足はとっても重要な部位なのです。

 足うらのケアをすることは健康でいるためにとても重要です。足うらの筋肉を緩めることで身体中の筋膜の調整をし、連動のとれた動きを取り戻すことができ、足もとの微細な歪みを僅かに調整するだけで人体の基礎を整えることができます。足ツボという名前で整体院が乱立する理由も納得できてしまいます。ですがここでおすすめしたいのは、足ツボ整体師ではなくあん摩擦マッサージ指圧師の資格を持つ医療従事者に身体を任せましょうということです。足だけのことを知っている人間か、身体全体のことをトータル的に知り尽くした上で足うらを調整してくれる専門家かというのがこの二者の大きな違いです。なぜ足うらへの施術がこのように身体全体に影響を及ぼすのか、理論的な解釈をしているのかというのが、医療従事者と無資格の整体師の違いです。ぜひ施術を受ける際に考えて、どんな人に自分の体を任せるのかを選んでいただけたらと思います。
2023/04/09
視覚障害者の映画鑑賞! フォレスト・ガンプ
 ごきげんよう。盛岡市内の小学校も始業式と入学式を迎えましたね。隣の隣の城北小学校にも新たな生活の始まりの声があふれています。こどもたちから元気な声が聞こえるのはいいことですね。どうぞ彼らにはこのまま元気に、健やかに大きくなっていって欲しいです。
 鍼灸師らしいことを少し書きますが、健康とは「健体康心」という言葉が語源となっています。健やかな体と康らかな心、セットで初めて健康と言えるんですね。鍼灸やマッサージで体を、食で心の健康をと思って、Akariサロンは今年度も営業してまいります!

 今回は久しぶりに「視覚障害者の映画鑑賞」です。最近見た映画ではないのですが、最近学んでいたこととリンクする部分があって改めて感動したので、それについて書いてみたいと思います。
 たぶん「お前何勉強してんだ?」と思われる方も多いかもしれません。いろんな分やに興味が広いのでこういうことも専門家に連絡をとって聞きに行ったりするんです。そういう勉強についてもいつかブログに書いてみたいですね。ひとまず今日は映画のことについてです。

大好きな「フォレスト・ガンプ」が実は量子物理学のお話だったという話、する??

「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまでわからない。」

これ、まさに量子物理学の「シュレディンガーのネコ」ですよね?
箱を開けて中を観測するまで箱の中の状態は確定しない。1/2の確率でどちらかになっているはずなのに、どちらの状況も重ね合わせで実在する…。

僕たちの未来も、箱を開けて中を確認してみないとどうなっているか確定しない。開けてみるまではいろんな可能性が重ね合わせで実在する。
蓋を開けたら世界に20人もいない食の講師になっていたりする。
どんな想像も、希望も、期待も、実体化する可能性がある。蓋を開けた時に、自分が望むチョコレートがそこにあるだろうと、疑わないでいるだけで、ちゃーんとチョコレートが手に入る。
でもなぜか、自分が目の前にしているのがチョコレートの箱じゃなくてパンドラの箱だと勘違いをしてしまうこともある。
自分の人生がチョコレートの箱であることを忘れないように、生きていきたいですね。

なんでこんなこと考えついたかって?
量子コンピューターの仕組みについて調べてたんです。
量子物理学の重ね合わせの特徴ってこうやって実用化するのかーって感動しました。
もう一つの特徴の「量子もつれ」についてもまたいつか✍️
2023/04/05
視覚障害者のお花見!
 ごきげんよう。サロンの前の桜並木も少しずつ開花してきました。福島の万回時期も楽しみ、これからくる盛岡市のさくらも楽しめるとは、今年は2ばい春を楽しめますね!
 ということで、予告通り「視覚障害者のお花見」について書いていきたいと思います。人生発のお花見がどんなだったか、みなさんにもお届けできるようがんばります!

 今回お邪魔したのは福島県福島市内の桜の名所「信夫山公園」です。福島駅から車で役15分程度の交通アクセス抜群のスポット、盛岡のように中心駅からすぐ近くに自然があるステキな街だと感じました。
 当日は朝から晴天、桜の状況もまさに満開と重なる週末のお休みとなって、公園は駐車場から既に大勢の人で溢れていました。シートを広げて家族連れでお弁当を楽しむグループ、社会人か大学生か立ち並ぶ屋台の食べ物をあてにお酒を楽しむグループ、静かな一角で桜を見上げながら死体のように横たわって日頃の疲れを癒す人たち(笑)、桜の楽しみ方にはいろんな形があるんだなーとその人のあり方を見るだけで楽しかったです。屋台の食べ物で自分たちもビールや日本酒でぐーっとできたらよかったねーなんてことで盛り上がりながら公演と山を散策してきました。次にお花見をする時は飲んでも大丈夫なような準備をして臨みたいと思います(笑)。引きこもり鍼灸師ですが、というかだからこそ?屋外でお酒を飲むというのに少し憧れています。ビアガーデンとか、行ってみたいと思って探しているのですが、岩手ってビアガーデンあるんですかね?豊な自然の溢れる地域なので、あるはずと思って探していますが、ビアホールばっかり…、屋外で飲みたいんだよなー…。
 という感じで、桜の香り、食べ物の香り、人の雰囲気など、お花見は視覚だけでない楽しみ方があるということを発見してきた小旅行となりました。他にもいろいろ食べ歩いていたので、そちらはまた次回のブログで食べ歩き編としてまとめたいと思います。
そういえば、見えていた頃には桜の花自体は見たことはありましたが、桜の花を手で触ったのはこれまた初めてでした。左目しか見えていない、つまり片目だけだと遠近感が狂って意外と平面的な花をしているような記憶でいましたが、触ってみると思ったより立体的でぼんぼんのような形をしているんですね。こういう何気ない細かなところも目で見るのと手で触れるのはやっぱり違うものだと感じました。触ってみるの、大事。
2023/03/30
お花見に行ってきます 見えないけど(笑)
 ごきげんよう。盛岡市も早咲きのさくらのしゃしんがSNSで流れるようになりました。コロナウィルスも少し落ち着きを見せてまともにお花見が開催できるのは2019年から4年ぶりみたいなところがありますが、みなさんのご予定はいかがですか?
 実は自分は生まれてこの方お花見という行事をしたことがありません。岩手ではシートを広げてさくらを見ながらお弁当やお酒お楽しむという漫画や小説でみられるお花見ってあまりないのかな?と勝手に思っています。まあ確かに、ゆっくり屋外で飲食ができるほど暖かくない気がする…。高松の池の芝生も飲食は禁止ですし、さくらを見ながら飲食を楽しむことを想定したスポット、自分は知りません。東京にいるうちにやっておけばよかったなーと思う行事の一つです。
 ということで、4月の1日・2日はお花見という行事が盛んな福島に行ってお花見をしようと思っています。そもそも視力で楽しむことが多いお花見を視覚障害者、特に全盲がどう楽しむのか、ツイッターやブログでどう楽しんできたのかも報告できたらと思っています。どう楽しめるのかわからないけどとりあえず行ってみる、こういう未知に飛び込んでみるのも自宅兼職場となっているサロンに引きこもっている鍼灸師にとってはたまには必要なことです。今の所当日の天気も大丈夫そうなのでとても楽しみです!


 こういう未知に飛び込んでいくことをしていると「よく目が見えないのに」できるよね」と感心されます。それでも実は自分はまだまだ安定しこうが染み付いている部分がある方だと思っています。高校の頃の同級生はもっと、なんというかクレイジーでした(笑)。自分は海外にまではなかなか行きませんし、知っている人と一緒だから福岡という遠出をしてみたり、したこともない楽しいかもわからないお花見をしに行こうという気も起きるんです。そうでなければ日常からわかるように大体家の中で完結するのですから(笑)。
 あと、今回は少し例外です。お花見も楽しみですが、一緒にお花見をする人を楽しむことができるということは確定しています。そういう保証された楽しみ、ここに安心感があるから、新しいこともできるんですね。
 お花見、楽しみです!
2023/03/19
春は不思議
 ごきげんよう。春になると新しく何かを始めてみたくなりますが、今年はコロナもいよいよ落ち着いた感じになってきていつも以上に活発に何かをしてみたくなるようですね。3年間の長い冬だったような気がします。このテンションで行くと夏は何をしているのでしょうか?(笑)

 Akariサロンの中の人(日野沢)もさらに活動の幅を広げる準備をしています。ここでも少し書いたことがある「日本視覚障害者団体連合」という視覚障害当事者で組織する団体の岩手県の部、さらに20・30代の青年層を集めてこれから活動ができたらいいなと思って、久しぶりにいろんな人に連絡をとったりしています。普段は突然の連絡を人に送るのは得意ではないのですが、この春の勢いというのは不思議なものです。
 Twitterでも書きましたが、昨夜にその第一歩として、中学の時の同級生でオンライン飲み会を行いました。盛岡市の視覚支援学校は生徒の数が少ないので一般の中学校や高校のような大人数の同窓会のようにはなりません。その分密な会話が楽しめるのがいいところ。
 岩手県ない各地で同世代の視覚障害者がそれぞれの生活をしています。お仕事もさまざま、自分のように鍼灸やマッサージのお仕事をしていたり、PCのスキルを活かしてお仕事をしていたり、まだまだ自分は出戻りの外様のような者なので詳しくありませんが、直接会って話を聞きたい人がたくさんいます。今年の活動の楽しみです。サロンのお仕事もがんばりながら広い岩手に点在する視覚障害者を繋げるネットワークを作っていけたらいいですね!

 自分は岩手の団体を盛り上げる立場でもありながら、全国の他の地域の当事者団体との交流を企画する立場でもあります。実は長らく青年層の活動がされていなかった岩手がこうして盛り上がっていくことで、他の地域の視覚障害者とも個性豊かな形で交流をしていくこともできます。今やSNSなどで個人も自由に発信できる時代、オンラインで遠くの人とも簡単に交流ができたりもします。自分が中学生だったころは東京の盲学校にどんな人がいるのか全くわかりませんでしたが、この時代にはそんな距離は小さな問題になってきています。声や文字を使ってもっと遠くの人と、もっと多くの人と繋がれる、そういう楽しみを自分も楽しんでいきたいですし、岩手の仲間たちにもとどけられたらなと思っています。
2023/03/17
Akariサロンのお休みって?

 ごきげんよう。という挨拶を友達が使っていて「なんだかいいな」と思いました。これからのブログはこれでいこうと思います(笑)。
 連日WBCの熱い話題が心地よいですね。岩手出身の大谷翔平投手、佐々木朗希投手の二人が輝いているのも嬉しい!日本がどこまで上がっていくのか目が離せませんね!

 今日はAkariサロンの内部事情を暴露しながら雑談です!鍼灸やマッサージの国家資格を活かした体を整える施術をサロンで行なっていますが、Twitterやブログだけではまだまだ伝わっていないことがあるなーと感じる今日この頃。盛岡市では少しずつサロンの知名度は高まってきていますが、視覚障害のこととか他に取り組んでいる仕事のこととか、どういう人間がやっているサロンなのか、もっと広まったらいいなーと思っています。
 ということで今日はAkariサロンのお休みについて、どんな感じになっているのか暴露していきたいと思います!いくぞ!

 サロンのお休みはいつもホームページのお知らせに掲載しています。当日が近づいたらTwitterにも投稿します。Akariサロンの主なお休みの理由は
1.講座に等団する(食生心理や視覚障害についてなど)
2.講座を受講する(カウンセリングについてなど)
3.視覚障害当事者団体の役員としての呼び出し(リアル・オンラインいろいろ)
4.純粋なお休み(実家でのんびり、どこかへ旅行など)
などがあります。お休みの8割くらいは1か2、残りは3、4は3ヶ月に1回くらいです。サロンはお休み、体を動かしてはいないという意味ではお休みですが、こうやって書いてみると勉強したりで頭は寝ている間くらいしかいわゆる休みの状態にないような??
 よく「日野沢はすごいバイタリティだよね」と言われますが、肉体的なバイタリティには自信がありませんがたしかに頭のバイタリティはなかなかなのかもしれません。勉強したり考え事をするだけでお金が稼げるならむしろそれを四六時中仕事にしたいと思うくらいには頭を使うことが苦ではないとは思っています。考えたことを人にうまく伝えられるとか、考えたことで人を楽しませられるとか、そういうスキルが高まったらいよいよそちらの方面で休まずに仕事をしてしまうかもしれない(笑)。
 目下一番の考えどこは3です。視覚障害者が集まって組織を形成していて、この組織のマンパワーをどう使えばより楽しいことができるのか?より視覚障害者が住みやすい社会を作るための活動ができるのか?最近はそのようなことを考える時間が増えています、熱心に考えるからありがたいことに役員にもなって呼び出しも受ける(笑)。普段自宅件職場のサロンに引きこもっている身なので、呼び出しを受けていろんな人に会いにいくのが新鮮です。

 今回はAkariサロンの中の人について少し書きましたが、もっとどんな人間なのか公開していく方法を検討中です。ツイッターのスペースとか、やってみようかな?とか…。
2023/03/15
2月の障害者ニュース!
 こんにちは。盛岡市もさすがにもう大丈夫だろうということで、先日水道管の凍結防止のヒーターの電源を切りました。頻繁に水道トラブルに見舞われる鍼灸院で有名なAkariサロンですが、一応ちゃんとヒーター入れてたんですよ(汗)。来週には春分もありますし、もー大丈夫でしょ!

 今回は久しぶりの「障害者ニュース」のシリーずです!視覚障害に限らず、自分がマイノリティだからこそ気になる、耳に入る情報についてまとめていきたいと思います。もう鍼灸院のブログだからって腰痛や肩こりのネタを毎回書かなくてもいいよねと開き直り初めています(笑)。

 1.TBS日曜劇場「ラストマンー全盲の捜査官ー」、視覚障害者がどう演出される??
 みんな大好き、俳優の福山雅治さんが主演を務める新ドラマが発表されました!ここ数年日本テレビの「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜」、フジテレビの「silent」と障害をテーマとして取り上げるドラマが増えてきて、この流れで視覚障害に限らず障害のあるマイノリティの理解が広まったり、認知していただけることが増えてきて嬉しく思います。しかしさすがに全盲で捜査官はフィクションがすぎる(笑)、視覚障害者ってこんな感じなのかというリアルさはだいぶ手放して、作品として楽しんでいけたら、そしてみなさんもそう楽しんでいただけたら視覚障害者への理解は適切なんじゃないかと思っています。とにかく、ドラマと福山雅治さんを楽しみましょう!かっこいい…。

 2.車椅子ギャルさしみちゃん、Twitterでエレベーターの割り込みで困っている動画を投稿し話題に…
 車椅子ギャルとしてSNSやYouTubeで活動するさしみちゃんさんが、駅のエレベーターを利用しようとしたところ健常者に割り込みされてしまっていつも何本も見送らなければいけない現状を動画付きで投稿したところ賛否が分かれる反応が。同じマイノリティとしてはあまり嬉しくない現状です。視覚障害者で例えると「点字ブロックの上に荷物を置いたり車や自転車を止めたりされる行為」に近いものがあります。もちろん我々はその障害物を避けて歩くことができない訳ではないので、車椅子とエレベーターの問題の方がかなり重大なのですが。車椅子の方々にとってはエレベーターはなければ移動ができない存在、点字ブロックは、先日Twitterに少し動画を投稿しましたがなくてもなんとかなる、そういう違いがあります。車椅子の方にぜひエレベーターは譲っていただければと思います。
 これは自分が高校生のころから、10年以上前から考えていることなのですが、点字ブロックやエレベーターといった設備を設置するのに税金を使われることが少なくありません。本来必要としている人が十分に使えない設備になってしまっているのは、誰もが大嫌いな税金の無駄になってしまうのではないかな?と思っています。エレベーターや点字ブロックの設置という適切な用途に使われた税金が、その後の不適切な使用によって無駄金になってしまっていると思うと、誰も得をしないのでなんだか残念な気持ちになりますね。もちろん点字ブロックが視覚障害者の所有する土地ではないし、エレベーターが車椅子利用者が所有する備品でもないので誰のことも否定はできないし、そこまで自分の権利を主張したい訳ではありません。でも税金の無駄は、嫌ですね…。
 3.聴覚障害のある児童の死亡事故、逸失利益は健常者の85%という裁判結果…
 とてもセンシティブな内容で、自分は全くの素人であるという前提の上で読んでいただけたらと思います。言葉の表現が正しくない、言葉が足りていないところがあるかもしれません。
 事故が起きて被害者がなくなられると、被害にあわれて亡くなられた方が障害働いて得られたであろう収入を基準に賠償を命ぜられます。これが健常者であればこの通りなのですが、亡くなられたかたに障害があった場合はどう考えられるのか、人間の価値は障害の有無で決まるものではないという前提はありますが、裁判には根拠のある理論が必要です。現代において障害がある人は生涯どれほどの収入をえるだろうか、そこが今回障害者界隈で注目されていました。
 これ以上詳しい事実についてはより細かく、適切な表現と情報をまとめた他の人の方の記事を読まれることを強くおすすめし、自分はこれ以上書かずにおきたいと思います。自分がまず、そして一番強く思うのは、逸失利益が健常者の100%か60%なのかというところで争わなければいけないような差別的現状です。先にも書きましたが、命の重さは障害の有無ではない、これが真実のはずなのですが、なぜ60%の賠償でいいだろうという意見が生まれて争わなければいけないのか…。この世界にはいろんな考えの人がいるんだなーとネガティブな意味で考えさせられるような出来事ですね…。

 今回も障害者を取り巻く出来事、ニュースについてまとめてみました。楽しいことも、悲しいことも、行かれることもたくさんあります。障害者である前に。みなさんと同じ人間ですからね、今後もそのような喜怒哀楽に満ちた視覚障害者の生活についてこのブログでまとめていきたいとおもいます。
2023/03/12
かっこいいと向き合う
 こんにちは。盛岡市に無印良品ができると聞いて歓喜しているAkariサロンです。無印、大好き!
 最近東京でよくお世話になっていた大企業のお店が盛岡にもできてきて嬉しいです。サイゼリアのミラノ風ドリア、美味しいですよね。これからも増えてきてほしいなと思っています。働く場所が増えたり、地方に大企業のお金が流れてきたり、基本的にはいいことが多いと思っています。地域に根付いたお仕事をしている小さなお店にとっては価格競争では勝ち目がなかったり、ちょっと大変なところもありますが、考えながら違う路線でビジネスができていくといいですね。Akariサロンもがんばります!

 さて、最近かなりまじめなブログが続いていました。視覚障害者に関すること、鍼灸・指圧・マッサージ・整体業界に関することなど、ちょっと堅苦しい内容が続いています。今回も「障害者ニュース」について書こうと思ったのですが、ちょっと自分にとっても箸休めとして気楽な内容をここらで挟みませんか?(誰に聞いてるんでしょうね笑)。こうして鍼灸院らしい腰痛や肩こりといった健康に関する投稿はまたされないのであった…。

 視覚障害があって画面は見ないのですが、自分はアニメが大好きです。オタクではないので有名なところくらいしか押さえていませんが、毎シーズン1本くらいは追いかけています。昔から放送している国民的アニメも大好きです。自分がどういうキャラクターでありたいか、アニメに限らずいろんな作品からいいところを取り入れて、自分がかっこいいと思える人間でありたい、だからいろんなキャラクター)人格)に触れることを大事にしています。今回はそんな中でも誰でも知っている有名作品、「ワンピーず」について書いていきましょう。

 ワンピースでみなさんは誰が好きですか?自分は圧倒的にサンジがかっこいいなーと思っています。
 端的に、自分がサンジに圧倒的なかっこよさを感じる理由をまとめると、「強いことがおまけでいい存在なのにしっかり強いから」です。
 リーダーとして強いことが当たり前だったり、戦闘員として常にトレーニングを重ねていて強いとかは「そりゃ強いよね」って感じですけれど、船のコックとして強いことは別に求められていないし、日常強くなるために鍛錬しているところも描かれません。強いことが当たり前でない、おまけの要素でいいのに、彼はしっかり強いんです。頂上戦争後の修行期間でも、彼は強くなるための修行ではなく、みなのサポートをするレシピを手にするために戦い、結果的に強くなった。やっぱり強くなることはおまけ、でもやっぱりしっかり強いんです。かっこいいですね…。
 自分もいろんな活動に関わっています。どれも大好きなもので、どれも決しておまけだとは思っていないのですが、自分がそうやって本腰を入れていない部分、いわば自分のおまけのような要素は果たして日々強く磨かれているだろうか?そんな風に自分と向き合うことがあります。もっとかっこよくなりたいなー…。
2023/03/02
視覚障害者の悩み事 誰も得をしない差別
 こんにちは。3月ともなると盛岡市の暖かさもやっとどことなく安心できるものになってきますね。重荷水道凍結的な意味で(笑)。
 身体にもこの暖かさはありがたいです。鍼灸師となって5年というまだまだ歴は浅いですが、冬を乗り切るとやはり腰痛や肩こりといった症状は好転される方が多いです。そういった意味でも心配事が少し少なくなっていい季節ですね。

 さて、今回はそんな心が軽くなるような季節ににつかわしくない重いお話しです。あんまマッサージ指圧師の国家資格と視覚障害者の差別、というか視覚障害者を取り巻くギリギリの労働状況についてです。これを読んでいただけた方がこれから整体師とあんまマッサージ指圧師のどちらをサービスとして選ぶのか、深く考えるきっかけになっていただけたらと思っています。それではまいりましょう。

 前回のブログでも書きましたがあんまマッサージ指圧師という国家資格があります。厚生労働省が認める所定の教育課程(大学、専門学校、視覚支援学校の専攻科など)で3年以上身体に関わる所定の科目を履修し、国家試験に合格することで取得できる特別な免許です。あんま・マッサージ・指圧を他人に施して収入を得ることはこの資格を所有するものか、医師免許を持つ者だけに認められている、そういう資格になります。
 現代街に乱立する整体院とは何が違うのか?こちらは厚生労働省の管轄ではなく経済産業省の管轄です。治療目的ではなく、リラクゼーション目的で施術を行う「経済活動」として、経済産業省に黙認されています。治療目的で、医療従事者としてあんまマッサージ指圧師が行っている施術は厚生労働省管轄、目的も管轄も違うのですが、ここまで明確な違いを理解しているのは関係法規を学んだ業界の人間だけという残念な状況でもあります。ちなみに整体師という国家資格はありませんから、医学的な教育を受けていない、「今日から自分は整体師だ!」と勝手に名乗ることもできてしまうんですね。施術のこうかを期待するという意味でも、身体にたいする安全性という意味でも、これから誰に身体を委ねるのか、これだけで考え方は少し変わってくるかと思います。

 なぜあんまマッサージ指圧師という正規の国家資格があるにもかかわらず整体師という職業がうまれてしまったのか?そしてなぜ彼らは国家資格を取得しないのか?一つには取得にかかるコストが決して安くないという理由があります。先にも書きましたが、大学か専門学校を卒業しなければ国家試験の受験しかくが得られません。400ー500万円ほど学費が必要です。でもこれ以上の理由があります、こちらが今回のブログの本題、視覚障害者の就労と労働の現状に大きく関わっています。
 「あんまマッサージ指圧師および鍼師灸師に関する法律(以下あはき法)」という法律がこの国家資格について取り締まる法律なのですが、この19条が業界では昔から争いの種になっています。めちゃくちゃ簡単にどのような法律かというと、「あんまマッサージ指圧師は昔から視覚障害者の職業で、ここに健常者が参入したら視覚障害者の生計を立てる仕事がなくなってしまうから、あんまマッサージ指圧師を養成する学校の新設は制限しますよ」というような法律です。この法律のおかげで視覚障害者はこの業界である程度の居場所が確保されている反面、この業界に参入したい健常者は数少ない(日本全国であんまマッサージ指圧師の国家試験の受験しかくを得られる教育過程は14校)で学ばなければいけません。
 これが近年裁判になっていました。この法律は憲法の保証する「職業選択の自由」に反するので違憲であると、学校を新設したい核大学・専門学校が原告として、重荷視覚障害者当事者団体と視覚障害者の就労機会をかけて争っていました。判決は昨年、引き続き視覚障害者の就労機械を保護するためという形で「合憲である」との判決で一旦幕を閉じました。視覚障害の鍼灸師およびあんまマッサージ指圧師たちはひとまずの安息を得たのです。ひとまずの解決であり、本質的な解決にいたっていない、というところにここから自分の考えを展開していきましょう。

 そもそも視覚障害者の就労・労働が可能な職業領域がもっと広ければ、このあはき法19条というのも必要ないのでは(つまり視覚障害者が視覚障害を理由に職業選択の自由が制限されていなければ、あんまマッサージ指圧師になりたい健常者の職業選択の自由を犯してまで保護しなければいけないなんて現状はかえられるのでは?)ということです。逆説的に考えれば、まだまだ視覚障害を理由に参入することができない、あるいはすることが著しく困難な業界が多すぎるという職業選択の差別的現状があるということを認めざるを得ないということです。調理師免許を持っていても視覚に障害を負ったが故に衛生管理上の問題があるために調理の現場に立てなくなってしまうとか、なりたくてもなれない職業、続けたくても続けられない職業がまだまだたくさんある、視覚障害という特性上できないことはできないのですが、どうにか代わりの方法を模索するチャンスすら与えられないのが現代社会です。これを差別とするか、合理的判断とするかは視覚障害当事者の自分としてもまだ難しいところですが、少なくとも解決すれば健常者の職業選択の自由をあんまマッサージ指圧業界にも持ち込むことができますし、結果整体師という身体のプロと偽る人たちも減る、というか偽らざるをえない人たちにも正規の資格を取得する機会を明け渡すことができるわけです。果たして視覚障害者の職業領域がそこまで広がるのがいつになるかという問題はありますが、現代の視覚障害者の就労というのはこういう不自由の上にあるということがこのブログからみなさんに理解していただけたら幸いです。

 自分は視覚障害者がもっと自由に幅広い職業から自らの仕事を選ぶことができるのならば、あはき法19条は必要ないものだと思っています。機械技術の発達によって視覚障害者ができることは昔と比較して格段に増えました、そろそろあはき意外の手段で整形を立てることが視覚障害者の常識になってもいいんじゃないかと思っています。でも自分が思っているだけで、社会の現状はまだまだ視覚障害者が働くには甘くない。いつかこのような現状が変わったらいいな、自分が変えられないだろうかといい方法がないか考える日々です。
2023/02/28
国試があったよ!あんまマッサージ指圧師・鍼師・灸師って何者か改めて自己紹介
 こんにちは。2月最終週の土日は毎年あんまマッサージ指圧師・鍼師・灸師の国家試験でした。自分が受験したのは2018年のこと、そこから数えて1年ずつ鍼灸師としての経歴が積み重なっていくのを数えています。実はまだ5年と思うと、なんでこんなに早く独立開業してしまったのか今更ながらわけがわかりません(笑)。地元の岩手、盛岡市での生活がしたかったとか、会社で時間に縛られるとできないことが増えてきたとか、いろんな当時の事情もありますが、改めて頭がおかしいですね…。

 今回のブログはこの国試の時期に合わせて「あんまマッサージ指圧師・鍼師・灸師ってどうやってなるの?どんな職業なの?」ということについて書いてみたいと思います。日び発信をしていますがあらためてこれらの国家資格についてみなさんに知っていただけたらと思います!ちなみにTwitterで発信したことを再編集している状態なので、Twitterをご覧になった方には重複してしまいます。

 あんまマッサージ指圧師・鍼師・灸師は厚生労働大臣が発行する免許状を取得することでなることができる職業です。医療行為の中であんまマッサージ指圧・鍼・灸のそれぞれを行うことができるのは医師免許状を持つ者と、この3つの免許状を持つものだけです。柔道整復師と理学療法士(PT)もマッサージをすることは実は許可されていません。そういう特別な国家資格です。
 国家試験の受験資格は高校卒業以上の資格を有する者で、かつ国が認める専門課程のある学校(大学・専門学校・視覚支援学校専攻科など)で3年以上所定の科目を履修し、を卒業している者、もしくは卒業見込みの者となっています。所定の科目には筋肉や骨、、神経、臓器、核細胞の構造について知り尽くす解剖学、これらが正常ではどのような働きをしているのかをしる生理学、身体にトラブルが起きているときにはどのような異常が起きているのかをしる病理学などの基礎医学分野はもちろん、実際に臨床現場ではどのように判断するのかという診察学、どのように治療するのかという治療学、リハビリテーションにも関わる運動学、衛生かんりのための衛生学、鍼灸師として関わる医療関係法規、東洋医学のツボや経絡や引用五行論について学びます。なるためにはそれなりの期間と学習が必要です。
 医学の中で手をつけないのは薬科くらいです。なので実は漢方薬についてはこの資格だけでは素人と言えます。引用五行論については見識があるので、個人の趣味で漢方についても学ぶ方もいらっしゃいますが、後述しますが漢方薬を処方することはできません。
 あんまマッサージ指圧師・鍼灸師にできないことは診断行為とお薬の処方です。これらは法律上医師だけが許される行為となっています。なので鍼灸院で物販として漢方薬を販売することはできますが、あくまで「腰痛のあなたにはこれが合うと思います」というおすすめをすることしかできません。みなさんには断る権利があるので、強引だなーと感じることがあっても遠慮なく断りましょう(笑)。
 診察の知識はありますが診断行為を許されていないので診断書や紹介状を書くこともできません。これらが必要なかたはお近くの病院・診療所・クリニックでお医者さんに書いていただきましょう。我々ができるのは「検査の結果、あなたの肩こりは頸椎ヘルニアを併発している可能性が高いので、そのように仮定して施術いたします。」というところまで、「あなたは頸椎ヘルニアです」と断言することは許されていません。

 国家資格を保有しているかかどうかは看板や広告を見れば実はわかるようになっています。マッサージ・指圧・鍼・灸などの言葉を施設名や看板、広告に使うことはこれらの国家資格保有者にしか認められていません。なので国家資格のない方は「もみほぐし」とか「リラクゼーション」とか「整体」という言葉に置き換えて使っています。しっかりと医学を元に身体について知り尽くしたプロに任せたい方はご参考にしていただければ幸いです。
 ちなみにどうしてこのような国が認めた正規の身体のプロの資格があるのに整体師という人たちが存在しているのか、こちらについてはかなり複雑な事情があるので次回のブログで書きたいと思います。簡単に言うと、我々は医療もしくは医業類似行為として厚生労働相が管理する分野、整体師は治療を目的としないリラクゼーションとして医療の範囲外の経済活動ということで経済産業省が管理(というか黙認)している分野だということです。続きをご期待ください!


 今回は国家試験に合わせてあんまマッサージ指圧師・鍼灸師について書いてみました。知られていませんがかなり科学色の強い職業です。自分でいうのもなんですが頼りになりますね(笑)。
2023/02/21
お休みのお仕事 Akariサロンもいろんな当事者
 こんにちは。盛岡市も三寒四温ですね。小雪がちらついたり、雪が解けたり路面が水と氷に覆われたり毎日変化しています。あと1週間で3月になると思うと、いよいよ春を感じますね。ここからの時期は寒さと言うより気圧の変化から来る症状や、路面状況からくる怪我と緊張からくる腰痛や膝に関わるトラブルです。どうぞ外出の際はお気をつけてお過ごしくださいね。

 ここ数回のブログはすこし真面目なことを書いていましたが、もう少しこの路線で書き続けたいと思います。Twitterでも書いていますが、サロンそのものだけでなく、視覚障害者当事者団体の役員としての活動や、これからは鍼灸・マッサージ業界全体に関わる活動も増えてきそうな状況です。やりたいことが多いというのの裏側に「自分が今熱意をもって取り組んで変えなければ今後の当事者や業界は大変なことになる」という危機感と使命感があります。外から見ると好奇心やチャレンジ精神に見える、でも自分以外のことを考えると楽しいだけではなく本気で取り組まなければという理由があるのです。前回も書きましたが他人のために活動しているということで満たされる承認欲求もあります、そこが自分の見せかけのバイタリティだったりしますが(笑)。

 2月19日、日本全国の視覚障害者の当事者団体の代表者がオンラインで集まって会議を行いました。団体運営についての話はここで書くことは内部情報流出になってしまうのでできませんが、視覚障害当事者から国への陳情書作成についての議案内容は少しでも多くの人に見ていただけたらと思うので抜粋してこっそり書いてみようかなと思います。こっそりね….。特に陳情書で取り上げられる内容には3項目という上限があるけど、視覚障害者の困りごとは3つどころではないということもあります。一つでも日の目をあびて、国からだけでなくこのブログを見てくださっている誰かが個人の取り組みで変えていただけたらという願いもこめて。

 今回の会議で特に多かった内容は、スマホやPCなどでできることが急激に増えているからこその内容になっていたように思います。誰でもスマホを使って簡単にできるマイナンバーカードの取得からカードを使った住民票などの書類の発行に至るまでの手続きが、マイナンバーカード関連のインターネット専用ページの設計上視覚障害者には困難、あるいは不可能であるとか、近年増えているセルフレジや家電製品や飲食店のオーダーに使われる端末などのタッチパネルの増加についてタッチパネルだけでなく従来の店員さんによる対応や物理的なボタンを残してほしい、あるいは別の方法で視覚障害者にもそうさできるような設計の模索をメーカーに国から呼びかけて欲しいなど、マシンに関する内容です。どんどん機械化が進んでいて、自分もスマホからこうしてブログを投稿したり、SNSを更新しているわけですが、その機械が視覚障害者に扱えないものであればても足もでませんからね、非常に重要な内容です。これからもTwitterを楽しみたいので、機械の設計やインターネットサービスを立ち上げる方々がもしいらっしゃいましたら、視覚障害者のことも思い出していただけるとありがたいですね。
 他にも当日は教育のことについても熱く議論がかわされました。こちらは陳情書の内容に含まれることになりましたので自分からは詳しく書きませんが、もと教師志望の身としてはとても重要で、せつなる願いです。自分が視覚障害者になった当初、中学生のころ困っていたことを思い出し、これから先の子供達はそこにさらなる葛藤を覚えるような教育システムの変化をしようとしている、教育現場からの生の声が会議で取り上げられ、日本のこれからの教育についてみなで考えました。今の自分たちの生活がよりよいものになっていくだろうという意味ではもっと優先度の高井陳情内容もたくさんあった中、これからの子供のために会議で多くの人の賛同が集まったことが印象的でした。やはり誰かのための活動を人間はしていたいのではないかと思いました。教育は大切にしたいですよね…。

 さて、今回はいつも以上に真面目な内容を長く書いてみました。鍼灸だけでなくこういう真面目な内容も考えて、生きています。しかもいくつも(笑)。施術ではついつい無口になってしまいますが、こういった内容をいろんな人と話し合って、視覚障害者でない人や、鍼灸業界でない人の意見も聞いてみたいですね。
2023/02/19
Akariサロン3年目突入!新たな一歩!
 こんにちは。先日もブログで書きましたが15日でAkariサロン開業2周年です!Twitterやこのブログを読んで応援してくださるみなさま、そしてサロンに来てくださるみなさんのおかげさまで、毎日楽しくお仕事ができています。これからもどうぞ、鍼灸指圧Akariサロンをよろしくお願いいたします。
 さて、2周年ということで過去を振り返るのかと思いきや、今回のブログは未来のことです。2月12日に「岩手県鍼灸マッサージ師会」の方々の前で鍼灸の未来について公演をさせていただきました。盛岡で開業してよかったなーと思えるほど岩手の鍼灸師の方々の学ぶ熱意、働く熱意、これからの鍼灸を考える熱意に触れ、これからもさらに精力的に活動できたらなと気をひきしめてまいりました。今回はその内容について少し書いてみたいと思います。

 さて、3年目が始まるこの時期に、実はいつもより少し大きな一歩を踏み出しておりました。2月12日に岩手県鍼灸マッサージ師会のみなさんの前で若輩ながら公演をさせていただきました。腰痛や肩こりといった症状と向き合う臨床の技術は先輩方と比較すればまだまだ未完成ではありますが、新しい「サブスクリプションの鍼灸・指圧・マッサージサロン」という考え方についてはとても評価していただけました。2年間がんばってきてよかったなーと改めて思う感動の時間でした。岩手県ないで活動されている他の鍼灸師と協力して、このサブスクの鍼灸院も何店舗かになる日がきたら嬉しいなと思っています。

 自分が岩手で開業したのは岩手で暮らす人の身体のためという部分もありますが、自分本位な理由をあげれば「視覚障害者の働く場所、働く機会を増やしたい」という思いからでした。先日のラジソンでも「視覚障害者に対してできる一番の支援、チャリティは仕事を用意することだ」と本気で思っています。仕事があるというのは大事なことですし、恵まれていることです。働かなければ生きていけない,働くことで周囲から認められるという承認欲求を満たすことができる、ただ生きるだけの存在ではなく、価値のある自分でありたいという欲求を人間は持っています。ここも実現できてこそ、精神的健康でしょう。なので岩手にももっと視覚障害者が働きやすい場所やシステムが作れたらと思って日び活動しています。そんな思いを先輩方に届けてきました。

 こういう野心の元にいろいろと忙しくしているわけです。いそがしすぎて自分一人では手が回らない、だから団体に所属してみなさんの力を借りよう、でも団体の活動も増えてさらに忙しくなる、みたいなことが加速しています(笑)。Akariサロンがお休みの時はだいたいこんな感じです!あー楽しい♪
2023/02/14
考える 盲導犬と歩く東京、全く違う街
 こんにちは。先日こっそり盛岡市を抜け出して東京に行ってきました。普段究極の引きこもり生活をしていますが、たまにはこうして出かけることも必要ですね。今回は特に一人で出かけるだけではなく、ちょっと特殊なおでかけ体験をしてきたので、その準備段階から感じたことも含めて少し書いてみたいと思います。

 いつも自分は杖1本でどこへでも自由に行っています。事前に行きたい場所について調べたりはしますが、飲食店の予約をしたりはあまりしません。今回の東京での1日では同じ視覚障害者と言っても、盲導犬とともに生活している人と歩いてみることで、2年前まで住んでいた東京という街が全く違う体験で満ちていました。
 まずやはり盲導犬と一緒に歩くととても安心できるということ。電柱や止まっている自転車、看板などを確実に避けて歩いてくれる盲導犬の賢さに感動しました。曲がり角や横断歩道を教えてくれたり、階段を教えてくれたり、自分の杖と足ではつい見逃してしまうようなものも絶対に見つけて教えてくれる、そういう細かなことにも油断せずに歩ける盲導犬との生活の良さを一日密着して感じました。そもそも犬と一緒に生活できるっていうのも癒しですよね(笑)

 それでも少し大変なこともあるということもまた一緒に歩いてみて感じました。やっぱりというか、入れる飲食店を探すことは少しハードルが高くなってしまいます。だんだんと理解が広まってきているらしいのですが、お店のスペースの問題など理解だけではなんともならない事情で断られてしまうこともあるみたいです。今回は日中比較的時間が自由になる自分がお店に電話をかけて盲導犬同伴についての問い合わせや予約をしたのですが、自分で電話をしてみて初めて感じるちょっとした寂しさがありました。もっと盲導犬を受け入れてくれるお店が増えたらいいなと思います。食べたいものが自由に食べられないという人がいるという状況はあまりいいことだとは思いませんが、こうして今まで思いもしなかったような体験を自分の身をもって体験できたこと自体はよかったことだと思っています。これからの視覚障害者の発信活動のテーマの一つですね。

 引きこもり鍼灸師のお忍び東京、一人で歩くのとは全く違う社会がそこにはあるんだなと感じました。そういえば自分も学生時代に一度盲導犬の体験をしてみたことはありますが、自分の身長が高井こととなれないこともあってすごく肩が凝ったことを記憶しています。今度一緒に歩いた方に会ったら、慣れたら肩こりはなくなるものなのかきいてみようとおもいます。
2023/02/06
今年も来ました!Akariサロンで花粉症対策を!
 こんにちは。盛岡市で鍼灸院を開業して今月15日で2年となります。2月はAkariサロンにとってそんな記念の月、また何かキャンペーンをやろうかなーと考えています、具体的には何も決まっていませんが(笑)。
 東京でヘルスキーパーとして働いていた頃とは大きく形の違うお仕事になったように思います。基本的には腰痛や肩こりなどの身体のお悩みを抱えた方と向き合うことに変わりはないのですが、その原因となるのが家事だったり子育ったり農業だったりというのはITの会社ではないことでしたから、いろいろな方の身体を触れさせていただけるこの開業生活もとても楽しいです。これからもAkariサロンをよろしくお願いいたします。

 さて、2月というのはもう一つ鍼灸院にとって重要な時期です。というのも、花粉症対策にベストな時期だからです。花粉症自体は大体3月頃から症状が始まりますが、シーズンの事前対策は2月中からとりかかるのが鍼灸師のおすすめです!今日はそんなAkariサロンの花粉症対策の施術についてご説明させていただきます!

 まず最初に、Akariサロンでの花粉症対策では鍼は使用しません。全て手でツボを刺激することで整えていきます。鍼が苦手な方でも安心してお任せください。でもこの使うツボがどれもそこそこ痛いので、そこだけは申し訳ありません…
 具体的に施術の手順は
1.首の両脇の神経の指圧
2.頬骨の高さを左右同じになるように調整
3.目の周り(眉毛・目とこめかみ尻・頬骨から鼻)の指圧
4.目頭の上(眉毛の内側の端あたり)の指圧
5.鼻骨の高さの調整
6.前頭骨の調整
7.後頭骨と頸椎の調整
の7つです。痛そうにみえる6・7は全然痛くありません。むしろ1・3・4あたりがやばいです。個人的には師匠のところで教えていただいて術を受けた時は4が一番効きました(笑)
 人によっては2の段階で鼻の通りがよくなることを感じる方もいらっしゃいます。この7つの施術を毎回の施術の最後に取り入れて行って、大体1ヶ月ほどすると「今年の花粉症はいつもよりは楽になりそうですね」という風になる方がとても多いです。

 毎年思いますが、花粉の飛散量の報道、毎年「去年の00倍」って言ってませんか?毎年数倍に増えているんだからそろそろオーバーフローを起こして少なくなってもいいのになーと思ってしまいます。今年もどうやら多いようなので、花粉症の方はぜひAkariサロンの花粉症対策施術を受けてみてくださいね!
2023/01/28
モニター報告 ホットストーンマッサージ!こんな人におすすめ!
 こんにちは。盛岡市は寒さの割に大雪というわけではないようで視覚障害者一人でやっている鍼灸院のAkariサロンとしては助かっています。最強寒波の通過までもう少し!みなさんもお気をつけてがんばりましょう!もう1月も終わり、本格的な冬もあと1ヶ月と思うと「Akariサロンは決意がみなぎった、チャリン」という感じです(笑)。
 
 今日は久しぶりにホットストーンマッサージのお話しです。まだこのホームページ上や各種掲載場所の施術メニューと料金表の更新をしていませんが、ホットストーンマッサージ、かなりの人気なんです!今日はそんな一風変わったホットストーンマッサージがどんな人におすすめ七日中間報告をしたいと思います。

 まずホットストーンマッサージについておさらいしましょう。ホットストーンマッサージとは、専用の電気鍋を使って1時間ほどかけて60度くらいまで温めた特別な石を使って、素肌の上からアロマオイルを使いながらマッサージしていく施術です。オイルマッサージの血流やリンパの流れの改善と、お灸のような温熱効果での筋肉の緊張の緩和や神経系の調整に効果が期待されています。鍼灸指圧Akariサロンでは今の所首・肩・背中・腰のホットストーンマッサージを導入しています。
 11月からモニターの方の協力をいただいて実践を重ね、12月から本格的にサービスを開始しました。寒い季節ですから暖かくなれるホットストーンは先述しましたがかなり人気です。お帰りの際に次回ご予約を取られるところで「次回はホットストーンお願いします!」というリピーターの方も増えてきています。事前に1時間ほどかけてストーンを温めておく必要があるので当日ご要望をいただいてもご対応できないところだけが少し残念なところです。お電話でご予約いただく際にご希望をお伝えいただければ初めての方でも受けられますので、ぜひお声かけくださいね!

 そんなホットストーンマッサージ、ずばりどんな方におすすめなのか?今までのレビューを総合する限り一番のポイントは「不眠の改善や睡眠の質の向上」です。これは導入しておいてなんですが意外でした。もう少し腰痛や肩こりといった筋肉に関わる症状に強いかと思っていたのですが、全く予測していない部分です。
 これは睡眠のしつに変化が現れるというのは主に自律神経に対しての作用が見られていると考えられます。体内時計の役割をして昼に目が覚め、夜適切な時間に眠気が来るようなホルモンの分泌をしてくれているのは自律神経です。ここにいい効果がでているわけですね。お話しを聞く限り「施術を受けた日は体が真から温まってリラックスしたままちょうどいい時間に寝付くことができて、朝もスッキリ起きられる」とのこと、自分も時々自分の身体にホットストーンを当ててみるのですが、確かにその日はリラックスして眠れます。そしてそれを数回やってみるといつの間にか生活リズムが安定していたり、睡眠でお困りの方には本当におすすめの施術です。近いうちにホットストーンに関するキャンペーンもやろうかなーと思っていますので、そちらもお楽しみに!

 ということで今日はホットストーンについて中間報告でした。寒い冬の緊張をぜひホットストーンを受けて和らげていただけたらなと思います!
2023/01/24
2023年1月の障害者ニュース! 障害者の周りではこんなことがおきている?
 こんにちは。最強寒波、最強ですね。昨夜は日中使っていた水道が夕飯時に凍るという反則の強さです。かんべんしてくれ!鍼灸院の業務に水道は生命線なんだから!
 それでもなんというか、盛岡市は思ったよりは寒くない感じですね。いや寒いですけど、報道でめちゃくちゃびびらされてた割にはまだいけるかなって、ふりじゃないので最強寒波さんにはこのままお帰りいただいて、すぐでいいですよ(笑)

 さて、今回はまた少し新しい企画でブログを書いてみたいと思います。「今月の障害者に関わるニュース!」と題して、障害者界隈を騒がせた話題について発信する場にしてみたいと思います。この企画も月一くらいの頻度で更新していけたらいいですかね。腰痛や肩こりなどの情報だけでなく、視覚障害をはじめとする他の障害者についても少しでも興味を持っていただけたらと思って、がんばって続けていけたらと思います。楽しい出来事があればいいんですけど、それだけではありません、事前にお伝えしますが今回はかなり憤りを感じるような内容になってしまいます。

 1件目、「レンタル障害者、Twitterで炎上」 障害者には障害の区分別(身体障害・精神障害など)、等級別(障害の程度、視覚なら弱しか全盲かなど)によって障害者手帳というものが交付されます。この手帳を提示すると公共交通機関や各種文化施設(博物館・美術館など)で割引を受けることができることがあります。本人だけでなく同行する介助者も割引を受けることができることがあります。視覚障害者は自動車が運転できないので公共交通機関が主な移動手段になるので、とてもありがたいです。
 この「同行する介助者」というのは通常家族や親しい友人、ヘルパーなどと言った安全に介助できる能力を有する者という前提で適応されているものだったのですが、先日Twitterにて
「レンタル障害者、障害者を介助してみたい方お声かけください。障害者手帳を使うと同行する人も割引を受けられます」
という趣旨の投稿がされて界隈を騒がせました。
 個人的な意見を一言でまとめると、「今までの先人たちが節度を持って使用していたことでしていただけていたはいりょが、このような活動で反感を受けて廃止されてしまわないか心配」というところです。安全に介助できる前提ででのサービスなのに、もし何かがあった時は一体どうなってしまうのか?具体的に状況を想像して各種関係法規と照らし合わせるとちょっと自分はこのようなムーブは好ましくないかなと思っています。

 2件目、「視覚障害者女性、鉄道利用時に案内を担当した駅員によるセクハラ被害を訴え」
 視覚障害者は駅を利用する時、特に慣れない駅やホームドアが設置されていないために安心して単独移動することが心配な駅などでは、改札口や各窓口などで改札内の案内を駅員さんにお願いすることがあります。珍しいことではありません。自分も東京ではかなり頻繁にお願いしておりました。
 そんな視覚障害者の鉄道利用事情ですが、東京の某駅を利用中の女性が案内をお願いしていた駅の駅員に数ヶ月にわたって繰り返しセクハラを受けていたという報道が視覚障害者の間で大きく話題となりました。ネットニュースなどにも取り上げられ、そのセクハラ行為の報道の生々しさもあり、一視覚障害者として大きな憤りを感じました。
 男女平等や障害理解など、少しずつ広まってきていると感じることもあれば、このように女性+障害者という社会的弱者となりうる要素が重なる人たちにはまだまだ安心して外も歩けないのかと思うと、日本も怖いなーと感じてしまいます。自分は男性だからとか、自分は身を守れるからとか、そういうことではなく、こういう意味不明な事件のない世界になってほしいですね。

 今月の障害者ニュースはここまで、みなさんはこのようなことを知ってどう感じられましたか?よかったらこの記事と一緒にSNSなどで感想を投稿していただけると嬉しいです!
2023/01/21
白湯はいいぞ!
 こんにちは。盛岡市…さむお…。
 ついに氷点下2けたの気温の時期になりましたね。先日お騒がせしたお風呂は無事父マリオが直してくれて安心して生活できているわけですが、みなさんもどうぞ水回りにはお気をつけてお過ごしください。

 住環境の水回りもですが、体の水回りも大切です。今年から自分も朝夕に白湯を飲んでみていますが、あれはいいですね。内臓をお風呂に入れて洗ったかのような暖かさと爽快感が心をかるくしてくれています。
 腰痛や肩こりなどの多くの症状の大敵に寒さがありますが、そういった意味でも白湯はおすすめしたい生活週間だなと思っています。コンビニでも白湯が売られている時代とは驚いたなー、お家で沸かしてタンブラーに入れて持ち歩けばいいんじゃないかな?と思いますが、そういう便利もコンビニの価値なんでしょう。常にお家から出ない自分には必要がないというだけで(苦笑)

 「体を温めるなら暖かいお茶やコーヒーでもいいんじゃないか?」と自分も思っていたのですが、どうやらそれとはまた違う白湯独特の良さと言うものもあります。不要なカフェインや糖質を接種せずに、水の浄化作用を利用して体内の老廃物を正常に排出できる感覚がすでにあります。人間の体内では「浸透圧」という力が働いていて、細胞やいろんな組織の栄養や老廃物の濃度を自然と調整できるようになっています。浄化作用というとスピリチュアルに聞こえてしまって鍼灸師という医療従事者としては好みでない表現になってしまいますが、ちゃんと科学的に「水に意味があるんだ!」と言いたいです。まあ、お茶には水にはないビタミン群やミネラル群が含まれるのでそれはそれで健康に必要ですし、お茶やコーヒーと言った嗜好品の味覚で緩和されるストレスがある、食生心理的な恩恵もありますから、どちらも心身の健康によく働いてくれます。何事も100点を狙うのは難しいですが、適宜組み合わせて健康のベターを探していきましょう!
2023/01/17
問診に思う もっとハートフルに
 こんにちは。束の間の暖かい1週間も過ぎて盛岡氏はまた寒くなってしまいました。それでも雪が降らないので楽ですね。みなさん気づいていますか?もう1月も折り返し、雪が降る季節もあと1ヶ月半ほどと思えば「決意がみなぎった!ピロリン」って感じですね!

 今日のブログは「心」について、鍼灸師として問診(最近の医療業界では医療面接といいます)で感じる現代の人々の心について書いていこうと思います。ハートフルにね(笑)

 Akariサロンでは初めて来られたお客様にはまず10分程度の問診をさせていただきます。その質問項目の中に
「症状を感じる時、症状が重いなと感じる時、どんな気持ちになりますか?」
というものがあります。病院のお医者さんはあまり聞かないことですよね。ドイツの医学部では必修となっている心身医学という技術を参考にした問診内容です。ドイツの病院の問診ではこれを聞くのが当たり前なんだとか…。
 それはともかくとして、こんな質問をされた時にみなさんはどう答えられますか?現場で一番多く耳にする返答は
「痛いって感じです」
というものです。
 例えば腰痛にお困りで来られたお客様、その前の質問で腰痛、つまり腰が痛いという事実はこちらも把握しています。その上で気持ちを聞いてみて「痛い」という答えになる訳です。「知ってるよ」という言葉と会話が噛み合っていない違和感をこっそり飲み込んでいます、嘘です(笑)

 どうしてこういう答えになってしまうのか?鍼灸師であり心理の分野の仕事もしている立場として考察し続ける日々です。人それぞれに違う理由があるとは思いますが、思うに現代は事実という他者と共有できる情報と気持ち(感情)という完全には共有することが不可能な現象を混同しているからではないかな?と考察しています。考える頭脳と感じるハートの問題です。どちらの状態も症状と向き合う技術屋として知っておきたいのですが、ハートの方をご自分でも感じ取れなくなっている人が増えてきているなーと、ちょっと寂しくなります。

 なんていう自分も会社にいる頃は考えるばかりで感じることが苦手、感じたことを表現することなどほとんどない人間でした。カウンセラーの勉強をしたり、心理の仕事をしたり、こうして日々感じることを文章にしてみたり、そういう活動の中でだんだんと事実を共有する考える力だけでなく、共有しがたい何かをわかってくれるかどうかわからないけど発信してみることの楽しさ、重要性に少しずつ気づいてきたタイプの人間です。故に今年のテーマに「芸術」という感覚的なものも設定してさらに伸ばしていこうという訳です。
 みなさんのハートは事実に埋もれていませんか??
2023/01/11
困った!いや困ってる!視覚障害者は温泉・銭湯に行きづらいのはなんで?
 こんにちは。今年の盛岡市は雪が少なくていいですね!どうかこのまま春まで行ってほしいなーと思っています。

 先日Twitterに投稿しましたが、現在サロンはちょっと大変なことになっています。正確にはサロンには全く問題がないのですが、建物の生活部分、お風呂の水道がついに経年劣化のためおなくなりになりました。なのでお風呂を近くに住んでいる姉の家に借りに行ったり、八幡平の実家に帰って入ったりしています。こういう時近くに温泉や銭湯があればなーと思ったのですが、残念ながら視覚障害者は温泉や銭湯に一人で行って入ることが非常に難しいんです。今日はそんな「視覚障害者からみた温泉・銭湯事情について書いていきたいと思います。

 なぜ自分の足で行ける近所に温泉や銭湯があっても一人で入ることが難しいと感じてしまうのか?それは脱衣所や浴場で杖を使うことが憚られるからです。屋外の地面を突いたりすったりするような道具をお風呂に持ち込むのは自分もしたくはないですし、他のお客さんからしても気分のいいものではないですからね。これを「白杖を持ち込むことをゆるしてくれ!」というつもりはありません。でもそれに代替する方法があればいいなーとは思っています。
 でもだからといって浴室に点字ブロックをつけてくれということでもありません。よく考えてください。裸足で点字ブロックをふんだらけっこう痛いです。これも個人的には考え直して欲しい、というかぜひやめてほしい、違う方法はないものかと考えます。
 それに点字ブロックや白杖を持ち込んだところで、どこのシャワーが空いているかというのを確かめるために見ず知らずの人に杖や手が触れてしまったらと思うと、やっぱり申し訳なくて公衆浴場は視覚障害者にとってハードルが高井です。ゆっくりリラックスして湯船に浸かったりシャワーを浴びているところに人が突っ込んできたら自分は嫌です。視覚障害者ばかりが何十人と住む学校の寄宿舎では日常茶飯事でしたが、日常茶飯事になってもメンタルサイアクしょんぼりあんけんです。裸の時は人とは適度な距離を保ちたいですね。
 それでも自分は八幡平出身、温泉の街の人間です。実家に一番近い公共施設はなんですか?はい、温泉です!温泉とともに育ったわけですから、温泉にはやっぱり行きたいです。自分のなかにはどうしたら一人で誰にも迷惑をかけずに温泉に行けるかということを時々考えています。いつかいいアイディアが思いついたらいいなー…

 これのもう一つの問題はカップル問題にもなりうるところです。自分はなったことがあります。お相手は温泉旅館にデートで行ってみたい、でも自分は温泉に一人でゆっくり入って楽しむことができないから気乗りしない。これについては「家族ぶろとか部屋に温泉がある部屋を利用すれば?」という解決法もあるのですが、目がみえないというだけでそこに特別なコストがかかってしまうというのはどうなのかと思うところです。健常者と同じように温泉や銭湯を楽しめる方法があればこんなことで彼女と喧嘩することもないのになーと残念に思います。普段あんまり目が見えないことで困っていないようにみられますが、困らない活動範囲に収まっているから困っていないだけだったりします。もう少し自由にいろいろできるならもっとたくさんやりたいことがあるんですよねー…。

 ということで、今回は視覚障害者の温泉・銭湯事情でした。腰痛や肩こりでは困ったことはありませんが、こんなことでけっこう長年困ったりしています。何度も言いますが、どうにか解決する方法はありませんかねー?
2023/01/07
2023 オーナー日野沢の個人目標は?サロン外の活動について
 こんばんは。あっという間に七草粥、新年から1週間が経ったみたいです。うそでしょ!
 盛岡市も水道が凍るような気温になってきました。今年も凍らないように気をつけていきましょう、水道が使えないと鍼灸施術どころではなくなってしまいますからね(汗)。腰痛も肩こりも自分にはやってきませんが、天にはかないません(笑)。
 今回は宣言通り、今年のオーナー日野沢の個人目標について書いていきたいと思います。前回のサロン目標はサロン目標として、サロン以外の活動をどのようにしていくのか?こちらも見ていただけると嬉しいです!
今年のひのさわのスローガンは
「もっと理論的に、もっと芸術的に」
です。

仕事でもプライベートでも、自分にしか見れない視点からの快刀乱麻の理論と、自分にしかできない独創的な表現で実現していけたらなと思います。

論理的でいるために、「情報の交差点であること」を意識します。
交差点であるということはどんな情報も自分の中を通す必要があります。そのためには成熟した「聞く耳」が最重要です。卯年ですからね、ピッタリなテーマかと思います。
自分を通す情報を整理し、複数の情報を組み合わせて新しいアイディアとする、社会課題の解決の糸口となるような理論が今年も出せたらいいなー。

芸術的でいるために、「目にみえるものの探究」をしたいと思います。
自分が最も苦手とする感覚だからこそ、伸び代がまだまだあると思っています。見えないからどうでもいい、こういう伏線の見逃しをおこさないように、あえてみないとわからないような表現も楽しんでみたり、自分の表現として取り入れてみたいですね。
見えないからこそ、視覚の言語化されたものによく触れ、自分も言語で他人の視覚と渡り合えるような、そういう言語表現をテーマにしたいと思います。

 ということで、以上2点、心技体、自分の持つ感性と感覚で実行していきたいと思います!このブログやTwitterだけでなく、いろんなところで日野沢とAkariサロンを知っていただけるような活動をがんばっていきたいと思います!
2023/01/04
Akariサロン 新年の御挨拶今年の目標は?
 2023年が始まりました。今年もどうぞ鍼灸指圧Akariサロンをよろしくお願いいたします!
 去年の仕事初めは雪はらいから始まりましたが、今年は盛岡市にあんまり雪が降らなかったようでサロンも埋まらずに無事仕事を始められました(笑)。腰痛も肩こりもこれなら心配なくいけますね!

 年明け最初のブログということで、サロンの今年の目標を書き記しておこうと思います。Twitterでも書きましたが、2021年の最後に「来年はテレビに出てみたい」と書いておいたら去年はラジオに出ることができたので、やりたいことは書いておくものですね!ちなみに今年もテレビを狙っていきたいと思います(笑)。

 今年の Akariサロンのスローガンは「拡大」です!
 認知度はもちろん、一緒にサブスクリプションの鍼灸院を広めてくれる鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の仲間の拡大、活法という歴史ある主義を継承してくれる後進の拡大等、2年間一人ではなんともならなかった部分に、今年から少しずつ取り組もうと思っています。視覚障害者の新しい働き方として、自分がモデル的な役割をしていくことが必要です。そういった発信力、影響力を持つためにも、冗談ではなくテレビには出てみたいですね(笑)。
 既に2月には公演のご依頼が入っているので、ひとまずはそこに集中して取り組んでいこうと思います。より多くの仲間を集めて鍼灸マッサージ業界を盛り上げていけたらなと思っています。幸いなことに26歳という若手と言えるような年齢で開業したこともあって、業界の方からも期待していただいています。業界の期待に応えられるような活躍ができたらなと思っています。

 みなさんの今年の目標、スローガンはいかがでしょうか?書いておいたり、いろんな人に口に出して宣言しておくと叶うかもしれませんよ!
 ちなみに今回の拡大というのはサロンとしてのもので、個人としてのものも別に設定しています。次回のブログではそちらについても触れていきたいと思います。そちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです!
2022/12/26
Akariサロン ラジオデビュー!
 こんにちは。クリスマスも無事終わって、いよいよ残すところ年末年始の大掃除だけになりましたね。Akariサロンは29日まで営業、30日の午前中に大掃除をして八幡平の実家に帰って家族とゆっくり年越しを過ごしますよ。来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、サロンを留守にしている間に盛岡市が大雪になってサロンが埋まってしまわないかちょっぴり心配しています。鍼灸・指圧・マッサージの業務が始まる前に雪はらいが年明け最初のお仕事になるのは確実でしょうけれど…。自分が腰痛や肩こりにならないよう、いつも通り気をつけて年あけを迎えたいと思います。

 さて、クリスマスも過ぎてしまいました。実はクリスマスのうちにAkariサロンがラジオデビューしていたことをみなさんはご存知でしたか?毎年恒例のニッポン放送主催「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン(以下ラジソン)」にお呼ばれしてお話しをさせていただきました。お相手はIBCの弦間綾花アナ、自分も普段からセミナー講師として大勢の前でお話しをする機会がありますが、ラジオは初めてだったのでとても緊張しました。弦間アナや収録に関わってくださった方々のおかげで楽しくお話しできて本当によかったです!またラジオとか、今度はテレビとか、どんどんこういう活動もやってみたいなーと思いました(笑)。

 ラジソンは全国の信号に音声信号を設置しようという趣旨で毎年募金を募っているイベントです。毎年多くの方々のご協力で年々音声信号が増えていることを東京でも盛岡でも感じています。とくに10年前、中学時代には渡るのに苦労した場所にも音声信号が設置されていてありがたいなーと感じる今日このごろです。今年もサロンの施術室でずーっと放送を聞いていましたが、各地からのリポートで紹介されるエピソードにとても心が暖かくなりました。みなさん本当にたくさんのご支援ありがとうございます!
 募金は1月末まで募金を受け付けているようなので、「クリスマス当日に募金できなかったー!」という方もまだ間に合いますので、ぜひよろしくお願いいたします!

 そして弦間アナといえば、先日IBCを退社されるというご報告をされていましたね。静岡から遠路はるばる岩手の地で4年間がんばってくださいました。自分が岩手に帰ってきたのが2年前ですので、実は自分より最近の岩手に詳しかったりします(笑)。次の地、次の活動でも多くの人を楽しませてくれるような明るいキャラクターにこれからも注目していきたいですね。TwitterなどのSNSと実際の放送と、これからもどこからかその明るい声が聴こえてくることでしょう!どこから弦間アナの名前が飛び込んで来るか、今から楽しみですね!4年間本当にありがとうございました!
2022/12/21
視覚障害者のいたずら 資格を楽しむ?
 こんにちは。「特急師走号、この電車はクリスマスには止まりません」と友人にlineを送ったら笑われました。盛岡市もあちらこちらクリスマスですね。
 25日サロンがお休みじゃないかって?講座なんだよ!!!(爆)。
 毎年この時期は恋人がいてもいなくてもこっち側に立って楽しむことにしています
(笑)。クリスマスまで指折りの日々、毎日楽しんでいきましょう♪

 今日は最近あった面白い視覚の発見について書いてみたいと思います。視覚障害者ですが、鍼灸院をやっていていろんな人をみているといろんな人の見方・見え方から視覚についての発見をすることもあります。見えてないのに見え方の発見とはいかに!?

 Twitterやブログでいつもペラペラと考えていることを書き連ねていますが、こう見えて意外と言いたいことが言えない方なんです(笑)。特にちょっとした、本当にちょっとした「こうしてほしいなー」みたいなことが言えないんです。具体的にいうと、靴からスリッパに履き替えないで入ってきてしまうお客さんとか…。実はこっそり後でがんばって掃除したりするタイプです。
 自分で(目が見えない立場で)設置した下駄箱ですが、意外とその存在とスリッパに気づかずに入ってこられる方がいらしゃいます。荷物の配達の方は100%そうなってしまうのはまあ忙しいからいちいち脱いでられないんでしょうけれど、それでも玄関に置いてくれればいいのにと思ってしまったり、こういうことが言えない自分でもありますし、見えてる人もけっこう見てないもんなんだなーと興味深く思っています。
 でもいつまでもこの違和感を自分一人で抱えているのも嫌だったので、靴のまま入ってこられるお客さんにちょっとしたいたずら、じゃなくて実験をして、スリッパの存在に気づいていただける方法にやっとたどりつきました!スリッパを変なところに片方だけ出しておくという方法で(笑)。
 Akariサロンの下駄箱、結構大きいです。それでも見落としてしまう方もいらっしゃるくらい視力って脆弱性のある感覚だというの、なかなか面白くないですか?もちろん自分の聴力にも触覚にも脆弱性はあるんですけれど、見えるのに実は見てないというのが面白くて今回そこで遊んでしまいました。人間の感覚というのは本当に面白いです。腰痛や肩こりなんかも人間の感覚ですから、その感覚を騙して本来の関節の動きを取り戻させるような技もあったりします。自分では感じられない視覚についてもこうして客観的に観察することが自分は大好きです。感じられない感覚すら楽しめるって不思議ですよね。
 みなさんの感覚はいかがですか?見落としたり、抜け落ちたりしていませんか?
2022/12/19
人生/ゲーム 名作を楽しむために
 こんにちは。雪はらいが鍼灸院の通常業務になる季節になりました。自分の身体に腰痛や肩こりを起こさないような柔術の身体の使い方が問われる季節でもあります。みなさんも身体を壊さないようにお気をつけてお過ごしください。盛岡市も去年より積もるのが早かったんじゃないかな?と思っていますが、果たして今シーズンはどれほど雪さんのご来店があるでしょうか…。
 身体を壊さないようにについては新型コロナウィルスについてもお気をつけくださいね。医療・介護・教育・保育などでお仕事をされる方から感染や濃厚接触のためのキャンセルのご連絡が少し増えています。インフルエンザもありますし、引き続き手洗い、うがい、手指消毒、換気などの感染対策を行なっていきましょう。Akariサロンも気をつけます!

 さて、今日も少し変わったお話を。自分の大好きなゲームと哲学について考えたことを書いてみました。暖かい飲み物を飲みながらゆっくりお楽しみください!


 自分はゲームが大好きです。
見えてた頃はゲームしかしていませんでしたし、見えなくなってからも名作と呼ばれる作品については情報を入れるようにしています。
自分ではプレイしませんが、調べても調べても知り尽くせないほどの伏線を内包している作品については調べるだけで楽しいと思えます。

トビー・フォックス氏の「アンダーテイル」という作品を知っていますか?世界中から愛されるゲームクリエイターとなった彼の作品は日本のゲームに対する深いリスペクトで溢れています。通常読み込むことができないバグデータやボツデータに至るまで、日本を代表する数々の名作と繋がっています。彼の作品が名作と言われるようになったのは、そういった通常のプレイでは見ることのできないような細かいところまでも適当には決めない、適当には作らなかったからなんじゃないかと思います。
何一つ適当に作らなかった、その緻密な完成度の上、世界中のプレイヤーがその伏線に気付いた時、自分はどうしようもなく感動します。

 ところで、自分は人生をゲームのようなものだと思っています。
 と思うと、もっと日常の小さな伏線に、何一つ適当なものなどないこのゲームを味わい尽くすポイントがあるのではないか?、時に裏側のバグ(奇跡)やボツ(今にはない、十分にあり得る可能性)を読み込む方法があってもいいんじゃないか?と思いました。

 このゲームを作った存在についてはさまざまな事情でいろんな呼び方があります。神と呼ぶ人もいるでしょうし、「自分で決めている」という人もいるでしょう。それが何者であれ、人間の人生ほどの名作はこの世に存在しないでしょうから、何がどこと繋がる伏線なのかもっと注目して生きることに少なからず価値がある、かもしれませんね(笑)

 自分の伏線、もっと大事にしよーと思いました!
2022/12/12
食生心理日記 食べ物と運命
こんにちは。盛岡市もクリスマスカラーですね。盛岡駅のイルミネーションの記事やSNSの投稿を見るたび「いいなー、自分もなー」と思っています。自分のクリスマスはどうかって?ははは、それ以上は爆発させられたくなかったら触れないことですね!!!
 クリスマスイブはお客さんのお店でパーティーがあるのでそちらにお邪魔します。クリスマス当日はカウンセリングの講座を受けています。うーん、充実はしていますね(笑)。やっぱり走らない鍼灸師です!
 今日のブログは久しぶりに食生心理日記です。腰痛や肩こりと離れて、ガッツリ真理の話題をどうぞ!

🔷食生心理日記🔷
2022/12/12

 マザー・テレサは言いました。
「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
正確に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」
 運命を左右する最初の引き金である思考に最大のフォーカスをしていても、いつその思考が変わったのかを自覚することは難しいです。この言葉の最後にある運命がどうなるか、その最初の梯子の掛け違いに気づかずに葛藤を抱える人生が、食生心理とであうまでの僕の24年間です。思考もコントロールできずにどうして人生を思うようにできようか、思考の変化に気づく術を持たずにどうして運命の変化に気づけようか、食生心理を学び初めて2年4ヶ月、毎日毎食思います。

 食べ物の好みが思考の状態を僕達に教えてくれています。食べ物の好みの変化が思考の変化を教えてくれますし、「今何が食べたいか?」が瞬間の思考を教えてくれています。ここに目を向けることは、自分では気付けない自分の無意識に耳を傾けることです。自分では気づけない自分の思考、無意識レベルで自分を把握して大事にしているから「いつも静かに笑っている」みたいなことができるんですね笑。

 自分で毎日料理をしていますが、前までは辛いものが好きでほぼ毎日唐辛子をつかっていました。でも最近そんなに辛いものを食べなくなったんです。
 面白いです。食べ物の好みが変わったわけですから当然思考が変わっています。思考が変わったので言葉も変わるし、行動も変わるし、習慣も変わるし、性格も変わりました。別人が生きる人生、運命も結果的に変わります。こうやって毎食毎食少しずつ思考が変わって、運命が変わっていくのを感じて、楽しんで生きています。食生心理ってやっぱりすごい、そしてどこまでも面白いです!
2022/12/07
視覚障害者の情報収集❗️中の人がTwitterが大好きなのはどうして?
 こんにちは。サッカークロアチア戦、悔しかったですね!激戦の延長戦からのPK、日本もかなり積極的に攻めて、守りもしっかりしていて、いいボールがたくさんあったのですが、クロアチアのキーパーが強かったですね!PKであんなにバシバシ止めるキーパー、初めて見たように思います。もうあれは仕方ないなと思いました。日本代表、お疲れ様でした!
 ちなみに試合はラジオでチェックしていました。テレビとは少しラグがありますが、全ての情報を音声解説で伝えるというメディア特性上、スポーツ観戦などではテレビよりもラジオの方が視覚障害者にマッチしていると思っています。今日はこういう視覚障害者の情報収集についてブログでまとめてみたいと思います!

 視覚障害者は映像や画像よりも文字(テキスト)や音声を好む人が多いように思います。例えば写真を主なコンテンツとするインスタグラムよりも、主に文字でやり取りをするTwitterの方が視覚障害者の参入障壁が小さいです。実際Twitterをやっている視覚障害者はおおいですね。自分も盛岡市の積雪が雪はらいが必要なレベルかどうかをTwitterでチェックすることが多いです。窓から外の景色を見てもわかりませんから、「雪がすごい!」とか「ゆきはらい大変だった!」というツイートを見て雪はらいに出るかどうかを判断しています。
 話は変わりますが、盛岡市、急に降りましたね。鍼灸院業務に加えて雪はらい業務が増えるのかと思うとこれからの季節大変だなー…。みなさんも雪はらいをしていての腰痛や肩こりなどの身体の悩みがありましたら、ぜひAkariサロンにお任せくださいね!

 他にも視覚障害者はYouTuberにもお世話になります。こちらは新商品や人気商品のレビューなどを見て、どんなものが新しく発売されているのか、どういうふうに使うものなのかといった情報を収集します。コンビニの新商品も自分で見かけて購入するというのができないので、自分がいつも見ているYouTuberさんが美味しそうに食べていたとか、便利だと紹介していたという理由で知って購入することが増えてきています。やっぱりYouTubeを見る時も文字のテロップだけでなく声で説明してくれる人の動画を追いかけるという傾向もありますね。ポイントは「画面を見なくても情報が伝わるか」、ここが自然とできているYouTuberさん、大好きです!いつもありがとうございます!

 今日は視覚障害者の情報収集について書いてみました。みなさんも何かを発信するときは少し気を配っていただけると視覚障害者はとても嬉しいです!よろしくお願いします!

 インスタ、更新しないとなー………
2022/12/02
人との縁に
 こんにちは。宣言通り師走に走らない鍼灸師です(笑)。今朝は走っているサッカー選手を見ながら布団にこもっていました、すごい下剋上続きでこの先も楽しみですね!

 盛岡市はついに雪が降ってしまいました。水道凍結の対策と、これからの雪祓い業務を思うとちょっと恨めしいです。実家の八幡平の方は5cmくらい積もったみたいでそれに比べたら全然いいのですが、駐車場2台分と前の歩道の雪祓い…がんばります…。

 26・27日の福島旅行のこととか書きたいと思っていたのですが、それよりも先にTwitterでも少し書きましたが91歳の祖母を送ったことについて書いておきたいと思います。だんだんとこのブログも腰痛とか肩こりのこととか関係なく雑多なブログになってきましたね。中の人のキャラクターがよく見えるいいブログになったと思います。

 2020年に前職を辞めて岩手に戻って来た時には既に祖母は施設に入っていて、コロナ禍もあって全く面会できずにいました。最後に会ったのは2019年のGWになります。2年間「コロナが明けたら会いにいきたいな、コロナが明けるのとどちらが早いだろうか」と考えていましたが、残念です。
 27日の朝に父から一報を受けた直後、事情あって「すずめの戸締り」を見ました。人と縁を繋ぐのにタイミングを考え過ぎると取り返しのつかないことになってしまう、というのは11年前に心に刻んだはずですが、大人になる上で身につけた遠慮というものの陰になってしまっていました。これからは会いたい人、話しておきたい人にはもっと積極的に会って話にいかないとなーと改めて思いました。出会いも別れも常に唐突ですね…。本当にコロナのばかやろー…。
 こういう風にコロナの影響で間接的にに家族や友人との別れを経験したり、もっと直接的に会えなくなってしまうことはもはや珍しいことではありません。それでもどこか自分の中で「自分には」という慢心があったんだと思います。それも含め、これからはさらに人との縁を大切にしていきたいです。
2022/11/25
鍼灸師からのお願い 施術雑記
 こんにちは。いよいよ師走が近づいていますね。鍼灸「師」は今の所走る予定はありません(笑)。だんだんと盛岡市の気温もマイナスに近づいてきているので冬は比較的忙しい季節であることは確かですけれどね。いつも繰り返しの内容になりますが、寒くなると筋肉も神経も通常の活動をすることが困難になり、腰痛や肩こりなどの症状も出やすくなります。症状が現れる前に日常的な身体のメンテナンスを、もし症状が現れた時は早めの対応を心がけましょう!

 今回は指圧やマッサージについてのちょっとした雑記です。身体のことだけでなく心理的なことも少し混ざっているのでお楽しみください。

 指圧やマッサージを受けられるかたにはいろんなタイプがいます。症状がもちろん違うというのもありますが、自分が地味に面白いなーと感じるのは「痛みの堪え方の違い」です。
 指圧で指がクリーンヒットすると、それはそれは痛いです。自分は体重が軽いこともあってかけられる圧に限界がありますが、それでもピンポイントに身体のトラブルシューティングをしようと指さき一点に全集中しているわけだからそれなりの圧力と刺激になります。そんな刺激にたいして、大きくざっくりとですが「無言で必死に堪えるタイプ」と「ため息や小さな子えを出して感じ入るタイプ」と「叫ぶタイプ」の3タイプの方がいらっしゃいます。今回はこの「無言タイプ」の方にちょっとお願いもかねて書いています。

 無言タイプの特徴として「痛みを身体を動かすことで発散する」という傾向があります。「痛い!ビクっ!」ってやつです(笑)。これが実は鍼灸師の指にはとっても恐ろしいことなので、できれば叫ぶとかため息とか声での発散にしていただけたらなーと思うんですね。指圧の効果にも少し影響があることなので、そこについてもこれからもう少し書いていきましょう。

 少し話がそれますが、みなさんはジェットコースターに乗る時叫びますか?実は心理学の研究で「ジェットコースターで叫ぶ人は声を出さない人よりも感じる恐怖を和らげることができている」という結果があります。これは何もジェットコースターという条件と、恐怖という限られたストレスに対してだけおきることではなくて、痛みなどの他のストレスでも言えることなのです。つまりマッサージや指圧を受ける時も声を出した方が楽だよってことです。施術する側としても声を出す方の方が筋肉の緊張の緩みがいいと指先で感じます。ぜひ施術を受ける時は盛大に声を出していきましょう!今まで一番すごい声を出されたお客さんには

「痛いっていってんだろーがーーーーーーーーーーー!!!!!!」って叫ばれた方がいらっしゃいました。それに比べたらどんな声が出ても恥ずかしいことではないですから、遠慮なく叫んじゃってください(笑)「
エビバディセー!「痛いっていってんだろーがーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 もう一つ、施術者としてのお願い。冗談ではなくあの「ビク!」は指の関節を壊してしまう原因になってしまうので、もうぜひ叫んでいただけると助かります!
指圧中の指は非常に繊細なバランスで身体に微妙な力をかけています。力を入れる場所には入れ、ぬく場所は抜く、指さきという小さな土台の上に施術者の体重くらいの建築物を立てるようなものです。筋肉や靭帯などで少しの揺れ(地震)には耐えられるようにはできていますが、基本的には骨という積み木で作った建築物です。そこに「ビクっ1」って揺れがくると積み木の建築物が崩壊します。もちろん崩壊して施術を受けてる方の身体の上に施術者が倒れ込むようなことになってはいけません。その崩壊を止めるために、指や手首、肘などの小さな関節を動かす筋肉を頑張らせる必要があります。もちろん普段体重を支えている筋肉ではないのでかなりの負担になるわけです。筋肉が悲鳴をあげているのを感じます。こういった理由もあって、ぜひ無言で痛みに堪えるのではなく、声を出して刺激を発散していただけるようお願いいたします。

 指圧にもこんな裏事情があるんですね。ちなみに無言で施術を受けていてもどこが痛いかは施術者にばれていますので、もう恥は捨てて施術を受けていただけると、より施術の効果も心理的に高まります。ぜひ頭の片隅に!
2022/11/14
腰痛になって考えた 今までの自分って?
 こんにちは、先日14年ぶりに半日だけ腰痛になった鍼灸師です(笑)。不覚!と、思いましたが、自分の身体と向き合ってちょっと面白いことに気がついたのでその内容について今回は書いていきたいと思います。それでは早速行きましょう。

 このブログの大分初期に「人間の身体の変化には精神的な変化が原因となっている」ということを書いたことがあります。改めて簡単にまとめると、頭痛を引き起こすストレスや肌トラブルに関わるストレス、胃や腸などの消化器系のトラブルの原因となるストレスなど、ストレスにも種類があってそれぞれ身体の特定の部位と紐づいている、腰痛や肩こりの原因となるストレスというものも化学的に解明されている、という内容でした。以上今北産業!ここから本文!
 自分は14年ほど腰痛の原因となるようなストレスを感じてこなかったわけです。ストレスがないというのはそれはそれでもちろんいいことなのですが、そもそもストレスは「今まで体験してこなかったあたらしい体験をする時にかかるもの」ということから考えると、今までの自分っていろんなことをしてきたようで意外と保守的な部分があったんだなーと気付かされました。今回の腰痛を通じて自分の中では「久しぶりに新しい体験をしたんだなー、ちょっと進化したのかもしれない」という風にとらえました。こう思うとこれから自分の身体に何か変化が起こる度に「何か新しいことを感じているんだな、進化のタイミングなんだな」と考えられるような気がしてきました。腰痛も悪くないもんですね、というのは半日だけで腰痛が治った余裕から結果的に言えることなのでもちろんお客さんの腰痛や肩こりなどの症状は全力で回復できる方向にサポートしてまいりますが、みなさんも何か身体に変化が起きた時は「今自分は新しいことに取り組んでいて前に進んでいる」と思うと少し楽しくなるんじゃないかなと思いました。
 ちなみに自分の腰痛はTwitterにも書きましたが、いつもの古武術の動きを取り入れた指圧とマッサージの施術をしていたら勝手になおりました(笑)。使えば使うほど整う身体の動かし方というのを現代に残してくれた先人にまた深く感謝しました。自分も次の時代にこの身体の使い方を伝えていきたいものですね。
2022/11/08
感動のサービス!これからも通いたいってこういうことかー
 こんにちは。Twitterではこまめに呟いていますが、今週のAkariサロンは大忙しです!7日月曜の午後は何とはまだ書けませんがオーディションを受けてきました。9日水曜の午後もサロンを空けて外でのイベント、土日も所属するあちこちのコミュニティの参加で珍しく外出が重なっています。だんだんといろんなところに呼んでいただけるようになって、サロンとしても個人的にも認知度の高まりを感じられるようになってきた今日この頃です。引き続き新型コロナウィルスの感染対策に注意しつつ、活動して参りたいとおもいます。
 鍼灸師として鍼灸・指圧・マッサージの施術以外の仕事にもこのオーディションを機に始まると思うとなんだか楽しみですね。

 今日は鍼灸師というより視覚障害者としての立場全開のお話しを、ちょっと最近感動するサービスを受けて嬉しかったので、そんなことをみなさんにもお裾分けできたらと思いながら書いていきたいと思います。
 先週の金曜日の朝に美容院に行ってきました。冒頭で「外出が重なっています」と書きましたが基本的にはインドア、じゃなくて出不精な人間なので(笑)数少ない単独での外出、散歩みたいな息抜きのつもりでいつも通っている行きつけの美容院というか、大好きな美容師さんに髪を任せに行きました。
 この美容師さん、何が大好きかって、本当にサービスがきめ細やかというかありがたいなーって気配りてんこ盛りの方なんです。大袈裟じゃなく美容院に髪を整えてもらいにいくのがついでであって、この人に会ってお話がしたくて美容院に行ってるのかもしれないくらい完璧です。すごいんですよ、僕が盛岡市に住むようになってからずーっと通っているのですが、初めてお世話になった時から自分に視覚障害があるのを覚えていてくれてどんどんその配慮が進化していくのが本当に驚かされるんです。お店は大きな駐車場を他のお店と共有するような場所で、大きな駐車場を横切って行くのですが、初めて行った時から自分が杖をついた視覚障害者だと店内から見て気づいてすかさず外まで声をかけてあんないしに来てくれたり、雨の日には雨の音で周囲がわかりにくくなってるかもしれないってこれまた外まで案内をしにきてくれたり、先日なんかはもう駐車場の手前に10分前に来て案内してくれたり、こんなに人のことよく覚えてるなーって美容師さん初めて会いました。自分が美容院に火曜のなんて2ヶ月に1回くらい、自分はこういってはサービス業では致命的ですが、2ヶ月に1回しか会わないお客さんのことなんてそこまで覚えてないですよ、って毎回その感動を本人にも伝えています。鍼灸師と美容師と職業は違いますが尊敬します、あんな鍼灸師になりたいなーっていつも思っています。しかももうこんなに寒くなってきてるのに外に出るような格好じゃなく店内での服装のままお店の外で待ってくださってるのもありがたいなーと思って、かなり待たせていたんじゃないかと思うといよいよ頭があがりません、美容師さんに頭を上げないと髪を切りにくいでしょうからずっと下げたままとは行きませんが(笑)。おそらく次は年末か年始の頃、もっと寒い雪が積もった頃でしょうが、絶対早めに行って待たせないようにしないとと気を引き締めています。そもそも自分が駐車場で迷子になるからってだけでこんなにステキなサービスをしてくれること自体いい意味でありえないくらいです。「これからも通いたくなる」ってこういう人間性が大事だなーって会う度に思わされます。これからも通ってお世話になろうと思っています。でも冬は寒いからぜひ体調崩さないようにお店の中にいてください、とも思っています。本当に気持ちだけで伝わるサービスってあるみたいです。自分もできるようになりたいです。

 今回はプライベートな内容を、そして他人を巻き込んで書き連ねてしまいました。世の中には本当に素晴らしいサービスを提供できる人がいます。自分もそうなりたいですし、そんなサービスをしている人をこれからも探して、できることならもっと堂々とその人たちを推していけたらなーと思っています。そういうイベントとかできないかなー?
2022/11/03
快眠と肩こり解消のために!神は細部に宿る
 こんにちは。いよいよ10月も終わってしまいましたね。昔学校の先生が紹介して下さった詩に「冬だけは突然やってくる」みたいなものがあったように記憶しています。作者とタイトルを思い出せないのが残念です。というか自分の風情のなさを思い知ります(笑)。張るはだんだんと暖かくなって花が咲いていく、夏はだんだんと暑くなってくる、秋はだんだんと葉が色づいてくるのに対して、冬はある日突然霜が降りたり雪が降ったり訪れが突然だ、といった内容でした。全くその通りですね。盛岡市も落ち葉が舞って短い秋から永井冬がくることを感じさせます、ひぇー…

 突然の話から突然繋がりで恐縮ですが、最近久しぶりに、具体的には6年ぶりくらいに肩こりを感じました。普段は古武術由来の整体術をベースにした指圧とマッサージの身体の動かし方をしていて「使えば使うほど整っていく身体の使い方というものが存在しますよ」とお話していますが、まさに自分の原因は休む時の姿勢、というか寝る時の環境からくるものでした。サロンにいらっしゃる方の中にも寝具が合わないとか、寝ている時にネコちゃんがくっついてきて寝返りが自由にうてなくてなどといった理由から肩こりや腰痛に悩まされる方は少なくありません。ネコちゃんは鍼灸師としてどうにも力になることができないのですが、寝具について自分が気をつけていることがみなさんの快眠のお手伝いと症状の改善になればと思い、今回は鍼灸師の睡眠について書いてみたいと思います。

 一番最初に書いておかなければいけないのは「睡眠時の理想論」についてです。身体の構造上、寝る時の姿勢として理想的なのは圧倒的に仰向けです。横を向いて小さくなって寝るととても心理的に落ち着くと言うのは自分もすごーくあるのですが、身体のためにはやはり左右の差をうまない仰向けがおすすめです。よってここから先は「いかに仰向けで心地よく寝る環境を整えるか」という方向に話が進んでいきます。
 仰向けで心地よく寝るために自分が行っているおすすめは「寝る前にシーツの皺を整える」です。シーツの小さな皺も意外と寝ていると気になるぼこぼこになってしまいます。これを毎晩寝る前に、頭側から足がわに向けて撫で付けるようにして伸ばしてあげましょう。これだけでお布団が平になって結構寝やすくなってきます。敷布団を定期的に干して叩いてあげるのも平らな寝床を作るために重要です。陽に当てることが目的ではなく、重力の力を借りて中の綿が均等にならされるようにするのが大事です。膨らんだところは叩いてあげてならしていく、こうして平らな敷布団を定期的に作っていくのも快眠にはとってもおすすめです。


 そして問題は枕です。敷布団も枕も人によって好みの硬さ、高さ、素材があってベストを探すのはとっても難しいですが、実は枕に関しては専門家が監修したたっかい枕でなくても自分の好みの状態と言うのを作ることができます。もちろいくつもの夜を超えて実験が必要なので簡単な訳ではないのですが、何万円もかけないと理想の枕は手に入れられないということでもないということを書き残しておきたいです。
 自分の見解では、どんな人にも調整しやすいという理由で蕎麦がらの枕をここではおすすめしたいと思います。蕎麦アレルギーの方はごめんなさい、ストロー枕が次点でのおすすめになります。
 枕のお手入れも敷布団のお手入れとにています。毎晩寝る前に平にならしてあげましょう、定期的に内容物を揉んでほぐしてあげたり、中に空気を通して適度で均一な硬さを作ってあげましょう。もうこれだけなんですが、ここを手を抜かないだけで意外と、驚くほど睡眠環境は違って感じるものです。敷布団も枕もそんなに難しい内容ではなくこまめにコツコツ積み重ねていくだけですが、自分の身体も使っている道具も大事に使っていくと思って、ぜひ数ヶ月くらい続けてみてください。

 さて、ここまで寝る時の身体についてわかっているのにどうして肩こりになったの?ということを最後に書いておきましょう。それは「人間の無意識の好みは少しずつ変化している」ということです。ずーっと自分のために自分の手でチューンアップしてきた布団と枕ですが、自分の身体の好みが変わるとまたそれに合わせたチューンアップが必要なんですね。常に自分の体をじっくり観察している身ではありますが、こればっかりは変えられませんから、こう言う時はここまで書いてきたように寝具の調整を改めて変えていく必要があります。それにちょっと時間がかかって、いつの間にか肩こりになってしまったと言うわけです。人間の体はこういった小さな変化も含めて本当によくできています。とっても緻密で繊細です。自分はメカには詳しくはないですが、どんなメカニックよりも人体は精密で、繊細で、精巧にできています。医療に携わるものとして、いつもこういう人体の作りに感動させられる毎日です。
2022/10/30
食生心理日記 自分の個性について
 こんにちは。毎回のブログの枕詞になってきましたが、盛岡市、寒くなりましたね。先日サロンの玄関前に出していた緑の仲間たち(鉢植え)をサロンの待合スペースに引き上げました。夏の間店先を飾ってくれてありがとうと感謝しながら、来年も元気に咲いてくれるように冬ごえのサポートをしてあげたいと思います。鍼灸師としてマッサージや指圧も含めて腰痛や肩こりなどの症状のケアを人間にする日々ですが、そういう性格もあってか植物のケアも意外と自分すきなんだなーと思い始めました。

 さて、今回は久しぶりの食生心理日記の転載です。自分の個性について食生心理から気づいたことがあったのでまとめました。それでは日記、というか雑記をお楽しみください。



🔷食生心理日記🔷
2022/10/30

 自分は鴨肉とか鹿肉とかラム肉とかウサギ肉とか、ちょっと日常的に食べないお肉の方が豚とか牛より好きなんです。今日ふとこの事実すら自分が個性的であることを表しているなーと感じました。

 お肉の種類ごとに好む人の心理傾向が違います。感じている悩み、抱えているストレスやトラウマが違うと言えますし、故にアクションやリアクションもその食材ごとに変わってくるわけです。他の人とは違う食べ物が好き、心理が他の人とは違うからアクションもリアクションも違う、これが自分のキャラクター、つまり個性に表出されているんですね。
 そしてそのキャラクターを理解して、個性としてどう使っていくか、そのためのマインドセットを毎日食生心理で組み立てて生活できると思うと、やっぱり食生心理というのはすごい技術だなーということも思いました。研究をまとめてくださった先生に改めて感謝した日でした😇。日々大きく変動するこの時代に、自分が何者であるかをしっかり捉えて、自分が何者でありたいかを自分で選択できる、そういうメンタルの技術をこの手にできた幸運にも感謝しました😺。

 しかしこの珍しいお肉たち、もうちょっと日常的に食べれるように流通しないかしら?そういうハンバーグチェーンとかやってみたいですね🍲
2022/10/27
新メニュー「ホットストーンマッサージ」の準備経過報告!これはすごいぞ!
 こんにちは。10月21日・22日にすぐそこの岩手県営運動公園で「スポーツクライミングワールドカップ」なんてすごいイベントが行われていたことを終わってからしりました。「いつの間に盛岡市でそんなすごいことができるようになったの?」というところからまず驚きが始まり、「伊藤ふたば選手なんてすげー若手が大活躍してるの!」というところに感動し、せっかくすぐ側に住んでいるのだから見たかったなーと悔しく思っています。県内のニュースはもっと熱心にチェックした方がいいですね(泣)。東京で8年以上生活していて岩手のことについては浦島太郎状態なんていつも思ってしまいますが、戻ってきてからもう2年も経つのでそろそろ岩手を盛り上げる若者として自分も活動していけたらなーと思うこの頃です。大会の関係者の方々、出場された選手のみなさま、岩手を盛り上げてくださりありがとうございました。今後もこんなイベントが岩手で執り行われると個人的にはとても嬉しいです。今度は終わる前に情報チェックします!

 さて、前回Akariサロンに導入準備中の新メニュー、ホットストーンマッサージについて書きました。鍼灸師でありながら火の取り扱いは得意じゃないから実はお灸はほとんどしていなかった、でもお灸の温熱療法の効果を得られる施術もしたい、どうしたものか?とオープン当初から検討していて、やっと導入に至りました。これもまたTwitterで先日つぶやいたのですが、正式リリースまではもう少しかかりそうです。「正式リリース前の練習台でもいいから受けてみたい!」と言う方は事前にその旨お伝えいただければこちらも喜んでホットストーンマッサージをさせていただきたいと思います!
 今ところ4人のお客様のご協力と、自分の手の届く範囲での自分への施術実験での感想を総合すると「これは冬場にぜひ受けたい!」と思わせる全身の緊張の緩みでした。背骨の両脇を60度程度に温めた専用のストーンでマッサージしていくのですが、背骨からは身体全体動きを管理する運動神経や感覚を伝達する感覚神経、そして内臓の機能を保自立神経が何本も飛び出しています。これがまとめて全部リセットされる感じというか、新しい神経ユニット全交換、オーバーホールしてくれる感じです!めちゃ気持ちいいです!マッサージオイルはラベンダーオイルを採用したのですが、これも香りがよく施術中のリラックス効果を高めています!本当に、自分も誰かに施術してもらいたいくらいです(笑)。
 おそらく12月ころに正式リリースとなると思います。そしてまだ検討段階なのですが、このホットストーンマッサージは1ランク上のサブスクプランをご用意して、そちら限定でのご提供となるかもしれません。つまり、正式リリースされるまでのこの練習期間がとってもお得な期間だということです(笑)。これからもう少し練習を重ねて腰痛や肩こりなどの身体の症状にもどのような効果があるのか検証していきたいと思います。検証結果はいつもどおりTwitterやこのブログでご報告させていただきたいと思います。Twitterは本当に気軽に毎日更新していますので、サロンについての最新情報、速報が気になる方はぜひTwitterの方もチェックしていただけると嬉しいです。
2022/10/20
Akariサロンの新メニュー!ホットストーンマッサージはじめます!
 こんにちは。昨日Twitterで見かけた「盛岡市薮川で-3度」というワードに慄いています。ついに氷点下を記録する季節になりましたね。というか例年より早くないですか?長く岩手を離れていたので少し季節感が鈍っていますが、まだ10月、秋だと思っていたのですが…。
 寒くなると前の冬に水道が凍って慌てたのを思い出します。ちょうどこのホームページを開設したころだったでしょうか?今年は凍らせないように水道周りに気をつけて過ごしたいです!

 今回はちょっとサロンの新しいメニューについてちらっとご紹介したいと思います。前々からこちらもTwitterでは呟いていたのですが、この度「ホットストーンマッサージ」をメニューに導入したいと思っています。
 視覚障害者の職業選択としてあん摩マッサージ指圧師、および鍼灸師というのは非常にメジャーであるんですが、火を取り扱うという都合上実情はお灸に関しては視覚は持っていても提供していないなんてことは少なくありません。西日本、特に四国地方ではそれでも比較的頻繁に視覚障害者にも用いられていますが、自分は正直苦手としている分野です。既に練られている市販のお灸を使う方法もあるのですが、個人的にはやっぱりその人その症状に合わせて大きさや温まり方を調整して、自分でオーダーメイドで作るお灸にこそ意味があると思っていて、やっぱり乗り気になれなかったんですね。「鍼灸指圧Akariサロン」という看板をかけておきながら実は「鍼指圧Akariサロン」だったという衝撃の事実をここに告白します(笑)。
 それでもやっぱり身体を温める温熱療法もサロンで提供できたらなーとずーっと思っていたのですが、その解決策として、今回艾を燃焼させて温めるお灸ではなく、温めたストーンで施術をする「ホットストーンマッサージ」に行き着いたわけです!今回購入したストーンは背部、つまり背中の施術に用いるもので、腰痛や肩こり、そして自律神経の調整などに特に効果的であると言われています。他の手足に関してはまた専用のストーンを購入した時にサロンでも提供できたらと思っています。10月中には、サービス開始したいなーと思って道具を全力で揃えているところですので、みなさんもお楽しみにおまちくださいね!より詳しい内容は次回のブログも使って書いて行きたいと思います!
2022/10/13
新しいバスセンター…気になりますね…
 こんにちは。いよいよ先日施術室の暖房を解禁しました。盛岡市も「朝晩は冷えますねー」という挨拶から「冬が迫ってますねー」という挨拶に変わってきたように思います。先週の天気予報とかだと「また暖かくなります」みたいな感じだった記憶があるのですが、どこに行ったんでしょうね(笑)。
 前回のブログで「ちょっとしたことでも身体のトラブルに繋がる寒さ」と書きましたが、早速そんな方のご予約が急増しています。本当にちょっとしたことで腰痛や肩こりになります。寝ているだけでもなる方もいらっしゃるので、どうぞ大袈裟ではなくお体にお気をつけてお過ごしくださいね。サロンの施術室の暖房も解禁しました。暖かいお部屋でゆっくりと寒さで凝り固まった身体を緩められる空間と時間をお届けしていきます!

 さて、どんどん寒くなってくると医療従事者として気になってくることがもう一つあります。何を隠そうインフルエンザをはじめとするウィルス性の感染症です。ここ2年はインフルエンザよりも新型コロナウィルスがさらに気になるところです。政府による全国旅行支援が始まったり、国外からの入国規制も緩和されたり、コロナ禍が収束したかのような動きもありますし、福岡出張に行った時、東京や福岡では以前のような検温や消毒の数が減っているようにも思いました。Akariサロン的にはこういう時こそ感染対策をしっかりして行きたいと思っていますが、「そろそろ楽しく外出したいなー」という個人的な思いも強くあります。外食や旅行など、最初から最後まで楽しめるようにしっかり対策しながらいよいよ少しずつ見えてきた世界の春も満喫したいですね!みなさんは旅行や外出のご予定は立てられましたか?

 自分は特に最近オープンした新しい森岡バスセンターに行ってみたいなーと思っています。飲食店もホテルもテレビやネット記事を頻繁に見かけ、みるたびに「面白そうなものができたなー!」と楽しみをふくらませている今日この頃です。県内の人の注目も集まっていますし、まずはこの旅行支援で来られる県外の方に楽しんでいただけたらいいかなと思っているので、自分はもう少し後になってから遊びに行きたいと思っています。行ってみたら視覚障害者の視点での感想もブログにまとめてみたいですね。とにかく本当に楽しみです!期間中に県外旅行もできたらしたいなーと思っていますが、はたして仕事とのスケジュールがどうなることやら(笑)。どこかに行けたらそれもまたブログにまとめます!みなさんも重ね重ねになりますが、感染対策には油断せず、旅行を楽しんでくださいね!
2022/10/11
視覚障害者の趣味!ファッション、スーツってかっこいいよね!
 こんにちは。盛岡市もすっかり秋野雰囲気になりましたね。雨が降ると秋を通り越したような寒さになって布団から抜け出すのが大変だと感じます。
 先日普段はなんともない方がちょっとしたことでぎっくり腰になられて急遽いらっしゃいました。やはり気温がさがるとこういった不意の身体のトラブルも増えてきます。腰痛や肩こりなどの運動器はもちろん、自律神経などのメンテナンスもかかさず気をつけて行きたいですね。そういった目的で鍼灸や指圧を週1で定期的に受けられている方が増えてきています。仕事にしている身としてありがたいことですし、日々のこうした発信が少しずつみなさんに届いているのかな?と思ってますますがんばろうと思っています。みなさんのご予約お待ちしています!

 さて、前回やっと福岡出張の内容を書き終えました。書ききれない楽しい思い出はまた思い出した都度書いていくことにして、今回はまた日常の内容に戻ってみたいと思います。今回は最近やり始めた、というか気にし始めた趣味について書いていきたいと思います。視覚障害者の趣味事情の公開です。
 最近はまっていること、それはファッションです。特にスーツやジャケパンなどといったメンズのクラシックスタイルに近づいたファッションについて調べたり考えています。仕事上スーツもジャケットもほとんど着ませんが、というか着ないからこそクラシックスタイルでビシッと決められる男性に強い憧れがあれます。スーツは元々軍服、男の戦闘服ですからね、かっこよく着こなしたいなと思っています。
 自分がAkariサロンの社長になる時、2年前のクリスマスに初めてオーダースーツを作りました。とっても気に入っていて講座に登壇する時はいつも着ています。そのスーツを作る時にテイラーさんといろいろ相談したり、自分が視覚的に見えない部分について教えていただいた時がすごく楽しくて、そのころからスーツの素晴らしさ、かっこよさが大好きになりました。バリバリの日本人ですが、時に英国紳士のような気品あふれる存在になりたいなと思います。
 そんなスーツやジャケットなどクラシックスタイルのアイテムについて生地、カラー、シルエットなどずーっと調べて憧れる時間が最近の楽しみなんです。でも困ったことに調べても見ることができませんから、やっぱり「どんなものなんだろう?」ということもたくさんあります。ファッションには本当に疎い人間なのでカフスすら触ったことがありません。一度触ってみたいと思うアイテムがたくさんあって、そういう未知に溢れているのもこの時間が楽しいと感じる部分ですね。見える人と服屋さんとか行ってみたいです!
 そんな楽しみが積み重なってきて今度また別の活動を始めることになりそうです。詳細はまだ書けませんが、面白いことになったらこちらのブログやツイッターでも報告したいと思います。報告をお楽しみに!
2022/10/05
視覚障害者の出張! 帰宅編、知らない街でも自由に移動できる時代に感動
 こんにちは。今回はいよいよ視覚障害者の出張帰宅編です。福岡から盛岡市まで、台風の影響で足止めを食らった一部始終を面白おかしくお届けします!

 9月19日午後、無事退会も終え「さあ帰るぞ!」となったはいいものの、山陽新幹線博多広島間終日運休、当然乗る予定で楽しみにしていたサンライズでの岡やま東京間の夜行列車の旅を早々におあずけを食らってしょんぼりとなりました。おまけに一緒に九州入りしていた弟は博多から宮崎へいっていて、当時の宮崎は電車もバスもてんてこまいで物流も人の流れもストップでしたから「どっちにしろあと数泊することになりそうだー」という結論に至りました。大会に出席していた他のメンバーも同じような状況だったのでまた一緒にもう一泊することに(笑)。観光地が営業再開しているわけでもないのでひとまず博多駅付近のホテルを押さえ、時間を潰す、もといメンバーの交流を深めるためにカラオケへ。自分は年に数日だけカラオケに行きたくなる時期がありますがそれ以外はあまり行きませんし、そもそもコロナ禍の中ではエリートみたいな自粛生活を普段しているので(笑)カラオケはたぶん3年ぶりくらいだったかと思います。マスクをしたままカラオケをすると口を思うように開けられないからすぐに喉が痛くなるなーなんてことも感じながら思わぬもう一泊を楽しみました。
 20日はだんだんと動き出した交通機関で帰っていくメンバーを全員見送り、いよいよ博多の街で一人宮崎の弟の帰りを待つことに。しかし宮崎の交通はそれでも復旧しないようで、17時頃に「ようやく博多行きのバスに乗れた!」との連絡が。博多に着くのは21時、残念ながらもう一泊がここで確定しました(笑)。スマホの充電ができ、Wi-Fiが通じ、飲食物が確保でき、トイレにも自由に行ける、そんなカフェやカラオケを転々としながらメンバーの最後を見送った10時半から弟到着の21時まで、視覚障害者でも街を歩き回れるような時代になったんだなーとちょっと10年ほど前を思い出しながら感動もしていました。スマホが自由に使えて地図やお店の情報を調べられるというのは見えてれば当たり前なんですけれど、自分が中学生のころの視覚障害者はそんなことしていなかったような?と思うと本当に便利な時代になりました。
 そうして21時、弟がやっと博多に到着、バスに揺られて4時間、腰痛も肩こりもあるようなガタガタな状態だったのでもう早くホテルに行こうと急ぎホテルへ、大浴場で兄弟の九州旅行の体験を共有して無事床につくことができました。
 21日はようやく帰路に、10時半の博多発の新幹線に乗って18時半にようやく盛岡駅に降り立ちました。帰りは大会の報告書や溜まった文書の作成業務などやっぱり仕事をしていました(笑)。出張と称して仕事のために出てきていますが、普段の仕事の方は止まっていましたからね、仕事仲間に遅れを詫びながらカタカタと文章を作り続けていました。もうこの新幹線の中は思いでもなにもありません、動く執務室ってやつです(笑)。

 こうして無事台風に直撃されながらも帰ってくることができました。まだまだおもしろかったことはありますが、それは日々のブログの中で思い出した時に少しずつ書いていこうと思います。長くなりましたが、福岡の旅の報告は今回でひとまず締めとさせていただきます。ありがとうございました。
2022/09/30
視覚障害者の出張!福岡グルメと観光
 こんにちは。ネタが溜まっているので高頻度なブログ更新です。引き続き「視覚障害者の出張」をお送りいたします。
 今回はバスで盛岡市を出発してから前回のブログの書き初めの出張の本題に入るまで、主にグルメと観光記録になります(笑)。

 16日の朝7時頃、無事東京駅に到着しました。髪を結ぶほど伸ばすようになって初めての夜行バス、普段とは少し体制を変えた寝方を模索してごろごろ寝返りを続けたバスの一晩,髪を伸ばしている女性はやっぱり苦労が多いんだなーとまた新たに感じた体験でした。普段なら腰痛も肩こりも何もないのですが、今回は少し首に寝違えのような痛みを生じながら東京に上陸、即座に首を自己調整して活動開始です。
 といっても13時の新幹線まで6時間、けっこうな時間があります。フツーこういうときは東京ならではのことを楽しむのですが、なぜか弟の提案により映画館へ、インスタグラムにも書きましたが何故かワンピースの映画を見ていました(笑)。岩手でもできるやん(笑)。この映画の感想はまたいつの日か、ネタバレをしてもある程度大丈夫になったころ、映画館での上映が終わった頃を見計らってブログにまとめたいと思います。今の所かいておきたいのは2つ、「めっちゃよかった!」ということと「朝一の上映だったからめちゃいい席だった!」というところです(笑)。
 そして東京で福岡の鍼灸院の先輩にお土産を調達。実はこのためにしっかり南部びじんも事前に買っていたのにサロンに忘れて行ってしまうという(泣き)。ということで岩手や東北らしいものを東京駅で探しました。さすが東京駅、自分のような人間のためにかなり地方のお土産の種類も豊富でした、歩いてて楽しい!
 駅弁も購入して13時の新幹線に乗車、常々「本当に静岡にとまらないの?静岡県民が話を盛ってるだけじゃないの?」と思っていたのですが、本当に静岡に止まらねーじゃねーかと感動しつつ西へ西へと参ります。サロンの事務仕事をしたり、食生心理の仕事をしたり、寝たり、アマプラでアニメをみたり、インターネットの発達でどこでも自由な活動ができるのはありがたいですね。トンネルが来るたびに「Wi-Fiが遅い!」と隣の弟が鱗滝さんのモノマネをしてきてそれにも笑わされていました(笑)。

 そうしていよいよ18時、博多駅に到着です。まず最初に思ったのはやっぱり「博多暑過ぎ!」でした(笑)。当日の気温は見ていませんがもう夜なのに昼間みたいな暑さでした。北国生まれの兄弟は「暑い暑い」と言いながら先輩と合流してキンキンのやつで早く乾杯したいと急ぎ二日市駅を目指します。10分おきくらいに電車がくるのを見て「やっぱこういう交通インフラだと視覚障害者ももう少し自由に生活できるよなー」と改めて思いながらも、その10分の暑い待ち時間は待てないので岩手が一番だなとも思いました(笑)。
 二日市で先輩と合流したら速攻で駆けつけ三杯、先輩とリアルで会うのも学生時代以来なので5年ぶりくらいでした。懐かしいはなし、今の鍼灸院経営の意見交換、これからの鍼灸業界の話などしましたが、一番多かったのはやっぱり福岡グルメのあれこれについて初日のレクチャーをいただきました(笑)。焼き鳥をいただきながら食生心理の話も交えつつ、福岡の食べ物はどう楽しむのがおすすめか、ここでしっかり聞いておけたことによって出張中はほんとうに毎食美味しい食べ物にありつけました!先輩ありがとうございました!
 その夜は弟共々先輩のお家にお邪魔して就寝、17日の観光もこのまま楽しみました。ずーっと行きたかった武蔵寺、ここは菅原道真が中央政界から福岡に移動させられた無念さえ許しに至った太古からのパワースポットです。朝一のお参りだったので人も少なく、落ち着いた中で身も心も清めてきました。福岡に行くなら本当におすすめのスポットです!
 その後は同じく菅原道真がお祀りされている太宰府天満宮へ、武蔵寺からめっちゃ近くて本来は行く予定ではなかったのですが、近くて行けるのならばこちらもお参りに行かねばと急遽参上。武蔵寺とは一転、かなりの観光客で賑わう中こちらでも日頃の感謝をお伝えしてきました。
 ちょっとまじめな話、自分は無宗教というかスピリチュアル的なものを感じる能力があるわけではありませんし、情報として詳しいわけでもありません。しかし心理学を仕事とする身として「許し」というのがとても重要なことだと思っています。あらゆるストレスは許しさえ習得できれば解決できます。自分の能力の足りなさや限界を許すことができないから仕事でストレスを抱える、子供を思ったように育ててあげられない自分のふがいなさが許せなくて子育てでストレスを抱えてしまう、悩みというのは他人か自分かを許せないために起こってしまう感情なんですね。自分はこれを「許せない自分すら許すってどういうことだろう?」と日々探して考えています。この許しに至った人たちが仏道で名を残した人たちや人間が神様と呼びたい存在だったりするんだと思います。そんな現代風な言い方をすれば「究極的、永久的にストレスから解放された人たち」がどこでどんな体験をしてストレスの解決策、すなわち許しを会得したのか、自分の身をもって体験してみるためにお寺や神社に足を運んでみることは有効なことだよなと思っています。何度も言いますが自分は無宗教ですから「悟りに至りたい」とかいう欲求はありません。ただ心も体も自分の自由にできるコンディショニングの技術に興味があるだけなんですね。

 この後は前回のブログの通り、メンバーと合流して大会が始まりました。大会が終了してから帰宅までの放浪記はまた次回、お楽しみに!
2022/09/27
食生心理日記 2022/9/27
 こんばんは。最近は視覚障害者の福岡出張のブログをまとめていましたが、先ほど食生心理日記の方も更新したので、こちらにもいつも通り転載したいと思います。過去の日記もサロンのホームページ内に転載されていますので、ブログを遡ってご覧になってみてください。
盛岡市もいよいよ寒くなってきていますのでみなさんも体調管理にはお気をつけてお過ごしください。寒くなると筋肉のパフォーマンスも低下して腰痛や肩こりなどの症状も出やすくなります。少しでも違和感を感じましたらぜひ鍼灸や指圧、マッサージ施術などを受けられてみてくださいね。Twitterにも書きましたが、Akariサロンは火曜日に結構空き時間が固まる傾向があります。火曜日ですとご希望のお時間に施術ができる可能性が非常に高井のでご参考までに
それでは食生心理日記をどうぞ!


🔷食生心理日記🔷
2022/9/27

 一つの食材、一つのストレスと向き合い続けて1ヶ月、流石に適切な手段を取ると大概のものは片付くようにできているみたいです。過去が片付くと現在にフォーカスできる時間が拡大します。劣等感、羞恥心、罪悪感、大体のストレスは過去の体験を元に未来を想像した時についてくる不安のようなもの。その根本たる過去をストレスやトラウマという風に認識していたものを、別の認識にプログラムを書き換えるように書き換えてきた訳です。
 現在にフォーカスできる時間が増えると基本的に自分を満たす感情はポジティブなものが多くなって来ました。そもそも大部分の時間をストレスフリーに過ごしていたのですが、今回特に大きな変化を感じたのは「退屈な時間が減った」というところです。健康のためにはかなり重要な内容です。

 退屈と思うことが少なくなると振る舞いも別人のようになって来るのを感じました。何はなくても楽しそうにしていると自分が外界に及ぼす影響力というのも拡大してくるみたいです。先日16日から21日まで福岡に出張に行っていたのですが、朝ごはんを食べるだけで注目を集めたり、電話をかけるだけで注目されたり、不思議なところでちょっとしたアイドル状態になっていました。自分の知っている仕組みとしては理解できる現象なんですけれど、何度体験しても驚くような急激な変化です。やっぱり思考というのを自分でコントロールできる技術が手元にあるというのは自分の周囲に大きな変化を与えられる技術と言えますね。

 さて、そろそろ次のテーマと向き合っていこうと思います。というか書くのが遅くなりましたが既に次のテーマの食材をミックスした生活を2週間ほど続けています笑。
 10月からまた新しい活動を始める予定なのですが、そのためにより多くの人に協力してほしいなーって思いがあるんですね。性格にいうと「みんなに手伝ってもらえるかな…?手伝ってもらえなかったらどうしよう…
?」というストレスになります。今度はこれと向き合うために、また新たな食材を食べ続けています。また変化があれば日記に✍️
2022/09/26
視覚障害者の出張! 今回の出張の本題は?
 こんにちは、今回も16日から21日までの福岡出張の報告です。重要な部分はなるべく早くまとめておきたいので、今回は17日から19日にかけての大会に関わる部分の内容です。それでは早速まいりましょう!

 19日の夕食は自分を含めた主催団体のメンバーと、地元福岡の視覚障害当事者の方々と合同で懇親会を開きました。前日16日の夜から合流していた福岡で鍼灸院を開業している高校の先輩を急遽お連れするというドタバタもありながら地元でも評判のお店へGO!最年少が26歳の自分、平均年齢がおそらく33歳くらいのまさに若者の集まりがここにできあがりました(笑)。明日から台風がくるということも知りながら、せめて今日は平穏に福岡の若者のこれからの活動が盛り上がるようにと福岡のグルメを楽しみました。食生心理という食べ物の好みと感じているストレスの関係性についての分野で仕事をしていると話すと飲み会の度に怒るのは「この料理が好きな人はどんなストレスがかかってるの?」という話題です。あまり詳しく話すことは自分のボスに止められているので情報を選びながら知識を総動員して場を盛り上げました。実は主催団体に自分が加入したのも今年度からでメンバーとリアルで会うこと自体初めてだったのですが、そんななかでもしっかり和の中に入れたことも嬉しかったです。普段は引きこもりなんでね(笑)。盛岡市から福岡までの移動で固まった身体もここで少し緩めて楽しいながらも段々とお仕事モードになっていく訳です。

 18日はいよいよ台風直撃の中大会が始まりました。ホテルの外の会場を用意していたのですがもう視覚障害者がぞろぞろと20人近く外に出たらどんな危険があるかということで急遽全てをホテルの中で行うことに、こんな変更もオンラインだからできることですね!代表者会議という、まあこれは肩こりがおこりそうなないようなのでここには書かないようなかいぎをして、研修会として別の視覚障害当事者団体が発足している組織の代表とパネルディスカッションをして、そして夜はやっぱり地元福岡の組織の役員の方々との懇親会になります。前回のブログでも書きましたが、当事者団体に若者が加入することは最近は少し珍しいことになってしまっているんですね。そんな中26歳の自分が加入したり、その繋がりで同年代の先輩が地元団体と繋がるようになったり、役員の方々にもこういう流れが喜んでいただけて、これからの自分の活動ももっと精力的に行っていきたいなと改めて感じました。大袈裟ではなく視覚障害者の未来の一ぶは自分の活動に少なからず影響されるだろうと自覚しました。岩手でも視覚障害者の青年層が集まって何か面白いことができたらいいなと考えています。

 19日はzoomのブレイクアウトルームを利用して全国の視覚障害者と情報交換会を行いました。趣味・仕事・恋愛や結婚・これからの視覚障害者の未来についてなど、気軽なところからまじめなところまで、おおよそ60人近い視覚障害者が全国からアクセスして話し合いました。行ったこともない地域の、普段交流しない年代の視覚障害者がどんな生活をしているのか、今までなかなか気にしてなかったことを情報として集められたのが何より新鮮な感覚でした。この内容の報告は後日YouTubeに公開されますのでよろしければご覧ください!

 出張の重要な部分の内容はこんなところです。視覚障害者が20人近く集まるということ自体視覚障害関係者でないとなかなか想像が難しいことかと思いますが、「もっと詳しく知りたい!」という方はぜひサロンにお問合せくださいね。
2022/09/23
視覚障害者の出張!五泊六日福岡の旅お品書き!
 こんにちは、Twitterで少し書いていましたが、16日から21日まで福岡に出張に行っていました。現地では大変な台風に直撃され、かなり予定が変わって活動していました。そんな様子をこれからすこしずつブログにまとめていきたいと思います。

 まず今回の出張の内容というのが「日本視覚障害者団体連合青年協議会」が主催する「全国青年研修大会」というものに主催者の一員として現地参加するための出張でした。普段は鍼灸師であって腰痛や肩こりなどと向き合っていますが、視覚障害者としてこんな活動もしていたわけです。非常に内容の濃い出張だったので今回のブログではどんな日程だったのかにとどめたいと思います。

 9月15日23時、盛岡市を夜行バスにて出発、翌7時に東京駅に到着しました。夜行バスや夜行列車で朝早く現地に到着するあの感覚が好きなので今回は陸路を選びました。13時の新幹線で福岡へ向かう予定でそれまでの空き時間を今話題の映画『ONE PIECE FILM RED』を見ることに、久しぶりの映画館視聴を楽しみ予定通りの新幹線で18時に博多駅へ到着しました。
 現地では同じく鍼灸院を開業している高校の頃の先輩と合流、現地のグルメを余すところなく商会していただきました。18日の夜は先輩のお家へお邪魔して一泊、17日は観光としてずーっと行きたかった武蔵寺と太宰府天満宮へお参り、そうして午後からいよいよ大会関係者と合流して出張のお仕事部分のかいしです!
 17日の夜は地元の視覚障害者との懇親会、実は青年協議会といいつつ各地の加盟団体で青年層の加入が少なくなっていて「ちっとも青年らしい活動ができていない」という問題があったのですが、このようにイベントがあるとさすが人が集まるもので、これからの福岡での視覚障害者青年の活動がこれから盛り上がって行きそうなかんじでした。16日から合流していた高校の先輩も「福岡でもっと精力的に活動したい」と言ってくださって、お連れした自分としてもこれからの視覚障害者の未来に少しばかり貢献できただろうかと誇りに思っているところです(笑)
18日と19日はいよいよ大会です。といっても台風がやってきて全てホテルの中でやることになってしまったのですが(笑)大会の内容はYouTubeで後日動画化される部分もあるのでぜひそちらもご覧ください。Twitterの方で共有したいと思います。
 ここからが大問題、当初19日の夜のサンライズにて東京へ、20日の東京駅から盛岡駅への夜行バスで帰ってくる予定だったのですが、台風が長逗留したために19日はJRが完全に運休、一緒に九州へ旅行に行っていた弟と合流して帰路につく関係で21日もまた一泊して、やっと盛岡に帰ってきたのが21日の18時半となりました。ここでも面白いことがたくさんあったので、後日のブログをお楽しみに!

 さて、出張のお品書きをひとまず書きましたが、ここからさらに「視覚障害者が旅行するってどんな感じなの?」とかとかとか、いろいろ細かいところにおもしろ要素がたくさんあるわけです。それは少しずつまとめていきますよ!
2022/09/13
視覚障害者の映画鑑賞 名作に思う名作の理由、芸術の面白さ
 16日からの福岡出張のために準備を着々と進めています。今回は式典出席などあるのでスーツも持っていくのですが、これが一番厄介ですね。せっかくのオーダースーツなので皺がついたり傷めないように大きなキャリーケースを選びましたが、片手に杖、片手にキャリーケースと両手が塞がって歩くのは何度やっても疲れるものです。盛岡市も数日暑い日が続いていますが、福岡はもっと暑いようなのでそれもびびっています(笑)。

 さて今回は予告通り「視覚障害者の映画鑑賞」をお届けします。芸術の秋ですから、腰痛や肩こりなどの身体の悩みは忘れて芸術作品に没頭したいですね。そんな時はぜひAkariサロンで鍼灸やマッサージ施術を受けてみてくださいね。

 今回題材にしたいのは、「ロード・オブ・ザ・リング」、そして「ホビット」です。言わずと知れた名作、そして合計5作もある大作について書いていきたいと思います。
 まずこのシリーず、共通してとてもストーリーが自分の好みであるというところで面白い作品だと言いたいんです。しかし、視覚障害者になってみて見てみると核シーン何がおきてるのか非常にわかりにくいなーと感じました。効果音が「がちーん!」とか「ごーーーー!」とかなっても「なんだなんだ?」という感じですし、「ガオー!」とか「ぎゃー!」とか叫び声が上がっても「誰だ?」ってなりますし、一番わからないのはエルフ語やドワーフ語やオークの言葉です。もう字幕が読めないと何がおきたのか(笑)。
 でもこれを視覚障害者でも見て楽しめるように作ってほしいとは思わないんですね。言葉にするとダサくなってしまう部分、視覚効果を楽しむ緊迫したシーン、そういうのを作りてである監督や脚本やキャストが最も楽しめるように作った最高傑作のはずだから、むしろその最高傑作を楽しみきれない障害を悔しく思うような方が大きいです。
 ちなみにロード・オブ・ザ・リングは見えていたころに見たことがあるのでこちらは多少覚えてる部分で補正して楽しみましたが、ホビットの方は本当に何が何やらわかっていないところがたくさんあります。いつか見えるひとと一緒に見て改めて味わいたいものですね。バリアフリーな作品ではないけれど、バリアフリーじゃないからこそ傑作と言えるものも芸術には存在するし、むしろこれからも芸術においてはそういうのも大事なことだなーと思いました。こういうところも映画やアニメが好きな理由だったりします。
2022/09/07
食生心理日記 2022/9/7
 盛岡市はすっかり秋野天気になりましたね。湿度が高くて室内は汗をかくようなところはありますが、気温が高井という純粋な暴力的な季節はもう過ぎたのかな?と少しほっとしています。
 さて今回も鍼灸とは違う腰痛や肩こりといった肉体のお話しではなく、食生心理の日記を更新したのでそちらを転載します。次のネタは久しぶりに「視覚障害者の映画鑑賞」を書こうと思っているので、そちらもお楽しみに!週末くらいには投稿したいと思っています!

🔷食生心理日記🔷
2022/9/7

 過去のトラウマ的な記憶と向き合っていました。それは自分のアイデンティティでもありながら、当時の自分にとって好まざるアイデンティティの獲得であり、現在の自分にとっては装飾品の一つになったものです。自分の障害に対する認識を簡単にまとめるとこんな認識でした。この記憶の部分を磨く食材を食べ続けています。

 少し変わったのは「自分のトラウマをしっかり理解し、向き合おうとすること事態は未熟故にしてしまうことではない」というように「現在の自分の未熟さを感じる」というようなストレスは以前ほど感じなくなったというところです。確かにもっと違う部分に能力を集中して次に進みたいというのは活気あふれる自分の理想像として忘れずにいたい、でもそこに至る過程に、今自分が持つ技術を投入する過程が必要だと気づけたのは賢明だと思う。だから今はそのプロセスに集中したらいいと思う。

 以前自分のTwitterにこんなことを書いた記憶があります。
「過去の辛い記憶が鍵をかけて部屋の中に引きこもってる。自分はそいつらを引っ張り出してひきづってでも前に進む。旅の途中でそいつらの力が必要だから。」
 トラウマと向き合う食材を食べ続けた今の自分の感覚は、
「そうやってひきづってきた自分達ともう一回話し合って自分チームを強化しよう。全員が推進力であり続けられる方が効率がいい。」というような感じです(笑)。効率というのはあまり使いたくないことばですが、その辺は自分の統計的特性としてしかたない部分があるとして、そこまで理論的に考えられるのだからこの自分チームはまだまだ潜在的推進力を残していると考えています。全員がまとまった動きができるチームになるまで、もう少しこの課題と向き合っていくことにしたいと思います。
2022/09/01
サロンの仕事以外になにしてる?鍼灸師のダブルワークについて!
 盛岡市の湿気がすごいです!気温は高くないからエアコンをつけると施術を受けるお客さんはちょっと寒い、でも施術をする自分は汗だく!そんなちょっと大変な天気がこれから続きそうですね。台風があんまり近くを通らないといいなーと思っています。

 今日は普段鍼灸師として腰痛や肩こりなど主に身体のトラブルと向き合っていますが、実はダブルワークで心に関わるトラブルと向き合う仕事をしているという内容です。以前から少しずつこちらにも書いていますが、「食生心理」という食べ物の味覚がストレスにどのような影響を及ぼすか、感じているストレスと食の好みの間の関係性などについてのお仕事です。
 最近この食生心理を中心とした日記を始めたので、こちらのブログにも転載する形で、「食生心理ってどんな効果があるの?」ということを発信していきたいと思います!今回はその日記の第一弾です!

🔷食生心理日記🔷
2022/9/1


自分にとって、自分が視覚障害者だと思い知らされた日のことは大きなトラウマと言っていいと思っています。フラッシュバックは起こしませんが、リアルに体験談を話す時、感じていた焦りや孤独感をそのままみなさんにお伝えできる自信があります。心理学上トラウマのような記憶は手放せずにいる場合、当時よりも時間が経つほど誇張されたものになりやすいということがありますが、それを踏まえても我ながら「よくやったなー」と小6の頃の自分を褒めてあげる時間をわざわざ日常に作ってあげています笑。

しかし一方で「いつまでそれをケアしつづけるんだ?」という思いもあります。「そんなことで悩み続けるのは未熟だ」と思う少し大人になった理屈という分別を持った、次に進みたい自分もいるのです。

こういうストレスを和らげてくれる食材も、食生心理の研究データの中には存在します。8/27から1日1食、欠かさずその食材を食べています。まずはこのストレスがどのように変化していくか、日記にまとめていきたいと思います✍️

ちなみに次のテーマ、次の食材も既に決まっているので、焦るつもりはありませんがなるべく早く次の実験フェイズに進みたいと思っています😺
2022/08/26
鍼灸師の身体のケアは?身体のプロが身体にかけるこだわりの時間
盛岡市みたけは風邪が強いということもあって数日エアコンがいらないような快適な涼しさになっています。あまりにも快適なので「東京からUターンしてきたかいがあるなー」としみじみと岩手での生活の良さを感じています。ミントやゴーヤやアサガオなど植物も育てて、物件のオーナーさんが残してくださったバラやナデシコの花壇もあって、本当に穏やかな生活をゆっくりと楽しめる場所ですね。東京の小さなアパートではできなかったゆとりのある生活です。
 こうして心にゆとりを持って生活していると細かなことも大事にできるような気がします。自分は鍼灸師として特に身体の隅から隅まで大事にするようになったなーと、東京から戻ってそろそろ2年が経とうとするこのタイミングに思いました。腰痛や肩こりなどの身体のトラブルがなければそれでいいと思っていましたが、今では髪の毛や爪にもそのケアの手が伸びています。今日は皆さんの身体を大事にすることが仕事の鍼灸師が、実際どのレベルで自分の身体を大事にしているのかということを書いてみたいと思います。「身体の隅々までそのレベルで大事にしてたらそりゃ心も体も健康でいられるだろーなー」と思っていただけるような内容だと思います。

 まず身体をケアする道具が多いです。最近は男女で区別することは何かと好まれない傾向にありますが、それでも旅行に行くと女性にびっくりされるくらい朝・夜の準備にかかる道具が多いです。髭剃りや爪切りや歯ブラシはもちろん、髪を解かすつげくしとボア毛のブラシ、髪と肌のオイル、爪を磨くガラスのやすりなど、いつの間にか道具が増えてきてしまいました(笑)。今でも特に髪の毛に関わるものが増え続けています。増えれば増えるだけ自分の身体のパーツが健康そうになっていく、これが趣味のような楽しみがあってついついやめられないんですね。健康を目指すことが楽しくてやめられないのだから我ながらいい趣味をしていると思います。
 そして身体にかける時間もおそらく人より少し長いです。筋トレが趣味と書いたようにトレーニングもしますし、爪切りはほとんど使わずに毎日やすりで微調整をしています。これは職業上手先の感覚にミリ単位の調整が必要だからというのもありますが、そういうのが関係ない足の爪もなぜか爪切りではなくヤスリで調整します。やっぱりそういう時間は楽しいと思っている部分があります。自分の身体を大事にする時間が楽しめないというような生活を東京ではしていたんだなーと最近は思うこともあります。まさに心のゆとりですね、大事にしたいと思っています。
 「神は細部に宿る」と言います。自分の身体中の細胞一つひとつに神が宿って健康に暮らしていきたいなと思いますし、みなさんの身体にも神が宿って心も身体も健康になっていただきたいと思って毎日施術をしています。もっと多くの人に鍼灸や指圧、マッサージをたくさん受けてもらえるようなサロンになっていきたいですね。
2022/08/22
柔軟はいいぞ!悪いことは言わないからやったほうがいいぞ!毎日じゃなくてもいい、3日に1回でもいいからやった方がいいぞ!
 こんにちは。夏はもう過ぎ去ったのかと思っていたら少し気持ちのいい暑さが戻ってきましたね。人より暑がりなので東京から盛岡市に戻ってきたかいがあるなーというような涼しさですが、8月らしい天気も味合わずに夏が終わるのも寂しいのでこれはこれで喜ばしいと思っています。もっともTwitterにもいつも書いていますが基本的にインドア、じゃなかったひきこもり(笑)な鍼灸師なので気温が暑くなってもエアコンの効いた涼しい部屋での生活になるのですが(笑)。

 今日は再び鍼灸師の「00はいいぞ」!シリーず、今回も王道ながら「柔軟・ストレッチはいいぞ!」というテーマで書いていきたいと思います。最初に書いておきますが、自分はめちゃくちゃ身体が硬いです(爆)。硬いし、毎日柔軟をしているわけではありません、していないからこそ「悪いこと言わないからやっとけ!」ということを声を大にして言いたいです!自分ももう少し真面目に柔軟に取り組もうと日々思っています。

 筋肉や身体全体の柔軟性も言わずもがな腰痛や肩こりの予防や回復に効果的です。身体の中で離れた部位だと思っていても、筋肉を包む筋膜レベルでは動きに関係性があることが非常に多いです。肩こりの改善のために手の筋肉を緩めたり、腰痛の改善のために足の筋肉を緩めたりすることは鍼灸・指圧・マッサージ、どの分野でも王道パターンです。なのでもちろん身体全体の柔軟性を高めるようなストレッチプログラムに勝ものはないのですが、そうは言っても自分を含め「毎日30分もストレッチできないよー(泣)」と思ってしまいますよね…。と、いうことで、鍼灸師として、「ここがだいじ!」という重要な部分のお話しをしたいと思います!毎日じゃなくても3日に1回、30分じゃなくても5分、ここを第一目標にして健康な身体を未来に残す「健康貯金」をAkariサロンと一緒にしましょう!自分もがんばります(笑)。
 鍼灸師として最も柔軟性を大事にしてほしいと思うのは、ずばり「股関節」です!股関節の動きにはみなさんが気になる骨盤周りの状況を左右する大小さまざまな筋肉が集まっています。股関節周囲の筋肉の柔軟性を高めるということはそれだけ骨盤にゆとりを作ることができるということです。骨盤が良い状態であれば、それだけ腰痛にもなりにくいと、こういうメカニズムで股関節は大事にしていただきたいです。前にも書きましたが「腰」は「月(にくづき)」に「要(かなめ)」ですから、身体の動きで最も重要な部位です。まず腰に負担を書けないために、骨盤にゆとりを、そして骨盤のために股関節周囲の筋肉を柔軟にしましょうということです。自分も重ねて、大事にします!

 今日は自分の苦手なストレッチについて書いてみました。Akariサロンでは柔軟ストレッチのプログラムも症状に合わせてアドバイスさせていただくこともあります。「自分にはどんなストレッチが必要なんだろう?」と気になられた方などはぜひサロンにお問い合わせください!
2022/08/12
筋トレはいいぞ!
 こんにちは。連日東北では大雨が続き各地で被害が出ているようですがみなさんのお家の近くはいかがですか?盛岡市はさすが盛岡駅付近を離れたみたけあたりは水害に強い地域と聞いていたこともあり、視覚障害者でも安心して生活できています。ですがまだまだ雨が続くようなので、自分も油断せずにいたいと思います。

 今日は鍼灸師としてシンプルに健康についておすすめしたい習慣について、今回は「筋トレはいいぞ!」ということを書いて行きたいと思います。何を隠そう自分も筋トレは毎日していて日々かっこいい肉体を目指していますので、筋トレの楽しさと言うのも発信できたらと思います!

 筋トレは肉体の健康にとてもいい行為です。鍼灸師の立場からも「筋力があれば腰痛や肩こりの予防につながる」という当たり障りのないことを言うこともできますが、自分の中ではもっと重要で魅力的な副産物がたくさんあると思っています。そしてこの副産物を狙って行った方が筋トレは長続きするということを最初に書いておきます。

 自分が筋トレから得られているものは大きく2つ。「自分の肉体が洗練されたシルエットになっていくことから生まれる自信や自己肯定感」、そして「運動によって活性化されるホルモン分泌による幸福感」です。

 1つ目の自信や自己肯定感、これは筋トレをするだけでは感じられないのですが、筋トレをした後のシャワーの時にすごく感じます。自分は視覚障害者であり、鍼灸やマッサージ、指圧など身体に触れる仕事をしているので特に敏感なところがありますが、筋トレをした直後というのは明らかに肉体の核パーツで筋肉の曲線美が際立っています。微妙な変化ではありますが確実で、身体のプロからすると別格です!もー毎日筋トレを20分くらいしてからシャワーやお風呂に入るのを1ヶ月くらいみなさんに続けてほしい!線が入る上腕、無骨な胸筋、ついていきたくなるような背中、そして何よりも自分が好きな部位は脚、美しい脚線美のために自分は筋トレをしています!これは個人的な趣味しこうにすぎませんが、シルエットがかっこよかったら毛なんてあろうが無かろうがどっちでもよくなるくらいかっこよくなれるだろうと、男女とも脱毛にお金と時間を使うなら筋トレに時間使った方が美しい肉体と自信と自己肯定感と健康な身体とその他もろもろが手に入るんだから黙ってみんなで筋トレしようぜ!と声を大にして言いたい!!!Akariサロンも筋トレ部を作ろうかしら(笑)?

 2つめの幸福感は初期のブログに書きましたが、特に音楽を聴きながらリズムに合わせて身体を動かすことでドーパミンやセロトニンといった幸福感を感じさせてくれるホルモンの分泌は促進されますし、ただのリズム運動だけでなく筋トレとなるとテストステロンなどのホルモンもストレスを和らげて自分の精神状態を良好な状態にしてくれます。筋トレの度にこれらのホルモンが分泌され、高頻度に筋トレをすることで常に幸福を感じられる精神状態になれるというまさにいいことしか起きないんですね!もうみんな筋トレしよーぜ(笑)。

 今日は鍼灸師の「00はいいぞ!」シリーず第一弾として「筋トレはいいぞ!」でした。シリーず化するかはわかりませんが、他にもおすすめの週間はたくさんあるので、これからもこの場をお借りしてご紹介していきたいと思います!

 今日はキャラ崩壊しちゃったなー(爆)
2022/08/08
技術の成長って? 26歳の小さな悩みと解決
 こんにちは。盛岡市は引き続き涼しい日が続いていますね。天気予報ではもう少しこんな感じの天気が続くようで、暑いのが人一倍苦手な自分としてはありがたいかぎりです。しかしこのまま夏が終わって涼しくなっていくのか、残暑が例年より長いのか、いかがなるのでしょうか?不思議な天気なので気になるところです。

 今日は久しぶりに、純粋に鍼灸師として腰痛や肩こりについて書いてみたいと思います。というのも先日「自分の鍼灸師としての成長はどうやって測ることができるのか?」ということを疑問に思ってしまったもので、いろんな職業の人に「どんな時にスキルの成長を実感しますか?」ということを聞いて回っていたんですね。それでなんとなく答えがみえてきたので、数学の途中式みたいに書いて残しておこうかと思った次第です。みなさんのお仕事での成長はどんな時に感じますか?

 自分は毎日毎施術身体のことで新たに気づくことや施術として試してみたらどんな風に変わるだろうかと気になることがあります。もちろん毎日大きな変化があるわけではありません。腰痛に関わるこの筋肉の緊張を緩めるのに指をどの角度で当てるのが最も効果的かというのを1度ずつ変えて最適な力の掛け方を模索したり、今までは手が届かなかった身体の奥野筋肉にこうしたら手が届くのかとか、とても小さくて地味な変化を続けています。指圧と古武術の身体の動かし方は正しく行えば使うほど歪みが整う身体の動かし方ですから、自分の身体の歪みの調整の精度も日にひに高まっています。以前ブログにまとめましたが、それだけの集中力を施術に注いでいます。おかげさまで「丁寧な施術」と言ってくださる方も増えてきましたが、自分の中でのこのような変化を客観的な物差しで成長とするのはなかなか難しいところがあるなーというのがちょっとした悩みでした。
 でも何千という施術を繰り返してなお施術にこれだけの集中力と探究心を持って向き合っているのだから、自分ってとことんこの癒しと治療の技術が好きなんだなーと、そしてまだまだどんどん好きになり続けているんだなーと先日気づいて、「まあ好きなら他人の成長の物差しで測られることにこだわる必要はないんじゃないか?」と思ったんです。仕事であり技術は最優先ではありますが、趣味のように好きというモチベーションでゆっくりと成長していくというのでも怠慢な訳ではないだろうと(笑)。そんなちょっと自分のなかでプレッシャーを手放す新しい考え方が生まれて、また少し鍼灸の道を楽しく歩いていけそうだと発見がありました。
2022/08/04
Akariサロンの夏
 こんにちは。今日は盛岡さんさ祭りも最終日ですね。盛岡市は日中は雨、夜には晴れるという不思議な天気で4日間を乗り越えたようで、まさに3年ぶりのお祭りはつつがなく執り行われたと言ってよさそうですね。県内外各地では土砂崩れや倒木などの被害もあり、さらには今後の新型コロナウィルスの感染拡大がどうなるかもなんとも言えませんが、ひとまず楽しいイベントが無事行われたようで個人的には一つ喜ばしいこととして数えています。
 AkariサロンもTwitterやインスタグラムにも投稿しましたが、さんさエディションとしてちょっとした遊びをしました。2日は浴衣ですごして施術もしていました。鍼灸も指圧も日本で歴史のあるものですし、何より自分が身につけた「活法」という日本古武術から発展した整体術の影響も受け、実は和装は大好きです。このようなイベントだけでなく常装を和装にしたいくらいには思っています。なのでこうして自分で浴衣を着れるようになれたことも、人に見せる機会があることも実に楽しいと思って過ごしていました。来年もぜひさんさエディション、やりたいですね(笑)

 浴衣を着て施術をしている時にお客さんから聞かれたことがあって、個人的にとても返答につまったことがありましたので少しご紹介します。自分の視覚障害に少し関係することです。
「どうして浴衣着れるの?」
というご質問でした。おそらく帯の結び方とかはどうやって覚えたの?みたいなことだろうと思って答えようと思ったのですが、
「自分が和装が好きで教えてもらったから」

ということしか答えられませんでした。たぶん何をするにしても視覚の障害の有無に関わらずこの動機ありきでいろんなことをすると思いますが、自分もそれだけでいろんなことに取り組んできました。ヴァイオリンも弾きますし、スキーもします。スマホを使って下手なりにも写真を撮ってSNSも楽しみますし、たまに旅行に行ったりもします。何かをやりたいと思うことは見えてる人と変わりません。できるようにする過程はなかなか難しいこともありますし、やり方も普通とは違うこともあります。でもなるべく普通の人と同じような結果にできるようにプロセスを楽しんで、達成できた時の楽しみは見える人とおそらく全く同じものだと思っています。
 まだ上手く考えがまとまりませんが、なんとなく「もっと自分の見物人が増えたら面白そうだな」と今回の質問で思いました。自分が服を買いにいくところとか、街を歩くところとか、それを見るだけで楽しいとか面白いって感じる人はなんだか少なくないような気がしたんですね。今は引きこもりみたいな生活をしていますが、もう少し感染が落ち着いたら外に出て何かみなさんにお見せできたらなーとぼんやり思ったできごとでした。
2022/08/01
視覚障害者の映画鑑賞 「最強のふたり」を視聴して 平等とは何か?
 こんにちは。いよいよ耳からも暑さを感じる季節がやってきました。連日サロンの駐車場あたりではツクツクボウシが路上ライブをしています。盛岡市はいつ梅雨明けするのか、夏になるのかと思っていましたが一気にやってきましたね。暑いですが体調に気をつけて生活してまいりましょう。もっともオンラインの活動も多くサロンの2階に住み着いた引きこもり鍼灸師なので大体はエアコンの効いた部屋にいるのですが(笑)

 今日は暑くていつもの腰痛や肩こりのお話しをしても誰も読みたくないでしょうから(笑)、恒例になりつつある視覚障害者の映画鑑賞についてまた書いてみたいと思います。今日は感動の名作「最強のふたり」について、障害のある自分からすると多様性や障害者理解の理想系だなと思う部分の多い作品です。それではAmazonプライムビデオよりあらすじを抜粋。

事故で全身麻痺となり、車いす生活を送る富豪と、図らずして介護役に抜擢されたスラム出身の黒人青年。共通点はゼロ。高級住宅地とスラム、ショパンとクール&ザ・ギャング、超高級スーツとスウェット、洗練された会話と下ネタ、車いすとソウル・ミュージックに乗ってバンプする身体―。二人の世界は衝突し続けるが、やがて互いを受け入れ、とんでもなくユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。

 この作品を見たことがある方とお話しする時、大体の方は「お互いの置かれた立場を段々と理解していって対等な関係になっていくのが感動的だ」というお話をされます。しかし自分の視点は少し違います。ストーリー開始当初からふたりの関係はある意味対等な関係から始まっているんです。
 ドリスが最初にフィリップのシャワーや排泄の仕方のレクチャーを受けている時に、ドリスは苛烈に「俺にはこんなことできない!」と言い張ります。障害者を目の前に非情な発言に思えますが、障害があるからといって他人がやりたくないと思うサポートを矯正できる訳ではありません。ドリスの主張は人間として当然の権利であり、障害の有無に関係なくフィリップを見ているからこそ堂々と発言できているんだなと思いました。障害者に対する合理的配慮という言葉が浸透し始めて長いですが、できないことはできないというのも人間関係が平等・台頭であるからこそ伝えられることであり、重要な意見交換だと思います。
 フィリップがドリスを見る視点もそうです。一目で介護という現場で働く資質のある人間ではないと思いそうなものですが、それでも彼はドリスに仕事を与えた。即戦力でなくても第一印象だけでなく本人の可能性を信じるというチャンスがあるというのが、最初から台頭にドリスのことを見ているからこその現れです。第一印象というのは大事ではありますが、第一印象で全てを決めてしまうのはもったいないことだなと改めて思いました。これから人に会う時はじっくりと見ていきたいと思います。
 こういう対等な立場から始まるふたりの関係が、徐々にお互いの理解を深めて介護者や雇用主という関係を超えて友人になっていく、どんな人をも台頭に見ていくとこんな人生の不思議もあるんだなと、感慨深い思いになります。平等や台頭というのは道徳的にどうこうというより、自分の人生を豊にするために重要なことなのかもしれませんね。
2022/07/25
新しいダイエット!今ホットな食生心理って何者!?
 こんにちは。いよいよ7月も最終週となりましたね。今年の盛岡市は3年ぶりのさんさ祭りが開催されるようで楽しみです。恥ずかしながら自分はさんさ踊りを踊れないのですが、開催中どこか時間を見つけていけたらなーと思っています。やっぱりあの雰囲気を味わいたいですよね、夏なので(笑)。

 さて今回は鍼灸師としていつも腰痛や肩こりと向き合っていますが、少し違う方面の身体にかかわる情報についてです。今回のテーマは「ダイエット食」です!Akariサロンがサロンとしてしている活動ではなく自分が個人的に関わっている「食生心理(食と生理的欲求における心理学)」という新しい心理学を用いたダイエット食についてのご紹介です!

 食生心理とは、食べ物の味覚が人間の精神やストレスにどのような影響を及ぼすのかということを解明した最先端の心理学の一文やです。食べ物が肉体にどのような影響を及ぼすのかということは栄養学として長年研究され、広く認知された学問となりましたが、食生心理は言わば「心の栄養学」です。
 みなさんがお仕事などで疲れた時に、決まって食べたくなるものなどはありませんか?朝食はいつも決まってこれを食べたい、これを飲むとスイッチが入る気がするなどというものはありませんか?これがまさしく食べ物の味覚が生理的欲求(食べたい)を通じて自分の心理状態やストレスがどのような状態にあるのかということを表しています。朝、コーヒーを飲むことで和らげられている朝のストレスがある、仕事で疲れた後に食べるラーメンが癒してくれている精神的疲労がある、これを化学的に読み解き、応用してより健康な精神状態を実現した豊な食生活をしましょうというのが食生心理という新しい食の選び方なのです!
 では「この食べ物の心理学をどうやってダイエットに応用するの?」と言うと、みなさんダイエットをしたいのについつい食べるのをやめられない時ってありますよね!?夜中に食べるスイーツもアイスもスナックも最高に美味しいです、でもダイエットをするぞと思うとこの魅惑の響きに抗う心が必要になってしまいます。そう、ここに食生心理という「心の栄養学」が大活躍するのです!
 夜中にチョコアイスが食べたくなってしまった!チョコを食べたいということは00というストレスを自分は抱えている。アイスが食べたいということはXXというストレスを自分は感じている。ここをしっかり読み解いて、そのストレスをピンポイントで、別の方法で癒すことができたなら、その夜チョコアイスを食べずに乗り切ることができるということです!なんて素晴らしいダイエットのみかたなのでしょう!
 というイベントが8月にオンラインで開催されます。詳しくはAkariサロンへメール、またはTwitterの DM、お電話なのでお問い合わせください!準備段階ですが発表がとても楽しみな情報になっておりますので、皆様のお問い合わせをお待ちしております^_^
2022/07/19
福島出張 「自分は何者なのか?」という問いについて視覚障害者が感じたこと
 こんにちは。祝日のない長い6月を乗り越えて久しぶりの海のひの3連休、いかがおすごしでしたか?
お知らせやTwitterでお知らせしていましたが、自分は16日・17日と福島の障害者就労支援施設に出張に行ってまいりました。3連休の盛岡市はずーっと雨だったようですが、福島では天気に恵まれて久しぶりの県外行きも快適に過ごすことができました。
「鍼灸師の出張ってどういうこと?」と思われる方もいらっしゃると思うので、今回はその出張の中で感じたことを書いてみたいと思います。

 今回の出張は実は鍼灸師としてというよりも障害者としての活動をしてまいりました。障害者就労支援施設で障害との向き合い方や人生観について、実際に障害を抱えている方や施設のスタッフの方々とディスカッション形式で深く向き合うというのがお仕事です。今となってはほとんど視覚障害で困ることが少なくなった自分にとっては「自分ってどんな道をたどってきたんだろうか?」という過去をじっくりと振り返る機会となりました。
 特に自分が過去と向き合いながらも新しい気づきとして感じたのは「自分は何者なのか今よくわからないから探し中」というある障害を抱えられた利用者さんの発言でした。この言葉を聞いたときに自分の中でも「そういえば自分って何者なんだろうか?」と思わず考えてしまいました。よくわかっていないんですけれど、でも自分が何者なのかわかっていなくても困ることが今はもうない、そう思うと「自分が何者であるか」というのはそんなに重要なことなのか?と根本的なところに疑問を抱いてしまったんですね。
 この答えが出たのは帰り道でした。一晩ずーっと考えてふと「あー、自分はいつでもその時々でなりたい自分を選んで、自分を変えながら生きているから困らなくなったんだな」と解決しました。自分の中で「こういうキャラクターだと思われたい」というのがいくつもあって、それをその日によって自由に選んでいる、これを自由にするというのはいつの間にできるようになったのかまでは思い出せませんが、「何者か」という固定概念がないというゆるさというのはけっこう生きやすいことなんだなーと今まで無意識にやっていたことのメリットに気づくことができたできごとでした。
2022/07/11
視覚障害者の映画鑑賞 「マイ・インターン」を視聴して
 こんにちは。ここ数回のブログは鍼灸師にタブーな政治と選挙のことを書いておりました。盛岡市の選挙も白熱の中に幕を閉じ、これからの国の動きがどうなるのか引き続き注目していくところです。
 今回の選挙は前回に比べて投票率が上がったとのこと、とても嬉しく思います。これからも多くの方に政治に興味をもっていただけるような発信を続けながら、自分でもよく考えて動向を見極めていきたいところですね。

 さて、今回はそんな話題からがらっと変えて久しぶりにゆるく視覚障害者の趣味のお話しをしましょう。第2回となりました「視覚障害者の映画鑑賞」です!
 今回は少しだけ自分の前職のヘルスキーパーという職業とAkariサロンについても絡む映画になっています。取り上げるのはAmazonプライムビデオより「マイ・インターン」を。まずはあらすじをプライムビデオの説明文から引用。

舞台はニューヨーク。華やかなファッション業界に身を置き、プライベートも充実しているジュールス。そんな彼女の部下に会社の福祉事業として、シニア・インターンのベンが雇われる。最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールスだが、やがて彼の心のこもった仕事ぶりと的確な助言を頼りにするようになる。そんな時、ジュールスは仕事とプライベートの両方で思わぬ危機を迎え、大きな選択を迫られる──。

 この映画のどこが自分の前職と関わっているのか?それは社内マッサージ師のフィオナの存在です。そう、自分の前職はまさにあのフィオナの立ち位置です。
 前職の会社では従業員なら誰でも休憩時間やフレックスタイムを使って社内マッサージルームに来て施術を受けることができ、業務の中で生じる腰痛や肩こりをすぐにケアすることができたのです。日本ではこの役割を主に視覚障害のあるあん摩マッサージ指圧師、および鍼師、灸師の国家資格を保有するスタッフが行っている会社が多いです。
 自分の関わる法律なのにあまり詳しくありませんが、日本では「会社の従業員の全体人数に応じて一定割合の障害者を雇用すること)というものがあります。頻繁にこの割合が更新されるので複雑な法律なのですが、たしか現在は3%程度だったように記憶しています。50人規模の会社に1人くらい、視覚障害に限らず聴覚障害、肢体不自由、知的障害などどんな障害でもいいけれど雇用してくださいね、ということになっています。この枠で視覚障害者を雇用して社内マッサージルームを運営するというのがここ20年くらいの大企業のちょっとしたトレンドになっていました。
 しかし2020年、言わずと知れたコロナショックによって大企業の従業員は出社を必要としない働き方に大きく舵をとることとなりました。こうなるとマッサージルームを利用する従業員も少なくなります。仕事がない、となると当然この先の安定した雇用はどうなるんだろうか?ということが視覚障害者の間でも大きな問題になりました。この問題に合わせて「じゃあもー独立してしまおうか!」と動いたのがAkariサロン設立のきっかけでもあります。マイ・インターンを見て「おー、これはヘルスキーパーのお仕事を人に説明っするのにちょうどいいぞ!」と思った次第です(笑)。

 映画の内容にも触れましょう。自分はまだ26歳と若いのでまだまだ人間として荒い部分があるなーと自覚することがたくさんあります。主人公ジュールスのような生きること、働くことに精一杯な状態で余裕や余力を見失う時期です。それに対してベンのような誠実で洗練されたマインドと働き方をとてもかっこいいと憧れを感じました。自分も年を重ねるならあのようにどっしりと、最高のパフォーマンスを発揮できる存在になりたいものですね。
「ハンカチは常に持ち歩きなさい。すぐに人に貸せるように。」
というのがもう余裕の塊だなと、自分にないものは自分の思ったこともない考え方から得られるものなんですね。ハンカチすら人のために持ち歩くなんて、全くない概念でした。見習って自分のものにしたいと思いました。
 そして一時がばんじ、何をとってもベンのような洗練された余裕と誠実さでAkariサロンもゆっくりと着実に大きな組織にしていきたいなと改めて思いました。
2022/07/05
視覚障害者+鍼灸院経営者 YouTubeでどんな動画を見てるの?
 盛岡市もモンスターのような湿気を少しずつ通り過ぎ、ただただ暑い夏にさしかかりました。「施術室のエアコンもついに解禁です。
 この時期は普段の腰痛や肩こりなどの身体の悩みのケアに加えて、涼しい部屋でマッサージや指圧を受けながら日中暑い中での疲れを癒したいという方も増えてきます。施術をよりリラックスした環境で受けられるようにAkariサロンも実は少し工夫をしています。施術室にはアレクサさんがいて好きな音楽をリクエストされる方もいらっしゃいますし、サロンのフリーWi-Fiを使って映画やYouTubeを見ながら施術を受けられる方もいらっしゃいます。施術を受ける時間を自由にご自分で演出できる、この自由な時間もAkariサロンの売りの一つ、楽しみ方の一つです。施術を受けている間に他にどんなことができたら楽しいだろうか、そこをこれからも考えていきたいと思います。

 さて前回は今回の参議院選挙にかけるオーナー個人の期待や思いについてまとめました。ざっと振り返ると、
・Akariサロンはもっとリーズナブルに、より多くの人に施術を提供したい
・そのために消費税の廃止、もしくは減税をしてくれる候補者、政党を応援したい
という思いがあります。
 ここで問題になったのは「消費税減税したら社会保障はどうなるんだ!?」というさしせまった課題です。これについては、
・法人税を増税し、大企業からの財源で賄った方が国民にかかる負担が小さくなるので建設的である
・大企業の成長の糧は法人税減税による内部留保ではなく、個人の株式投資からの調達を促した方が経済の活発化につながり、国民への分配もより大きなものになる
という解決策を提案させていただきました。
 ここでさらに現状目の前にある課題というのが、
「国民の金融リテラシーが低いために株式投資をする人が少なく、大企業が成長するための資金を十分に確保できないために法人税を減税し、消費税という形で国民から財源を確保する方法を取らざるを得ない」
ということです。ここまで前回の振り返り、
 「じゃあどうやったら金融リテラシーを高めることができるの?」
というのが今回ご紹介したい方法、というか人物というかYouTubeチャンネルです!

 自分は一会社の経営者として経済やお金の勉強をやはりやめるわけにはいきません。自分がこれからも食べていくためにもちろん必要な知識ですし、Akariサロンという鍼灸・指圧・マッサージのサブスクという新しいビジネスを会社として作っていくために、お金というものとむきあい続けています。自分のため、組織のために人から「お金なんていやらしい話をするやつだ」と言われることを覚悟しています。それだけお金と向き合っている自分が3月くらいにであったYouTubeチャンネルが本当にすごすぎてめちゃくちゃおすすめなんです!ここにURLをはってしっかりとリンクを通じて動画を見ることができるかわかりませんがこちらがそのURLになります。

両学長 リベラルアーツ大学
https://youtube.com/c/ryogakucho

そう、投資系では最奥てと言っていいチャンネルです。何がいいって全てが無料で完結するから何も損をすることを心配しなくていいというのが最高です。
自分もスタートのマネーリテラシーはかなり低いところからはじまりましたが、4ヶ月このちゃんねるの動画を見るだけでまあ大体お金に絡むもので怖いものはなくなってきました。税金について、株式投資やFXや仮想通貨っていったい何者なのか、知らないから怖い、怖いからやらないというところから、知ったから怖くない、怖くないけど自分には合わないからやらない・怖くないし自分にすごく必要なものだからやるという判断を正しくつけられるようになってきました。食わず嫌いではなく知って判断をつけられるというのが重要です。やるやらないではなく知っているか知っていないかがだいじなのであって、もっというとちゃんと知っていれば大体の人にとっては「やった方がいい」という判断にたどり着くくらい株式というシステムはよくできているんです。まずは騙されたと思って1ヶ月毎日みてみるだけでもお金の考え方は変わるなーと実感しています。すごくおすすめです!

 今回はほぼ前回の振り返り、そしてちょっと最近みているYouTube動画のご紹介でした。他にも自分がみている面白い動画は勉強に限らずたくさんあるので、そういうものもご紹介する機会を作ろうかなと思っています。
みなさんも一緒にお金の勉強しませんか??
2022/06/29
2022参議院選挙に思う Akariサロンは値下げしたい!値下げしたいから選挙に行きます!
 盛岡市も参議院選挙のいろが濃くなってきました。日中に選挙カーが走っている声を聞くと「自分もじっくり考えて投票しよう」と思うところです。
鍼灸師が施術中にタブーとして教えられる話題の一つに政治の話があげられます。政治、宗教、野球やお客さんと衝突する可能性があるから話題としてさけるようにと、鍼灸やマッサージに限らず接客業に10時される方にはお馴染みの理論ですね。でも自分は意外と政治のお話しはしちゃうことがあります。それはお客さんがどう考えているのかただただ聞いて自分の考えを見直すきっかけにしたいからです。つまり自分がどういう政治思考であるかを自分からお話しは全くせず、いろんな職種・年代・経歴の方のご意見をただ収集しようというスタンスであれば衝突することはないと知っているからです。武術の身体の動かし方の理論に近い部分があります。この武術の話はまた別の機会にブログにまとめることとして、こういった理由から自分は意外と政治の話も話題にしてしまうイレギュラーな鍼灸師です。

 みなさんは7月10日投開票の参議院選挙、どのようにされるか決められましたか?
今回は鍼灸師としてタブーなこの政治の話題について、オーナーの個人的な意見をまとめてみたいと思います。あくまで個人的な意見であることをご理解いただけると幸いです。

 まず結論として今回自分が注目しているのは「消費税」です。消費税廃止、少なくとも減税を公約に掲げている候補者を応援したいなと思っております。
Akariサロンの設立の目的は以前ブログにまとめましたが「腰痛や肩こりなど身体のことで困っている一人でも多くの人に鍼灸・指圧・マッサージを届けられるよう、贅沢品であるというところから脱出する」というところにあります。つまりAkariサロンとしてはもっともっと値下げしたいんです。ここがとにかく大きい。現在1ヶ月間のサロンのご利用で11000円、ご夫婦やご家族でのご利用では16500円とお2人目からさらにお得に施術を提供していますが、消費税が廃止されればさらにやすく施術を提供できるという自分の目的に沿った動きになります。11000円が10000円で、16500円が15000円で提供できたらAkariサロンとしては嬉しいのです。
 「いやーそんなことしたら社会保障とかはどうなるんだ!ただでさえ国の財政は厳しくて将来年金がもらえないかもしれないって不安があるんだぞ!」、これもまさしくその通りです。その通りではありますが、そもそも消費税せいどの誕生、そしてじわりじわりと消費税増税に至った理由として法人税の減税があります。合同会社Akariサロンも法人ですからそういった意味では法人税減税というのはありがたい側面もあります。
法人税が減税されることによって法人は内部留保を促進して成長することができます。法人と呼ばれる企業が成長すればそこで働く人たちにより多くの分配を行うことができる。自民党の政策はまさにこの企業が成長したことによって実ったものを労働者に分配することを目的としています。実らないものは分配できない、成長するために法人として資金調達は死活問題ですから、減税というのも一つの手段としてありではあると考えています。
 しかし、法人としては「法人税を減税してほしい」のではなく「成長するための資金がほしい」だけです。つまり法人税減税意外で資金が十分に調達できるのであれば法人税増税など全く問題ありません。では法人税減税で内部留保を厚くする他にどのように資金を調達できるのか、これが株式の役割です。
 株式の役割は個人に投資していただいた資金で法人を成長させ、成長によって得られた実りを従業員や株主に分配することにあります。こういった成長と分配のシステムが既にあるのですが、ここがうまく機能していないから政府としては国民優遇ではなく法人、特に大企業優先の政策をする他ないわけです。つまり法人税減税、消費税増税という国民としては嬉しくない流れになってしまうのです。
 どうしてこの株式という成長と分配のシステムがうまく機能していないのか、これは単に「日本人の金融リテラシーが諸外国と比較して大きく遅れている」というところにあります。みなさんは「投資」と聞くと「怖いからやらない」「危険だからやめた方がいい」と最初に思い浮かべるかもしれません。「せっかく稼いだお金が目減りしてしまう、数日のうちに大金を失った話を何度も聞いた」という認識が日本人には強いように思います。が、これは金融リテラシーが低いから、つまりお金に対しての勉強不足が引き起こした必然的な結果にすぎません。しっかりと勉強してから投資に乗り込めば貯蓄よりはるかに豊な生活を手にすることは難しいことではないようです。自分も経営者としてお金の勉強は欠かしませんが、正直3ヶ月ほど毎日30分間YouTubeの動画を見続けるだけでお金に対する考え方は大きく変わります。とてもわかりやすく金融リテラシーを高める大好きなチャンネルがあるので次回のブログでご紹介します。

 今まで長く書いてきましたが、まとめると
・政府は日本経済全体の成長と分配の仕組みを整えたい
・現在は日本人の金融リテラシーが低いため企業は株式から十分な成長の糧を得られていないから法人税減税、消費税増税の企業優先の政治になってしまっている
・日本人の株式投資に対する金融リテラシーが正常化し、企業が株式による十分な資金調達ができるようになれば法人税増税でも企業は十分な成長ができ、国の財政も豊になり、社会保障の心配も解決される
・必要なことは消費税で国民から国の財源を確保することではなく国民の金融リテラシーを高めることで株式のシステムを機能させることであり、金融リテラシーは3ヶ月ほどで十分な水準に高めることができるのだからそちらの方が増税よりも優先度が高く国民・企業・国の3社がバランス良く成長し続ける持続可能な社会の実現につながる
ということです。よってオーナーは消費税廃止・減税に向けて活動している方を応援しようと思っております。

ここまで鍼灸師らしくない話題を展開してきました。少しでも今回の参議院選挙の投票先の検討の参考にしていただければ幸いです。
政治家ではありませんから公約とは違いますが、消費税減税・廃止が実現されたらAkariサロンは値下げします。これは最後に皆さんにお約束します。
2022/06/27
鍼の意外なあれこれ 鍼をするのが難しい場所・禁止されている場所ってあるの?
 こんにちは、あっという間に6月も最終週となりました。東京のコンクリートジャングルから比べるとやはり盛岡市は涼しく快適ではあるのですが、それでも暑いものは暑いですね。8月の彼岸まで暑さを乗り切れるよう体調管理には気をつけて参りましょう。

 今日は久しぶりに鍼灸ど真ん中のお話をしたいと思います。よくお客様から「鍼をしちゃいけない場所とかあるの?」とか、「鍼をするのが難しい場所とかあるの?」と聞かれるのでそんな素朴な質問に答えて行きたいと思います。

 身体中には正経という経絡の流れの上にあるツボが360、奇経という経絡の流れに乗っていない小島のようなツボがいくつかあります。何千年も前の人たちが解剖もせずに「ここに何かが流れている!」と考えたものが経絡ですが、これがなんと精密なものでしっかり筋肉や神経、血管の流れと沿っていることがほとんどなんです。この血管の流れと沿っているというのが重要で、やはり大きな血管に鍼を打ち込んで傷つけてしまうと出血してしまいますからそういったツボには鍼をすることは禁止されています。具体的には首の頸動脈や手首の脈を測る場所、股関節付近にも動脈が拍動するばしょがありそういった場所が禁止リストに入っています。「ツボなのに鍼しちゃだめって、じゃあ何に使うの?」というのは、まあそういったところは指圧など手でかるい刺激をするに止めましょうということです。首の頸動脈は指で軽く圧迫すると副交感神経の働きが活発となり、血圧が下がってリラックスする効果があったりします。何も全てのツボが鍼のためにあるのではないんですね。

 鍼をするのが難しい場所というのは意外や意外、肩や背中なんです。「肩こりや腰痛でよく鍼をしているイメージがある」という方も多いかもしれませんが、実は手足に打つより注意すべきことが多いんです。
 背中の肩甲骨の内側や肩の首の付け根の辺りは比較的すぐに肺に到達してしまうので鍼の向きや深さを十分に注意して施術をします。性格に言うと肺に到達する前に胸郭という肋骨を動かす筋肉の層があるのですが、それを貫通した時点で気胸という呼吸障害をおこし救急車を呼ぶことになってしまいます。医療ミス、アクシデントとして保健所に報告書をだし指導を受けることにもなります。
もちろん学生のうちにしっかりと練習するので資格をとっている限り背中や方に鍼ができないということはまずないのですが、自分はかなり注意しています。


 そしてこれまた以外なことに禁止されているわけではありませんが手のひらと足の裏には鍼はしません。ツボがたくさんあるように思いますし、指圧やマッサージで押してみると気持ちの良い場所はたくさんありますが、ここは感覚が鋭いため鍼の痛みが強すぎます。どんなに鍼がうまい鍼灸師でも痛みを出さずにここに鍼をすることは不可能でしょう。足の裏に画鋲が刺さったらそりゃ想像だけで痛いですよね、実際は画鋲より遥かに細い鍼で髪の毛よりも細いようなものですが、それでも激痛であることに変わりはありません。

 今回は鍼のあれこれについて意外な情報も交えながら書いてみました。もっとたくさん鍼の意外な一面はあるので、それもまたいつかの機会に書いてみたいと思います。
2022/06/23
視覚障害鍼灸院経営者が感動した「インターネット時代」のありがたさ
 こんにちは、今日はちょっと取り止めのない素朴な感動についてです。じわじわとことの凄さに感動していて、ちょっと言葉が足りませんが書いてみたくなりました。
 先日Twitterにも書きましたがGoogleの凄さを思い知りました。
みなさんが例えば「盛岡市 鍼灸」とGoogleで検索すると地図が出てきて近くにある鍼灸院がたくさんマップ上に表示されますよね、その中でAkariサロンが何回詳細情報を見てもらえたかということもこまめに確認しているんです。やっぱりより多くの人にサロンのことを知っていただいて、実際に足を運んで鍼灸や指圧、マッサージの施術を受けてもらいたいと思ってこのホームページの更新も行っているわけですから、「どうしたらもっと見てもらえるかな?」ということを常に数字と向き合いながら考えています。
 それで驚いたのはその数字です。Akariサロンのページが実際何回見てもらえたか、先日サロンのページを更新していたのですが、更新する前と後、おおよそ20分間の間に30回も開いて見ていただけたんです。こんなにリアルタイムにフィードバックをもらえるというのもとても便利なことなのですが、そんなに鍼灸や指圧のことを検索される方が盛岡にはたくさんいるんだな、つまり腰痛や肩こりで困っている人がまだまだたくさんいるんだなということにも気付かされました。これだけ多くの人が短期間に検索する、Googleのサービスを利用する人数の規模もすごいですし、その状況をこんなにも簡単に自分で確認できる世の中になったという事実もよくよく考えたらとてもすごいなと思ったんです。しかも自分には視覚障害があるにもかかわらずここまでの情報にちゃんとアクセスしてビジネスの対策をしっかり立てられるんですから、インターネット時代さまさまです、便利になればなるほど「見えないからできない」という言い訳ができなくなっていくというのもありますけれどね(笑)、これは間違いなくいい流れです。もっと機械を使ってできることが増えたら将来はどんな風に生活しているのかということまでしみじみと考えてしまいました。
 今となっては当たり前のことなんですけど、こんなに利用されるサービスを作ったGoogleって、言葉が圧倒的に足りませんがすごいですよね…。鍼灸もこのくらい当たり前のものにできたら楽しいだろうなー、と自分のビジョンとも重ねて考え込んでおりました。
2022/06/20
「楽しいってなんだろう?」 映画 グリーンブック を視聴して
 6月はインスタグラムの更新がはかどります。サロンの鉢植えも日々蕾から花へと姿を変え、駐車場横のバラも去年に引き続き写真の撮りがいがある華やかな様相となりました。全盲という全く目が見えないながらも写真を撮ることを楽しみの一つとできるなんていい時代になったと思います。盛岡市もいよいよ梅雨から夏になっていきますね。
 いつもは少し真面目なことをブログにまとめていますが、これからはもう少し自分が楽しいと感じる、自分のキャラクターに関わることもこちらのブログに書いてみたいと思います。先ほども書きましたが自分は全く目が見えません。ですが趣味の一つに映画鑑賞があります。映像を見ずに音だけで映画を楽しんでいることが多いですが、そんな視点で映画を楽しむのどうなのかというのをたまに書いて行きたいと思います。鍼灸やマッサージとはほとんど関係ない話を書いて行きますが、たまに自分の関わっている分野と絡めて文章を書くかもしれません。

 今回はアマゾンプライムビデオで「グリーンブック」を視聴しました。こちらについて書きたいと思います。以下あらすじ引用

時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。彼の名前はドクター・シャーリー、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。二人は、〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を頼りに、出発するのだが─。(C) 2019 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

この映画で自分が感じたのは「楽しいっってなんだろう?」です。自分はどちらかというとドクのような人間です。あまり楽しくさわぐというやり方を知らない、やったことのないことにはなかなか首を縦にふらないような人間です。フライドチキンを勧められた時の彼の反応は爆笑しました、「自分これだわー(笑」って。
 彼の専門の音楽はクラシック、リズムに乗って身体の動くままに演奏するものではなく、非常に洗練されたある意味理論的とすら言える品位のある音楽です。そんなドクが最後には一流の会場ではなく無名の会場で心のままにブルースを演奏して楽しむ様子を見せる、それまでの変化の過程が自分にとって「これが今自分に必要だ」と感じました。
 もちろんもう一人の主人公トニーの変化もまた快楽と向き合う上で刺激を受けました。ドクと共にツアーを巡り、彼の刺激を受けて、それまで全く書いたことのなかった手紙がみるみるうちに素敵な文学になっていく、いつ何時何が自分に新たな才能を届けてくれるかはわからないと常々思ってはいましたが、そういった意味でももっといろんなものに触れ、いろんな活動をしてみたいなと改めて思わされた作品です。
 私の師匠の言葉に「快楽とは自分が言語化できない感覚の追求だ」というのがあります。自分が「なんとなく面白い」と思うものの「なんとなく」の部分を言語化し、他人に伝わるように表現できるようになっていく過程、そうして今日感謝を増やしていくことが快楽なんだそうです。ということで、そんな今日感謝が増えたら自分ももっと楽しいので、これからもたまに腰痛や肩こりのことだけでなくこうした芸術の分野のことも書いてみたいと思います。おすすめの映画などがありましたらそちらも教えていただけると嬉しいです。
2022/06/14
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格の価値はどうなる?Akariサロンの原点は…
 6月もおかしな天気が続くかと思いましたが無事少しずつ夏らしい気温になってきましたね。盛岡市はまだ暑いなと感じるほどではないなと思っているのですが、これはサロンの2階に住み込んでほぼ引きこもりのような生活をしているからであって屋外はバッチリ暑いのでしょうか?(笑)

今日のブログは前回に引き続きサロンでの鍼灸・指圧・マッサージの施術がありえないほど安い理由について書いていきたいと思います。前回よりさらに真面目な内容になっていきます。特に「国家資格の価値」についてなど、他の職業にも少し関わる部分もあるのではないかと思う部分にも踏み込んで考えていきます。

 前回のブログで「もっと鍼灸・指圧・マッサージの施術を受ける人が増えないと国家資格になっているのにもったいない。もっと施術を受けられる人が増えるように贅沢品としての価値を確立していくのではなく、音楽や動画のようにサブスクとしてより身近なものになっていくことを目的としてサロンを構想した。」と書きました。しかしこれは同業者の中で自分の知る限り大きく意見が二分しています。
 ひとつはこれに賛同してくださる方々、今後鍼灸や指圧などが無資格施術と差別化を計って生存していく戦略としてありだと思うと言っていただけて、実際に自分と意見を交換する中でサブスクを導入された鍼灸院も全国各地に少しずつ出始めています。リラクゼーション、身体のメンテナンス、自分は専門ではないのでAkariサロンでは提供できませんが美容目的での施術などは特にサブスクと相性がいいですからね。自分と同じように鍼灸のマーケットを大きくしたいという方々には好評をいただいています。
 もうひとつは国家資格所有者の時間の価値を落とすなとの反対意見です。これは自分がサブスクのサロンをやり始める時にすごく葛藤した部分でもあります。自分の施術の時間的価値が一体いくらなのか、五千円なのか7000円なのか、国家資格をしっかり持っているんだというところを認めてもらいたい承認欲求もありますし、技術にかける誇りもあります。これを値崩れさせたいとは思いませんし、安売りも実はしたくはありません。今でも心の中では1回の施術に対して「この人に1万円の価値の施術を提供するんだ!」と毎回思って白衣を着ています。自分は特にプライドの高井タイプですからこの時間の価値というのも反対意見をくださる方々以上にわかっているつもりです。
 でもやっぱり1時間1万円というのは全員が払える金額ではないし、それでは既に身体に限界を迎えながら働いている方々には施術は届けられない。自分の承認欲求・プライドと鍼灸師全体の価値観VS自分がこれまで見てきてやりたいとおもったこと、サブスクがいいんじゃないかというアイディアは比較的すぐに出てきたもののこの戦いの決着にはかなりの時間を要しました。未だに反対意見を耳にする度に考え直します。考え直して、結論はやはり変わりません。

 決着に至ったのは実際に数字を考えた時でした。
 前回「身体に悩みを抱えている人が日本人の70%」、「実際に鍼灸やマッサージの施術を受ける人は15%」と書きました。概算で日本人全体が1億人だとしましょう。そして施術を受ける人が月に1万円ほど鍼灸やマッサージなどを受けて身体のメンテナンスをするとします。
 15%の人が毎月鍼灸・マッサージ市場にお金を使う、1500万人ですからかけるところの1万円で1500億円規模のマーケットである、今までの鍼灸・指圧・マッサージの施術の価値は月1500億円くらいの価値だった訳です。これが仮に腰痛や肩こりなど身体に悩みを抱えている人全員に施術を届けられる方法があるならば、いや日本人の70%とは言わずとも五十%に届けることができたなら、1億人の50%の5000万人にかけるところの1万円ですから5000億円、国家資格の月の価値を5000億円に拡大することができるのではないか?もちろん多くの賛同者と実際にサブスクで施術をしてくれる国家資格を持つ仲間が必要な活動になりますが、どちらが鍼灸・指圧・マッサージが多くの人に受けられて、社会的に価値の高いものになっていくか、自分のためではなく国家資格の今後のあり方を考えてここに集中することにしました。「政宗の皿」と言って政治・宗教・野球・サラリーの話は人からあまり好かれない傾向にあります、ベラベラとサラリーのお話しをしてしまいましたが、自分の目指す鍼灸の価値の新しい作り方はここなんじゃないかと思って、未だにサブスクとしての鍼灸指圧サロンを続けています。

 今回は少し自分の考えているお金も絡んだ話になりました。これからの国家資格の価値はどうなっていくのでしょうか?今までの方法では鍼灸受療率5%、マッサージ受療率15%以上へ踏み込む方法が他にないんじゃないかと思っていますが、賛否両論あるサブスクの鍼灸院はこれからどうなるでしょうか?みなさんのご意見もいただきたいですし、たくさん応援していただけると嬉しいです。とりあえず盛岡市30万人に施術がお届けできるくらいの店舗数にしていきたいなというのが今の目標です!
2022/06/07
サロンの施術がありえないほど安い理由
 盛岡市、どうしてしまったのでしょうか(汗)
連日の雨風くらいならまああるかと思うところですが、気温一桁というのは流石に寒すぎですね。6月でこんなことになるなんてなー。
寒いと腰痛や肩こりなどの筋肉の緊張が大きな原因となる症状はもちろん、関節痛や自律神経症状なども現れる方もいらっしゃいます。症状が出てきたなとなる前にぜひマッサージや鍼灸で身体のメンテナンスを受けていただけたらと思います。

 今回は少し考えることがあったのでAkariサロンそのものについてじっくりと書いてみたいと思います。代表よりとしてこのページにも書いてまとめていますが、このブログでも改めて数回に分けてAkariサロンがどうして誕生したのか、その経緯からまとめていきたいと思います。

 みなさんは日本国民に「あなたは鍼灸施術を受けたことがありますか?」というアンケートをとった時、どれくらいの人が「yes」と回答すると思いますか?
答えは全体の五%程度というデータが出ています。マッサージや整体などに幅を広げても15%程度です。
では同じく日本国民に「あなたは身体のことで困っていることはありますか?」というアンケートをとるとどれくらいの人がyesと答えるでしょうか?」
こちらはやく7割の人が何らかの症状を抱えて生活しているというデータになっています。
なぜこんなにも身体のことで困っている人が多いのに、実際に鍼灸や指圧、マッサージを受けて症状をどうにかしようというムーブにならないのか。自分はこの原因が「マッサージや鍼灸が贅沢だから」なのではないかと思いました。
みんな受けたい、必要としているのに贅沢品だから受けることができない、これでは医療の一ぶとして機能していませんし、せっかく国家資格になっているのにもったいない、自分はこう思うのです。
だからまず贅沢品というところから鍼灸やマッサージを脱出させよう、そのために今までにはなかった価格で施術が受けられる鍼灸院が必要だと思い、サブスクという形でサロンをオープンすることにしたのです。

さて今回はサロン誕生の経緯について少し書いてみました。次回はさらに深くサロンのちょっとした悩みについて書いてみたいと思います。またぜひ続きも読んでいただけると嬉しいです。
2022/05/20
鍼灸師のいろいろ 鍼灸師って施術中何を考えてるの?
 こんにちは。盛岡も安定した暖かさになったので昨日サロンの待合に置いていた鉢植えを外に出してみました。蕾がもうたくさんついているのでこれから見ごろになっていくのだと思います。植物を育てるのは初めてなのでとても楽しみです。

 今日は鍼灸師のいろいろと題してちょっと雑記したいと思います。内容は「鍼灸師の施術中の集中力について」です。
 鍼灸やマッサージなどの施術をしている時の自分の集中力、実はすごかったんだなーとこの間思うことがあったのでつらつらと書いてみたいと思います。

 自分が施術をしている時にどんなことを考えているのかたまに質問されることがあります。前職は大企業の社内マッサージルームのスタッフとして働いていたのですが、そこでは極力静かに施術することが求められていたこともあり、お客さんに話しかけられない限りは気づくと無口になってしまうんです、接客業としてこれは致命的だなと反省する日々です(笑)。そんなこともあって無口の間何を考えてるのか気になられるお客さんもいらっしゃいます。
 率直にいうと施術中はやっぱり手の感覚に全集中です。身体にあるツボは大体ごまつぶくらいの大きさなのですが、「この人の腰痛の原因はどのツボだろうか?」、「この肩こりの原因は今小指の先にあるここなんじゃないか?」というのを常に考えています。身体の中からごまつぶを探し出すと思うとまあ当然のように聞こえますが、時々「あれ?自分さっき右腕の施術しましたっけ?」って思い出せなくなるくらい全部が手に集まっています。施術をする時の他の身体を動かしたりなどはもう意識しているのではなく機械のように自動化されているんですね。もうとにかくごまつぶのようなツボを見つけ出してそこをマッサージで緩めるか鍼で緩めるか、ここにすべて注ぎ込まれています。その上で会話ができていると思うと「意外と自分頭をつかっていたんだなー」と思った次第です。もちろん会話をしながらでもこのツボを探す集中力の精度は落ちるわけでもありませんから、自分の頭の中では何が起きているのかまだよくわかっていないような部分もあります。スポーツでいうゾーン状態のような感じなのでしょうか?また新たに気づいたことがあれば書いてみたいと思います。

 今日は施術中に鍼灸師がどんな感じになっているのか書いてみました。不思議な職業なので少しでも知っていただければ嬉しいです。
2022/05/10
5月病を乗り切るには?鍼灸師の身体の知識総動員でまとめた抑鬱・無気力の乗り切り方!
 盛岡の4月は急に暖かくなったり雪が降ったりなかなか驚きの月になりましたね。東京から岩手に戻って1年半が経ちますが「岩手の気候ってこんなんだったっけ?」と戸惑いを感じました。
 そんな季節もすぎ、気持ちのいい日差しと暖かさ、そして店内には風で吹き込まれる桜の花びらが連日ご来店しており掃除に追われる日々です。こんな春が2年目、掃除は好きではありませんが、東京で勤めていた時は自宅でも勤務先でもこんな季節感のある業務はなかったのでなんだか自然を感じる毎日です。やっぱり岩手はいいですね、大好きです!

 さて、そんな5月の連休もすぎ、俗にいう5月病の季節となりました。鍼灸やマッサージの得意な症状はもちろん腰痛や肩こりといった身体のトラブルであって5月病のような精神的な面の効果は非常に不確かではあります。なので今回はブログでの情報発信という形で5月病の対策のお手伝いとなればと思いまとめてみました!

 まずそもそも5月病とは、大型の連休の後の軽度の抑鬱・無気力のような状態です。抑鬱や無気力を打破するためにメンタルの対処法を身につけることは重要です。さまざまなポジティブ思考を保手法が現代には溢れていますが、「いやいやそもそも考え方が抑鬱方向なんだから考え方を帰ること自体難しいんだよー、考え方をどうこうするんじゃなくもっと違う方法ないの?」と違う解決策を求めることにしましょう。今回はホルモンの力を借りて抑鬱状態を乗り切る方法についてです!

 抑鬱状態の打破に有効なホルモンは3種、オキシトシン、ドーパミン、セロトニンです。どれも比較的有名な名前ですね。これら3つのホルモンの働きと、どのような時に分泌されるのかを見ていきましょう。
 まずオキシトシン、言わずと知れた愛情ホルモンです。より人と接触したいと思うようになる人間の友好的な面を引き出すホルモンです。対人関係の相互信頼の絆を感じる時に分泌が促進され、ハグなど肉体的な接触があるとより多く分泌されます。もちろんお仕事の同僚くらいの関係性でハグをするわけには日本ではいきませんが、この相互信頼というのは身体の動きだけで形成していき、お互いのオキシトシンの分泌を促すこともできます。アイコンタクトをとる、腕をいつもより少しだけ開いて腕でのガードを緩めて相手と接するなど、非常に微妙な違いで実はしっかりとしたオキシトシンの分泌がおきるのです。
 続いてドーパミン、非常に多彩な効果を持つホルモンですが、精神的な影響として他人に優しくしよう、他人にいいことをしようと思うようになるなんていう優しさの一面を引き出すホルモンです。これはクラシック音楽をリラックスした状態で、かつ少し真剣に聴いた後などに分泌されることが確認されています。どんな楽器を使っているのか、どんな情景を想像して作った場面なのか、そんなクラシック音楽を読み解くような少し頭を使った聴き方です。特にラフマニノフの「鐘」という曲がドーパミンの分泌量が多いようで、自分も毎朝ベッドから出る前に1度聴いてから一にちの活動を始めるようにしています。4分程度の曲なのであまり時間がとられないのもいいですね。
 最後にセロトニン。これも非常に多くの効果があるホルモンです。幸せホルモンなどと言われるくらい心理的な効果も多いですし、痛みの抑制などの肉体的な作用もいいことずくしです。今回注目するのはそんなセロトニンの「いいことをした時に気分が高揚する」という効果です。セロトニンは5分から30分程度のリズム運動で分泌が活発化してきます。リズム運動と言ってもウォーキングなどの簡単な運動でいいですし、なんだったら貧乏ゆすりのような動きでもしっかりと分泌がされることが確認されています。朝ちょっとした散歩をするだけでセロトニンがしっかり分泌されているのですが、自分は毎朝音楽に合わせて筋トレをするようにしています。実はマッサージや指圧というのも肩や腰を使ったリズム運動になりますので、施術している間自分がどんどん調子がよくなっていくのはここからきているのでは?と最近思っています(笑)。
 これら3つのホルモンが分泌されることで、オキシトシンが他人との交流をしたいと思わせ、ドーパミンが他人にいいことをしようと思わせ、セロトニンがいいことをした自分に爽快感という報酬を与えてくれるわけです。この循環で無気力や抑鬱といった状態を抜け出していくことができるようになっていきます。

 今回は鍼灸師が身体の知識を総動員して身体から5月病を乗り切る方法をまとめてみました。日々に取り入れてこれからさらに暖かくなっていく季節を楽しんでいきましょうね!
2022/04/05
痛みってなに?身体の中で何がおきているの?
 こんにちは。4月になって森岡も桜の話題がちょろちょろと出回っていますね。サロンの目の前には桜の木があってそろそろ玄関の自動ドアが開く旅に桜の花びらが風に乗って店内に吹き込んでくるのだろうと思うとなんだか楽しくなってきます。お掃除はがんばらないとですけどね(笑)。
 新生活をはじめられた皆様、もう新年度も始まり5日も経って遅ればせながらになってしまいますがおめでとうございます。Akariサロンも心と体の健康のサポートを通じて皆様の新生活を応援してまいりますので、いつでもお気軽にお問合せくださいね。
 前回3月のブログではそんな新生活で感じるストレスについてまとめましたが、今回は体の方に注目して「体に起きる痛みって何者なの?」というところをまとめてみたいと思います。

 まず最初に簡単に答えを書いてしまうと「痛みとは脳に流れる電気信号」です。脳というのは何十億という神経細胞の塊で、神経というのは電気信号を流すのがお仕事の細胞です。ここに「痛いよ!」というパターンの電気信号が流れる現象のことを「痛み」といいます。痛み以外の痺れとか動きにくいとか、あらゆる症状が脳に流れる電気信号なのですが、今日は痛みを代表令にして書き進めていきます。他の症状も基本的なメカニズムは同じです。
 身体中に張り巡らされている神経は電気を一方通行に流します。逆走はありません。身体の中には大きく分けて3種類の神経があります。脳から身体中の筋肉に「動け!」という指令の電気信号を流す運動神経、身体中の感覚を脳に伝える「感覚神経」、そして脳が内臓に「働け!」という指令を出す自律神経の3種類です。痛みはこの中の2番目の「感覚神経が関わっています。
 ゲームのコントローラーがとてもわかりやすいので説明に使わせてください。脳というゲーム機本体に体というコントローラーがついています。怪我をしたり筋肉の不自然な緊張があったりするとコントローラーの腰部分にある痛みボタンが押されてゲーム機に入力されます。これが腰痛です。身体の至る所に痛みボタンとか痺れボタンとか熱いボタンとか緊張ボタンとかいろんなボタンがあります。腰の痛みボタンが押されると脳はコントローラーにペナルティを返します。コントローラーがブルブル震えたり音がなったりするように、「腰を動かしちゃダメ!」という制限をかけます。これが腰痛で腰が動かなくなるメカニズムです。肩の痛みボタンが押されて緊張というペナルティが脳から帰ってくると肩こりになります。実は痛みの方が先だったんですね。

 鍼灸や指圧、マッサージはこの痛みボタンのキャンセルをする感覚刺激をコントローラーに入力して痛みや痺れにアプローチします。痛みをキャンセルすれば脳が作るペナルティもない、これが動きの制限や肩こりなどに有効なメカニズムです。

 今回は身体の中でどんなことが普段おきているのか、脳と神経をゲーム機に例えて解説してみました。みなさんもぜひ「うわ、痛みボタン押されてしまった!」というような時はAkariサロンにお気軽にお問合せください。
2022/03/18
ストレスって何?鍼灸師が注目する身体に起きる変化の原因について分かりやすく解説!
 こんにちは。盛岡もいよいよ暖かくなって、今週末の雪を乗り越えたら完全に春になるなーと心も軽くなっています。
 春というと進学・就職・転職など、今までとは全く違う環境に身を置くことになる季節でもあります。住む場所や関わる人も大きく変化する方も少なくありません。そんな大きな変化を引き金に5月のゴールデンウィークあたりにストレスが爆発してしまって五月病なんてことになってしまう方もいらっしゃいます。今回はそんなストレスについて、鍼灸師の立場からまとめてみました。
 「鍼灸は腰痛とか肩こりのための施術じゃないの?」と思われる方もいらっしゃいますが、それだけではありません!鍼灸師が注目する医学的な意味でのストレスについて、今日はじっくりみていくことにしましょう!

 まず「ストレスってどういうものなの?」というみなさんが気になる話題より先に、「ストレスがどうしてそんなに注目されているの?」というところからお話しを始める必要があります。
 人の身体に起きる変化や症状を物理的な原因だけで分析・解明していくことは現代の日本の病院が取り入れている西洋医学という投薬と手術などの物理療法を中心とした医学だけでは不可能だと言われています。簡単な例を挙げると、「同じウィルスが存在する空間にいた人の中でも感染症に感染する人と感染しない人がいる」、同じ薬を使っても回復する人と変化が起きない人がいる」、同じワクチンを接種しても予防効果が見られる人と見られない人がいる」など、「体質によって個人差が出てしまうよね?」という曖昧な言葉で片付けられてしまっていることが日本の医療の中にはたくさんあります。こういった「体質」という言葉でしか片付けられない症状や病気を「原因不明」としているのです。ぎっくり腰のような腰痛も「どうしてぎっくりごしになってしまうのか?」という部分は実のところ原因不明ですし、五十肩だってなる人とならない人がいるので原因不明です。
 さて、こんな物理的な要素だけを分析しても解明しきれないことがあると考えて、「物理的要素だけでなく心理的要素の個人差は肉体にどんな影響を及ぼすのか?」ということを研究していった人たちがいました。その研究者たちによって1925年、ドイツで「心身医学」という新たな医学が立ち上がりました。「腰痛の人が共通して感じている感情があり、その感情を抱く出来事があった後に腰痛が発生することが非常に多いから、この心理が腰痛の原因になっているのではないか?」ということがおおよそ100年前のドイツの研究で解明されたのです。今では心身医学はドイツの医学部の必修科目になっているほど重要な分野として医学に根付いています。この腰痛の原因となる感情のように、人の肉体に悪影響を引き起こす特定の感情を医学的に「ストレス」といいます。ストレス性の胃潰瘍や頭痛など、まさに胃にトラブルを引き起こす感情、頭痛を引き起こす感情が原因になっていて、物理的な原因が解明しきれていない例です。

 「なるほど、これはストレスというのはとても重要なものだ。ではこれからは心療内科にも定期的に通院した方がいいかな?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんがちょっとお待ちください!心療内科に通院して腰痛が回復した方をあなたはご存知ですか?
 そうです。この心身医学が日本に渡ってくる時に日本の医学会はちょっとしたミスを起こしました。身体に起きる変化の原因となるストレスという心理領域のことを、投薬という物理的なアプローチで解決しようとしたのです。心理領域の原因ですから、当然心理領域のアプローチが必要です。カウンセリングを受けたり、音楽やアロマなどを利用して五感を使ってストレスへの心理的な解決策が必要なのですが、日本にはその手段が入ってきませんでした。結果、現代の日本の心療内科の先生に「腰痛の原因となるストレスってなんですか?」ときいてみても、「その分野は整形外科の先生に質問してください。」と言われてしまいます。せっかくドイツ人が解明した肉体と精神の関係性をまた切り離して考えてしまっているんですね。

 そしてAkariサロンでは西洋医学てきな筋肉や神経などの状況を分析する西洋医学と、鍼灸を用いた東洋医学、そして心身医学を用いた心理的分析とカウンセリングの言葉がけを施術中に行っています。初めての施術に入る前には必ず「症状が始まる前にあったプレッシャーや嫌だとかんじたことはありませんでしたか?」と質問させていただいています。ここの答えからどんなストレスが症状の原因になっているのかということをマスクの裏でこっそり考え込んでいるんですね(笑)。

今回はストレス社会、そしてこれから環境が変わって何かとストレスを感じることもあるかと思い、少し変わった心理領域の話題でした。新生活をこれから迎えられる方、ストレスが身体に現れたらぜひAkariサロンにおこしください。それではご自愛お過ごしください。
2022/02/24
指圧・マッサージをもっと気持ちよく受けるには?
 こんにちは。あれよあれよという間に2月ももうすぐ終わりそうですね。盛岡は一時期暖かくなったかと思ったらまた朝には蛇口の先に氷柱がつくような気温になったのでまだまだ寒さに油断はできません。どうぞお体にはお気をつけてご自愛お過ごしください。

 今回は突然ですが「指圧・マッサージを最大限気持ちよく受けるために準備できること」というテーマで書いていきたいと思います。実を言うと前職のころによくお問い合わせをいただいた内容だったんです。普段施術に来られるかたからも「どんな風にしたらもっと施術を楽しめるの?」とか、「施術を受けるの始めてなんですけれどどうしたらいいですか?」というようなお声をいただくことがありましたので、ポイントを3つほどまとめてみました!施術を気持ちよく受ける工夫にもなりますが、肩こりや腰痛などの症状にもかかわることもありますので、参考にしていただけると嬉しいです!

 1.服装
 「え?服装がどう施術に影響するの?」と思われるかもしれませんがこれは意外と大きな問題です。主に施術をする側の事情になるのですが、施術しやすい服装としにくい服装というのがあります。施術しやすい服装ですとその分施術の制限がなくなり、効果も出しやすいということになりますので、お手数をおかけしますが心に留めておいていただけるとありがたいです。
 具体的には、
・フード付きのお洋服は首、方周りの施術をする際に持て余してしまう。
・ベルト、、腕時計などのアクセサリーは直前に外していただけると手が届くところが増える。
というようなことがあります。理想形はジャージだったりします(笑)。お客様の中にはジャージを持参されて施術の前後にお着替えをされるガチ勢のかたもいらっしゃいます。実はとてもありがたいことだったりします。お手数をおかけしますが、一度ジャージで施術を受けられたら私服にもどれなくなるくらいには差があるようです。

 2.お風呂の準備をしておく
  身体全体を緩めた後にゆっくりとお風呂であたたまるのも特におすすめです。特に肩こりや腰痛などの筋肉の過緊張が原因となっている症状の場合はかなり違いを体感していただけると思います。
お家を出られる前に施術が終わって帰ってくる頃にちょうどお湯がはるようにせっとしておくのもいいですし、Akariサロンの近くには「ゆっこ盛岡」さんがございます。手足を伸ばして大きなお風呂に浸かるのはきもちいいですからねー。お着替えとタオルをご用意していらしてそのままゆっこさんに行かれるお客様もいらっしゃいます。
 「お風呂と施術どっちが先がいい?」と聞かれることもありますが、施術が先の方をおすすめしております。お風呂で温まったあとは冷めないうちにお家に帰って寝た方がいいからです。サロンも暖かくしておりますが、どうしても外を出歩いていますから、その時間を短くするために先に施術がいいでしょう。

 3.お食事直後は避ける
 お食事を済ませたのち少なくとも1時間、できれば2時間程度空けてから施術を受けられるのがおすすめです。お食事直後に施術を受けると苦しいですからね。もうこれにつきます。生活リズムによっては難しい方もいらっしゃいますので、どうしても食ごすぐくらいにしかお時間が作れないかたにはサロンでは鍼を使わせていただくこともございます。

 いかがでしたでしょうか?以上3つ、服装・お風呂・お食事の3点にも心がけていただくと、施術もさらに楽しんでいただけると思いますので、改めて覚えていていただけると嬉しいです^_^
2022/02/16
オンラインイベント「多様性社会 de SDGs」に参加しました
 2月11日に盛岡市主催のオンラインイベント「多様性社会 de SDGs」にゲストとして代表の日野沢が参加して参りました。2020年に東京での会社勤めを終えて岩手に戻って自分のサロンを開業しようと思った時に、「岩手ではどんな方がどんな活動をしているのかな?」と気になって調べていらいのおつきあいでイベントに呼んでいただきました。
 自分に任された役割は「視覚障害者からみた持続可能な社会」ということを考えていくこと、普段鍼灸師として腰痛や肩こりなどに対する施術を通して「この人はどうなったら仕事や生活を続けていけるだろうか?」と身体や個人の持続可能性について考えていますが、もっと視野を広げて「社会単位で持続可能な」というテーマになるとど素人になってしまいます。自分が視覚障害というマイノリティの立場でありながら多様性というのもそんなに深く考えたことはありませんでした(笑)

 今回のイベントへの参加オファーをいただいておおよそ1年、常に「多様性ってどういうことだろう?」、「持続可能な社会ってどんなだろう?」ということを頭の片隅に置いて生活してみました。自分がしている鍼灸やマッサージのサブスクリプションというのは、生活やお仕事、余暇にいたるまで心も体もストレスなく続けていくために、前職の会社ではマッサージがかなり大きな役割を果たしていたことを実感し、ではそのサービスを岩手でどのように展開すればより多くの、いろんな立場の人に施術を届けられるかということを考えた結果の産物です。個人の生活やお仕事が持続可能でないかぎり社会の持続はありえない、ミクロとマクロは切っても切れないからこそ、自分の仕事はミクロをしっかり持続可能にしていく上でとても重要な仕事なのではないだろうかと、改めて自分の仕事のやりがいを発掘したイベントになりました。

 そして多様性、こちらも大きな発見がありました。自分が思ったのは「何もいきなりマイノリティのことから考えるのは難しいのだから、目の前にいる人が自分とは違う存在だと認めて考える」というのが大じなんだなと感じました。同じ腰痛という症状でも原因は違うし痛み方も違う、そういう目の前の人のことをコツコツと診ていく積み重ねができるようになって、その上にマイノリティの理解という少し応用的な視点が身につくのだろうと。
 より一層、これからの施術に心を込めようと思いました。
2022/02/01
指圧を定期的に受けるとどうなる?
 こんにちは。Akariサロンは2021年の2月に開業1周年を迎えます。まだ内容は決定していませんが、1周年ということで日頃から来てくださるお客様にも、興味はあるんだけれどまだ施術を受けたことがない方にも楽しんでいただけるようなキャンペーンをしてみたいと思っております。内容が決定しましたらこちらのホームページやTwitter・Instagramでも発表いたしますので、どうぞお楽しみにお待ちください。
 2年目のAkariサロンも盛岡で暮らす皆様のヘルスキーパーとして、気軽に鍼灸やマッサージ、指圧を受けられるサロン作りを心がけて参りますのでよろしくお願いいたします。

 さて、そんなAkariサロンはどうしてサブスクという施術が受け放題の形式で定期的に施術を受けることをおすすめしているのかということを、指圧の技術に注目しながら書いてみたいと思います。

 まずそもそも指圧というのはどのような施術なのか?流派によって違うこともありますが、共通しているのは「着衣の上にタオルなどの布をかぶせ、指や掌を使って体表を押す」というのが指圧の施術です。強さは快圧(心地いい強さ)がいいとされており、強さの希望を常に確認しながらAkariサロンの指圧施術は行なっております。
 指圧が特に得意としているのは神経の調節です。身体の中には
1.筋肉を動かして実際に体を動かす運動神経
2.痛みは触覚、暖かさなどの感覚を脳に伝える感覚神経
3.内臓や血管をコントロールする自律神経
などがあります。これらの神経の働きが弱まっている時はその働きを高めるように、逆に神経が過敏状態になっている場合はその働きを少し弱めるように調整するのを指圧は得意としています。Akariサロンでは痺れや感覚が鈍くなったような麻痺、胃腸などの内臓系の調整、冷え性などの血管系の調整を必要とする症状の場合に指圧を取り入れております。
 最近の症例では「特に身体のことで困ってはいなかったけれど疲れをとるために通っていたらいつの間にか便秘が治まっていた」などといった「いつの間にか」というようなケースが増えてきております。東京で社内マッサージルームのスタッフとして勤めていたころは生理痛やPMSでお困りの方にプチ人気でした。自分は婦人科系を専門としているわけではなかったのですが、どうやら強さがちょうどよかったらしく退職する頃にいつも自分を指名してくださるお客様から社内でそんな評判をされていることを聞き、驚いたものです。
 まとめると「指圧は全身の神経を緩やかに整えていつの間にか小さな悩みが解決する」ことが多いような施術です。日頃「別に自分は身体のことで困っていないから」と思っている方も、ぜひAkariサロンの指圧を受けて小さな身体の変化を楽しんでみてください。自分の身体の当たり前になっていた不調が「そういえば」で解決していたというお声をいただくのが自分の指圧のやりがいです!
 ご予約お待ちしております!
2022/01/21
今年の花粉症対策はAkariサロンにお任せ!
こんにちは。まだまだ連日雪が降っていますが、大寒も過ぎてこれから少しずつでも暖かくなると思うとなんだか楽しくなってきますね。
そういえば今年もコロナ対策の影響かインフルエンザのニュースを見かけないような気がしています。皆様の万全の対策のお陰様でAkariサロンも問題なく営業できております。サロンも引き続き手洗いうがい、マスクの着用、手指やまくらの消毒、シーツやタオルの衛生かんりなど、できる限りの対策をして、引き続き安心して施術を受けていただけるよう努めてまいります。
ちなみに代表の日野沢は外出自粛もかなり徹底していて、サロン兼自宅から外に出るのは雪はらいと郵便受けの確認と食材の買い足しだけにしています、もはや引きこもりと言われても反論できません(笑)

先ほどだんだんと暖かくなっていくと思うと楽しくなってくると書きましたが、粉花粉症の方はそう喜んでもいられないかと思いますが、そんな方はぜひ盛岡のAkariサロンにおこしください!実は花粉症の対策施術、地震があるのです(笑)
花粉症の対策で重要なのはシーズンに入る1ヶ月前からの1ヶ月間です。日本で悩まれる方が多い杉花粉やヒノキ花粉の場合は1月下旬から2月下旬の頃です。
この期間に首・鼻・目の周り・後頭部の調整をすることで、そのシーズンの花粉症症状を和らげることができます。実際に花粉症施術を受けられたかたのレビューもこのホームページに掲載しておりますのでご参考になさってください。
通常対策期間の1ヶ月間に週1回、4週連続の施術で計4回の施術がおすすめですが、Akariサロンはなんと都合のいいことに1ヶ月何度通っても料金が一律です!もうこの花粉症対策施術を提供するためにあるようなサロンですね!
実際に首・鼻・目の周り・後頭部の調整は鍼を使わず指圧でおこないます。鍼が怖い方でも安心して受けていただけます。
もちろん花粉症対策と並行して肩こりや腰痛のケアもできますし、冬場に気になる手足の冷えの対策の調整も行えます。お薬のように組み合わせてはいけないものというものがありませんから、同時にいくつも症状を見ていくことができるのが鍼灸や指圧、マッサージの魅力的なところですよね。

これからの残りの冬と、春に向けての身体の健康のサポートをぜひAkariサロンにお任せください!
2022/01/17
腰のメンテナンスは腰痛がなくてもおすすめしたい!
こんにちは。今年は何だか大雪ですね。最近山の方から引っ越して来られた方が「盛岡は山ほどは降らないって聞いていたのに、詐欺だ笑」とおっしゃっていました笑
もそもそとした雪ははらうのはそれほど大変ではありませんが、除雪車が積み重ねた氷の板が積み重なったような山をどかすのは一苦労です。お店に車で来られる方もいらっしゃるので歩道と車道の出入り口に積まれた山を見ると自分の体力を試されているような気がしてきて心を動かされます笑

サロンに来られる方にも「雪かきで腰を痛めた」という方が増えてきています。皆様の腰はいかがでしょうか?
そんな腰痛のために鍼灸やマッサージを受けられる方の中には「いつの間にか腰痛以外も楽になった」という方が少なくありません。今日は腰周りのメンテナンスをするとついでに起こってしまう思わぬ身体の嬉しい変化についていくつかご紹介いたします。

1.便秘の改善
腰の筋肉を緩めようとするとどうしても腰椎や仙骨付近の小腸や大腸の運動をコントロールする自律神経を刺激することになります。便秘というのはこの自律神経がうまく機能せず腸の動きが鈍くなってしまっているケースがあります。この状態に対して刺激を与えてあげることで腸の動きがスムーズになり、便秘が改善されるかたがいらっしゃいます。

2.精神状態の好転
腸は「第二の脳」と言われるほど医学会で注目されている臓器です。ヨーグルトや納豆などの腸内環境を整える食べ物が健康にいいとピックアップされるのは栄養成分がいいだけではなく、腸を整えることで脳の状態も良好にすることができるからだと言えます。
さて先ほど鍼灸やマッサージで腰付近を施術し、自律神経を刺激することで腸の動きをスムーズにすることができると書きましたが、食べ物だけでなくこういった刺激で腸を整えることでも精神状態を整えることができます。もちろん「マッサージでうつ病がなおった」という医学的エビデンスはまだとられていませんが、自分が今まで見てきた方には使う言葉が明らかに変わっていく方はたくさんおりました笑
少し日々に疲れて鬱々とされている方は「ただ一時気持ちがいいだけではないらしい」と覚えていていただけると嬉しいです。

意外とステキな変化が多い腰のメンテナンスの魅力が伝わりましたでしょうか?こんな変化を料金を気にせず楽しんでいただけるよう、Akariサロンでは引き続き癒しの施術を受け放題のサービスをしてまいります!
腰は月(にくづき)に要(かなめ)と書く身体の要所です。どうぞ皆様もご自愛ください。
2022/01/04
Akariサロン 年始のご挨拶と2022年の取り組み
 新年、明けましておめでとうございます。
本年もAkariサロンをご愛顧賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 Akariサロンは1月3日より本年の営業を開始しております。今年も盛岡市に住む皆様の身体がトラブルなしな寅年になるよう、鍼灸やマッサージをご提供してまいります。
今年はサロン開業2年目になります。1年目に引き続き、まだまだ施術を受けるのに抵抗があるという方でも施術を受けたいと思っていただけるよう、少しずつサロンを整えて行きたいと思っております。
その一環として、お支払い方法の種類の追加としてクレジットカード支払いの導入と、よりお得に施術を受けていただけるようにリロクラブさんの加盟の手続きを進めております。まだ具体的な方法は課題があって決めかねておりますが、インターネット上で予約を取れるようなシステムの導入も検討中です。こうしてインターネットの閲覧や書き込みはできるのですが、視覚に障害があっても使いやすい予約システムというのがなかなかみつからなくて、各社のシステムを実際に見せていただきながら比較しているのですが、未だ「これだ!」というシステムに出会えておりませんので、皆様にはもうしばらくご予約はお電話かメールとお手数をおかけいたします。

 余談になりますが、皆様のお体がトラブル無しでありますようにと書きましたが3日に実家からサロンに戻ったところ奥野水道が凍って破裂していました(笑)。いや今年の寒さにはまいりますね。皆様のお家の水道の寒さ対策はいかがでしょうか?
水道は早速父に直してもらいましたが、冬の寒さはまだまだこれから、気を抜かず毎日対策を続けてまいりましょう!


 盛岡で働く皆様のヘルスキーパーとなれるよう、これからも技術の向上、施術を受けたくなるサロンの雰囲気作り、気軽に通えるサロンのシステム作りに注力してまいります。
皆様におかれましてもお心とお体を大事に、ご自愛お過ごしください。腰痛や肩こりなどの身体のトラブルの際には、ぜひ何度でも通えるお得なAkariサロンへご相談いただけると幸いです。
2021/12/29
Akariサロンの2021年末
 こんにちは。自分は実家が八幡平市の七時雨山の麓なので雪も寒さも慣れているつもりでしたが、今年は盛岡市もしっかり冷えていますね。連日水道が凍らないようにと対策を欠かせない生活です。去年まで東京で生活していた頃は水道の元栓など気にしたこともありませんでしたが、水道屋さんをしている父に少しずつ水道の仕組みを教わっています。

 そんな日々父に通ってもらって水道を整えてもらっていますが、昨日は久しぶりに鍼灸師として父の身体を整えておりました。
父に限らず他人の身体を診て施術をしていると、その人がどんな仕事をしていて、社会でどんな貢献をしているのかと創造して感謝に包まれることがあります。
昔どんな怪我をしたか、どんな病気をしたか、現在どんな症状があるのかということからその人の人生を想像してしまうんです。
先日東洋医学では「腰痛になる心というものがわかっている」ということをブログに書きましたが、最近は心身医学というドイツを中心に発展した医学や、BPMという技術でも身体の変化と心理の状況というものの関係がより深く解明されてきています。
腰痛になる時の思い、肩こりになる時の思いなど、症状それぞれの心理を分析できる技術が現れたのです。
 そういうことも考えながら父の身体を診ていて、「昔こんなことがあって、こんな怪我をした」とか、「今はこんな症状があって困る」と聞きながら施術をしていました。当たり前ですが、改めて今まで自分を育ててくれた両親の思いを知り、これからの自分ももっとがんばろうと思った年の瀬となりました。
みなさんは今年どんな一年となりましたか?

 本年もAkariサロンがお世話になりました。このホームページが完成したのは12月に入ってからですが、TwitterやInstagramでお世話になった方々、そして実際にサロンにおこしいただいた方々、このブログを今診てくださっている皆様にお礼申し上げます。2021年もAkariサロンをご愛顧いただきありがとうございました。2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様におかれましてもどうぞステキな年末年始をお過ごしくださいませ。サロンの営業は明日30日までで少し早い年末のご挨拶となりますが、1月3日からの営業開始でまたお待ちしております。
2021/12/22
使えば使うほど整う身体?
昨日は盛岡にも大雪が降りましたね。
Akariサロンの駐車場と目の前の歩道も必死で雪かきをしました。
自分は視覚に障害があるので窓から外の様子を見て雪かきが必要か判断することができません。天気予報をアレクサに聞いてみたり、Twitterを見て盛岡のみなさんがなんて言っているかを見たりして判断しております。みなさんのツイートにかなり助けられているので、これからもTwitterの方でもAkariサロンをよろしくお願いいたします。


 さて、そんな昨日の雪かきですが頭をフル回転して行なっている鍼灸やマッサージの施術と比べて無心で身体を動かす久しぶりの機会となりました。活法という古武術の整体をしているので普段から身体の動かし方に身体を壊しにくい古武術の動かし方が無意識にも組み込まれています。スコップを握る手のひらの形、雪の乗ったスコップを持ち上げる腰の使い方、雪を推す膝の使い方など、何をするにも筋力異常のパワーを身体から引き出せるように教えてくださった師匠に感謝しました。
 しかし今回はそれだけではない発見がありました。雪かきをし終わって明らかに身体の動きが軽くなっていました。活法の師匠が「身体を活かす動かし方をすれば使えば使うほど回復する身体になる」という意味のわからないことを言っていましたが、まさか実感する日がこようとは...。ぜひ肩こりや腰痛で困っている方にこの動きを教えられるようになるよう、これからも施術と共に精進していこうと思いました。

 なお本日は筋肉痛がやってきております(笑)。身体の使い方でだいぶ楽をしていましたが、そもそもの筋力不足は自分の力量ではどうにもなりませんでした。悔しいので身体を鍛えるのももっとしっかり取り組もうと思いました。
どうぞ皆さんも雪かきで起きる身体のトラブルにはお気をつけください。小さな違和感でも感じましたらお気軽にAkariサロンにお問い合わせください!
2021/12/17
この症状、どこに行ったらいい?病院?鍼灸院?整骨院?身体のプロがおすすめするサービスは?
みなさんは身体にトラブルが起きた時、どうやって医療サービスを選びますか?
病院はともかくとして、鍼灸院や整骨院、整体院、治療院など、名前だけでは自分が今どこに行けばいいのか悩んでしまうこともあるかと思います。
そこで今回はそんな時に参考にしていただけるような身体のプロたちを比較しながらご紹介していきたいと思います.少し長くなりますが、安全で適切なサービスを選んでいただけるようがんばってまとめましたので、どうぞご参考になさってください。

まず最初に、国家資格がどういったものなのか。
以下に書く1から4は正確には「免許状」です。
免許状というのは「通常許されない行為を特別に許可されること」です。自動車の運転免許証も、通常運転することは危険で禁じられているけれど、安全に運転できるように教習を受けたので特別に許可された」というものです。人の身体に変化を起こす可能性のある行為は通常危険な行為で、免許によって特別に許可されているんです。
これを念頭に、安全なサービスを選んでいただきたいと思い、今回このブログにまとめました。

 1.病院(医師)
まずほとんどの方の頭の中での第一候補は病院や診療所などで医師に診察してもらうことでしょう。とても無難で賢い選択です。
医師のところに行くと、身体の中で何が起きているのかということを診断してくれたり、薬を処方してくれたり、場合によっては手術をしてくれます。日本に身体のプロが多いと言えど、これらは医師のみが許された行為です。
もちろん鍼灸師や柔道整復師も診断に近い行為はできます。「症状の原因は00ではないだろうか」と考察することはできますが、それを確かな信頼を持ってお伝えすることは許されていません。その信頼がある医師が下す診断だからこそ薬剤師も薬を売ってくれるんですね。
薬や手術がごいり用なら医師一択です。


 2.鍼灸院(鍼灸師)
文字通りハリとキュウができます。それぞれの鍼灸師によって得意な症状はさまざまですが身体の痛みや痺れ、動きにくさ、内臓系の症状など鍼灸そのものが得意な分野は幅広いです。, 医師と同じ西洋医学という科学的な考え方もできますし、東洋医学というしっかりとした歴史がありながら未だ科学的に明らかになっていない言わば医療の最先端的な発想で症状と向き合ってくれる身体のプロです。薬で思ったような効果が出ないとお悩みの方は一度鍼灸師の施術を受けてみることを強くおすすめします。盛岡のAkariサロンはこの鍼灸入門の方にもたくさん鍼灸を受けていただいて鍼灸の効果を感じて欲しいという思いもあり、サブスクをご用意しております。
鍼灸師が手を出せない症状は出血しているもの、感染症によるもの、下記の柔道整復師が専門としている大きな怪我などです。感染症や出血がある場合は病院へ、骨折や脱臼などのばあいは整骨院に行きましょう。


 3.整骨院・接骨院(柔道整復師)
名前を診て何が違うのかわかりにくいですが、どちらも柔道整復師という身体のプロがいる施設です。
柔道整復師ができることは捻挫、骨折、脱臼、打ち身に対する施術です。よく広告とかで見かける「骨盤の歪み」とかいうのは実は専門ではありません。ここだけの話ですが、この4つだけを仕事にしていても食べていかれないので、「この骨盤の歪みはどこどこの筋肉が捻挫のような状態なので」ということにして施術しているんだそうです。これ、柔道整復師の知り合いから聞いた時自分もとてもびっくりしました。
ともかく上記4つの症状が専門です。加えてスポーツ系のトラブルも個人的には高い技術を持っている柔道整復師は少なくないと感じています。


 4.あん摩マッサージ指圧師
名前が長いですがこれが国家資格の正式名称です。あんまやマッサージ、指圧など、手のみを使って施術する身体のプロです。
いろんなところに「もみほぐし」や「リラクゼーション」のこのようなお店がたくさんありますが、スタッフがこの国家資格を保有しているかどうかを見分ける方法がいくつかあります。
まず、看板に料金を書いているお店はこの国家資格は持っていないスタッフが施術をしています。あんまマッサージ指圧師の広告してはいけない内容に施術の料金が含まれているからです。広告すると罰金があるので厳しいですが必死で守っています。 もう1つは「マッサージ」と言う言葉が使えないので「もみほぐし」や「リラクゼーション」なんて言葉を代わりに使った広告や看板を出します。マッサージという言葉を使っていいのはあん摩マッサージ指圧師の国家資格を持った者だけということになっているので、リラクゼーションのお店も必死で守っています。
身体のことを知り尽くした人に任せたいという方はぜひご参考になさってください。

 5.整体師
実をいうと上記4つの国家資格を持つ人たちからはいい顔をされないのが整体師です。私も個人的には整体師を身体のプロとは認めたくありません。少なくともインターネットで整体師と検索するのはおすすめしません。知人の紹介で「腕がいい」と紹介されたとか、信頼にたるものがあるのであればこれに限りませんが、なぜ国家資格保有者が認めたがらないのかを説明すればわかっていただけるかと思います。
まず上記4つの国家資格を取得するのに比べて整体師は圧倒的に勉強期間が短いです。そもそも最初に書いた国家資格(免許)ではありません。民間資格です。
鍼灸師と、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師になるには少なくとも3年間、そして15科目ほどの学問を政府が認めた学校で学び、国家試験をパスしなければいけません。医師にいたっては6年です。これにたいして整体師は短かければ半年くらいでなれます。整体院の求人を見てみてください。「未経験者歓迎」なんて言葉もあります。解剖学や性理学などの医学の知識はなく、仕事と研修の中で見よう見まねで覚えた何かでしかないこともあります。そんな人がどうして「骨盤が歪んでいる」などと言えるのか私には未だわかっていません。

いかがでしたでしょうか?少し整体師には厳しい意見となりましたが、1プロとして長々とまとめてみました。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。少しでもお店を選ぶご参考になれば幸いです。
2021/12/13
手の使い方一つで雪かきは一気にらくになる?Akariサロン主催「身体の使い方研究サークル」
盛岡は今日またも雪がふりましたね。積もりはしなかったものの辺りが真っ白くなるのも時間の問題ですね。盛岡で冬を過ごすのは中学3年以来、10年ぶりなのでどんなだったかこれから味わうところです。
自分は現在サロンの2階に住み込んで生活しているのですが、毎朝一人で雪かきをするのかと思うと少々身構えています。雪かきをする体力だとかは心配していませんが、何せ目が見えないので駐車場の雪を残さず片付けられるだろうかというのは心配です。心配だろうが何だろうがやるしかありませんね(笑)。

さて雪かきというのもなかなか全身を使う重労働ですが、その重労働を劇的にらくにできる手の使い方というのが古武術の身体の使い方の中にあります。刀などの武器に無駄なく力をこめ、素手では出せないほどの大きな力を生み出す「ものの握り方」です。道具を最大限に利用することができ、不要な筋肉の疲労を避け、身体を壊すリスクを減らした雪かきの仕方、そんな身体の使い方を鍼灸師として身体の仕組みも交えつつお教えするAkariサロン主催のサークル活動のご紹介です!
12月20日の月曜日、19時半よりサロンで身体の動かし方研究サークルの活動を行います。先月から試験的に始まったサークルなので今のところ参加費は無料ですので、「今年の雪かきはらくしたい!」という方、「サロンが気になる!」なんて方はぜひいらしてください。

この手の使い方はどれほどの違いが身体に現れるのかというと、マッサージや指圧を仕事にしていると腱鞘炎などの手先のトラブルや肩こりなどの症状が出てくる人がほとんどで、「施術師の身体は消耗品」なんて言われることがよくあるのですが、自分とこの身体の動かし方を教えてくださった師匠はこのトラブルと無縁で仕事も生活もできております。
20日のサークルではいらした方のお仕事や生活でよくある動きをらくにするものの握り方を一つずつ解説していきます!
包丁、車のハンドル、雪かきのスコップ、子供の手を引くことすら古武術の身体の動かし方に任せてみませんか?
お問い合わせお待ちしております!
2021/12/08
師走の心
 12月、師走の半も近づいて参りました。年末年始は大掃除やら各種申告やらお世話になった方々へのご挨拶など重なり、文字通り身体は走り心も忘れる忙しさになる方もいらっしゃることかと思います。
余談ではありますが、師走は「先生が走る」と書きますが、この先生というのはお坊さんのことだそうです。日本古武術の整体の師匠より聞きました。鍼灸師をしておりますと「先生」なんて呼ばれることもありますが、自分が走り回っっていないのはこういうことが原因だったんだなと気づきました。
冗談です(笑)。この皆様がお忙しい時期でも時間の合間を見つけて疲れた身体を癒せるよう、少しでも施術の時間を確保するために、うちは決算時期をずらしているのです。

盛岡の寒さもいよいよ厳しくなってまいりました。冬というのは何かと身体のトラブルが起きやすい時期となっています。冷え性に悩まされる方、昔の傷が疼く方、関節が痛む方などいろいろな方がいらっしゃいますが、特に気をつけていただきたいのは「腰痛」です。
何故冬に腰痛に気をつけるのか?それは寒くなって全身の筋肉が過剰に緊張してその負担を身体の要、にくづき(月)にかなめ(要)と書く腰が一点に引き受けるからという物理的な原因ももちろんありますが、数千年の歴史を持つ東洋医学の中にも「冬は腰と腎臓が特に弱くなりやすい」という記述があるのです。
東洋医学には心身一如(しんしんいちにょ)という法則があります。身体のトラブルには必ず心の変化も関係している、「病は気から」という考え方の語源となったものです。最近ではこの言葉も精神論的な「気にしなければどうということはない」という意味合いで使われることが増え、鍼灸師としては心を痛めているところです。むしろどんなに小さな心の移ろいにも気を止めて身体を労わり、どんなに些細な身体の変化も心のために専門家に診ていただくことを強くおすすめします。いつでも専門家に診てもらえるよう、このAkariサロンも鍼灸、マッサージのサブスクリプションを始めたのですから。
兎も角、腰痛になる心、腎臓を病む心というのがあります。サロンでの施術の中で腰痛の予防などのお話をする時によくお話させていただいております。
施術で身体を労わり、このお話で日々の心のあり方からも腰痛の予防をしていただけるよう、そんなサロンへ、ぜひいらしてください。 どうぞお忙しい時期ではありますが、身体とお心をお大事に、ご自愛お過ごしください。